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![]() SSC P7 / CREE MC-E 海外LEDライトのランタイム測定
昨年SSC P7やCREE MC-E等、複数チップ搭載パワーLEDが発売され海外LEDライト界にも大きな変革が起きました。
それまでは明るさを必要とする場合、CREE×4灯など複数のLEDをヘッドに収めた多灯タイプのライトが売られていましたが、私はどうもそのような多灯でヘッド径が大きくなるライトは好みではありませんので購入には踏み切れませんでした。(中華100LEDは別ですよ!) そこで満を持して複数チップ型のLEDが登場し、従来の単灯ライトのボディで従来比数倍の明るさのライトが出来る事になり大喜びしたわけです。 しかし1つの台座に4個のLEDチップを乗せたSSC P7やCREE MC-Eはもちろん定格電流を流せば発熱も4倍です。ある程度は熱を逃がせる構造のヘッド・ボディでなければフルパワーで使用することができません。ベースにするライトの筐体には自ずと制限が生まれてきます。 でもそこはそれ多灯ライトのようなビッグヘッドで無くても良いのでそれなりに小型の筐体が使用できるのが嬉しい点です。 昨年末までにいくつか購入したSSC P7やCREE MC-Eなどのライトを自分が使用する上で「強力だけど、何分くらいは使えるの?」という事を把握しておきたいが為にランタイムを測定しました。
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SSC P7を使用したAuroraのAK-P7-2です。 ボディはUltraFire C2クローン。ストラップが付属します。 ![]() 現在は販売終了しています。 DealExtremeでは「C2 SSC P7-C "900-Lumen" LED Flashlight (1*18650)」として売られ、どこにもAurora AK-P7-2の名前が出ていない、商品写真からもAuroraの文字が消されているという「いわく付き」商品です。 元祖AK-P7やAK-P7-3以降のシリーズは普通に売られていますので、このAK-P7-2だけは発売されて瞬間的に廃盤になったちょっとプレミア物です。(プレミア価値はありませんが・・・) 商品説明にRegulated driver circuitryと書かれていますが、「定電流回路基板」なんてどこにも入っていません! ヘッドの中はケーブルでLEDと直結です。 商品説明には「2-mode」とは書かれていませんが、来た商品は2-modeで、明るさ切替はテールスイッチの中に抵抗が入っていて、押す度に「Hi=抵抗無し直結」→「Off」→「Low=抵抗経由」→「Off」の順で切替します。 ![]() 写真では白くハレてしまっていますが、スポット部は微妙に中心部にダークスポットがありその周辺は青っぽい光になっています。 SSC P7のチップ面積が大きい為、中心にうまく集光できていないところが現れてしまっているような感じがします。 それでも白い壁を照らすと見えるダークスポットも、道路などではほとんど気になることはありませんので問題としては少ないでしよう。 Hiモードでのランタイムグラフです。 ▼グラフをクリックすると拡大表示
※ 明るさ(Lux)は中心部の照度です。配光が違う他のライトとは直接明るさを比較できる数値ではありません。
使用バッテリーはUltraFire 18650 (2400mAh/プロテクト付き)です。急に暗くなり始めるのが約53分時点。1時間ではっきりと暗くなります。 それ以後もバッテリーのプロテクト回路が働く電圧まで低下せず、暗くなっても何時間も「ぼんやり」と点灯し続けます。 フル充電のバッテリーを入れても2200mA程度の電流しか流れませんから、UltraFire 18650 Li-ion充電池1セルの場合はSSC P7に定格最大の2800mAは流せないようです。(他電池では2800mA流せる物もあります) もちろんこの場合LEDは定格最大の900ルーメン@2800mA(Max.)では発光していないことになります。2200mAだとデータシート上約600ルーメン(Typ.)ですね。 それでもHiモードで連続点灯させるとヘッド周りが50度を越えます、ボディも50度程度まで温度が上がりますので素手で持つにはちょっと熱いです。 Lowモードでのランタイムグラフです。 ▼グラフをクリックすると拡大表示
※ 明るさ(Lux)は中心部の照度です。配光が違う他のライトとは直接明るさを比較できる数値ではありません。
