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「迷い箱」投書とお返事、項目別
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★★ 迷い箱 ★★の投書とお返事
回路・デンキ・改造
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★ ご注意 ★
 上で書いている「新規投稿」とは新しい話題の投稿のことです。
 この過去ログページに移動・掲載している記事に対して「電圧を変えて動作させたいのですが…」「ONとOFFを反対にしたいのですが…」等のご質問・回路図の提示などのご依頼は受け付けていません。
 ここに掲載しているものと似たものを作られる場合は皆様ご自身でご自由に回路図を改変して、ご希望のものをお作りください。


 過去ログの「ジャンル別一覧」ができました。

 ご覧になるには‥こちらをクリック!

【一覧】
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1.8VでFETで電源をON/OFFしたい?

↑ ここまで最新のページ(更新中)に掲載されています。
↓これより下は年度別の過去ログページにまとめられています。
● 2016年
フェンシングの電気審判器のオプション回路が欲しい!
ビデオカメラ録画操作ロボット(その2)
壊れた電球?を作りたい
Nゲージの列車通過センサーは以前の他の回路で動作しますか?
圧電サウンダ(圧電ブザー)を乾電池で鳴らしたい
ヒューズの正しい使い方を教えて下さい
チャイムのLEDで他の機器を動かしたい(その3)
ブレーカーが切れたら警報を鳴らす回路
見つけ易い「ジャンル別一覧」で探すキーワード」で検索する
● 2014年
3秒ブザーの回路?
スロットカー用の通過センサーの製作
車の防犯センサーが働いたら無線で200m離れた所で知りたい!
Cdsについて
74HC123が設計通りの時間で働きません
実際に工作したり実験しないとなかなか身につきませんか?
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● 2013年後半
太陽光発電の総発電量計測キットを作りたい!
高機能なルートチェッカーが作りたい!
使用用途不明の依頼
デジまめカウンターが自転車でうまく動きません
チップ電解コンデンサを積セラで代用?
NJU9252A(P)を使ってLD8035E蛍光表示管×2で表示させたい
暗くなったら、電撃蚊取りを動作させたい!
よそさまのキットの使い方がわかりません
よそさまのキットでLDに変調をかけたい
タイマーIC 555で変わった音の警報音を鳴らしたい!
ワットメーター付きテーブルタップが惨い!
プリセット選局のできるラジオをロジックICで作りたい
タイマーIC 555を2つ交互/またはたくさん繋いで順次動作させる回路
見つけ易い「ジャンル別一覧」で探すキーワード」で検索する
● 2013年前半
定温式熱感知器のバイメタルの動作を外部から知る!?回路?
テンキーを押して7セグ表示機に数字を表示する装置を作りたい
電源の質問
デジット・6管蛍光表示機キットで温度計を作りたい
車・ステッピングモーター式のスピードメーター/タコメーターを作りたい
LED電球を豆電球に換えたいが点灯しない?
車・プッシュスイッチでロータリースイッチのように切り替わる回路
フェンシングの電気審判器。ワイヤレスのは?
スマホのマイク端子に繋ぐ矩形波トーン発生回路。圧力スイッチで周波数変化。
三相ブラシレスモーターを回す
電源装置を作っているのですが
PM2.5測定器が作りたい
n番目で一定時間停止する4017
暗くなると点灯するLEDらいとがうまく作れません!
車・ナビのボリュームをロータリーエンコーダでUP/DOWNさせる回路
AVR/Arduino切替器
ソーラーライトを4つ直列???
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● 2012年後半
車・ACCが切れてもしばらくドライブレコーダーを動かしておく遅延電源
FOMA携帯電話の着信で普通の電話のベルを鳴らすベル信号を作りたい?
FOMA携帯電話(USB端子)で遠隔地の装置と通信したい?
車・改造済HIDヘッドライトバラストの遅延パワー調節化
車・バイクのウインカー用に「押していた時間延長されるタイマー」が欲しい?
音声信号の有無でアンプの電源をON/OFFしたい
車・ルームランプをキーオフ時に数十秒間点灯させたい…が誤作動します、なんとかなりませんか?
可変抵抗器(VR)はどれを使うのですか?
スピーカーから録音用の出力端子を出したい?
DVDの映像信号をAVケーブルで2分配する簡単な方法?
LM338T/LM350T/LM317T、電圧可変電源がおかしいです!
車・オーディオ(音声)に連動してLEDイルミを点灯させる
車・フォトインタラプタでリレーをON/OFFする回路
ワイヤレスチャイムのLEDで他の機器を動かしたい
過去ログに対してご意見申し上げる
車・ワンプッシュで、ホーンをプップッと2回鳴らす回路を、ホーンスイッチで操作して、ホーンスイッチを押している間は鳴り続けさせたい!
車・LM317でGPSを動かすとLM317が熱くなって電圧が下がり使えない
フェンシングの電気審判器を作りたい!
フェンシングの剣のチェック回路
9Vの乾電池を限界まで使いきりたい?
電気柵の電気回路を知りたい
アンプに繋いでスピーカーから「ブー」という音を出す装置を作りたい
振動感知で、自転車走行中だけGPSを動かす回路
手回し発電機をショットキー・バリア・ダイオードを使って昇圧する方法
PLCでハーネスチェッカーを作りたい?
音量の大きい玄関チャイムを作りたい
車・ウインカーをLED化したら動作しません
水に漬けない静電容量式水位計が欲しい!
車・ADDZESTのZK-6020A-Bの配線を教えて下さい
車・アイドリングストップでナビが落ちる対策?
意見・投稿
車・アンプをON/OFFするリレーをうまく動かす方法?
車・タイマーIC 555 が誤作動する?
過去ログへの質問」に対しての公開回答
アナログ的に、明るさに連動するLED
1.5Vで動くタイマー回路
車・3ステート信号で(ドアロック)モーターを回す
レーザー墨出し機のパルス光に反応する受信回路
車・モトイージー風回路を半導体化(その2)
見つけ易い「ジャンル別一覧」で探すキーワード」で検索する
● 2012年前半
パッと暗くなった/明るくなった時、両方反応する明るさ変化センサー
車・「オートバイのウインカーにポジションの機能」を車で使いたい
車・AC100V用の電気式蚊取り器を改造してDC12Vで使いたい
車・夜だけ1分くらいルームランプに連動するLEDをつけたい
代用になるトランジスタを教えて下さい
センサーライトの改造がうまくゆきません
車・4584Nが見つかりません代わりになる物を教えてください
エアコンのリモコンを温度でON/OFFする回路
車のバッテリーから±15Vを作りたい
車・バック信号を検知した時に、リレーを2回ONしたい
車・50ccバイクのホーンの音が小さいので増幅したい
12Vのニカドバッテリーの充電器を12V鉛バッテリーの充電器に改造出来ますか?
車でルームランプがエンジンオフしたら点灯させたい?
扱いやすい日本語表示の液晶を教えてください
ダイオードの代わりにFETを使った低損失の回路を設計して下さい
アナログICで三相モーターを回す?
ネコを驚かす電撃回路を教えて下さい
液晶ディスプレイの部品が焼けました、よろしくお願いします。
翼が回っているように見えるストロボ
これは動きますか?
車・DC/DCコンバータを使うとFMラジオからノイズが聞こえます
10cm離れた距離から赤色LEDの光だけ検出する装置?
禁止されている、「過去ログへの対応」をしてください!
ACアダプターが爆発しました
スイッチ付きボリュームはスイッチとボリュームに交換出来ますか?
1.5Vで動くモータ式のルーレットの回路?
2SAトランジスタを2SC(D)トランジスタではできないのでしょうか?
車・ヒーテッドリアシートリレー
車・40アンペア程消費するホーンを尾を引くようにするヒント
液晶表示温度計をLED表示温度計に改造したい
AC100V用「PT50D」をDC7Vで使いたい
マウスの連射回路(まじめ版)
車の電球切れを検知する回路
このサーモスタットはAC100Vで使えますか?
秋月電子のトライアック調光器についてサポートしてください!
車・バイクの燃料警告灯を作りたい
レースに勝つ為のモーター制御回路を設計して下さい
ビデオデッキのUVチューナーを安価に手に入れたい
無線リモコンでRCサーボを動かす回路
ELEKITのキットのサポートをしてください!
HT7750Aの出力電圧変更
電圧計を抵抗計にする?
鉄道模型で、VVVF風の音が出るパワーパックの製作方法(その2)
模型電車を両端のA−B駅で自動で止め、再出発させる回路
整流器を探しています
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● 2011年後半
ぼくのかんがえた回路図を書いてください!
ストップウォッチの遠隔操作?
リミッターつき、モーター制御回路
ぼくのかんがえた回転計
ぼくのかんがえたソーラー電源
タイマーIC 555が異常動作します
Androidタブレット100台を一度に電源を入れる回路?
ネオンサインの点滅装置を作って販売して下さい
車・ストレートマフラーに切り替える回路
スイッチを押し続けて一定時間だけモーターを回し、離したら反対に回す回路?
鉄道の「回転数変換器」を家庭で使用する
単1型のアルカリ乾電池を改造して100vは出せますか?
Panasonicのタイマーの使い方?
車・エレキットKPS−3226(タイマーIC 555)を12Vで使用したい!
車・時間制限つきリレー(消し忘れ防止)
DCファンの固着(短絡)対策
写真撮影用の露出計は小型でシンプルな構造で作れますか?露出計は小型でシンプルな構造で作れますか?
水車の発電を、DCからACに変換?
ACモーターの雲台を回す
放電器の作り方を教えてください
テスターの250Vレンジを50V-MAXに変えたい
車・ナビの音声信号を検知して、カーオーディオのミュート用2.5V信号を作る回路
ラジオで放射能を測定する装置?
Panasonic電源コードパック(EZ9090)を改造できなイカ?
車・イモビライザーの出力を判断して3つの出力に分ける
40〜45℃で動作する回路
人の出入り方向を検知する回路
車・ドアスイッチの統合
オンディレイ・オフディレイ回路
自転車のLEDバルブライトを走行中は必ずつくようにしたい
車・バイクの電飾
14個のLEDを順に点灯させる回路、IC1個か2個で!
夢のようなデジタル時計を作りたいです!
DC/DCコンバータを(放射能測定器で)直列に使っていい?
車・イグニッションコイルをシグナルソースにする方法
キーボードアンプの故障について
簡易型・ファンタム→ABファンタム電源変換器
排気ファンのONで連動する給気ファン、ふだんは弱運転
電線が切れたら別の回路(電線)に電流を流す
防災無線を選択受信する回路?
車・常時ONのシガーソケットをキーと連動させたい
サージ吸収部品の選定?
車・DC12Vのオーディオを車に載せる保護回路?
車・PWM調光されたルームランプでネオンを連動させると…
AC100V 検電リレー
孵卵器の自動温度調節器
ラジコンの抵抗が焦げました、同じ物と交換していいですか?
微弱シリアル無線通信モジュールに38KHzの赤外線リモコン信号を通してリモコンしたい
車・キーレス2回プッシュでONになる不思議なリモコン
簡単な発信機の回路を教えてください
無線機の回路を教えてください
抵抗計を電圧計・電流計にする?
パソコンにぼりゅーむあっぷ!でLEDをつける(増やす)?
暗くなると点灯するLEDらいとについて質問です
直流を交流に変える回路?
車・周波数とデューティ両方を可変できるPWM LED調光回路
プルアップ・プルダウンについての質問
良品状態を読み込むハーネスチェッカーを作りたい
LEDが光る金属探知機を自作したい
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● 2011年前半
温度が1℃上がる時間を計る装置
可変型3端子 317を使用した 定電流回路を知りたい
LM3914/LM3915/LM3916の電圧設定、計算方法
USBマウスの線を切って繋いでいいですか?
質問が3点
モーターのノイズで誤作動します
車・LEDを一定時間で消す(消し忘れ防止)
4個の箱に取り付けた絵を照明する装置
7セグLEDのコモンの入り切り
TTLパルスがある時は"1"を出す回路
オート電源記憶機能は簡単に作成できるでしょうか?
車・セキュリティに好みのタイマーを繋ぎたい
液晶TVが動きません
変則的な回路のソーラーガーデンライトの動作原理
12V/400Wものバイク用アンプを使いたい
プレステのスピーカーに自動点滅LED?
多分そう働く回路
車・調光機能つきEL用インバータ
自動散水ロボット
「カットリくん」の中身が違います
100Pin対100Pinの導通チェッカーのつくりかた
バッテリーを10個直列で使う
2つのAC100Vを切り替えるリレー
車・バイク用のLEDタコメーターを自作したい
車・ウインカーリレーの正解を教えて下さい
一般的なスイッチング電源を定電流化してLEDを光らせる
12Vから±1Vくらい上下に超えるとリレーON回路
液晶AQUOSを車のバッテリーで動かしたい
ガイガーカウンターの回路図を教えて下さい
秋月電子のLEDデジタルパネルメータについてサポートしてください!
ドアを開けても閉めても2分間ランプ
ACアダプターに抵抗を直列に入れて使いたい
自転車のダイナモで携帯電話を充電したい
車・電磁リレーの故障表示
車・電球を一度点灯させ、すぐ消してもう一度点灯し続ける回路
コンデンサの代替
リンクしてもいいですか?
