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「ちょっと奥さん!」
小・情・報


 今回は100円ショップで売られているちょっと太目のLEDライトの話題です。
 8/22に小型ランタンの新しい商品を追加しました。

■ 懐中電灯ハンディタイプ

ちょっと奥さん! 2009/8/5

 100円ショップオレンジ(サイト閉鎖)で写真の「懐中電灯ハンディタイプ」を購入しました。
 いつもの株式会社 グリーンオーナメント製。

 「なにやら不細工なLEDライトがあるぞ!」・・・が正直はじめて見た時の感想。
 太くて大きな筐体。そしてなにより水道管みたいなこのボティの色。決して高級とかカッコイイとかいう言葉が出てこない低品質そうな灰色のプラスチック。
 パッケージには黄色が写っているので、黄色いのも有るのでしょうか。黄色が良かったなぁ・・・。(灰色しか無かった)

 「携帯に便利な軽量コンパクト設計」というのはどこをどう見れば・・・。
 単一電池を2本使うような懐中電灯と比べれば確かに小型軽量ですね。ううむ。

 さて、テールキャップを開けて中から電池カートリッジを取り出すとなかなか凝ったつくりになっていました。
 普通は電池カートリッジの先端がプラス、後端がマイナス端子になっているのですが、このカートリッジはマイナス側からカートリッジ側面に沿って電極が前のほうに延びていて、先端側に2つのスプリングが付いていてヘッド内部の電極(導通が悪そうなハトメ…)に接触するようになっています。
 おかげでカートリッジは自由に差し込めるのではなく、ボディの内面に沿って付けられている「ミゾ」に方向をあわせて差し込まなければなりません。ちょっと面倒。

 確かに、ボディがプラスチックなのでテールキャップ内にスイッチを入れてボディ経由でマイナス側を戻してやることができないのでこんな面倒な形になっているのでしょう。

 肝心のLEDは砲弾型が1灯。
 一応ピカピカのリフレクタがありますから、砲弾LEDの正面向けの集光スポット以外にも横に漏れた光はリフレクタで前面に向けて反射され、砲弾1灯火の弱い光を余すことなく前面に放射してくれそうです。
 実際に照射してみると、スポット周辺部に2〜3重のリングが見えます。このリングはリフレクタによる反射光が当たっている部分ですね。

 ただ・・・やはり明るさは砲弾1灯そのもの。
 このライトに明るさを期待してはいけません。

 さて、色々とマイナスイメージな事ばかり書いてきましたが、この「懐中電灯ハンディタイプ」で特筆すべきは『使用電池が単三×3本』であるということ!

 カートリッジの形が似ているので一見すると「3LEDランチャーライト」のような単四電池使用のコンパクトライトのように見えますが、実は電池は単三を使っているのでカートリッジもライトのボディも凄く太いです。

 並べてみると、ほらこの通り!(笑)

 本体はプラスチック製で軽いのですが、中の単三電池を3本ぶんの重さでズッシリときます。

 ボディに掘られているミゾのおかげで握りやすさはかなり良いです。

 さて、光源が砲弾1灯という事でPanasonicのBF-158と並べての照射写真です。

 全体的な明るさで比べるとどっこいどっこい。

 BF-158のほうが大口径で集光率の高いリフレクタを使用しているためスポットへの集光が強く、「懐中電灯ハンディタイプ」のほうはスポットまわりの配光は砲弾LED本来の光学特性とあまり変らない感じです。

 BF-158と大きさを比べてみると・・・

 なんて軽量コンパクト設計なのでしょうか!

