■気の迷い メニューに戻る■
放電器の製作、各種電池の比較実験、ほか記事は↑↑↑




100円ショップデジタル温度計の
デジタル電圧計化、考察


* 記事を掲載 2008/11/11


 100円ショップで写真のような「デジタル温度計」が売られています。
(同じ形でデジタル時計もあります)
 100円ショップ「キャンドゥ」でデジタル温度計なるものを発見しました。ICとサーミスタと液晶がついてたったの100円です。これを電圧計に改造できたらと思って買ってみました。・・・
という投書が2008/7/22にTOPページにあり(現在は過去ログ行き)、その際には「抵抗に電圧をかけたら数値の大小が逆になる」など、投稿者様のほうではうまく改造できないご様子でした。

 最近所用で100円ショップ商品を大量に買い込んだ中にこの100円デジタル温度計もあり(多分購入したのはこれで5個目くらい?)、「電圧計改造ができるか?」について調べてみることにしました。


■ 中身は?

 裏のネジを外すと簡単に分解できます。

 基板には温度計の機能を司るICが載せられていますが、黒く樹脂モールドされた中なので直接は見えません。
 小さなチップ抵抗やチップコンデンサもいくつか付いています。
 基板上で目立つ部品は写真の黒く突き出した「サーミスタ」です。

 サーミスタは抵抗器の一種で、「温度により抵抗値が変わる」性質があります。
 電子回路でサーミスタの抵抗値を計ってやれば温度がわかるという非常に便利な部品です。
 ただ、0℃の時に0Ω、100℃の時には100Ωなど、抵抗値がそのまま温度を表すのではなく、数キロオーム程度の抵抗値がある程度の値の範囲で変化するものです。
 ですから、サーミスタで温度を測る場合はサーミスタの抵抗値を電気的に何らかの変換をする回路を作り、またそこから得られた情報をメーターやデジタル表示する装置に表示する回路も必要になってきます。

# なみに、サーミスタを外してケーブルで外部に延長すると離れた所の温度を計れます。あまり長いとケーブルの抵抗で温度に誤差が出ますが1〜2m程度なら大丈夫です。

 この温度計のように回路の心臓部はデジタルICで作られているような場合、デジタル回路はアナログの抵抗や電圧の変化を直接扱えませんから、「A/D変換」をしてサーミスタの抵抗値をデジタル数値に置き換える装置を作っているのが一般的です。

 右の回路図(模式図)のような接続の回路を作ります。
 コンデンサCはサーミスタTHを通して電源電圧から充電されます。
 コンデンサCの電圧はICの中のコンパレータCOMPで監視されていて、設定されている基準電圧に達するとコンパレータの出力が切り替わってその後の論理回路(デジタル回路)に伝えると共に、放電用トランジスタをONにして一瞬でコンデンサCに溜まった電荷を放電してしまいます。
 コンデンサCが放電すると電圧は下がりますから、コンパレータCOMPの出力は元の状態に戻りトランジスタはOFFになります。
 トランジスタがOFFになるとまたコンデンサCには充電が始まるので、この周期を繰り返します。この繰り返しをする様子は発振動作になります。

 これは「積分型」のA/Dコンバータ回路と言います。

 コンデンサCの電圧は右のグラフのようになります。

 サーミスタTHの抵抗値が低い(少ない)場合は電流がたくさん流れるので充電は早くなり、短時間で基準電圧に達します。
 基準電圧に達するまでの時間はT1となり、このT1時間を中のデジタル回路で計ってやればサーミスタの抵抗値がわかるしくみです。

 サーミスタTHの抵抗値が高い(大きい)場合は電流が少ししか流れませんので充電は遅くなり、長い時間をかけて基準電圧に達します。
 グラフ中ではT2の時間となり、T1よりも時間がかかっていますね。

 このようにコンデンサの充電時間を調べてデジタル回路で温度を知るようになっているはずです。

 コンデンサCの電圧をオシロスコープで観測してみると、まさにその通りの回路になっている様子が見て取れます。
 0Vと電池の電圧の1.5Vの間をフルには使っていないようで、約0.6〜1.0Vの間でスイングしています。

 さて、実際のデジタル温度計基板では上記の基本的な積分型A/Dコンバータ回路以外に1つ抵抗Rが付いていてICの中に繋がっていますが、これは何らかのフィードバックをかけているのでしょうが詳細はわかりません。特に今回の目的ではこれは何に使われていてもよいので深くは追求しないでおきます。

 それ以外に、サーミスタTHは直接電源の+には繋がっていなく、約1.1秒に数十ミリ秒の間だけ電圧が出る端子につながれています。
 これは常に発振動作をさせて温度を測っているのではなく、約1.1秒に一回少しの間だけ通電することで消費電力を極めて少なくする為の回路でしょう。
 小さなLR44電池でも数ヶ月以上は動作し続ける必要がありますから、少しでも消費電力は少なくするようにしなければなりません。

 さて、電子回路の方式や動作が確認できましたので、すぐに改造に進みたくなりますが、この中のICの動作範囲を先に調べておきましょう。
 サーミスタの抵抗値はどれくらいの数値の範囲を取るのか、この温度計回路は何度から何度の間を表示できるのか?、もちろんその範囲は電圧計として使う際に必要な情報になります。