セリアのSoftbank3G(FOMA)専用通信ケーブルはなぜ充電できたのでしょう?
車のバッテリー上がり救援作業時のサージアブソーバーについて
夜になると3秒間隔でLEDが点滅するライト
PM-129Bで直流の電力・電流計
車・Automotive LED timing light
車・リードスイッチの反転
車・残照と調光回路の質問です
乾電池を並列にすると持続時間は2倍になりますか?
鉄道模型用に音の出る装置
15分程度暗い状態が続いた時にトリガーが発生する回路の考察
安価な降雪センサーの自作
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● 2010年後半
2Vになったら、3VになったらLEDが点灯する回路
車・燃料計の表示をあわせる改造
簡易ハイローコンバータに入れる抵抗は?/高級品の製作?
車・「タコメーター・回転数パルスの2逓倍回路」は1万回転を超えても使えますか?
クリアーボイスにノイズが乗ります
圧電スピーカーがコイルで大音量で鳴りません
テニス用スコアカウンター
昇降圧型の電源回路
例えば5Xを超えた電圧でスイッチが入る回路
ラジオに外部入力をつける
介護用在宅表示ランプ
雨降り警報ブザー
GND電位差のある物を単一GNDの計測器で計る?
ラジコン・給油ポンプ自動停止装置
NaPiOnでリレーが動かせない
暗くなったら一定時間点灯する回路がうまく動きません
一定時間センサーを無視する回路
車・モトイージー風回路を半導体化
車・外部入力ONでじわっと減光するLED回路
車・タコメーター・回転数パルス4/3倍化回路
一押しで5〜6秒鳴る玄関チャイム
温度で回転数がかわる扇風機
パソコンのマイクのミュート回路、前出の物を使えますか?
赤外線リモコンの光を遠くに届かせたい
車・カーオーディオにmp3プレーヤーをつなぎたい
車・LED表示のリアルタイム加速度計
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● 2010年前半
車・バッテリーレスの原チャリにHIDランプを付ける
殺菌灯のタイマースイッチを電子回路無しで!(有りも)
車・2分間ランプをHi入力からLo入力に変える方法?
LED、どちらの方が効率良く光が取り出せるのでしょうか
タコメーター・回転数パルスの2逓倍回路
100円アラームクロック連動、2モード・タイマーリレー
車・電波時計に同期したシグナルツリー
車のコンピューターからの5Vの信号でリレーを動かせますか?
制御信号OFFから遅延して切れるSSR
AC100VタイマーをDC12Vタイマーに!
バッテリー充電・放電状態LED表示器
サーボ信号でLEDなどをON/OFFする装置
LEDでタコメーター(船外機・機械用)
録音機器用簡易型無停電電源について質問
無線機で遠隔リモコン、トーン発信機/トーン検出装置
DC12V→AC12V、擬似正弦波インバータ
電源ONから数秒間だけ点灯する回路(じわ〜と点灯/消灯)
過熱防止LED温度計
LED燃料残量計
「長押し」しないと動作しないスイッチ
スパークキラーの破裂原因は?
車・断線警告を消す
複数の質問
ソーラー電池と単三電池の両方で使える電卓の構造
コンデンサに貯めた電圧を計る
最大100LED・流星フラッシャー回路
マイクアンプにハイパスフィルター機能
明るい場所でも動作する遮光センサー
秋月超デカEL発光パネルの点滅回路
車のACCに連動してパソコンの電源をON/OFF
Li-ion過放電防止回路に警告LEDを追加する
電磁弁・リレー等のON時間を測る?
今あるカメラの映像を電波で飛ばしたい
パッと暗くなった時のみ点灯するランプ(2分間ランプ改造?)
ペルチェ素子で一定の温度に保つ回路
ガーデンソーラーライトで7色に変わるLEDが点灯しない
ピンクノイズ発生回路
1本の配線に3つのスイッチ
4013の反転FFで、スイッチを押している間出力がONになる?
車のマップランプをルームランプに連動ざせたいが…?
車のウインカーリレーをゆっくりにする?
3、10、60秒間、振動モーターを回す回路
一定の温度と、温度差を検知すると動作するリレー
2分間ランプにDC/DCコンバータをつける?
階段の蛍光灯をワンプッシュで一定時間だけ点灯させたい
20〜30℃で動作する回路
鉄道模型で、VVVF風の音が出るパワーパックの製作方法
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● 2009年後半
自転車用ウインカー
電子工作マガジンNo.5の自転車点滅ランプが動きません
美術展示用の、人が来たらゆっくり光るLED
トグルスイッチで昇圧と降圧を切り替える回路?
車・ワンプッシュで、ホーンをプップッと2回鳴らす回路
LED点滅がだんだん早くなるタイマー
車・ドア・エンジンに連動してルームランプON/OFF回路
Panasonicの温度調節器とSSRがうまく動作しません
バッテリーのT・S等4つの端子
電圧を下げるIC???
DC12V位から6Vに低下すると電圧を遮断する簡単な回路
12Vの回路で5Vのリレーを動かすのはおかしい?
遅延連動コンセントを作りたい
100均のセンサーランプで暗くなったら玄関灯を点灯させたい
USBカメラのビデオ信号出力化
ON時間とOFF時間の違うインターバルタイマ2(リレー)
ON時間とOFF時間の違うインターバルタイマ
5V入力で0.5秒から1秒リレーをONにする回路にcdsセル受光時にリレーONする様に回路を付け足してください
車・プッシュ式ウインカースイッチ
この回路を変えて使いたい
車載の6映像セレクターを作りたい
5Vで0.5秒〜1秒LED点灯を、簡素化で
電源の質問が2件ほど
100V用センサーライトと赤色自転車点滅ライト
温度でAC100VをON/OFFする「電子サーモスタット」
車のSIN波を矩形波パルスに?
簡易デジタル表示消費電力計
車・じわ〜っと消えるルームランプに連動(対応)するイルミPWM調光回路
車・12V車で12V-8Vの5段階電圧お知らせ回路
3V〜2Vまでは緑色LEDが点灯、2V以下になったら緑色消灯、赤色点灯する回路
「通常はスイッチ接点が閉じていて出力OFFで、開くとONになる回路」とは?
光線銃の的を作りたい
電卓が自動で切れる回路を教えて下さい
フラッシャーを安く作りたい?
リポ/Li-ion用、2〜4セル、70A対応過放電防止回路
ボリュームアップ!を単三仕様に
なんだかVUメータが作りたくなりました
車・マイナスコントロール⇔プラスコントロール変換リレー
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● 2009年前半
車のほたる回路の異常動作
CCDカメラに電源を重畳する回路は?
ジャイロでサーボを微調整
LEDをストロボみたいにピカッピカッと点滅させる回路
人が居なくなったら自動的に切れるTV
車載用DVDの音が小さい!
ブザー断続回路図(LED点滅回路にも)
単4電池で動くデジタルオーディオを車の12Vで動かせるようにはどうすればいいですか?
車・バイクでポータブルカーナビ
TVのコマーシャルの大音量を自動で下げる回路の実現方法
一定時間以上トリガー入力があった時リレー等をONにする回路
DC/DCコンバータ回路のインダクタ一の選定
簡易ハイローコンバータの製作
マウスの機械式ホイールの改造?
24V→12V(13.8V)のコンバータを入力9V〜12Vにできますか?
電気回路の問題
磁力測定器の製作
24V→12V(13.8V)コンバータが動きません
12〜30Hzの信号をPWM(50〜10%)に変換する回路
車の室内灯を前と後から操作する回路を作っても動きません
車・オートバイのウインカーにポジションの機能
光電管フライング判定つきスタートシグナルの製作
USB連動AC電源リレー、OFF遅延付き
改造したキャン・ドゥのデジタルアラームクロックの不良動作
スロットカー用LEDライトユニット
車の電圧を15Vに昇圧したい?
ラジコンサーボのリバース回路
リモコンの電池を外さず充電できる回路?
5V入力で0.5秒から1秒リレーをONにする回路
車・24V車でバッテリーの電圧低下アラーム
FMトランスミッターをUSBで?
車・カーナビのバック信号を遅延させる回路
車・ウインカー連動コーナーランプ・リレー
「前/後」「左/右」だけのラジコンカーの改造は可能?
電動自転車のモーターコントローラー?
ミニ四駆などレース用スタートシグナルの製作
超音波加湿器のしくみ
トランスレスでクロストークのできるインターホン回路?
音連動のイルミネーションに使える「リレー」
LEDが6つ順番に消灯する「1分タイマー」(10秒前予告ブザーつき)
555を使った「設定時間の後にON」になるタイマー
PICと液晶(LCD)表示機を使って温度計自作
秋月電子のK-02190キットを昇圧回路に改造する回路図?
液晶電卓のLED表示化へのヒント
「ボリュームアンプ」からモクモク煙が!
Panasonicの自動車用バッテリ寿命判定装置「LifeWINK」
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● 2008年後半
車・バイクの前照灯をエンジンON中だけ点灯する回路
F-1風スタートシグナルの製作
車で、1.5Vの機器を使う電源の製作
ビデオカメラ録画操作ロボット
CENTURY製「アポロンT」の回路を調べてみました
USBハブの自作
停電時に光るライト
メディアプレイヤーの自作
自転車に色々付けたい
555ワンショットタイマーを再延長可能に
蛍光灯のプルスイッチの増設方法
単純なスイッチでは無いカーテシスイッチからランプの配線
車のエアコンもどき、DC12ファンの風量調節回路
シガーライター用コンバータでバッテリーが上がる?
10〜15Vに変動するバッテリーから12V
12→24V 最大7Aの昇圧コンバータは作れますか?
歩数計(万歩計)で車のトリップメーターを作れる?
電池の電圧が8V位から6Vまで下がったらLEDを光らせる回路
連射パッドとマウスを繋ぐ?
AC100V、5A〜10Aを外部で検出してリレーON/OFF
蚊取りラケット基板で使い捨てカメラのキセノン管を連続発光
マウスの連射クリックに代用回路
車の バッテリー(11.5v 〜 12.7v)から 13.7V位に 昇圧したいです。
扇風機の回路図
半固定抵抗
5V/1Aの過放電保護付きスイッチングレギュレータ
車・エンジン起動後数秒から10秒程度はある装置を停止させる回路
発電機を反時計回りに回してもLEDを光らせるには?
安定化電源の電圧を変更したい
レスリースピーカー用に扇風機のモーターの回転数調整
3Vで12Vのファンを回す昇圧回路は作れますか?
PC用12Vファンを3Vで回したい
電子、電気回路の図面記号はどのようなものがありますか?
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● 2008年前半
ソーラー庭園灯殺虫器にソーラパネル増設は可能ですか?
ライト用ON/OFFスイッチ回路
導通検査器のつくりかた?
ポップノイズの出ない携帯電話ミュートマイク
過去記事のDCコンバータで4.8→3.4Vの変換はできる?
エーモン「じわ〜っと点灯ユニット」について質問
車のドアロック・アンロックの信号を約1秒ほど遅らせたい
パソコンのキーのボタンは延長できる?
自動給水ポンプ
灯油ファンヒーターのセンサー故障
Li-ion充電池の過放電防止回路
スイッチが入/切しかない水中ライトの点滅化改造記事を希望!
車上あらし防止、防犯LEDフラッシュ(超敏感音声感知)
いろいろ
LED常夜灯を自転車に付けたい
車・カーナビの音声案内の際にLEDを点灯、片側だけSP音量を下げる
USBの規格は5V/500mAなので850mAを取り出すことは無理では?
RS232CのUSB接続
ヘルメット点滅ライト
カーナビのスピーカー交換
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● 2007年後半
圧電スピーカーで音声
イカリング
自転車を止めてもしばらく光るライト?
センサナイトライトの改造
カモ追い装置
放電器の製作で「可変電圧電源」が欲しい
電撃殺虫ラケットを調べてください
PICでCFカードなどを使ってパソコンにデータを転送出来ますか?
100円キッチンタイマーでリレーを働かせたい(音声リレー)
ミニッツの01基盤のs8430AFD13???
オンボードカメラ用に4.8V→9Vのコンバータ
MAX641について
DC-DCコンバータを使い倒すために
LM317Tの定電圧・定電流(可変電圧可変電流)回路図について
LEDをゆっくり点滅させたい。
音楽プレーヤー用に1.5Vの電源は作れますか?
太陽電池用に良い省電力モータはありますか?
NJM2360Mの外付けトランジスタをFETに?
車・ルームランプをキーオフ時に数十秒間点灯させたい
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● 2007年前半
太陽電池でNi-MH充電池を充電?
デジタルオシロ STN? TFT?
ソーラーパネル式バッテリー用 ノートPC自動電源切り替え回路
ボリュームがうまく付けられない
定電圧DCコンバータをLED用に定電流DCコンバータにしたい
100円ショップの自転車赤色点滅灯を12Vで使用したい
充電池だとすぐにつかなくなる蛍光灯の改造
LEDナツメ球の改造
アップコンバータで 12V 250mA は作れますか?
秋月の充電器を評価してください
テスターで電流がうまく測れません
携帯充電器のDCコン、設計が変わったのかそれとも回路が当たり?
やっとできました。明るいLEDダイナモライトが!!
キャン★ドゥのLEDライト、抵抗が入っているのと入って無いのと?
MAX879に充電中・充電終了のLEDを取り付けたい
100円のセンサーナイトライトをLED化してみました
充電器の回路について「なんでこんな回路にするねん」
見つけ易い「ジャンル別一覧」で探すキーワード」で検索する
マークの記事は質問に御答え頂けない場合は整理時に削除します。

