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気の迷い 「ちょっと奥さん!」
小・情・報 今回ご紹介するのは100円ショップで買えるアンプ内蔵機器2点です。
![]() 100円ショップ ECHO PLAZA で購入。かなり以前から並んでいますが、あまり売れていないようです。 自動車運転中に携帯電話を使用すると罰せられるようになり、簡単なイヤホンからハンズフリーシステムまで、様々な携帯電話グッズが販売されています。 その中の1つがこの『クリアボイス』です。 株式会社ビタクールジャパンのHPでは後継機の『クリアボイスDX』が1580円との表示もあります。 元々は100円商品ではなく、普通の値段での商品だったのが100円ショップ流通に流れてきた物のようですね。 なにしろこの内容で100円は普通は絶対に無理です。 ![]() ・クリアボイス本体(マイク+アンプ+スピーカー) ・中継マイク(マイク+ミニスピーカー) ・イヤホン イヤホン単体でも100円ショップで一個100円(税込105円)で売られている品です。 コンデンサマイクにアンプ回路、スピーカーまで付いて角度の変えられるシガープラグ一体型ボディ、おまけに青色LEDがついています。 ![]() アンプの中心となるのはSGS-THOMSON社の1WモノチャンネルアンプICTBA820Mです。 このIC1つでマイクレベルの極小さな電気信号をスピーカーを鳴らせるだけの大きさに増幅しています。 回路図は次の通りです。 ![]() そのまま携帯電話の音声増幅器として使用しても良いですし、TBA820Mは3〜12V電源で働くモノチャネルアンプICなので何か別の用途に転用するのも良いでしょう。 単に部品取り用にするにしても、これだけパーツが入って105円は超お買い得です。 100円商品として生産されている物では無いでしょうから、在庫が無くなれば終了だとおもいます。見かけたら買っておいて損は無いとおもいますよ。
※ 改造・アンプICの流用等はデータシートをご覧になってご自分で設計してください。
![]() 100円ショップシルクで購入。 パッケージには「ボリュームアンプ」と書かれているのに本体には「ボリュームあっぷ!!」と書かれていて(こちらのほうが目立っていて)どちらが本当の名前なのかわくわからなくなっています。 ![]() 部品数も少なく非常にシンプルな基板です。 これなら100円商品として納得です。 本体内にちょうど単4電池が一本ぶんくらいの空間が空いていますので、何か自作の回路を組み込んで別の用途に使うのもアリだと思います。 アンプICはSGS-THOMSON社の2チャンネルアンプICTDA2822Mです。[TDA2822MデータシートPDF] ![]() このICは元々2チャンネルのステレオアンプ用ですから、改造してステレオヘッドフォンアンプ等が簡単に作れますね。 また電源範囲も1.8〜15Vと広いので、電池駆動の低電圧回路での用途から比較的電圧に余裕のある回路まで様々な製品で利用できそうです。 12V電源で、パソコンのサウンドボード出力から小型スピーカーを鳴らすパソコン内蔵ステレオアンプ等も簡単に作れてしまいます。 基板を全く改造せずに、何か音声関係の機器の中に入れてしまって「アンプ基板」として使うだけでも、これが100円(税込105円)で手に入るのは安くて便利です。なにしろアンプ部を組み立てなくても良いのですから(^^; ※ 改造・アンプICの流用等はデータシートをご覧になってご自分で設計してください。 (C)「気の迷い」 Kansai-Event.com 本記事の無断転載・転用などはご遠慮下さい |
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