表示 抵抗値 表示 抵抗値 表示 抵抗値
49.6 3.83 K 15 14.90 K -20 76.1 K
45 4.53 K 10 18.43 K -25 98.3 K
40 5.46 K 5 22.97 K -30 131.2 K
35 6.64 K 0 28.79 K -35 171.6 K
30 8.11 K -5 36.1 K -40 224.1 K
25 9.90 K -10 45.9 K -45 312.6 K
20 12.11 K -15 59.4 K -49.6 429.0 K

 この表から「-49.6℃〜49.6℃」が表示可能範囲のようです。
 範囲外では「−−−」表示となります。

 抵抗値と温度表示はリニアな対応では無いですね。

 パッケージには「測定範囲 -20℃〜40℃ / 精度±2℃」と書かれていますので、マイナス側の下のほうでは抵抗値の変化量が大きすぎて精度が出ないようです。
(それ以前にこの温度計は「室内用」だから、-40℃なんて室内に置いたら液晶が凍ってしまう…)

 ちなみに、摂氏表示[C]ではなく華氏表示[F]にすると表示する数値も変わるので実用的にならないか?と思いましたが、過去の情報で「基板上のCの形のスイッチパターンを接触すると華氏表示[F]に切り替わる。」との事でしたが、今回購入した温度計はいくら端子を接触させても華氏表示には変わりませんでした。
 中のICの設定を変えて摂氏以外は表示させないバージョンに変わっているようです。
 確かに「購入したら華氏表示だった、使えないので返品!」なんて話も聞きますし、故障と思われる返品が多かったのでしょうか。


 これでだいたいこのデジタル温度計の回路や方式は見えてきましたので、「どうすれば電圧計になるのか?」を考えることができます。


■ 電圧計化、改造計画

 サーミスタの抵抗値の変化でコンデンサへの充電電流を変えている回路ですから、サーミスタのかわりに「何か充電電流を変えられる回路」を繋いでやれば、液晶パネルの数字を変える事ができるはずです。

 入力電圧に比例して電流が流れるようにするには抵抗を使うだけで済みます。

 最も単純な回路は、右図のように何らかの電源から電流を制限する抵抗を通して充電電流を流してやれば良いことになります。
 適当に電池や半固定抵抗を繋いでテストをすると、思惑通りに液晶パネルに表示される温度が「電流が大きい時に温度が高く」「電流が小さい時に温度が小さく」表示されます。

 しかし、この回路では入力電圧(充電電流)が0の場合に液晶パネルの温度が0℃を表示するわけではありません。
 範囲外の「−−−」を表示するだけで、電圧が無い事を表す「0.0」表示にはならないのでそのまま電圧を表している事にはならないのです。

 ということは・・・

(1) 入力電圧が0Vの時に液晶パネルは0℃と表示する「仕掛け」が必要
(2) その状態から入力電圧に比例した数値を表示する入力回路が必要


 という2つの必要条件を満たした回路を設計しなければなりません。

 なんだか「電圧を足したり引いたり倍率を変えたりする回路」っぽい物が必要そうなので、「これはOPアンプによる電圧演算回路が必要!?」とも思いましたが、ここではそんな別電源が必要になりそうな物は使わずに、単純に抵抗等の組み合わせだけで「できるだけ安く」「誰でもカンタンに製作できる改造方法」を実現できないかを考えてみましょう。


● 単純な電流入力回路を考える

 そこでまず考えたのは右図の回路です。

 まず「0Vを表示する」には抵抗R1と半固定抵抗VR1を使った「バイアス回路」から常に一定の充電電流を流してやり、その電流量を「表示が0になる」ようにVR1を調節します。

 入力に何も電圧源を繋いでいない時に正しく0V表示になれば、次は入力端子に計りたい電圧を入力し、VR2を回して液晶パネルの表示が正しくその電圧値を表示するよう調節するだけです。
 抵抗R2と半固定抵抗VR2を通った電流は、R2VR1を通ったバイアス電流と合わさって合計された電流でコンデンサを充電することになり、0Vから上の数値を示せます。

 入力にダイオードが入っていますが、これが無いと「入力に何も繋がっていない時」と「入力に電圧源が繋がっていて、その電圧が0V近くでバイアス電流がそちらに流出してしまう場合」で表示電圧に違いが出るために、バイアス電流が入力回路に流出しないように入れています。
 ですので入力電圧が低いとあまり精度は良くありません。(他の理由でも…)
 ある程度は電圧がある入力でないと、乾電池一本程度の電圧を計ろうとする用途には不向きです。

 R1のバイアス用電源も本当は1.1秒に一度出力されているICの充電用電源端子から取る予定でしたが、そこから取ると測定誤差が大きくなる事がわかったので温度計の電池の+側から取るようにしています。