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太陽電池でNi-MH充電池を充電?
 このHPはとても役立ちますね。とくに100円ni-mhのことなどはとても役立ちました。
 質問なのですが、ミニ四駆みたいなものに太陽電池をつけて、それで単三ニッケル水素2本を充電できますでしょうか?
 ちなみにそのNI-MHでミニ四駆みたいなものを動かすつもりです。
 太陽電池は380mAで1Vで、三枚あります。
 はんだごては30Wです。ですが、はんだ付けはやったことありません。
 モーターは特殊なものではないです。よろしくおねがいします。
車好き 様
お返事  その太陽電池パネル3枚で充電はできますが、「ミニ四駆みたいなもの」という所が大問題です。

 「ミニ四駆みたいなもの」を1台分解してしまって、単に太陽電池で充電する「台」にしてしまうのか、それとも「走る車としても使用して、車に太陽電池パネルを積みたいのか」により話は全く変ってきます。
 なぜならタミヤ製の「ミニ四駆」はスイッチのつけ方が普通ではなく(スイッチを切ってもモーターは電池と接続されている)、太陽電池などをそのまま付けて充電するようには出来ていないからです。

 太陽電池でニッケル水素充電池を充電するのであれば、ミニ四駆みたいなものを使用せずに、単3電池2本用の電池BOXとダイオードを買って来て下図のような充電回路を組み立ててください。
 ダイオードは定格が30V/1A以上の「整流用ダイオード」、できれば「ショットキーバリアダイオード」を使用してください。電子パーツ店で買うのが良いですが、ラジコン店でも売っています。(ラジコン店のは値段が数倍します)
 電池BOXはプラモ屋・ラジコン店・ホームセンターの電気部品/工作コーナー等で100円〜200円程度で売っています。

 充電するニッケル水素充電池の容量、空なのかまだ電気が残っている状態で充電するのか、その日の日照状態、などによって全く予測や計算がアテにならない充電器ですが、夏場ならよく日の当たる屋外に置いておけば3〜4日程度でかなりの量が充電できるでしょう。
 少し日差しが弱い時期や日の当たる時間が短い場所(何かの影になるとか)だと一週間くらい放置すれば満充電できるかもしれません。
 冬場などは一週間たっても満充電できない場合も考えられます。
 部屋の窓ガラスなど(特に紫外線・赤外線吸収などフィルターになっている物)は意外と太陽エネルギーを遮断してしまいますので、なるべく窓ガラスの内側ではなく屋外に置いて充電しましょう。
 もちろん雨に濡れないように晴れの日だけにするのと、もし雨の日も放置するなら太陽エネルギーがある程度遮断されるのを覚悟の上で透明ケースか何かに入れましょう。

 1V/380mAだと太陽電池の発電能力が低いので過充電で電池を痛める確率はかなり低いのですが、真夏の太陽光線が強い時期に3〜4日以上連続で日中は放置した場合は電池の電圧を測って、一本が1.3V以上なら満充電されているとみなしてそれ以上は充電しないようにしてください。(テスターを持っていない場合は真夏は4日以上の連続充電は不可)

 もし「ミニ四駆のようなもの」を電池BOX代わりに利用するのであれば、「モーターユニット」からモーターを外し、そこに太陽電池からの配線とダイオードをハンダづけした物を一個用意して、充電時はその改造モーターユニット(もちろんモーターは無し)を差し込んでスイッチをONにして充電。車として走らせる時には通常のモーターユニットと交換して走らせれば良いでしょう。

 こういう小物のハンダづけなら10W〜30W(最大でも40W)のハンダごてが適切です。
 ハンダづけは本番の工作をする前に、リード線や何か余った銅のプレート(モーター金具やスイッチ金具)で練習したほうが良いでしょう。ハンダごてを置く「ハンダこて台」やハンダやヤニで汚れたコテ先を拭く「耐熱スポンジ」に水を含ませた物(ぞうきんでもいいけど…)などを用意する事も忘れずに!

●余談、発電電圧と「なぜダイオードが必要なのか」について「気の迷い」的考察
 「1Vの太陽電池」とはなっていますが、太陽電池は光の強さによって発電する電圧がかなり変ってきます。
 正しく1Vを発電させようとすると、太陽光を正面から90度(垂直)の角度で当てた状態に限りなく近づけないといけません。
 真夏の太陽を90度で当てた場合は1Vどころか1.3〜1.5V程度を発電してくれます。(負荷が重いともちろん電圧も下がりますが…)

 逆に、太陽光が斜めにしか当たっていない状態や、朝晩や曇り空など光が弱い場合は0.5〜0.8Vも発電してくれない場合もあります。

 1Vのパネルを3枚使って発電する場合は、最も効率良く大量の光を当てた場合で4.5V程度、晴れの日の昼間でだいたい定格通りの3Vほど、曇り空や朝晩では2Vを下回るでしょう。
(太陽電池のメーカー・機種などにより異なります)

 それに対して、ニッケル水素充電池2本直列の定格電圧は2.4Vです。
 これに対してはゆっくり充電の場合で2.6V程度、急速充電では3V以上の電圧を充電源として使用して、本当は電流を制限する回路や監視する回路が必要です。

 しかしお使いになる1V/380mAの太陽電池自体があまり大きな電流を取り出せない電池ですから、電流制限回路はこの際無視して、直接ニッケル水素充電池と繋いでしまっても構わないでしょう。

 太陽電池で発電した電圧は、ダイオードの順方向電圧ぶん降下します。
 普通の整流用ダイオードで0.5〜0.6V程度。ショットキーバリアダイオードで0.2〜0.5V程度です。
 この電圧がニッケル水素電池のその時の電圧(2本直列で繋いでいる状態)より高いと充電され、低いとダイオードの働きで充電はされません。

 ダイオードはニッケル水素充電池のほうが電圧が高い場合、太陽電池に電気が逆流して太陽電池が壊れてしまう事を防ぐ為です。
 ・・・と普通の説明には書かれていますが、確かに太陽電池は逆電流を流すと壊れてしまう素子ですが、3枚繋いで3V用にしている太陽電池に2.4V程度を繋いだところで本当は壊れるほどの電流を流せません。
 太陽電池充電の説明によっては「壊さない程度なのでダイオードは不要です」という説明をしている所もあります。

 確かに、普通の考えでは「逆電流での破損防止ダイオード」と書かれていますので、破損しないならわざわざ買って繋がなくてもいいんじゃないか、という考え方も正解です。

 しかしそれは「太陽電池を中心に考えた場合の理論」であって、つながれているニッケル水素充電池の立場に立った考えでは無いという事に気付きませんか?

 逆流しても壊れないよ、だから逆流防止ダイオードは無しで電流を流しちゃえ!
 ・・・あれ?
 太陽光で充電したはずの電気がニッケル水素充電池からいつのまにか抜けてしまってるよ!?
 電気はどこに消えたの!?

 そうです。せっかく太陽エネルギーで充電した電気をわざわざ太陽電池に逆流させて、貴重なエネルギーを捨ててしまう必要はどこにあるでしょうか?
 たとえ1mA程度、0.1mAだったとしても、0.01mAでも、「もったいない」と思いませんか?(電流値は太陽電池パネルのメーカー、品種により異なります)
 逆流する電流はごくわずかですので、それを「毎日多少は減っても構わないよ、昼間にそのぶん充電すれば良いんだし」と思えば太陽電池パネルが壊れない程度であれば逆流防止ダイオードをなくしてしまっても構わないと思いますが・・・

 太陽電池の説明では「逆流破損防止」と書かれていますが、ニッケル水素充電池の充電回路などの小物工作では、「気の迷い」的には「エネルギーを捨てない為」のダイオードとの考え方のほうを強い理由に推します。

 でもでも、直列にダイオードを入れている事で充電時にダイオードで捨てる電力損失(Vf×I)の事を考えると、逆流で捨てる量と充電時に捨てる量はどっちが多いのでしょうね?(^^;
お返事 2007/6/17

 マルツ(大阪・日本橋店)入口のジャンク売り場で、1V/380mAの太陽電池×3枚パックが990円くらいで特売中ですね。元は1枚500円以上(今も通販ではこの値段)ですが、あまり売れない在庫限り品の処分中のようですね。

 とか書いたら、数日で売り切れ。現在は1枚入りの通常品のみ店内の定位置で販売中。
 相変わらず、当ページで特売品情報を書くと一気に大勢が買いに行くのか、誰か一人が買い占めてしまうのか、すぐに店頭から商品が無くなってしまいます。
 これではお買い得情報は掲載できませんね。
  この記事・お返事は役に立たなかった
 
デジタルオシロ STN? TFT?
 秋月で、39800円で25M 2chのデジタルカラーオシロが売られてますね。
[M-01873]

http://store.yahoo.co.jp/atex/pds5022.html
 こちらとほぼ同じ型番ですが、こちらTFT、秋月STN-LCDとなってます。
 デジタルオシロならば、STNでも良いのかなぁとか思ったり。
地方在住 様
お返事  デジタルオシロも安く手に入る時代になりましたね。
 後者のほうは以前「迷い箱」に情報を頂いたTFT液晶のものですね。
 確かにストレージとして使用して、後で波形を見るならSTNでも全然大丈夫でしょう。
 でも、リアルタイムで変化する波形を測定する時はやはりTFTのほうが良いような気もします。
 ただTFTタイプでも中のCPUの処理能力やディスプレイとVRAMのデータ転送速度なんかの制約で、高周波を測定している時は全然本当の波形をリアルタイムで表示していないような気もしますので・・・やっぱりSTNでもじゅうぶんなのでしょうか?
お返事 2007/6/3
 
