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「ちょっと奥さん!」
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 今回はグリーンオーナメントのLEDランプ3種です。

■ タッチライトブロック

ちょっと奥さん! 2011/1/30

 100円ショップECHO PLAZAで写真の「タッチライトブロック」を購入。
 株式会社 グリーンオーナメント製でNo.31019です。

 砲弾型白色LEDが4つ並んた斬新なデザインです。

 電源は単四×3本。
 電池は裏蓋を止めているネジを2本外して入れる必要があります。

 裏蓋の中央には強力マグネットが付いていますので、金属の棚などにはペタッと貼り付けて使用できます。
 中はこんな感じで、抵抗は10Ωが付いています。

 消費電流は新品アルカリ電池で約125mA前後、LED一本には30mA強。LEDをすぐ壊してしまうような過電流は流していないようです。

 満充電のニッケル水素充電池で約90mA前後、LED一本には22mA強。ちょうど定格電流で点灯させている状態くらいですね。

 パッケージには「連続点灯約100時間」・・・・・さすが!


■ ルームLEDタッチライト

ちょっと奥さん! 2011/1/30

 100円ショップECHO PLAZAで写真の「ルームLEDタッチライト」を購入。
 株式会社 グリーンオーナメント製でNo.31014です。

 昔からある豆電球式のタッチライトと同じようなデザインですね。

 ただ、最近の100円ショップLED製品としては画期的なのは、ほかのLEDランプ製品がほとんどフードを透明にして中の白色LEDを見せて「ほら!LEDを使ってるよ!」という事を強調しているのですが、これは日本の和の心よろしく奥ゆかしく白色フードで中のLEDは直接見えないようにしています。

 ですので中にLEDがいくつ入っているのか?、どれくらいの明るさなのかは購入して実際に点灯(または分解)してみるまで全くわかりません。

 電源は単四×3本。裏蓋を少し回して開けると入れられます。
 そして点灯させてみると・・・・やはりこれも控えめな和の精神を極めたような、清清しい白色の光がポッと1つ光ります。
 まわりにギラギラと強烈な光を発するのではなく、自分の表面だけを照らしてそれでじゅうぶん・・・・それ以外は照らす必要もそういう機能も無いという風なさっぱりとしたこの光り方には感銘すら覚えます。

 ほかのタッチライト商品は部屋の中などで一応は物を探したり、足元を照らしたりと色々と使えるように出来ているのでしょうが、この「ルームLEDタッチライト」はそういう元来のタッチライトの用途を捨て去り、ナツメ球にも及ばないくらいのひっそりとした明るさで自分のすぐ前たけをぼーっと照らし出す、優雅なライトに仕上がっています。

 LEDは拡散タイプの白色LEDが一個だけ。
 抵抗は1.5Ωが付いています。

 消費電流は新品アルカリ電池で約75mA前後、LED一本にしてはちょっと流しすぎでしょうか。

 満充電のニッケル水素充電池で約50mA前後、やはり少しオーバードライブぎみですね。

 ランプ製品としての明るさは控えめですが、LEDに流している電流は控えめでは無いようです。
 ここに使われている拡散タイプの白色LEDが耐久性の高いものである事を祈ります。


■ ランチャー9

ちょっと奥さん! 2011/1/30

 ミック薬店でで写真の「ランチャー9」を105円で購入。
 株式会社 グリーンオーナメント製でNo.31010です。

 以前から売られていた「ランチャーライト」「NEWランチャーライト」の後継機でLEDが9灯になりました。

 100円ショップの白色LED使用ライトで9つもLEDが付いた商品はこれがはじめてですね。

 電源は単四×3本。
 以前と変わらず、電池を3本セットする電池カートリッジを使用します。
 スイッチはテールスイッチでリバースクリッキースイッチです。
 中を覗くと抵抗は入っていないようです

 基板の周囲にはボディとの接触を良くする為のスプリングがハンダづけされています。
 従来のランチャーライトは基板自体はハメ込みでしか固定されていないので、少しでも緩むとマイナス側パターンとボディが接触しなくなる不良を起こしていましたが、今回のランチャー9では改善されたようです。3LEDと9LEDでは流す電流も大きく違い、少しの抵抗値の増加でガクンと暗くなってしまいますからこのあたりに神経は使ったのでしょう。
 というか、・・・実は従来のランチャーライトとは別商品だったのです。
 この写真を見てください。
 同じ形(色・塗装は違います)のライトが並んでいますが、左が今回発売された「ランチャー9」。右は数年前からバラエティショップ等で500〜800円前後で売られている「9LEDライト」(特に決まった商品名が無い)の1つです。

 形・サイズ・基板のパターンなど、ランチヤー9は写真の従来品の9LEDライトのコピー商品または同じ製造元がそれを元に作った廉価版商品のようです。
 以前から売られている9LEDライトも基板周辺にスプリングが入っていて接触不良対策は施されていました。その部分まで全く同じようなコピーがされています。
 ランチャー9のほうはさすがにスプリングは短く貧相になっていますけど。

 以前3LEDタイプの筒型ライトからランチャーライトになった時もボディのアルミが軽くなってネジ切り等の加工もかなり品質の悪い物になっていましたが、今回のランチヤー9も同様に過去商品の9LEDライトよりボディは軽く加工もかなり粗悪なものになっています。
 まぁ、これは100円商品で売る為の努力だと思えば、実用上は点灯すればそれでいいのでその他の部分の粗悪感は仕方ないでしょう。

 さて、点灯すればそれでいいとはいえ、明るさは気になるでしょう。
 3LEDのNEWランチャーライトとランチヤー9の比較です。

 まぁ・・・LED数の違い相当の明るさでしょうか。
 砲弾多灯なので狭く集光した配光ではありませんが、屋内での使用やちょっとした散歩の際に道を照らすにはじゅうぶんな明るさです。

 消費電流は新品アルカリ電池で約760mA前後、LED一本には85mA前後。アルカリ電池だとじきに電圧も落ちて電流が少なくなるでしょうが、ちょっと流しすぎですね。

 満充電のニッケル水素充電池で約630mA前後、LED一本には70mA。こちらもかなり過電流なのでパワーの長持ちするニッケル水素充電池での使用ではかなり早くLEDを劣化させてしまいそうです。

 バラして基板部に抵抗を入れるか、以前に行ったようにカートリッジに抵抗を追加改造したものを使用したほうが良さそうですね。

 昔から売られているほうの9LEDライトも新品アルカリ電池を入れて連続点灯させるとじきにLEDか数個焼け切れてしまいますので元からそういう設計と言ってしまえばそれまでですが、ランチャー9なら一本たった105円なのでLEDがいくつか焼き切れてもあまりショックでは無いのでまだマシですね。500〜800円も出して買ったライトがすぐ壊れてしまったのでは残念ですが一本105円なら・・・。



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