 さて、この改造電圧計の表示誤差はどのくらいなのでしょうか?
 誤差が大きいと使い物になりませんよね。

 投稿者様の「バッテリーの電圧を表示したい」という理由を基準に今回は12Vの入力の時にピッタリ12.0℃と表示するように調節して調べました。

12Vを基準に設定した場合の各入力時の表示
入力電圧 表示 入力電圧 表示 入力電圧 表示
16 V 14.2 ℃ 10 V 10.8 ℃ 4 V 5.0 ℃
15 V 13.6 ℃ 9 V 10.0 ℃ 3 V 3.6 ℃
14 V 13.2 ℃ 8 V 9.2 ℃ 2 V 1.8 ℃
13 V 12.8 ℃ 7 V 8.6 ℃ 1 V 0.2 ℃
12 V 12.0 ℃ 6 V 7.6 ℃ 0 V 0 ℃
11 V 11.4 ℃ 5 V 6.4 ℃    

 さてどうでしょうか。
 誤差0に調節した12Vより「上の電圧では正しい電圧より少し低い電圧を示す」「下の電圧では正しい電圧より少し高い電圧を示す」性質があります。

 これは元々サーミスタの温度−抵抗値特性にあわせた回路である事に起因する誤差で、今回の回路のように抵抗だけで入力電流を制限したリニアな電流値の変化とは違うのであたりまえですね。
 この誤差を補正するのは簡単な回路だけでは無理ですので、今回はこの程度の誤差は許容範囲内という事にします。
 投稿者様の「実は、ある電圧の近辺だけほぼ正しく表示してくれれば良い」というご希望の範囲内ではないかと。

 これで完成・・・・といきたいところですが、実はこの回路で実験をしていると「時々温度計がフリーズする」という症状が出ました。
 12Vを入力しているのに一瞬33.0℃など全然違う表示をする時があり、その前後にフリーズして動かなくなる事があるのです。

 入力電圧から直接コンデンサに充電しているのが悪いのでしょうか。電流値はじゅうぶんに絞っているので問題は無いはずですが、原因不明のフリーズはいただけません。
 もしかしたら、1.1秒周期の「休止期間」にコンデンサはディスチャージされていなくて、その間ずっと微弱電流で充電され続けて電源の1.5Vを超える電圧になっているのかもしれません。(いや、そこまで詳しく原因は調べませんでした。次に続くので…)
 原因がただそれだけでしたら、入力電圧を分圧してから電流制限をかけるだけで回避できそうですね。

 そこで、もう少し別の回路で同じような動作をするよう考え直します。


● ハイブリッド回路で電圧(電流)合成をする

 精密な抵抗値を測ったりする回路の1つに「ブリッジ回路」というものがあります。
 右図のような接続をしてA点とB点の電位(電圧)が等しい場合には各抵抗値の比率はR1:R2 = R3:R4となる式が成立するという理屈を利用して様々な用途で使用されるものです。
 回路の平衡が成り立っていれば、A点とB点の電位が等しいのでABの間(電流計を置いているところ)には電流が流れません。
 と言う事は、AB間に何か電気回路を入れてもそこには電流は流れず、影響は及ぼさないという事です。

 余談ですが、学校で電子回路の勉強をされた方なら、電流計のところを抵抗に置き換えて、4本の抵抗値を不平衡になるような値にしてブリッジ全体に流れる電流の計算を「キルヒホッフの法則」を使って解け、なんて問題をテストに出されて頭を悩ませた経験があるでしよう(^^;

 その原理を拡張した考えの「ハイブリッド回路」というものがあります。
 右図の「送信回路」と「受信回路」は抵抗のブリッジ回路の各頂点に接続されていて、そのうち一本の抵抗から外部への配線EFが出ています。
 実はこれ電話機の最も根幹になる技術で、2本の電話線EFに送信(送話)信号と受信(受話)信号の両方の音声信号が流れているのに、受信回路(受話器)からは相手から受けた音声信号のみが聞こえて、自分の送信(送話)信号は聞こえなくする回路なのです。
 平衡が成り立っているブリッジ回路の一対角に対して電流を流しても90度ずれた対角点の電位は同じでそこには電流は流れないという原理を使って、2つの対角に送信と受信の回路を接続しお互いが干渉しないようになっています。
 そして対角では無いEFの位置には「送信」「受信」いずれの回路からも影響を受ける、または影響を及ぼす事のできる端子が引き出されているわけです。

 本物の電話では自分の喋っている声が受話器から聞こえないと不安になるので、自分の声も少しだけ受話器から聞こえるようになっているのでこんなしくみの回路が入っているとは気付きませんが、実際には(トランスなど一部部品は違いますが)このような原理の回路で2線式の同時相互交信回路が成り立っています。

 そしてこれらの電気回路の原理を応用して作ったのが次の回路です。
 0Vを設定するバイアス電流はICの充電出力からR3R4を通る経路を使用し、R4の両端電圧を取り出します。

 入力電圧はまずVR2で分圧して更にR5で電流制限をかけてからブリッジに通し、R4R2経路を使用し、R4の両端電圧を取り出します。

 つまりバイアス電流と入力電圧に応じた電流はR4の所で合成され、そこで発生するR4の両端電圧を利用してコンデンサを充電するしくみです。

 この回路では逆流防止用のダイオードはありませんからダイオードの順方向電圧ぶんの電圧のズレはありません。完全に0Vからの電圧加算ができます。
 また今回はテストしていませんが、この回路方式ではマイナス電圧の入力で減算もできますので、単一電源回路で「バイアス値−入力電圧」という計算の電圧も計ることができ、(デジタル回路での表示処理は必要ですが)マイナス表示ができる電圧計などにも応用できます。
 この温度計ではマイナス表示もできますから、うまく使えばいろいろと面白い表示もできそうですね。ただ基準とする電圧から離れた電圧だとこの温度計回路では誤差も大きく実用的ではないかもしれません。