ソーラーパネル式バッテリー用 ノートPC自動電源切り替え回路
 はじめまして。とても面白そうなこのページを見つけました。投書させて頂きます。
 実は私はソーラーパネルを使ってノートパソコンを駆動していまして、リレーを使ってソーラーパネルで充電したバッテリーの電圧が下がるとAC電源に切り替わる用にしました。がリレーのコイル電圧は市販のチャージコントローラから取っておりバッテリー電圧が11.5V以下になると切れてAC電源に切り替わるのですが11.5Vではバッテリーの容量の殆どを使ってしまいます。
(復帰電圧は12.6Vです。)
 もう少し電圧の高いところでAC電源に切り替えたいのでいろいろ考えましたが、私の乏しい知恵ではなんともなりません。ネットで同じ様な回路を作った人はいないかいろいろ探しましたが見つかりませんでした。
 そこでご相談なのですが、12V前後(電圧調節可能で)でそれ以下だと電源を遮断し13V前後で再び電源を供給する様な回路を作ることは可能でしょうか?
 リレーはオムロンのYL2-DC12を使用しております。
 ちなみ下記ページででソーラーパネルによる発電を紹介しております。
http://www.geocities.jp/rankyoro/
匿名希望 様
お返事  凄い、なかなか本格的なソーラーパネルですね。

 ご希望の12Vくらいで「断」、13Vくらいで「接」になるリレーコントローラは少しの部品で製作できます。もちろん判断電圧は可変です。
 入力電圧を判断してリレーをON/OFFする回路ですが、ONの判断とOFFの判断の電圧に「差」(ヒステリシス)を付けて、片方に切り替わったらもう片方に切り替わるのに余裕を持たせる回路ですね。
 電子回路の世界では「シュミット回路」と呼ぶ判断差回路で実現できます。

 入力電圧をシュミット回路で判断してリレーをON/OFFする回路は、温度センサーと組み合わせて「一定の温度に保つ」装置や、光センサーと組み合わせて「暗くなると点灯、明るくなると消灯」する装置などでよく利用されています。

 ONとOFFを判断する電圧を任意にかなり幅広く変更できる装置では今回の回路とは違って複数の判断回路を使用した複雑な物になりますが、今回のように判断する電圧の違い(差)が少なく、一度設定したらそう何度も設定を変更しないものなら部品数も少ない単純なシュミット回路でじゅうぶんです。

 今回のバッテリー切り替え機の回路を設計してブレッドボード上で動作テストを行った回路図は以下の通りです。
▼クリックすると拡大表示
 回路の電源はバッテリーからの12V(前後)をそのまま使用します。

 バッテリーの電圧はR1(4.7K)とR2(1K)で分圧して1/5.7倍にし、コンパレータIC LM393で電圧比較します。
 ここに入力される電圧は12Vの時は2.105V、13Vの時は2.281Vになりますので、この電圧を検知して出力を切り替える回路を作ります。

 コンパレータ(比較器)用IC LM393 は+と−の2つの入力端子の電圧を比較し、+側のほうが電圧が高ければ出力をHI(オープン)に、−側のほうが高ければ出力をLOW(内部のトランジスタでGNDに接続)にするICです。
 そのままでは単純に2つの入力端子の電圧を比較するだけで、ある1つの基準電圧としか比較できませんが、今回のご希望のように「ONOFFで違う電圧と比較する」という、先に書いたシュミット動作をさせるように回路を作ります。

 入力電圧がON電圧より高くなり、回路がONになった時に「比較する基準電圧を下げる」部品を付けることで、OFFにするにはONの電圧より低い電圧まで下がらないと出力の状態は切り替わらないというヒステリシスを持たせた比較が行えるようにVR2を追加しています。(D1も)

 2段目のコンパレータは、一段目で直接トランジスタを駆動すると、基準電圧ギリギリで切り替わるか切り替わらないかのほんの微妙な電圧の時に、コンパレータの出力が中途半端な出力電圧(ONでもOFFでもない中間電圧)になってリレーがバタついて接点がスパークして焼けたりノイズが出ないようにする為、カッチリと切り替える為の比較・バッファに使用しています。
 NPNトランジスタを駆動するのに、相を逆転するのにも使用しています。

● 調整方法
 まず VR1 を抵抗値が最小になるように。
 VR2 は抵抗値を最大になるようにしておきます。

 10〜14Vが出力できる可変電圧電源装置をお持ちでしたら、バッテリーではなく可変電圧電源装置で入力電圧を変化させながら調節すると楽です。

 可変電圧電源装置が無い場合は、バッテリーにじゅうぶん充電して14V程度の電圧が出るようにしてください。
 そして「R2を一旦切り離します。」(この場合は調整が終るまで最初から繋がないでおくほうが楽かも)
 R2の代わりに2KΩ程度の半固定抵抗かボリュームを接続し、抵抗値を変えられるようにします。
 14Vのバッテリーを接続して半固定抵抗を回せば、0〜4.18Vの範囲で電圧検出点の電圧を可変できます。
 この場合、以下の調整手順で「入力電圧をxxVにします」という部分は、「R2の代わりの半固定抵抗を回して、電圧検出点の電圧をxx/5.7 Vにします」と読み替えてください。

[基準電圧の確認]
 上記の準備ができたら、入力電圧を10V程度にします。
 基準電圧発生IC TL431 で作った2.5Vが正しいかテスターで測ります。
 2.5Vとは言いますが、正確には2.47〜2.49Vの間の一定の電圧です。

 この段階ではリレーは動作せず、緑LEDは点灯していません。

[ON電圧の調整]
 VR1をゆっくり回して比較基準電圧が約2.5Vから下げられる事を確認します。
 更にゆっくり回して比較基準電圧が上限比較用の13Vでの値 2.281V になるように調整します。
 まだ緑LEDは点灯しません。

 次に、入力電圧をゆっくり上げてゆき、13Vを超えると緑LEDが点灯することを確認します。
 入力電圧を多少上げたり下げたりしながら、13Vを超えると緑LEDが点灯するようにVR1を調整します。

 この状態でもシュミット回路は有効ですので、多少ONになる電圧とOFFになる電圧には差があります。(ほんの少しですが)

[OFF電圧の調整]
 ON電圧の調整ができたら、入力電圧を13V以上にして緑LEDが点灯している状態にしておきます。

 VR2をゆっくり回して比較基準電圧が少し下げられる事を確認します。
 更にゆっくり回して比較基準電圧が下限比較用の12Vでの値 2.105V になるように調整します。
 緑LEDは点灯したままです。

 次に、入力電圧をゆっくり下げてゆき、12Vを下回ると緑LEDが消灯することを確認します。
 入力電圧を多少上げたり下げたりしながら、12Vを下回ると緑LEDが消灯するようにVR2を調整します。

[ON-OFF電圧の確認]
 入力電圧を10V〜14V程度の間で変化させて「13V以上でON」「12V以下でOFF」の動作を正しくするか確認します。
 お好みにあわせて微調整してください。

 以上で調整が終りましたので、(もしR2を外していたのなら元に戻し)リレーにACアダプタやノートパソコン、バッテリーとの配線をして完了です。

 今回の部品定数では12〜13V前後のかなり狭い電圧範囲でしか調整できない、ほぼ専用品になっています。
 もっと比較する電圧範囲を広くする場合は、VR1VR2R4などを適宜変更してください。
お返事 2007/5/26
投稿  ノートPC自動電源切り替え回路の件、迅速なご回答ありがとうございました。
 こんなに早く、しかも回路図&調整方法まで提示して頂いて‥感謝!感謝です。早速、部品を注文して製作してみたいと思います。
(作るのが今から楽しみです。)
匿名希望 様
お返事  コンパレータをON用とOFF用で2個使うと(他にラッチ回路も必要になりますが)基準電圧の調整ももっと楽なのですが、一個のコンパレータでヒステリシスを持たせる回路ではONの時とOFFの時のそれぞれの状態を作り出してやらないと調整できないので、ちょっと苦労しますが頑張って用途に合った電圧で切り替えできるように仕上げてください。
お返事 2007/5/28
 
ボリュームがうまく付けられない
 はじめまして。いつも楽しい記事をありがとうございます。
 ところで、「ボリュームアンプ」について教えてください。
 製品はモノラルになっており、TDA2822Mのデータシートを参考にしてステレオにしようと思い、一応は完成したのですが、「ボリューム」をうまくつけることが出来ません。
 手持ちの1kΩ等の可変抵抗をつけてみましたが、ボリュームを少し回しただけですぐに音が出なくなります。
 取り付ける場所が悪いのか、または抵抗が大きすぎるのかあまり詳しい知識がないのでよくわかりません。

 お時間がありましたら教えてください。
Jun 様
お返事  ボリューム(可変抵抗/半固定抵抗)はどこに付けられましたか?
 少し回すとすぐに音が出なくなる(小さくなる)ということは、もしかしたらアンプの出力とスピーカー(またはイヤホンやヘッドフォン)の間につけていませんか?
 アンプ回路のボリュームは、元のボリュームあっぷ!の回路図のようにアンプICの入力側にとりつけなければいけません。

 データシートのステレオ使用時の回路図ではボリュームは使っておらず、インピーダンスマッチング用に10KΩの抵抗が付いていたと思います。
 入力レベルをボリュームで可変にするには、入力する信号に合ったインピーダンス(抵抗値)にする事と、可変抵抗の3つの端子を正しく配線しなければ、ボリュームを回しても思ったように音量が変化しません。

 入力する信号源がオーディオのラインレベル・ライン出力の場合は10KΩ、イヤホン出力やヘッドフォン出力の場合は500〜1KΩくらいが適当です。
 信号を出している出力側は普通の機器ではそれほど厳密にインピーダンスをあわせなくても機器が壊れたり音が出なくなることはありませんので、今お使いの1KΩのボリュームでも音量をちゃんと上げたり下げたりはできるでしょう。

 右の図のようにICの入力端子の所にボリュームを付けて音量を調節します。

 普通のボリュームなら図のような形をしていますので、3つの端子のうち両端は抵抗の両端(この間の抵抗値は変化しない)と、真ん中が軸を回転させると移動する「スライダー」の端子(回路図では矢印の形)です。
 回す側から見て左側が「ボリュームを絞った時に近づく側」右側が「ボリュームを大きくする時に近づく側」です。

 元のボリュームあっぷ!の回路図でも同じように接続されていると思います。(但し機器のイヤホン端子からの接続が前提で、ボリュームの抵抗値が少し大きいのでインピーダンスを下げる為に1KΩの抵抗が並列に接続されていますが)

 この通りに接続していればちゃんと音量は大きい音から小さな音までうまく調節できるはずです。
 何かが違っていないか確かめてみてください。

 元の回路はブリッジ接続で出力電圧は倍、電力(パワー)では4倍の音量でスピーカー(またはイヤホン・ヘッドフォン等)を鳴らす回路になっています。
 ステレオアンプとして中のアンプ回路をシングルで使用する場合は、ボリュームが最大でも元の製品より音量は1/4ほどに小さくなりますので注意してください。
お返事 2007/5/6
投稿  迅速な回答ありがとうございました。
 ご指摘のとおり、アンプの出力とスピーカーの間にボリュームをつけていました。
 ステレオにするとボリュームが2個必要になると思っていましたが、ジャンクで入手したPC用の外付けのアンプ付きスピーカーをばらして見たら、6端子のボリュームを使っていたのでこれを取り外して使うことにしました。これで完成することが出来そうです。本当に丁寧なご返事感謝します。
Jun 様
お返事  無事改善されたようでなによりです。
 その6端子のボリュームは「2連ボリューム」という部品で、普通にパーツショップで売っていますよ。
 ステレオアンプの場合に2連ボリュームを使って1つのツマミでLRの音量を同時に変えたい人(普通の家庭用機器)と、オーディオ回路好きな人には左右に別々にボリュームを付けて独立して音量を調節したい人(どちらかと言うと自作派)の両方の好みの人に分かれますので、ご自分の好きなほうのボリュームを使って組み立てれば良いと思います。
お返事 2007/5/7
 