 単一電池を2本使用する、日本の伝統的な「懐中電灯」と比べるとこのLED式の懐中電灯は長さにして約半分、太さはヘッドがラッパ型に膨らんでいないのでスリムでシンプルです。

 しかも電池はご家庭によくある単三型ですから、あまり電池に困ることも無いでしょう。

 軽量コンパクト設計なこのライトは100円ショップでバカウケ(死語)間違い無しですね!
 ・・・但し、この水道管みたいなデザインが受け入れられればの話、ですが。

 最後に電流測定です。

 新品アルカリ乾電池で初期38mA
 満充電のVOLCANO NZ(1300mAh)で初期28mA

 アルカリ電池だとちょっとキケンな雰囲気の過電流ですが、じきに電圧も下がるので大丈夫なのでしょうか。
 よくある抵抗などでの電流制限無しライトではなく、LEDと直列に抵抗が入っているようですね。
 さすがに単三電池を電源にして、抵抗無しのダイレクト接続だとあっというまにLEDが焼ききれてしまうでしようから。

 パッケージには「連続点灯時間目安12時間」と書かれていますが、これはかなり控えめな表現?

 いつものホームセンター系ライトだと数時間で消えてしまうのに「実用点灯時間10時間」などと誇大な表現がされていますが、このライトの場合は逆でかなり控えめな表現のようです。
 よほど容量の少ないマンガン電池でも使わない限り、12時間で消えてしまうことは無いでしょう。(いや、まだ買ったばかりで実験はしていませんが…)

 せっかく電源が単三電池で容量面でもかなり余裕があるのですから、せめてLEDは3灯は欲しかったところ。(きっと3灯や9灯に改造する人が出て来るのでしょうね)
 多分サイズの問題でボディやなにやらの原価が高くなるぶん、LEDの個数は減らされて1個でせいいっぱいなのかもしれません。そのぶんランタイムは無茶苦茶長そうですから、特別明るさは要らないところで長期間使用したりするには良いかもしれません。


■ ミニチュアランタン

ちょっと奥さん! 2009/8/22

 100円ショップエコープラザに新しいランタン形のLEDランプ『ミニチュアランタン』が入荷していました。
 これも株式会社 グリーンオーナメント製。(No.13808)

 2月に同社の「ホルダーミニランタン」を購入しましたが、こちらはそれよりちょっと大きめでホームセンター等で見るライトメーカー製のミニチュアランタンと同等の大きさです。

 「ホルダーミニランタン」はICチップ内蔵で点滅モードがありましたが、こちらの『ミニチュアランタン』はボディを回転させるツイストスイッチ式でON/OFFしか選べません。

 点灯させてみるとこんな感じで、砲弾型白色LEDの正面(上)向きに出る光は内部の天井部分につけられている反射板(リフレクタ)でほぼ下方向に反射され、テーブル面を照らす光としてかなり強く出ています。
 砲弾一灯なりの明るさですので部屋やテントの中を明るく照らすことはできませんが、懐中電灯のような一定の方向だけを照らすランプではなく広くまわりを照らすので周囲の確認用としてはこのサイズでもそこそこ実用的で、真っ暗な中でなら足元やまわりに何があるか程度の確認用にはじゅうぶんに使えそうです。

 さてこのランタン、ボディが「ホルダーミニランタン」より大きいので電池はCR2016×2くらいだろうと思って底の電池蓋を外してみると・・・・

電池は CR1220 × 2枚 でした。

 CR20xxくらいがちょうど入りそうな直径に見えますが、電池が入る場所に4つの出っ張りがあり入る電池のサイズを制限しています。
 うーん・・・どこかで見たような・・・。(最近の流行ですか?)

 中の直径を計ってみたら19.7mmでしたので、出っ張りを削ればギリギリでCR20xxが入りそうです。
 中のマイナス側にはバネが付いていますので、CR2016×2枚でも接触は大丈夫そうです。

 夜の散歩の時に腰にぶら下げるにはちょっと大きくて重い感じがしますので、キーチェーン付きとはいえ体やカバンにぶら下げて使うよりは、部屋の中での何かの時用に枕もとに置いておくとか、キャンプなどでちょっと机の上で使ったりテントの中で寝る前にゴソゴソする時にあまり明るく無いランプが欲しい時用とか。100円という価格とプラスチック製ですがこのサイズにしては結構頑丈なつくりなので、電池を入れ替えて長期間使えるかもしれません。



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