 さてそれではこの回路を使用した電圧計の誤差の確認です。
 先ほどと同じく12Vでピッタリの表示になるように調整してテストを行いました。

12Vを基準に設定した場合の各入力時の表示
入力電圧 表示 入力電圧 表示 入力電圧 表示
16 V 14.6 ℃ 10 V 10.6 ℃ 4 V 5.2 ℃
15 V 13.8 ℃ 9 V 9.8 ℃ 3 V 4.2 ℃
14 V 13.2 ℃ 8 V 8.8 ℃ 2 V 3.2 ℃
13 V 12.6 ℃ 7 V 8.0 ℃ 1 V 1.8 ℃
12 V 12.0 ℃ 6 V 7.2 ℃ 0 V 0 ℃
11 V 11.2 ℃ 5 V 6.2 ℃    

 ・・・先ほどの電流制限抵抗だけの回路と、誤差の程度はほとんど変わりませんでした。
 やはりサーミスタ温度計用の設計の表示回路にリニアな電圧を入れているのには変わりありませんから・・・

 この回路の場合も投稿者様の「実は、ある電圧の近辺だけほぼ正しく表示してくれれば良い」というご希望の範囲内ではないかと。

 この回路の場合はVR2を正常な値の位置にしている限り、IC回路には限界以上の高い電圧は絶対にかかりませんから、異常動作(フリーズ)などは起こしません。

 ただ、この回路の欠点として「測定GNDと電源GNDを共通にできない」というものがあります。
 測定用の入力電圧のGNDはブリッジ回路の途中に接続していますから、もしそこを回路の電源GNDと接続してしまうとR2をショートしてしまう事になり、ブリッジの平衡が保たれなくなります。

 デジタル温度計部分をこのままLR44電池(または単三電池などに代える)で使用して被測定側の12Vバッテリー等とは分離したままなら良いのですが、欲を出して「この電圧計の電源を同じ12Vバッテリーから取りたい!」等という事を言い始めるとこの回路は使用できなくなります。
 そうしたい場合は今回のように抵抗だけで済ます簡易な回路ではなく、OPアンプを使った電圧合成回路などを作らないといけないですね。(今回の趣旨から離れてしまうので作りません)

 基板上の各ラインを引き出すポイントは以下の通りです。
※ 先の抵抗だけで電流制限する回路では「充電」端子は使いません。
※ ハイブリッド回路方式では「電池+」端子は使いません。

● 電源電圧と表示について

 このデジタル液晶温度計では、サーミスタの抵抗値の測定は電源電圧が変わっても影響が無いようになっています。
 電源電圧が下がるとサーミスタに流れる電流も少なくなりますが、コンデンサの電圧を判断する回路の基準電圧も電源電圧の低下に従って下がる電源分圧式になっていると考えられ、電源電圧の変化は充電・判定の両方の回路におなじ比率で影響します。結果的に測定される温度の値は同じになるわけです。

 しかし、電圧計にした場合は電源電圧を元に作っているバイアス電流は電源電圧の減少にあわせて少なくなりますが、外部からの電流は入力電圧にあわせて一定と、電源電圧が下がれば下がるほど誤差が発生してしまいます。

 電池で動かす場合は電池の消耗に気をつけましょう。


■ さいごに

 100円のデジタル温度計に、抵抗数本と半固定抵抗2個を追加するだけで、トランジスタやIC等の複雑な回路を使わなくてもカンタンに温度計を電圧計に変えることができました。

 ただどうしても元の設計が「非リニア」なので、電流値のようなリニアな入力を入れても表示する数値に誤差が含まれた表示になってしまいます。
 これは簡単な回路では取り除くことができませんので、正確な電圧を計りたい方は市販の電圧計を購入されたほうが良いでしよう。この100円温度計にわざわざ大規模な補正回路まで組み込んで、ほぼ正確な電圧計を作るよりよっぽど実用的です。

 12Vの自動車のバッテリーと接続して、長期駐車していて「12Vより(だいたい10V程度まで)下がっていたらバッテリーが弱っているな」みたいな「様子を見る」ような用途では使えます。
 太陽光発電パネルと繋いだバッテリーの電圧監視くらいならこれくらい誤差があっても有効ですね。(あくまで誤差ありと認識して使用するなら)

 本当に「基準として誤差0に調節した電圧より上か下かを確認する程度」であれば、105円の温度計に100〜200円程度の電子部品の追加でデジタル表示の電圧計が手に入るのは安いものです。


【ご注意】

 100円ショップの「デジタル温度計」といっても、製造時期・ロットなどにより今回使用した製品と回路・仕様が違うものが販売されている可能性があります。
(今回の物も以前話題に出た物と少し違いました)