定電圧DCコンバータをLED用に定電流DCコンバータにしたい
 いつもためになる記事ありがとうございます。

 DCコンバータなのですが、定電圧の物をLED用に定電流に流用出来ないかなぁと素人考えでやってみました。

 秋月電子HPH12002M降圧スイッチングレギュレーターを使用(出力可変端子が内部で5V基準になってます)

 負荷のグランド側に電流検出抵抗0.5オームを付けオペアンプ+トランジスタで20倍程にした電圧を出力可変端子にかけて0.5Aをめざしたんですが、入力電圧を上げていくと安定し始めた所から、約0.46A、徐々に上がって0.58A,かくんと下がって0.48A以降安定な感じで。やっぱりうまくは行きませんでした。

 折角作ったので、自転車ライトにDC24Vモーターを発電機に流用した改造LEDライトで使ってます。ペダルを手で回すと低速で重く、ある程度回転が上がるとかくんと軽くなる感じがします。

 コイルとかコンデンサとか発振、位相のずれとかが関係してるのかしらん?と素人想像しております。
まんま 様
お返事  面白そうな実験をされていますね。
 抵抗で電流検出(電圧発生)してオペアンプで増幅というのはかなり大変な回路ですね。

 DCコンバータ等の定電圧電源回路を定電流化(一定の電流以上は流さなくする)させるのには以下のような方法があります。

 まず、たいていの定電圧回路では図1のような形で出力電圧を抵抗で分圧して、コンバータ回路(主に専用IC)のリファレンス端子に返しています。
 リファレンス端子の電圧が規定の電圧になるようにコンバータ回路は出力電圧を調整して一定に保つ働きをしますので出力電圧は決められた電圧となります。

 このリファレンス電圧を生成する抵抗(RAとRB)がICの中に入ってしまっていて、外部からいじることができない専用ICだと難しいのですが、「100円シガーライターソケット用DC-DCダウンコンバータをアップコンバータに改造しよう!」で紹介しているMC34063のようなICでは外部に抵抗を置いて自由に電圧を決められるようになっていますので、そこをいじれば色々な事ができます。
 秋月で売られているHPH12002Mはモジュールの中に分圧抵抗RARBが入っていますが、電圧を可変できるように6番ピンにリファレンス端子が出ているので同様の以下の回路で簡単に電流制限型の電源装置に生まれ変わります。

* この回路の簡略化、また他の方法の回路図を
自転車ダイナモ発電機で白色LEDをつける
に掲載しました。
 電圧出力の部分に電流検出用の抵抗Riをとりつけます。
 Riの抵抗値は、制限したい電流が流れた時にRiの両端に0.6Vが発生するようにします。
 電流値をIrとすると Ri = 0.6 ÷ Ir  で求められます。

 後は回路図通りに組み立てれば、コンバータの出力電圧が上がって負荷に流れる電流も上がり、制限したい(一定にしたい)電流を超えるとPNPトランジスタ2SA1015のエミッタ→ベース間の電圧がこのトランジスタの動作電圧の0.6Vを超え、エミッタ→コレクタに電流を流すようになります。
 2SA1015のコレクタ電流は次のNPNトランジスタ2SA1815のベース電流となり、この2SA1815もコレクタ→エミッタ間に電流が流れるようになります。
 2SC1815RAと並列に接続されていますので、2SC1815がONになると「分圧抵抗RAの抵抗値が下がる」ことになり、「リファレンス端子にかかる電圧が上がる」ことになります。
 リファリンス端子の電圧が上がれば、コンバータ回路は出力電圧を下げようとしますので、結果的に出力電圧が下がり負荷に流れる電流も下がります。
 負荷電流が下がってRiの両端電圧が0.6Vより下がると、各トランジスタは動作しなくなってまたリファレンス端子の電圧は下がり、コンバータは出力を上げようとします。
 この上げる−下げるが超高速で行われ、上げる働きと下げる働きが均衡するところで出力は安定した電流値の状態に保たれます。

 Riを希望の電流値になるように計算しておけば、負荷には希望の電流が一定に流れる定電流電源回路の出来上がりです。

 実際に「100円シガーライターソケット用DC-DCダウンコンバータをアップコンバータに改造しよう!」で紹介している100円ダウンコンバータに図1の回路をとりつけたところ、出力約295mAあたりで安定する定電流電源になりました。
 トランジスタの動作などで微妙な誤差はありますが、ほぼ計算通りの定電流回路を作ることができることを実験で確認しました。

 HPH12002Mでも上記の追加回路を作って、6番ピンに2SC1815のエミッタを接続してやれば動作するでしょう。(実機テストはしていませんので何の保証もありませんが…)

 注意するのは、設定する電流値の時にRiが消費する電量が何Wなのかを正しく計算し、必要なW数の抵抗を使用すること。大電流を流すのに間違って1/8W品程度の普通の小さな抵抗器を使って過熱させたり燃やしたりしないようにしっかり計算しましょう。
 普通に3〜4Vの高輝度LEDを点灯させるなどなら良いですが、出力電圧(LEDにかける電圧)が高くなる設計にする時は2SC1815をベース−エミッタ間耐圧が高い別のトランジスタに変えるか、高電圧対応の回路にしないと、電圧によっては破壊されます。
お返事 2007/4/20
投稿  簡単な方法教えて頂きありがとうございます!

 トランジスタ2こだけで出来ちゃうんですね。
 昇圧コンバーターでLEDの電流制限抵抗のロスがもったい無い気がする時、検出電圧0.6Vだけなので良いですよね。

 あとHPH12002Mは基準電圧が5Vなので、白色LED1個とかで負荷電圧が低いと出力電圧が上がらなく、電圧可変端子を5V迄引き上げられません。降圧コンバーターなので入力側の方が電圧高いので入力から引っ張ってます。
 KECさんの回路で実験しました。入力側から電源を取る為、PNPトランジスタをNPNトランジスタで動かす形に変更しました。
 入力電圧と出力電流の関係は、序所に上がってカクンとなり同じ様です。このICを出力4V弱で使うのがばちあたりなのかも知れません。
 最近は明るさが凄いパワーLEDがたくさんあるのでまた色々やってみようと思います、ありがとうございました。
まんま 様
お返事  ああ、HPH12002MのVrefは5Vでしたか。
 やはりふだん使っていない物はよく調べないとだめですね。
 秋月の回路図集ページを見ると出力範囲は5〜24Vになっていますね。
 Vrefが5Vで5V未満は出力できない(設定できない)コンバータのようですから、定電流化するにしても電流制限をしても最低電圧が5Vの回路として働かせなければならないので、そのままではLEDに制限抵抗をつけない為の定電流電源にするのは難しいですね。

 自転車で定電流でLEDを点灯させるのでしたら、DCコンバータ等を使わなくてもトランジスタ2個の単なる定電流回路を使うだけで良いのですが、やはりDCコンバータを改造して定電流化するなどの実験も楽しいものです(^^;
お返事 2007/4/21
投稿  DCコンバーターの定電流化でお世話になりました。
 LED1個用でHP12002Mは基準電圧が5Vでだめだった事が解ったので、土曜日に秋葉原に行って基準電圧が1.25Vの降圧コンバーターと部品を買って来て実験しました。(LM2575T−ADJ
 ADJ端子を3.6Kと1.5Kの抵抗で出力電圧4.25Vに設定してから、KECさんの回路図で検出抵抗を1オームにしてLEDを繋ぎ電源ON!
 やりました!!成功です。入力電圧4V、出力170mA 4.5V、330mA 5V、約500mA 以降安定でした。 (LED電圧は約3.2V)
 こちらを自転車にくっつけようと思います。

 何故自転車ライトにスイッチングコンバーター使おうと思ったかと言いますと、発電機をDC24Vモーターにして最初に、三端子レギュレーターでLED点灯だぁ!とテストしたのですが、速度を上げる程ペダルが重くなるスピードリミッターになってしまい、更に三端子レギュレーターが激熱になりタッパーのケースが溶けそうに。
 セリアのUSB電源が手に入ればICの電流制限の抵抗を調節して使えるかなと探したけれど近所では見つかりませんでした。
まんま 様
お返事  定電流電源の製作成功おめでとうございます!
 制限電流検出用のトランジスタのONベース電圧は約0.5〜0.65V程度で、トランジスタによっても微妙に変わりますので、だいたいの範囲で設計値を決めて、正確な値にあわせるには実地でカットアンドドライしてください。

 24Vの発電機というのは、自転車の電球ライトや、それより電圧(Vf)の低いLED用にはかなり適していない物なので、それを三端子レギュレータで定電圧にするには大きな電圧差のぶんを抵抗消費しますので、当然発熱も普通の自転車ダイナモの倍くらいの物凄い物になるでしょうね。
 5Vが欲しいのに20V程度の電圧で駆動したとして、その差15V×500mAでも7.5ワット! これが全部熱としてレギュレータを加熱しますから、大きな放熱板を付けないと大変な事になります。
 三端子レギュレータは出力電圧+三端子レギュレータ内のドロップ電圧+数Vで使用するのが普通なので、そのような大きな電圧差での使用は不適です。

 セリアのUSB接続器(DCコンバータ)や、ダイソーで315円で売られている携帯充電器のMC34063を使用したステップダウンコンバータの「電流制限抵抗」はあくまで「ダウンコンバート前の入力電流の制限用」なので、入力電圧によって変化する入力電流を制限しても出力側の電流を一定にする効果には使用できません。
 MC34063のようなスイッチング式のコンバータでは、「必要なエネルギーだけ通して、不要なぶんは遮断する」ので、入力電圧が出力を安定させられるある一定のレベルまで上がると、そこから入力電圧が上がるに従って消費電流(入力電流)が下がってゆきます。(ペダルは軽くなります)
 ですので、その入力電流をたとえば500mAで制限したとして、入力電圧が上がって出力に500mAを流すのに入力には250mAしか必要無い状態では、制限値の500mAまで以内で出力が消費できるだけ電圧を上げる方向でコンバータは働いてしまい、出力電圧は考えているより上がり出力電流も多く流れることになり、結果的にLEDを焼いてしまうかもしれません。

 ダイソー315円携帯充電器の基板でテストしてみたところ、電流制限抵抗を0.82Ωに変更して約360mA(1W LED相当)に設定し、出力負荷にはLEDを焼くのは嫌なので3Ωの抵抗(1W LEDよりは消費電流が多いですが)を繋いでみたところ、入力電圧が約4Vで消費電流(入力電流)がピークの約360mAになり、それ以上入力電圧を上げると消費電流(入力電流)はどんどん下がってゆきますが、出力電圧と電流は上がり続け、入力12Vで出力電流は500mAを軽く超えていました。負荷が1W LEDだとかなり危険な状態だったでしょう。

 セリアのUSB接続器はもうほとんど売られていないようですので、自転車ライト用のLED電源回路の記事ではダイソー315円携帯電話充電器の基板での流用方法などについても掲載したいと考えています。
お返事 2007/4/23
投稿  あっ!また素人考えで危険な事をしでかす所でした!!
 こちらでMC34063Aの電流制限の意味を知る前にIC入手出来てたら確実にLED死亡させていたと思います。
 本当に助かりました、ありがとうございました。
まんま 様
お返事  MC34063Aみたいにステップアップ、ステップダウン両用のICだと作る回路によって電流制限部の出力回路に対する作用が少し違ってきますし、なによりMC34063Aの電流制限検知は出力電流の制御用ではなくIC内部のスイッチングトランジスタを焼かない為の最大電流検出の為につけられているようなものですから。
お返事 2007/4/24
 