15〜16時間はじゅうぶんな明るさで点灯しています。Lowモードの体感的な明るさは「初期の1W LEDライト」「最近の0.5W LEDライト」という感じで、決して「明るい!」という感じはしませんが、室内で使用する、散歩で足下を照らすなどそれほど遠くまで明るく照らさなければならない用途であればじゅうぶんです。 自転車に付けて走ると、Lowモードは街中での目印灯としてはじゅうぶんよく目立ちます。しかし真っ暗な河川敷の自転車道等ではあまりに暗くて怖くなってしまいますのでHiモードに切り替えてしまいます(まだ街灯の明かりが漏れて来ている場所ならLowでも良いのですが…)。Hiモードの明るさは暗闇の中をかなり先までビシッと照らしてくれて安心感があります。 今となっては$38前後の安いSSC P7使用ライトも沢山売られるようになりましたので、特に「これは安くて良い!」という別格の良さはありませんが、SSC P7ダイレクトドライブで強烈な照射が楽しめる、C2クローンボディの安定したもち心地のライトとして実用性は高いと思います。
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CREE MC-Eを使用したMTEのM3-2です。 ![]() 細部の作りこみも良く出来ていて、激安中華ライトとは一線を画しています(^^; メーカーサイトにはUses two CR123 batteries or one 18650 batteryとありますが、DXの表記ではPowered by 1 x 18650 batteryとなっており「どっちやねん!?」という感じですが、残念ながらCR123×2では回路が焼けたというレポートが上がっています。(メーカーの嘘つき…) このタイプは8モードも点灯モードがありますが、スピードが違う点滅やSOSモードは日常使用ではほとんど使わないと思います。 でも安心。モードメモリーが無い!ので電源を切ると次は必ず最初のMidモードから始まるので、普通に使う時には標準的なLEDライトの明るさで点灯してくれます。 そしてチョンとスイッチを押すと最大出力のHiモードになりますから、散歩していてちょっと明るくして遠くを見たいという時などには操作が楽です。元のMidに戻すには7つも先にモードを進めるより電源を切って数秒後に再点灯させてリセットしたほうがてっとり早いです。 ![]() M3-2の場合は口径がそれほど大きくないので直接光(周辺光)はそれほど広くありません。普通に「懐中電灯」として使用するのであれば特に心配はありません。 メーカーサイトによると、各モードは Mid: 200 ルーメン (通常1灯ライト相当) Hi : 700 ルーメン Low 60 ルーメン の設定だそうです。 ![]() SSC P7使用のAK-P7-2と比べるとM3-2のほうが少し明るいです。 スポット部、周辺部共にM3-2が明らかに明るい様子が写真からも見て取れます。 今回購入した個体の場合、光の色はほぼ真っ白にほんの少し黄色っぽい感じで多分WCに間違いは無いようです。 AK-P7-2の青白さが目立って見えますね(^^; Hiモードでのランタイムグラフです。 ▼グラフをクリックすると拡大表示
※ 明るさ(Lux)は中心部の照度です。配光が違う他のライトとは直接明るさを比較できる数値ではありません。
使用バッテリーはUltraFire 18650 (2400mAh/プロテクト付き)です。50分過ぎあたりから目に見えて暗くなります。1時間では「もう電池を換えようよ。」と誰しもが思うでしょう。 フル充電のUltraFire 18650で最大2220mAの電流が流れます。データシート上はM-binで640(Min.)〜735(Max.)ルーメン。 メーカー告知の「Hiモードで700ルーメン」とほぼ合っています。 Midモードでのランタイムグラフです。 これはLowモードではなくMidモードで測定です。最初に点灯するのがMidモードである事、Lowモードは非常に暗いのでふだんはあまり使用しないであろう事から、最も使用するであろうMidモードでの測定です。 ▼グラフをクリックすると拡大表示
※ 明るさ(Lux)は中心部の照度です。配光が違う他のライトとは直接明るさを比較できる数値ではありません。