 改造される場合は本記事のとおりの抵抗値では動作しない事も考えられます。
 その場合はお手元の製品にあわせて各抵抗値などを変更してください。
 「動きませんでした。何オームにしたら良いですか?」等のご質問はご遠慮ください。
 手元に同じ商品が無いと抵抗値などを計算したりテストしてお答えてする事はできません。
 改造は皆様各自の自己責任で行ってください。本記事では今回テストした内容について記載していますが、それが全ての市販製品で動作する事は保証いたしかねます。



「迷い箱」は各ページの記事用と、項目別の総合投書ページがあります。
このページの記事内容に関するご意見・ご質問、談話等はこのページに、
このページに直接関係の無い話題は↓の各項目別に投書してください。
回路・デンキ・改造 電池・バッテリー・充電器
ライト・ランプ・LED 一般「迷い箱」過去ログ

【投稿受付終了】
 本ページ(この記事専用)の『迷い箱』(投稿コーナー)の受付は終了しました。
 現在は過去の投稿の閲覧のみ可能です。

今晩は、いつも興味深く拝見しています。
こちら様のデジタル温度計を電圧計に改造、という記事からヒントをいただき、私も作ってみました。

最終的な回路は気の迷い様のとはかなり変わってしまいましたが、こちらのブログで記事にしました。よろしければご覧下さい。
http://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-66.html

まだブレッドボードの段階で最終的な製作はこれからです。こうすればもっと簡単だよ、とかアドバイス頂ければ嬉しいです。
ラジオペンチ 様
お返事  サーミスタのかわりにCdsを使ったフォトカプラ案は当初考えましたが、フォトカプラの完成製品は昔はよく見たのですが最近は全然見かけなかったので、製作記事としてはここを見て作られる方の再現性を考えるとフォトカプラ部までの自作は妥当では無いとして排除していたプランでした。
 秋月になら売っているのですか・・・。
 近所に秋月が無いのでそれは盲点でした。

 電圧によってフォトカプラのCdsの抵抗値もうまく温度計の必要範囲内に収まっているようですし、よく出来た回路だと思います。
 10℃以下の表示が・・・というのは仕方ないですね。液晶の裏に紙を貼って1とか書き足しているのはこの透過型液晶の利点をうまく使っていて面白いです。

 「もっと簡単」になるかどうか、こちらでは実験していないので精度などは不明ですが、車のバッテリー電圧を必要な「10〜15V」の範囲だけメーター表示するという手法の1つとして、昔からあるのが「ツェナーダイオードを使う」という方法です。
 電圧計に直列に10Vのツェナーダイオードを入れて元の電圧から10Vを引いた電圧でメーターを振らせる方法です。
 もちろん電圧計は5Vのものを使用して、0〜5Vを10〜15Vと読み替えます。
 ツェナーダイオードの特性で微妙な誤差は生まれますが、メーターで見る程度であればそこまで厳密に電圧値を読む用途では無いのでだいたい実用範囲内です。

 このデジタル温度計を電圧計にする回路でも入力にツェナーダイオードを入れるだけで10Vを引いた電圧で表示することも可能です。(トランジスタなどの部品はいっさい不要です)
 本文中の表で0〜5Vの時の電圧表示を載せていますが、あれは12Vを基準に調節したときの例ですので、入力電圧0〜5Vで中心の2Vあたりで正確な数値を表示するように調節すれば実用上は使える範囲くらいの表示になるのではないでしょうか。
お返事 2010/3/30
投稿
4/10
いつも興味深い記事、ありがとうございます。
キャンドゥのデジタル温度計を改造する件、私も遅まきながら始めてみましたが、その過程で、測定間隔を最短で2秒程度にする、華氏表示にする、℃表示を消す方法が判りました。詳しくはこちらで記事にしました。
http://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-69.html
記事にした温度計は気の迷い様のコメントでは最古の物のようですが、最近また復活してきたのかも知れません。もしそうなら改造の素材としておいしいと思います。
購入した店は京王稲城駅のキャンドゥですが、2個あったので買占めw、その後別の日に行ったら10個以上店頭にあったので3個買っちゃいました。
ラジオペンチ 様
 
 はじめまして山本と申します。
 趣味で釣りをするのですが先日電動リールのバッテリーが上がり手巻きで大変な思いをしたのですが是非電圧計をと思ってた所「100円ショップデジタル温度計のデジタル電圧計化」を拝見しまして是非作りたいのですが何分素人で簡単な作り方などありましたら参考にさせてもらえないでしょうか?宜しくお願いします。
 何回か挑戦はしてみたんですが!!
 で何点か質問なんですがVR2とR5の繋ぎ方がよくわかりません半固定抵抗の裏から見たら端子が3つで右から2番目の端子でしょうか?それとコンデンサーはどの程度でしょうか?またそこなある?マークはどうすればいいのでしょうか?長々すいません忙しいと思いますが返答よろしくお願いします。
山本 様
お返事  多分、それで半固定抵抗VR2とR5の繋ぎ方は間違ってはいないでしょう。

 コンデンサCやその横の定数を書いていないRは、記事中で記していますように基板に元から付いているCRですから、あなたは何もする必要はありません。

 ・・・そういう所を読み取れないのは初心者の方なら仕方ありませんので、別に恥じる必要はありません。
 色々な部品の使い方などは各製作記事で図や写真入りで紹介しているものもありますし、「回路・デンキ・改造」で質問に御答えしているものもあります。

 できれば、[こちら]を必ずお読みください。
お返事 2009/6/1
投稿  貴重な時間ご返答有り難うございます。
 VR1とCOMP/DISCを直接繋ぎましたが上手くいきません。
 抵抗(R2とR4)のマイナスを測定側のマイナスに繋いだんですが間違いでしょうか?