100円ショップの自転車赤色点滅灯を12Vで使用したい
 100円赤色自転車点滅ライトの3ledバージョンを購入し、12Vで使用しようかとシコシコやっています。壊した100円ライトは計11個。
 どのような改造をすれば上手くいくんでしょうか?
 初歩的な質問ですみません。
saimon 様
お返事  3〜5LEDの100円自転車点滅LEDランプの電源は電池2本の3Vですね。
 それにそのまま12Vを入れるとあっというまに回路やLEDが壊れてしまいます。

 12Vで3Vのランプを使うには、改造というよりは「3Vの安定化電源」を作って12V→3Vの変換をしてやります。

 色々な方式で変換ができますが、最も簡単なのは「三端子レギュレータ」という電源ICを使って欲しい電圧を作ります。

 右の写真のような物で、見た目は三本足のトランジスタと全く同じです。(写真のものは5V用です)
 中身は一定の電圧を出力する複雑な電源回路が入っていて、規定の電流以上を流さない保護回路なども入ったなかなか凄い電源ICです。

 出力電圧が固定のタイプ(3.3V/5V/6V/9V/12V/15Vなど)と、可変のタイプがありますが、今回は3Vの自転車点滅LEDランプ用に使用するので「3.3V固定タイプ」を使用すると良いでしょう。

 また三端子レギュレータには出力電圧以外に出力電流によってもタイプが分かれていて、100mA/500mA/1A/3Aなどの品があります。
 自転車点滅LEDランプなら点灯する瞬間で100〜200mA程度の電流が流れますのでいちばん小さな100mAタイプではちょっと心細いので、500mAか1Aタイプを使用します。
 もし複数のランプを使うのであれば、合計電流以上を流せるレギュレータを選びます。

 三端子レギュレータICを使用した電源回路の回路図は次のようになります。
 使用する部品は三端子レギュレータ一個、出力の平滑用に電解コンデンサ一個、あと三端子レギュレータの発振防止に小容量のコンデンサ一個とたった3個の部品で完成です。

 コンデンサは右の写真のようなものを使用します。

 大きいほうが100μFの電解コンデンサ。(写真のは470μF)
 小さいほうが0.1μF/50Vの積層セラミックコンデンサです。

 この2つのコンデンサは出力側の平滑と安定化用に使用していますが、もし入力側(使用する電源・バッテリー等)が変動する電源であれば、三端子レギュレータの入力側にもコンデンサを付けて安定化させると良いでしょう。
 電源が12Vの電池や充電式バッテリー等では特に入力側に平滑コンデンサを付ける必要はありませんが、つけても構いません。

 三端子レギュレータで作った3Vの電圧出力を、自転車点滅LEDランプの電池端子に接続してやれば完成です。

 使用する三端子レギュレータは「3.3V/500mAまたは1A」で「入力電圧が12Vで壊れずに動作するもの」という条件で選びます。
 秋月電子TA48033S 3端子レギュレータ(低ドロップタイプ) 3.3V 1A(一個100円)というものが売られています。(通販可、データシートつき)
 秋月ではTA48033Sに平滑用・発振防止用のコンデンサまでセットにして一個100円で売っていますので、これを買えば部品は全てそろいます。
 後は基板上で配線してハンダ付けするのであれば片面ユニバーサル基板(一枚70円)(蛇の目基板)を一緒に買えばよいでしょう。

 三端子レギュレータは入力の電圧と出力の電圧の「差」にあたる電圧を内部で電流制限して出力を安定化させるICです。
 この「差」のぶんの電圧と、出力する電流を掛け算した「電力」量は全て「熱」になってICが発熱しますので、大きな電圧差や出力電流で使用する場合は放熱板をつけるなどの熱対策にも注意してください。
 今回使用する自転車点滅LEDランプ程度の非常に少ない消費電流であれば、1Aタイプの三端子レギュレータならICのボディ表面での熱放出で全く支障なく使用できると思いますので、特に放熱板を付ける必要はありません。
 もしほかの用途で三端子レギュレータを使用される場合は注意してください。
お返事 2007/4/16
  この記事・お返事は役に立たなかった
 
充電池だとすぐにつかなくなる蛍光灯の改造
 初めまして。どの記事も大変面白くてためになりますね。
 小学生くらいの時に「充電カドニカ〜♪」といいながら電池がなわとびするCMを見たのが初めての充電式電池との出会いでした。
(もちろん当時の小遣いでは買えませんでしたが、何度でも使える電池に大変あこがれました^^)

 さて、気の迷いさまにぜひリクエストしたいものがあるのですが、ハンディタイプの蛍光灯をニッケル水素電池でも点灯するように改造できないでしょうか?
 といいますのは、単3電池4本で動作する4W蛍光灯ランプを持っており、車の中で作業などするのに重宝しているのですが、(バッテリーをはずしていると車内灯が使えないのと、広い範囲を程よい明るさで白く照らすという用途にぴったりなので)充電式電池だとすぐにつかなくなってしまうのです。
 乾電池との電圧の違いからなのでしょうが、エネループのような電池が使えれば、持ちもよく災害時にも対応できる明かりとなるのではないかと思うのですが・・・。

 機会がありましたらぜひご一考ください。
※ちなみに私が使っておりますのは「ELPA(エルパ) 蛍光灯付ライト」というものです。メーカー型落ちみたいでヤフオクなどでもかなり安く売っています。
蛍光灯も捨てがたい 様
お返事  はじめまして。
 「ELPA 蛍光灯つきライト」でネット検索するとこれと同じ物が沢山出てきますね。

 乾電池式蛍光灯が充電池だとすぐにつかなくなってしまうというのは、確かに動作電圧が高く設定された回路で、充電池の電圧ではすぐにパワーが出なくなることが考えられます。
 しかし4W蛍光灯用のコンバータではそれほど大きな電流を流すものでもありませんし、長時間点灯させる事に意味の有るライトですから乾電池でもちょっと電圧が下がったらつかなくなるのでは防災用等では役に立ちません。

 また、アルカリ電池では長時間点灯するのであれば、アルカリ電池の放電特性(放電カープ)はほぼ一定の割合で電圧が下がってゆきますので、じきに充電池の電圧(1.2V)を下回るのでもし回路が高い電圧を要求するのであればアルカリ電池でもそれほど長くは光らないと思います。
 もしかしたら本当にそのELPAのライトのコンバータの性能が悪いのかもしれませんが、充電池のほうが痛んでいるということはありませんか?

 そちらでお使いのELPAの蛍光灯付きライトとよく似たもので、手元に右の写真のような蛍光灯ライトが2台あります。

 左側はホームセンターで買った、確かELPAかオーム電機かの商品です。当時1280円しました。(最近みかけません)
 「蛍光灯つきレジャーライト OHM LL-903M」でした。819円でホームセンターにありました。(2007/5/28追記)
 右側は100円ショップダイソーで420円商品として売られている「2WAY蛍光灯ライト」で、外見や一般的な性能は全く同じ製品です。(ほんの少しヤワになっているような気はしますが…)
 そちらでお使いのELPAの蛍光灯付きライトと同じように豆電球(クリプトン球)/4W蛍光灯の切り替えができます。豆電球ライトはベゼルを回転させると焦点調節もできます。

 この420円ライトの4W蛍光灯モードの時のランタイムです。
▼グラフをクリックすると拡大表示
 赤色の線は100円ショップのアルカリ電池(三菱製LR6K/4S)4本入りです。
 緑色の線はPanasonicの充電池HHR-3MPS(緑パナ/パナループ)です。
 ホームセンター物のパッケージに蛍光灯モードでは公称点灯時間は5時間と書かれていたと記憶しています。

 グラフからはどちらも同じくらい使用できることが見て取れます。
 HHR-3MPSとエネループはほぼ同じ1900〜2000mAhの充電池ですので、エネループでもアルカリ電池と同じくらい使用できるでしょう。
※ アルカリ電池はこまめに使ってOFFの間休ませると多少回復します。連続使用ではなく少しずつ使うのであれば合計時間はこれより延びます。

 他にももう捨ててしまった古い物など色々と4W蛍光灯ランプは使ってきましたし、自作で点灯回路を作ったこともありましたが、それらの全てはニカド電池でだいたいアルカリ電池の半分弱くらい、ニッケル水素電池でほぼアルカリ電池と同じくらいの時間使用できました。
 この420円蛍光灯だと2500mAhの充電池などではアルカリ電池より長く、5時間くらいは使用できそうです。

 電池式蛍光灯用点灯回路は簡単な発振回路と昇圧用トランス式の単純昇圧回路なので、よほどの事が無いと充電地の電圧では動作しないとかすぐに消えてしまうという事は無かったのですが、もしかしたらそちらでお使いのELPAの蛍光灯が特別に弱い昇圧回路の為あまり人気が無くて投売りされているのかもしれません。

 昇圧回路が悪いのか、充電池が悪いのかを簡単に調べる方法があります。
 そのライトも豆電球が付いていますので、豆電球を点灯させてみてアルカリ電池と充電池の点灯時間を計ってみてください。
 蛍光灯モードと同じように充電池が早くヘバってしまうなら充電池の不良。アルカリ電池も充電池も大差ない場合は蛍光灯回路が確かに充電池に対応していないということになります。

 もし充電池の不良ではなくライトの不具合であれば、ダイソーで420円蛍光灯をお求めになられるのも一つの手だと思います。エネループでも使用できますよ。
お返事 2007/3/31
投稿  気の迷いさま、早速のご返答ありがとうございます!
 こんなに早く、しかもめちゃめちゃ適切・詳しい・わかりやすいと3拍子揃ったお返事頂けて、おどろきです!^^

 おっしゃる通り、電圧が問題ならアルカリ乾電池でもそう長くは光らない事になりますよね。使用したニッケル水素電池は、最初三洋の2700を入れてみてごく一瞬しか点灯せず、その後エネループ(新品・充電直後)を入れてみたところ、点くには点くのですがすぐ暗くなってしまい、しかも一度消してしまうとすぐには再点灯しない(休憩が必要)という状況で、やむなくアルカリ電池を使っていました。
※余談ですが、三洋の2700、なんかおかしいと思っていましたがHPを拝見してそのダメさ加減がよく解りました(--#
 本当に自然放電ひどすぎです。

 さっそく、教えて頂いた方法で原因の切り分けをしてみたいと思います。なんだか、昇圧回路が弱いというセンが濃厚な気がしますが、、、(個体差なのか仕様なのか。)

 しかし、ダイソー恐るべし・・。420円ですか・・・。
 早速買ってしまいそうです(汗
蛍光灯も捨てがたい 様
お返事  三洋2700は問題外として・・・充電したエネループでもすぐに暗くなってしまうのはやはりどこかおかしいですね。
 よほど高い電圧でないと点灯できない蛍光灯回路なのでしょうか。
 原因を絞り込んでみて今後の方針にお役立てください。
お返事 2007/4/5
 
LEDナツメ球の改造
 初歩的な質問で申し訳ないんですが、ここで紹介されてたLEDナツメ球をさっそく買ってきまして、ナイトライトにつけたら、点滅します。
 ここの下に電解コンデンサをつけたらよいと書いてありますよね。
 どれくらいの容量のを、どこにつけたらいいのでしょう?
 わかる人には簡単なことなんでしょうけど、すみませんがよろしくお願いします。
 またこの点滅の間隔が目に見えてわかるくらいなんですが、どうしてなのでしょう?
 とても60Hzで点滅してるとは思えないのほどゆっくりなんですが。
むみん 様
お返事  60Hz未満でゆっくり点滅しているという症状は今のところ原因が推測できません。
 明るさに関してLED常夜灯側ではなく、ナイトライト側のSCRの電流制御などでも何か発振のような症状が出ているのかもしれません。

 「電解コンデンサをつける」についてですが、付ける場所などをお教えする前に「なぜついていないか」をご理解したうえで、それでも付けるというのでしたら改造してください。