半減まで約5時間、そこから急激に下がります。Midモードの体感的な明るさは一般的な「CREE P4 使用ライト」と同等程度です。 Lux測定でHiモードの1/5ですから実質は最大値で140ルーメン。メーカーの言う200ルーメンより少し少ないようです。 スイッチを入れたら最初にこのMidモードで点灯しますから、通常は従来のCREE1灯ライトと同じくらいの明るさで5時間点灯するライトとして常用し、何かの際にはスイッチのチョン押しでHiモードで強力照射するという使い方になりそうです。 自転車に付けて走ると、Lowモードでも街中での目印灯としてはじゅうぶんよく目立ちます。 ライトの光が必要な場所ではMidモードで走り、本当に真っ暗な河川敷の自転車道等ではHiモードを使用するといった感じでしょうか(普通の懐中電灯としての使用と同じ)。Hiモードの明るさはさすがに凄いです(^^; それと、街中では3Hzストロボモードが目印灯としては目立って良いですね。10Hzストロボでは早すぎて威嚇的ですし、1Hzストロボはゆっくりすぎて目立ちません。最後のモードの特殊ストロボは、確かにアメリカンポリスのパトカーに搭載されているキセノンフラッシュ式の警光灯の光り方ですが・・・峠道で事故って路上障害物になった時にでも他の自動車等に警告したい時にでも使いますか? ちょっとサイズが大ぶりですが、それでもCREE多灯ライトのようなドデカヘッドでは無く、とりまわしがし易いのに4-CREEぶんの明るさという、「小さくても明るい懐中電灯が欲しい!」「ふだんはランタイムが長く、イザという時には明るさが必要!」という方にはかなり良いライトですね。 私的には、8-modeも要らないので5-modeくらいでよかったかな。
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CREE MC-Eを使用したTrustFireのTR-C2です。 ![]() このライトはLED部が「SureFireのP60互換」と呼ばれる形のドロップインモジュールタイプを採用しています。 ドロップインモジュール式のライトだと、以後新型のLEDが発売された時でもその新型LEDを搭載したドロップインモジュールだけ買って交換すれば最新式のライトになるというしくみです。 今回はCREE MC-Eタイプの新型モジュールですが、これにCREE Q5のモジュールを入れればQ5ライトにもなりますし、モジュールだけ数種類持っていればTPOにあわせて出力の違うライトとして楽しめます。(?) サイドにはベルト等に挟めるクリップがついています。 クリップがあるせいか、テールキャップにストラップ穴が開いていないのでストラップを通すことができません。後でなんとかしましょう。 ![]() しかしスポットの広さはかなり広い目で、集光タイプではありません。 これは小さなドロップインモジュールのサイズ内に収める必要のある小さなリフレクタであまり集光されていないようですね。 また写真では見え難いですがバウムクーヘンのようにダークリングが数本見えます。 写真では中央部が一様に明るくハレてしまっていますが、全体的にあまり明るくありません。 同じCREE MC-EのM3-2と目視で比べても約半分くらいの明るさしかないのです。 ![]() どうでしょう。 どれもHiモードで点灯していますが、明らかにTR-C2が暗いのです。 TR-C2もCREE MC-Eですから、シングルCREE4灯ぶんの明るさのたいへん明るいライトを期待して購入したわけですが、全然予想と違います。 見た目ではCREE MC-Eの600〜700ルーメンの約半分くらい、CREE P4〜Q5の約2倍程度の明るさです。予想では300ルーメンで発光くらい? これはモジュールが壊れているのか? ザッと調べてみましたが壊れてはいないようです。 満充電のバッテリーでHiモードでは約1400mA程度しか電流が流れていません。 説明のHi (2800mA, 430LM)なんて真っ赤なうそ!? (だいたい、MC-Eの2800mAでどこから430LMなんて数字が…)
約1400mAならCREE MC-Eを定格ドライブ(各チップ350mA×4個=1400mA)で点灯させているわけで、データシート上はM-binでMin.430〜Max.490ルーメンですから、カタログスペックの「Hi (2800mA, 430LM)」は「Hi (1400mA, 430LM)」というのが正解のようです。Brightness: 430 lumensという表記は正しく、このライトはCREE MC-E使用でも700ルーメンくらいの超明るいライトでは無く「430ルーメンライト」というスペック表記通りのライトでした。 ちなみに、Loモードの時の電流も「Lo (1000mA, 100LM)」では無く「Lo (500mA, 100LM)」です。 相変わらずのいいかげんな中華表記には困ったものです。 電流が少なく、暗いのですからランタイムは伸びるはずですね。 Hiモードでのランタイムグラフです。 ▼グラフをクリックすると拡大表示