 レベルの低い話しで申し訳ありませんでした。
 どうしても作成したく恥を覚悟で質問しました有り難うございました完成目指したいと思います。
山本 様
お返事  回路図通りに繋がないとうまくゆくはずがありません。VR1を無くすとかは論外です。

 抵抗が数本と半固定抵抗が2個という、特に部品に極性があるわけでもない簡単な回路ですから、回路図通りに組み立ててくだされば動作します。
 書籍などを参考に、電子回路の組み立て方を少し調べて組み立ててください。
お返事 2009/6/2
 
 ごぶさたしています、この記事を見て早速近所の100円ショップに問題の温度計を買いに行きました。目的はメダカのための水温計にしようと。たいへんありがたい情報ありがとうございました。

 エポッキシ系の接着剤が手持ちになかったのでビニール袋に入れてシールして使っています、これだけでもなかなかいいですね。
fuku 様
お返事  水槽の温度計ですね。
 サーミスタを外して延長して、防水して水中に入れれば簡単にデジタル水温計のできあがり!

 デジタル水温計は普通に買うとそこそこの値段がしますが、これなら105円+ケーブル代+防水剤代で済みますからお安くていいですね。
 後は接着剤や、ホットボンド(グルー)等でサーミスタの足を絶縁(防水)できればカンペキですね。
お返事 2009/1/22
 
 はじめまして。かなり前から拝見しているのですが、投稿は初めてになります。すばらしい研究活動の公表を感謝しています。

 多点温度データーロガーが欲しくて、なんとか安く作れないものかと探していたところ、この温度計を見つけてサーミスタを外部に引き出して使っています。データーロガーはインターバル機能つきのデジカメです(汗)。

 サーミスタは抵抗値の変化がkΩオーダーなので、10mほど延長しても測定値にあまり影響が出ず重宝しているのですが、もともとの表示誤差が解消できず、固体ごとに補正しながら読み取っています。

 なんとか簡単に補正できないかなぁと思っているのですが、難しいですかね。
ntec 様
お返事  個体によって結構バラつきがありますね。
 うちの場合は最も激しく違う物で最大3℃程度の誤差がありました。

 A/D変換用のチャージ回路自体は非常にシンプルですので、サーミスタの抵抗値を補正するか、コンデンサの容量を調整するかで微調整はできますが、元々サーミスタの抵抗値変化がリニアではありませんので、値を変えるとサーミスタの特性カーブにあわせて表示値の変化を設定している中のプログラムから値が外れてゆく可能性が高いですね。

 コンデンサの容量を可変するのにバリコンを付けるのはあまりうまくゆかないと思いますので、やはりサーミスタに直列・並列に必要に応じて可変抵抗を付けて微調整する程度しか、簡単に手を加える方法としては考えられません。
 「特に指定の温度での表示誤差を0にして、そこから離れると誤差が大きくなってゆく」という電圧計化改造の時と同じような誤差の性質を持つのでいいのでしたら、可変抵抗をつけ加えて微調整するのが安くて手っ取り早いと思いますよ。
お返事 2009/1/20
投稿  早々のご返事ありがとうございます。
 サーミスタに加わるチャージ電圧調整用抵抗が外部に出ていれば調整可能かな?と、後から他の紹介記事を見ながら考えていたのですが、難しそうですね。

 できるだけ同じ生産ロットになるよう、一度に大量に注文してセレクトするのが簡単なんでしょうけど、そんなに大量にいらないしなぁ…。いっそ、売るか?!(笑)
ntec 様
お返事  一度に大量注文して、中から揃った物を選ぶと、本当に100円商品の安さの意味が無くなりそうな・・・
 いや、100円商品だからこそ、安価に大量購入できるのか!?(笑)

 3℃ズレていた商品は、同じ店で棚にあった物を同時に4個購入した中の1つで、4つともそれぞれに誤差があってどれ1つとして同じ表示ではありませんでしたが、3℃もずれていたのは一個だけです。
 同一ロットを購入してもこのありさまですから・・・・無改造で性能を揃えるには、やはり数十個購入して揃っているのを数個だけ使うしか無いですね。
お返事 2009/1/21
 
 はじめまして。この手の温度計を車で使いたくて、情報収集してます。
 そこで、この温度計の消費電力、消費電流をご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?
 どうぞ宜しくお願い致します。
ikikko 様
お返事  電流は(電流計を繋いでの測定で)非温度測定サイクルで3〜5μA、温度測定サイクルで15〜25μAです。
 平均すると5〜6μA、消費電力でも10μW未満です。

 微小電流を測定する為の電流計を繋がなかった場合はもう少し電流は多いと思われますが、せいぜい数十μW程度の電力くらいしか消費していないはずです。でないと電池が何ヶ月も持ちません。