 TOPページの迷い箱(過去ログに移動しています)で分解写真を載せている通りLED常夜灯はコンデンサ降圧方式の回路となっています。
 この降圧回路はAC100Vと絶縁されていませんのでたいへん危険です。
 たとえば間違ってショートするとLED常夜灯が一瞬で吹き飛ぶ爆発を起こしたり、火を吹いてとても何かで押さえ込んだくらいでは消えない熱源になり火災の原因になります。
 AC100Vの電源からはヒーターやエアコンを動かせるだけの大電力が供給できますので、機器側で間違った配線や故障を起こすとヒーターをそこに詰め込んだような熱量を供給する恐ろしい発熱源になることはご理解ください。
 たとえ配電元にブレーカーがあっても、ブレーカーを落とすまでゆかない電流でショートや発熱をした場合はブレーカーは意味がありません。
 ブレーカーを落とさない、はるかに少ない電流でも電圧が100Vもあれば、熱量は電圧×電流に比例しますので少ない電流でも大きな熱を発生させる事ができます。
 一瞬で炎を上げないで、低温状態がずっと続いてそれが徐々に温度を上げ、周囲の物の発火点を超えた時にやっと発火するものもあり、こういうほうが人が気付かないうちに火事の原因になるので余計にやっかいです。

 さて、電解コンデンサをつける場所ですが、整流ブリッジの出力側に並列にとりつけます。
 容量は10μFもあればじゅうぶんです。
 耐圧は整流ブリッジの出力部の電圧より少し高い目の物を用意してください。普通は10〜25V品でよいはずです。(製品により異なるのでなんとも言えません)

 さてここで耐圧の問題なのですが、正常に回路が動作していてLEDが点灯していれば、LEDに流れる電流値などでメーカーの設計通りの低い電圧がかかっているはずです。
 もしLEDが壊れて電流が流れなくなったら?
 コンデンサ降圧型の電源では、無負荷では出力側にはほぼ電源電圧と同じ電圧、つまり100V以上がかかることになります。
 ややこしい話をするとAC100Vの100Vとは「実効値」という電圧で、本当は交流のサイン波形の頂点では√2倍の電圧141Vがかかっています。整流してコンデンサで平滑して直流にしてやると141Vになります。
 電流はほとんど流れていませんが、たとえば耐圧10Vの電解コンデンサに141Vをかけた場合、一瞬ではありませんがしばらくすると破裂してしまうでしょう。
 破裂した電解コンデンサはほぼショート状態となりますので、そこに最大141V(ショートしたコンデンサに流れるので低くはなる)で電流を流し続けた場合、発熱が続いて発火・炎上しないとは私は保証できません。

 従って、コンデンサ降圧電源を使用した回路では、出力側に入れる平滑用の電解コンデンサは負荷の故障の際の発火事故を防ぐ為には耐圧160V以上の大型のものを使用する必要があります。
 「自分の改造回路は絶対に発火しない!故障しない!」と自信のある方はもっと低圧のものでもご自由に。

 耐圧160Vの電解コンデンサなんて、大きくてとてもナツメ球の大きさの中には入りません。ナツメ球よりも電解コンデンサのほうが大きいです。
 LED常夜灯を分解して、回路を取り出して、100円ナイトライトの中に全部組み込んでしまうのであれば大きな電解コンデンサも入れてしまえるでしょう。
 その場合は電解コンデンサの問題よりも、コンデンサの容量などを質問しなければわからないくらいの電気の知識の方が工作して、AC100Vという危険な高圧回路をちゃんと組めるのか?のほうが心配です。
 ちょっとした配線ミスや、配線はうまくいってると思っても実は何ヶ月の間に結露等で内部にリークが発生して火災の原因になるような組み立てでは人の命に関わります。

 なにしろ「ナイトライト」ですから、人が起きている昼間は通電していなくて安全で、寝込んでいる夜中に通電して発火する為の装置、のようなものなのですから。

 あと、電解コンデンサは上記の負荷が切れた場合の事故以外にも「経年劣化で内部ショートする部品」のため、正しく使っていてもショートして破裂・過熱・発火の恐れがある部品です。
 ですのでよほどの事が無い限りAC100V直結回路などでは使用しません。もちろん100V以上の回路で使用する為の電解コンデンサはありますので必要に応じて使用しますが、高電圧回路の設計時にはじゅうぶんな注意を払って使用するようにしています。
 たとえLEDが「1000000時間(100年以上)の超寿命」とか書かれていても、電解コンデンサを使用するだけで電解コンデンサの平均寿命(5〜10年)以下にまで製品の信頼性(寿命では無い)は落ちてしまいます。

 実際に使用するコンデンサの容量を「なんとかチラつかない程度」に下げて、電解コンデンサでは無く高耐圧型のフィルムコンデンサ類に変えるなど、改善策は色々と考えられますが、それを実行されるのはご自分で変更するコンデンサを選べるくらいの知識のある方だけにして頂きたいと思います。

 そうでなければ、ホームセンターで700円程度でLED式のナイトライトが買えますので、「改造で作る!」という意欲を抑えて万が一の火災事故が起きてもメーカーの責任になる市販品をお求め下さい。有名メーカー品は故障時に発火しないような回路でじゅうぶんにテストして出荷されているはずです。
お返事 2007/3/9
投稿  詳しい説明、ありがとうございました。
 100Vで動作してるものを改造するのはとても危険なんですね。しかも知識のないものが。
 やめておきます。
 実は、あのあとネットで見つけた、サイト「AC100V整流回路」にいろいろな容量で実験したのが載っていたので、やってみたんです。

 手元に22μF、160VのがあったのでLEDが壊れたら嫌なので、ランプはもとのままでコンデンサをつけてみました。
 そしたら、今までは普通に付いてたランプが、なんと点滅しだしたんです。
 わけがわからず、すぐにやめました。
 知識がないのに、100Vのものの改造はやめます。
 ご教授、ありがとうございました。
むみん 様
お返事  色々と情報を調べて、実験してみる姿勢は素晴らしいです!

 100Vの回路は本当に危険ですので、もっと経験を積まれてからでもいじるのは遅くはありません。

 その「AC100V整流回路」のページでも「欠点もあります。この回路をラジオに用いる場合は、出力端子のマイナス側(ラジオ回路のアース側)をシャーシに直接つなぐことができません。」とサラっと書いていますが、それがなぜいけないのか?などを読み取れないでそのページの回路を書かれたような使い方をするとたいへんな事になります。(真空管ラジオなんてよっぽどのマニアで無いと今時では組み立てないと思いますが…)

 ナイトライトでは外部に直接電極や電気が流れる金属板が露出することは無いと思いますので出火の危険くらいですが、AC100V回路では感電死という危険もありますから注意しましょう。
 感電しなくても、間違った配線で部品が破裂・爆発する時は物凄いですよ。一瞬にして燃え上がる場合もありますし、破裂した部品の破片が目に入って大ケガをするなんて事もあります。

 脅すような事ばかり書いて本当に恐縮ですが、それくらいの危険があるのです。
 私でもAC100V関係の回路を作った時には電源を入れる時にはドキドキします。

 電解コンデンサを繋ぐと点滅しはじめたという事ですが、「LEDが壊れたら嫌なので、ランプはもとのままでコンデンサをつけてみました」ということはLED常夜灯を分解して中に付けたという事では無さそうですね。
 何か間違ってナイトランプ側のどこかに電解コンデンサをとりつけたりはしていませんか?
 耐圧160Vならすぐに破裂することは無いと思いますが、それでも極性のある電解コンデンサなので逆電圧が加わるところに接続していたら破裂するかもしれません。
 すぐに外して正解だったかもしれませんね。

 電気工作・改造は失敗して学んで行く世界なのですが、くれぐれもケガなどが無いように注意して遊んでください。
お返事 2007/3/11
 
アップコンバータで 12V 250mA は作れますか?
 ラジコンの送信機に使いたいんですが、アップコンバータを使って12V 250mA を生み出す事は可能でしょうか?
 電池が減って電圧が下がると電波が弱るので改善したいと思っています。
 使う電池は単三型のNiMHで本数はできれば少ない方が軽くなるので助かります。
(匿名) 様
お返事  12V出力のアップコンバータを自作する、または市販品を購入して利用すれば可能です。
(この携帯電話用DC-DCコンバータ基板は使用できません)

 自作するなら「100円シガーライターソケット用DC-DCダウンコンバータをアップコンバータに改造しよう!」ページでご紹介しているようにDC-DCコンバータ用ICと周辺部品で組み立てればお好きな電圧・電流の物が作れます。

 同じICを使ったものとして、東京の秋月電子で「昇圧型DC−DCコンバータ・パーツセット(500円)」というキットが売られています。このキットでは入力5Vで出力12V 250mA程度まで使用できるようです。ニッケル水素電池単3×4本での使用が良いでしょう。秋月ではネット通販(+800円)でも購入できます。

 市販品を購入するなら、DENSEI-LAMBDAの「PC3-5-12 (PDF)」(だいたい1500円前後)のようなDC-DCコンバータユニットが他の電源装置各社からも販売されていますので、秋葉原や日本橋の電気街の専門店で買えます。
 PC3-5-12は 入力 DC5V(4.5〜9V) / 出力 DC12V 250mA という製品ですので、ニッケル水素電池4本で12V/240mAを取り出すのには最適です。
お返事 2007/2/21
投稿  早速のご回答ありがとうございました。
 「USB←→DC電源接続器」を探してみてなければ秋月で購入してみます。
 ラジコン送信機へのノイズの影響が気になりますが一度試してみます。
(匿名) 様
お返事  多分ノイズの影響は無いと思います。

 どうしても気になるようでしたら、コンバータの出力にノイズフィルター回路を入れるだけで良いので、MC34063のデータシートにノイズ取りの方法等も載っていますので参考にしてみてください。
お返事 2007/2/23
 
秋月の充電器を評価してください
 初めまして。感動しながら、読んでいます。
 かしこっぽいライトも完成したんですね。
 #すばらしい!

 あと、このライト、適度に隙間があって、改造しやすくって、いいですよね。

 で、実は、私も、触発されて、ちょっと作ってしまいました。
 といいつつ、全然レベルが違いますけど、、、
 掲載の餓鬼魂日記はこちら

 これからも、いろんな記事期待してます。

追伸
 というか、独り言というか、要望というか、、、
  秋月の、これ、
   http://akizukidenshi.com/pdf/MW1268_20061220.pdf
  評価して欲しいなあー、、、なんて、、、
  ちゃんと1本づつ、−ΔVを検出してるのかなあ、、、
  あと、ひょっとしたら、改造して、ΔTも検出できるようにできないかなと、思ったり、、、
と余計なこと言いましたが、では。
たなか 様
お返事  たなか様、ご覧いただきありがとうございます。

 たなか様の改造LEDライト、LEDがいっぱいで見ていて楽しそうですね!
 LEDが沢山付いているとワクワクしてしまいます。

 秋月のその充電器ですが、個別制御は行っていないと思います。
 2本または4本同時でないと充電・放電できませんので、中身は単なる直列充電器のようです。−ΔV方式で、数セル直列で充電を管理するポピュラーなICが入っているのだと思います。
 注意書きに残り容量の違う電池は同時に充電してはいけない、と書かれているのもその為です。元々が直列接続された状態の「組電池」を使用するような用途用に開発されている充電ICを使用するので、充電・放電するのは1セル(電池1個)づつでは無く、直列で同じ条件で使用した容量や使用状態がほぼ等しいセルを直列接続(のパッケージ)のままで充電する為のものです。
 それを「電池2本」「電池4本」の切替スイッチをつけて多少汎用性を持たせているだけの充電器だと思います。

 知り合いが2人ほどその充電器(と同じ物でラジコンショップで売られている)を持っているので、そのうちに借りて中身を見てみたいと思います。
 今日のミニ四駆レースでもその2人とは会いますので、現物は今日も見ることになると思いますが(^^;
お返事 2007/2/18
投稿 > 残り容量の違う電池は同時に充電してはいけない