※ 明るさ(Lux)は中心部の照度です。配光が違う他のライトとは直接明るさを比較できる数値ではありません。
使用バッテリーはUltraFire 18650 (2400mAh/プロテクト付き)です。だいたい1時間30分程度で明るさが大きく下がってゆきます。 初期電流2200mA程でランタイム約1時間のM3-2と比べると初期電流では2/3ですから3/2倍、つまり1.5倍のランタイムでほぼ計算通りという感じです。 「明るいのはいいけど、1時間持たないライトはなぁ」という方には、明るさは控えめですが1時間半は点灯するCRE MC-Eドロップインモジュールはよいかもしれません。 消費電流が1400mAとCREE MC-Eを定格ドライブしているようですが、グラフを見ると電池電圧の低下に従って明るさも落ちています。 もし定電流回路を搭載したドライバ基板を使用しているのであれば、グラフの前半くらでも横一直線に定電流で点灯させられるはずですがそういう感じではありませんね。 でもHiモードでもヘッド部に耳を近づけると「ヒー」という3〜4KHzくらいの小さな発振音が聞こえます。何らかの発振動作はしているようです。 発振はしていても定電流コンバータを積んでいない(らしい)という事は、1400mAの電流値を示す為には「LEDに電流制限はしていない」「HiモードでもPWMで50%くらいにパルス調光している」のではないかという想像ができます。 ![]() しかも引っ張るだけで基板がポロッと外れてしまいました。どうりでライトを振るとチラチラするはずです。基板がちゃんとキャニスターにハンダづけされていませんでした。 可変電圧電源を繋いで、この基板に供給する電圧の変化で電流がどう変わるのかをオシロスコープで確認します。 ![]() ほぼ想像通りの結果ですね。 電源電圧には関係なく、Hiモードの時には約65%にPWM調光、Lowモードでは約25%にPWM調光しています。PWM周波数は固定で約4000Hzです。もし定電流回路やプログラムが入っているのなら、入力電圧に応じてPWMパルス幅を変更して一定の電流値(一定の明るさ)になるような変化が見られるはずです。 定電流回路も電流制限機能もありませんから、バッテリーの電圧が高い時にはたくさん電流が流れHiモードではその65%の明るさ、バッテリー電圧が下がってきたら電流も減ってLEDは暗くなりその65%の明るさ、という風に明るさはバッテリー電圧に影響されます。 HiモードでもCREE MC-Eをフルドライブしているのではなく、このように調光して明るさを制限していました。 これは「ドロップインモジュール」という特殊な環境のため、普通に専用設計してじゅうぶんな放熱対策が取られる専用設計のライトと違い、モジュールをどんなボディに入れられるかわからない、モジュールがボディ側とじゅうぶんに接触して必要な放熱効果が得られるかわからない「交換式」である以上、ちゃんと放熱されない事を見越して発熱を安全な範囲に抑える必要からフル発光でフル発熱させられない結果でしょう。 またこのドロップインモジュール(というか中の調光基板)は4.2V迄の設計のため電流制限や電圧制限はかけられていないので、CR123A×2のライトに入れて6VをかけたりするとLEDや基板(基板上のIC)が焼けると思います。 Lowモードでのランタイムグラフです。 ▼グラフをクリックすると拡大表示
※ 明るさ(Lux)は中心部の照度です。配光が違う他のライトとは直接明るさを比較できる数値ではありません。
半減まで約5時間、そこからなだらかに暗くなってゆきます。Lowモードの体感的な明るさは一般的な「CREE P4 使用ライト」と同等程度です。 ふだんはLowモードで従来のP4ライト程度の明るさで使い、イザという時には約2倍の明るさになるライト・・・という感じですね。 いやHiモードでもあまり発熱しませんから、Hiモードで常用しても問題はありませんか。 このドロップインモジュールの場合、スイッチを入れたらまずHiモードから点灯します。 やはり本家SureFireのように「軍用」「警察の特殊部隊用」向けのような用途を考えているのでしょうか? スイッチを入れるのは「敵に向かって銃を向けている時」という状況想定で、最も明るいモードで相手に「目くらましビーム」を浴びせ幻惑させ戦闘不能に陥らせる為のライトに使えるように、まず最初に点くのはそのバルブで一番明るいモード。