 ボタン電池で数ヶ月〜1年程度(もっと?)動作する液晶時計・腕時計等もたいていはこの程度か以下です。
お返事 2008/12/10
投稿
12/10
 管理者様、早速のお返事本当にありがとうございます。
 とても参考になりました。
 これからも面白作品期待しています。
 これからもどうぞ宜しくお願い致します。
 ありがとうございました。
ikikko 様
 
 面白いアイデアですね。
 近所の100円ショップで見かけたので大量に買ってきます!
 ところで『℃』の表示は消すことは可能なのでしょうか?
 華氏表示するバージョンなら簡単にできそうですが・・・
海坊主 様
お返事  他のお客さんのぶんも残しておいてあげてくださいね。
 ネットで紹介すると、直後にお店の棚からごっそり無くなっている事があるので・・・

 ℃の表示を消す方法ですが、液晶パネルとその制御方法は旧型も新型も変わりはありません。
 液晶の各セグメントはマトリックス方式で接続されていて、ICからダイナミックドライブされています。
 うまく「℃」の表示部だけに繋がっているコモン端子があればそこを切るだけで消せますが、他の桁とも共通になっていたりすると配線を切ると他の桁(やどれかのセグメント)も消えてしまいます。

 目が悪くなって液晶パネルの「透明」パターンを直接見ることができませんので、ぜひ海坊主様のほうでお確かめください。

 ICと液晶を繋ぐ基板上のパターンを端から一本ずつカットして調べられるのもよいですね。
お返事 2008/11/20
投稿  他のお客さんの分はちゃんと残して買って来ました。
(華氏表示の出来ない新型でした)
 ついでに小型の懐中電灯とプッシュライトもLED化をしようと買ってきました(笑

 さて液晶の『℃』表示ですが早速分解してみましたが私も老眼が進んで細かいパターンが見難く難儀しています。

 どこかに仕舞い込んだ偏光サングラスを探し出してルーペで拡大しどこに繋がっているか見切りたいと思います。
 判別できましたらまた報告に参ります。
海坊主 様
お返事  もし改造可能でしたらぜひお教えください。
 他の方にも有用な情報となるでしょう。
お返事 2008/11/20
 
 100円デジタル電圧計盛り上がってますねー。(笑)

 私も買ってしまいました。電圧計に改造したいと基板を眺めています。さて、私の買ったモノはヒロ様と同様一番古いもののようで、この基板はボタンが二つつくような電極部分をショートすると華氏表示に変わることが確認できました。
 おかげで、摂氏と華氏の関係についてもだいぶしらべました(笑)。摂氏100度分を華氏だと180分割するので、せまい範囲の変化を計ればよいので精度が高いかもと思っています。
oga 様
お返事  そうなんです。
 華氏表示ができると電圧の表示範囲で摂氏表示より適した範囲もあって、そう使えないかと思ったのですが新型基板では華氏表示ができないようなので・・・

 まだ新・旧両方が混ざって売られているようですので、華氏表示ができるほうを入手された方は華氏表示でも遊んでくださいませ。
お返事 2008/11/18
 
 さすがですね。私は「無理だ」ってあきらめてました。

 データをexcelに入力し、データの差分を見たりグラフ化して確認してみました。(ご確認されているとは思いますが。)

 抵抗対表示の関係ですが、抵抗を横軸,表示を縦軸にし、横軸を対数にしてみましたら、直線に近いグラフになりました。
 これをどう回路に反映させるかは別としても、この特性、非常に興味深いです。何かに生かせないかな?

 ハイブリッド回路による改造回路の特性ですが、3〜6Vあたりでの1V辺りの表示の変化がちょうど「1」のようなので、この辺の電圧で使用する分には結構いい精度が得られそうです。

 それから「華氏表示」、最近の商品は切換えならないのですね。
jr7cwk 様
お返事  測った数値からグラフにまではしていませんが、サーミスタの抵抗値の数値は電子回路ではよくある対数関係のような変化が見られました。
 電子回路の設計をされている方であれば、一覧表にした数値をザッと眺めただけで「ああなるほど」や「ふむふむ」と思われたと思います。

 電圧計にした場合の入力電圧(充電電流)と表示の関係では(回路方式の通り)積分関数的な数値の対応(カーブ)が見られますね。
 誤差0に設定した点より上(グラフにすると右側)は実際の電圧より低く表示し、下(グラフ左側)は実際の電圧より高く表示します。

 「3〜6Vあたりでの1V辺りの表示の変化がちょうど「1」」と仰っているのは、右のグラフで青線傾きが1の範囲のことだと思います。
 入力電圧をリニアに表示する赤線傾きは1ですから、それと同じ傾きになる区間は変化量の精度は高く見えますが、表示する数値が実際の値とかけはなれているので数値を確認するには向いていませんね。

 jr7cwk様の投稿を読まれて、単純に「この温度計は3〜6Vあたりが精度が良い」と勘違いして、たとえば5Vのところで表示誤差0に調節すると、このグラフの青線赤線の交点を5Vのところに変更しただけになり、その誤差0点の右側と左側でそれぞれ誤差が発生することになってしまいます。