暗いモードはランタイムを延ばす為のオマケみたいなもの? クリップでベルトに挿しておくにしてもヘッドが太くないので身体にぶつかりませんし、ホルスターに入れて腰に下げても、ポケットに入れてしまってもあまり気にならない大きさなのは持ち運び用のライトとしては良いと思います。 CREE MC-Eをフルパワーで発光させていませんが、CREE P4〜Q5を2灯程度の明るさを得られるのはやはり「明るいライトが欲しい」という方向けにはよいでしょうね。なにより$33.5という価格はCREE Q5ライトより高く、他のフル発光MC-Eライトよりずっと安いという絶妙の価格設定です。(いや、絶妙と言うより微妙か…) 先に書きましたがこのライトのテールキャップにはストラップを通す穴が開いていません。 ![]() Z26ランヤードリングの内径が22.7mm。TR-C2のテール部にはキャップとの間に少し隙間があり、その直径が22.0mm。0.7mmのクリアランスでちょうどよい感じでセッティングできました。 Z26ランヤードリングは金属製の輪っかが一本だけですが、ちゃんと専用梱包されていて「取り扱い説明書」まで付いています。中華なライトや部品とは大違い(笑) CREE MC-Eライトとしてはちょっと期待外れの明るさでしたが、P4〜Q5の2倍程度の明るさと、なによりワイドなスポットは屋内や道路でも近距離を照らした時に全体が明るくなる様子は安心感が高いです。(逆にUltraFire C2やMTE M3-2のような遠射は期待できません) またライト本体のデザインはたいへん気に入っているのでこれからしばらくは「ちょっと持ち出すとき」の常用ライトになりそうです。
上の各ライトのランタイムテストにはUltraFire 18650 (2400mAh/プロテクト付き)を使用していますが、他のバッテリーではランタイムに大きな違いが現れるのでしょうか? 手持ちの数種類のバッテリーで試してみました。 テストに使用するライトはAurora AK-P7-2です。 定電流回路も調光回路も何も無く、本当にダイレクトにSSC P7とバッテリーを繋いでいるだけというシンプルなライトなので、バッテリーの電流供給能力が素直に明るさに反映されます。 バッテリーは ・UltraFire LC18650 (2400mAh/プロテクト付き) ・TrustFire TR18650 (2400mAh/プロテクト付き) ・AW 18650 (2200mAh/プロテクト付き) の3種類で、UltraFire LC18650とAW 18650は各10回程度は使用したライトで使用中の物、TrustFire TR18650は購入後に寝ていないか3〜4回充放電テストを経て特に不活性などが無いと確認したほぼ未使用品です。(未使用品とは言っても他の電池とコンディションは違いありません) ▼グラフをクリックすると拡大表示
ランタイムはTrustFire TR18650が最も長くなりました。初期照度(短時間)もトップです。 中盤の明るさはUltraFire LC18650が高い数値を記録しています。使っているうちの明るさを取るならUltraFire LC18650です。 AW 18650はランタイム・明るさ共に芳しくありません。(価格は高いのに…) どれでもだいたい1時間、明るさはグラフ上では違いますが実際に目で見た時にはほとんど差は感じられない程度の違いです。 この3種類のバッテリーの間では気にするような大きな違いは無いようですので、適当に安いバッテリーを使用するので良いようです。 もちろん、各バッテリーが何回充電できるのか等の耐久性等はこの実験では見えないところで性能の違いはあるかもしれませんが・・・。 バッテリー容量を測定する定電流放電などではまた各バッテリーの優劣は違ってくるかもしれませんね。ほかにも定電流回路が入っていて電圧が減った時により電流を必要とするようなライトの場合とか。 これはあくまでSSC P7をダイレクトに点灯させた時の各バッテリーのパフォーマンステストの結果です。 一応補足しておくと、それぞれ数本の別のバッテリーでも同じテストをしましたが、傾向はほぼ同じ結果となりましたので、特にどれか一本が弱っているとか、特にズバ抜けた性能の物が混ざっているとか、そういう不公平はありませんでした。 TrustFire TR18650は10回くらい使用した後にもう一度測定してみたほうがより公平な結果が得られそうです。 記事掲載: 2009/1/15
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