 そこで、「特定の電圧の前後だけ、特に精度を上げる」方法としては1つ下のヒロ様の投稿にある方法で、バイアスを下げるそのバイアス状態で基準点での誤差を0に調節することで、基準点前後のある程度の範囲での表示精度を上げることができます。

 右のグラフはバイアスをマイナス方向にずっとずらして、12Vでの表示を誤差0に調節した状態の模式図です。

 12Vから±3V程度の範囲では誤差が非常に少なく(実際の電圧より少し低く表示する)、自動車用バッテリーの電圧監視には適した特性に調節できるでしよう。
 ただしご覧の通り12Vから4〜5Vも離れると誤差が非常に大きくなりますから、そのあたりの電圧は正しくは読み取れません。

 また、入力電圧を0Vにすると、表示はマイナスのすごい数値を表示しますので、慣れないと少し気持ち悪いかもしれませんね(^^;
お返事 2008/11/18
 
 記事を見て、早速買ってきました。
 基盤がVer1.2になり、時計と同じ基盤になったようです。
 しっかりと時計のスイッチパターンがありました。
 しかし、液晶は「:」が無く温度計専用でした。
 サーミスタは、左側からIC下側に変更されていました。

 0V調整をマイナス方向に少しずらせば、12V近辺の電圧は多少はマシになりますかな。
ヒロ 様
お返事  「Ver1.2」「時計と同じ基板」というとこれでしょうか。

 実はこれ、最も古い物です。
 このデジタル時計とデジタル温度計商品が発売された一番最初に購入したもので、基板は時計と温度計で共通です。

 バージョンはVer1.2ではなくVer12となっています。型番表記はEM516T
 配線パターンも多く、両面基板です。(新型は片面基板)

 まだお店によってはこの旧型が売られているのだと思います。
お返事 2008/11/18
投稿  すごい。いつの間にかグラフまで!
 もっとも古いとは予想外でした。Verは読み間違いでしょうか(^^;;
 写真は、しっかりと配線されていますね。
 白と黒の2種類ありましたので、ソーラーパネル(0V調整)とバッテリー電圧(バイアス下げ)を測るのに使おうと思っていました。
 次は、温度計を電流計に(笑)
ヒロ 様
お返事  電流計にも利用できそうですね。

 精度さえ気にしなければ、安くて色々応用が効くので楽しめますね。
お返事 2008/11/19
 
 話ずれますが、日本橋のPC Onesという店でテスターが980円で売られています。
 しかもクランプメータ付です。
けんちゃん 様
お返事  クランプメーター付きのアレというと、千石電商大阪店でずっと売られている980円クランプメーターと同じ奴ですか?

 単純に安いデジタルテスターなら日本橋や秋葉原ではもっと安く600円くらい(から)で売られていますね。
 ただ、テスターの形をした物は今回の記事のように「パネルメーター」としてバッテリー機器に組み込み用に使うには大きすぎますので、やはりラジケーター等と同じ位の大きさで、一つの部品として使えるサイズが欲しいものです。
お返事 2008/11/14
 
 お久しぶりです。投稿した張本人です。
 すばらしい記事に仕上げて頂いて、感激しております。と同時に、放り出してしまった自分がちょっと情けない。
 早速時間を見つけてやってみようと思います。
fabliaty 様
お返事  ああ、本人様にご覧いただけた事が確認できてよかったです。

 投稿にメールアドレスのご記入がありませんでしたので、記事化しても直接お知らせする事ができませんでしたから、もしかしたらもう二度と当サイトを見ていなくてほとんど無駄な記事だったのではないかと心配していました。

 精度はやはりそれなりですが、部品数も少なく改造できるのでぜひお試しください。
お返事 2008/11/13
 
 100円でこの性能ならコストパフォーマンスは良いですね
 元々サーミスタ相手の表示機ですからこの程度の誤差は仕方ありません
 楽しく読ませていただきました

 うちの近所にも100円ショップがあればいいのになぁ
のら猫 様
お返事  のら猫様、早速ご覧いただきありがとうございます。

 100円ショップバッテリーチェッカーの小さなラジケーターを電圧計にするよりは精度と視認性は高いと思いますので、これはこれで使えるアイテムですね。
お返事 2008/11/11
投稿 >小さなラジケータ
 昔、正規の電圧計が買えなくて、ラジケータにツェナーDで下駄を履かせて使ったことを思い出しました。
 無線機の外部電源を作ったので、12V前後を見るために、9Vのツェナーを繋いで、9〜15Vにして。
kazz 様
お返事  ツェナーを挟んで目的の狭い範囲だけメーターを振らせるのは良いアイデアですね。

 マトモな電圧計を買うと結構な値段ですから、安価なラジケーターで代用・・・というのは昔からよく使われる手ですね。
 最近ではデジタル電圧計も1000円くらいで買えるのでそれほど高いとは思わなくなりましたが、昔はアナログメーターもデジタルも数千円。
 ちょっと何かに付けようと思っても、本体の製作費より電圧計一個のほうが高かったりして高嶺の花でした(^^;
お返事 2008/11/12
 

■ 「気の迷い」気になる実験・報告一覧ページに戻る

(C)「気の迷い」 Kansai-Event.com
本記事の無断転載・転用などはご遠慮下さい