 確かに、かいてありますねえ。期待薄かなあ。
 ただ、思ったのは、4本全体で、−ΔV検出してるの?
 ということです。もしそうなら、電池のバラつきで、電圧が上昇する時期の電池と、電圧が降下する時期の電池が混ざって、−ΔVの検出に失敗することもあるような、、、それとも実用上は問題ないのかな。
 直列で充電してても、一本でも−ΔVがあれば、標準電流に下げる、というような回路なら、ま、バラつきがあっても大丈夫そうだなあ、とおもったのですが、それなら、残り容量が違っても、大丈夫なはずだし、、、
たなか 様
お返事  100人位が集まる地元のミニ四駆大会会場で合計5台も秋月充電器(とOEM機)がありましたので、知人の一台を借りてきました。
 いずれ中を見てみたいと思います。

 直列充電器に関しては昔からあるICや充電回路を見ての経験から言うと、ご心配の通り複数本中に状態の違う電池が一本入っていた場合、その電池に関しては充電に失敗します
 全体の電圧しか見れませんから当然の事で、直列に接続した電池全てで「一本の電池」として充電・感知します。
 その中の一本がどうなっているのかは外からはわかりませんので無神経に充電します。

 たとえば、一本が早く充電が終ったとき、その電池は電圧が下がり始めますが(−ΔVの発生)、他の電池はまだ電圧が上がっている途中では合計電圧でその電池の電圧低下は相殺されて、外から見た電圧は上がり続けます。
 そしてその一本の電池には過充電の状態が続きながら他の電池への充電が行われ、最終的に他の電池も満充電で−ΔVが起きる状態になってはじめて充電器は「充電が終った」と判断できます。
 早く充電が終っている電池にはじわじわと過充電の責め苦が与え続けられ、そのような充電を何回も続けていると余計に早くその電池は痛んで死亡してしまいます。

 元々直列充電は先に書いたように「コンディションの揃った電池を充電する為」の充電方法ですので、違う残容量やコンディションの電池を充電する為のものではありません。
 また多少満充電までの時間差があっても過充電に強いニッカド電池の時代に開発された充電システムですので、過充電に弱いニッケル水素電池では特にお勧めできない充電方法です。

 ラジコンの世界では、そういうコンディションのバラつきが走行性能にも影響しますので、組電池状態で使っているバッテリーセルを「個別に放電」して放電状態(充電する容量)を揃える為の専用の放電器を使用することが一般的で、それくらい気を遣ってコンディションを揃えないと多本数の直列充電では不具合が起きてもあたりまえという感じです。

 ですので秋月の充電器には「放電機能」が付いていて、全ての電池を放電してコンディションを揃える機能が付いているわけで、「自分で放電状態を揃えて(自己管理てし)から充電しろ」という充電器です。
 個別充電でちゃんと一本づつ充電管理がされ、放電機能はあくまでメモリー効果や電池のコンディションにバラつきが見られた時に「リフレッシュの為」に行うよう付いている、三洋やソニーのリフレッシュ機能付き充電器とは放電機能が付いている意味が違います
 その割には放電→充電の自動連続動作では「どれか一本の放電が終った時点で充電に切り替わります(つまりコンディション揃えは行われない)。それが嫌な場合は放電のみモードで全部をちゃんと放電してください。」なんて低機能極まりない物である事の注意書きまで記されています。

 電池と充電方法に対して色々と知識があり、それがあたりまえのラジコンファンの間では定評のある安価な充電器ですが、一般家庭で使用するには少し敷居が高い充電器だと思います。
 過充電や電池のコンディションにすら気を遣わない人なら別に問題は無いのですが・・・
 なにしろ「電気。電子部品の知識が有る人向け」であるパーツショップ秋月の商品ですから、大手電気店の一般家電製品ではなく、秋月で物を買うということは使用する側にもそれなりの「人」を求めているものと私は常々思っています。
 たなか様のようにこの充電器に疑問を持たれる程の知識や興味をお持ちの方なら、正しい遣い方を考えて上手く使えると思いますよ。

 近々「迷い箱」の投書欄は各ページに分散しているものをジャンル別にまとめる予定です。
 その際にはこの投稿も「電池・充電」ジャンルのページに移動させたいと思いますので、この「自転車ライト」のページから消えたら新設されるページをご覧下さい。
お返事 2007/2/19
投稿  ども、です。
 お返事ありがとうございます。嬉しいです。

 #ちょっと、充電器のほうに話がそれて、申し訳ないです。

 「いずれかの電池の、満充電を検出すると、すべての電池の充電を停止します。」とも書いてありますね、、、でも2本づつ充電してるとも書いてある。

 謎は深まるばかり、、、

 実は今、4本組直列で使ってる電池があって、一本だけ、ダメな子がいるのですが、(例の自転車ライトに入れて、豆球つけると、70%ぐらい放電したところで、3本は1.2Vキープしてるのに、残り一本は、内部抵抗が物凄くて、マイナス0.6Vになります。放電してないときは、1.2Vあるのですけど。)

 もし、仮に、
  この4本を個別に、リフレッシュをして、
  直列で、充電すると、

 とんでもないことになるような、気がしてます。
 「ダメな子」だけ、ますます、ダメな子になるか、昇天するか、爆発するか、、、

 むしろ、直列で充電するなら、直列で放電したほうがいいように思ったりしてます。そうすれば、ΔV検出のずれは、放電充電の1サイクル分のエネルギーのロスだけのバラつきだけで、済むように思います。
 副作用としては残り3本に、メモリー効果が出来るだけかなあと。

 なお、秋月の充放電器も、早く、分解してほしいですが(笑)
 eneloop-Rのテスト記事も楽しみにしていますので、これからも、頑張ってください、、なんて(笑)。
たなか 様
お返事  その「ダメな子」は早く捨てて、新しい電池と取り替えるか4本共新しい物にしたほうが良いと思います。

 その一本は充電できる容量が減ってしまっていて、他の3本より先に放電してしまって足を引っ張りますよね。
 それでけではなく、直列で使用中のうち一本が先に電圧低下を起こすと、直列回路中ではその一本に他の3本から逆電圧で充電している状態になり、単に足を引っ張るだけではなくその「ダメな子」を他の3本で殺そうとしている状態です。
 そしてその状態が続くと「転極」という電池の+と−が逆になってしまう故障が起きます。「マイナス0.6Vになる」というのはまさに転極している状態です。過放電を行過ぎて転極を起こすまでになるともうその電池はかなり痛んでいて通常の使用ではほとんど使えないでしょう。

 開放電圧を計るなど負荷が軽い場合は1.2V程度あり、少しでも負荷をかけると一気に電圧が下がってしまう(内部抵抗が極端に増加している)のは「死にかけ電池」の特徴ですので、できれば早く捨ててしまったほうが安心です。
お返事 2007/2/20
投稿  そうですよねえ。
 で、実験してみました。詳しくは、ニッケル水素電池の放電+照射実験2
 しかし、俺も暇だなあ。

 結論言うと、ダメな子が混じってる4本セットは、
 公称2500mAhの電池が、4個直列で4V以下になるまで、1100mAhぐらいしか使えない状態です。44%。

 ただ、私、かなりの貧乏性なので、液漏れが起きても平気な自転車ライトで、使うことにします。
たなか 様
お返事  点灯時間のテストをしてみられたのですね。
 なるほど、44%ですか。・・・ちょっと寂しいですね。

 何か単3電池を一本使う機器をお持ちでしたら、その「ダメな子」もまだまだ余生を送れると思うのですが、何かありませんか?
 たとえば1AAのライト等があれば、かなり弱った電池でも「それなりの時間」ですが点灯させられて本当に充電できなくなる前くらいまでは使えますよ。

 秋月の充電器ですが、中の基板を見ると充電専用ICはST-828が使われていました。

 ST-828の仕様を見るとこのブロック図のようにやはり「直列充電」そして「直列放電」のようです。
 「直列放電」だとコンディションの揃っていない電池だと全然ちゃんとしたリフレッシュになりませんよ!?
 「どれか一本が放電したら放電を終了します」というのが、ダメな子が放電終了した時点で放電をやめて、それ以上の逆充電にならないように他の電池に容量が残っていても放電を停止して守る機能なのでしょう。
 満充電から機器での消費と、直列放電で最も容量の小さな電池が放電するまで使用したぶんの電気を直列で充電する、というたなか様のお考えになられた「メモリー効果が出るけれども最低の電池にあわせて繰り返し使用する」方法を取っているようです。
 だとしたら容量が揃っていない場合は本当に「リフレッシュ」にならない…。やはり残り容量の違う電池はこの充電器では同時に充電(放電)してはいけないという注意書きは正しいようですね。
 まだ詳しくは調べていませんが、実際の製品ではどのような構造になっているのかは追々お知らせできそうです。
 何かこのブロック図の通りでは無いサプライズがあると面白いですね。
お返事 2007/2/21
 
テスターで電流がうまく測れません
 ヤフオクで1W LED搭載のライトを入手し色々遊んでいるのですが、ここで私のテスターの電流の数値に疑問が出てきました
 このライトに3.7V420mAhのリチウムイオン充電池を入れたときの電流を200mAモードで計ると117.5mAと表示され、保護回路無しの10Aモードで計ると0.22Aと表示されます

 試しに実測24.8オームの抵抗にニッケル水素充電池を二本つなぎ電圧を測ると2.71Vで、計算上の電流は109.2mAになります
 一方テスターの200mAモードでの実測値は92.2mAという表示になり保護回路無しの10Aモードで計ると0.10Aと表示されます

 使っているテスターはKAISE KU-11です

 抵抗で計ったときはそんなに違わないのにライトで計るとかなり違いますがこれは何か法則性とかあるのでしょうか?
カマダ 様
お返事
 まず、『電流計』の基礎から確認しましょう。

 電流を測るときには、図1のような接続で電源(電池)・電流計(テスター)・負荷(抵抗やライト)を直列に接続しますね。

 ここで注目するのは、電流計の「中身」が抵抗0Ωならただの配線と同じなのですが、実際には「ある抵抗値」の抵抗と同じだけ回路の中では電流を流し難くする物となります。
 電池から見れば、「電流計」と「負荷(抵抗)」の2つの邪魔者が繋がっていて、2つに電流を流そうとする、という事になります。

 電流計の中身は、実際には図2のように計りたい電流に応じた抵抗と非常に高感度の電圧計でできています。

 回路に電流が流れると、抵抗RAの両端に電流値に比例した電圧が現われます。
 それを「オームの法則」で計算してやれば電流値を知ることができます。
 デジタルテスターでは中のマイコンが計算して数値で表示しています。
 メーター(針)式の電流計では、中のメーターが最大に振る時の電圧が求めたい最大電流になるように抵抗値を調整しています。

 図2の電流計ではある値を最大にした範囲の電流しか測れませんから、その値より大きな電流ではメーターが振り切って壊れてしまいますし、非常に小さな値では少ししか針が振らずに電流値が読みにくくなります。
 最初から計る電流の範囲がだいたい決まっている時の電流は測れますが、色々な測定に使いたい時には不便ですね。
 テスターのように極小さな電流から大きな電流まで、色々な範囲の電流を計りたい時には中の抵抗を複数用意して切り替えて使います。

 図3のように中の抵抗をスイッチで数種類切り替えられるようになっています。

 これで数マイクロアンペア程度の時の抵抗両端電圧でじゅうぶんに反応する電圧計が中に入っていれば、極小さな数マイクロアンペアから大きな数アンペアまで、測りたい電流に最も適した測定範囲で電流値を知る事ができます。
 テスターの「レンジ切替つまみ」で電流計レンジの際に切り替えているのはこの内部の抵抗です。
 デジタルテスターでは「オートレンジ機能」が付いていて、使う人間が気にする事無く自動的に切り替えてくれる物が主流で便利なのですが、実際には測定中にどのレンジでどの抵抗に切り替わっているかを把握し辛いので精密測定には適しない場合があります。(普通は精密測定には使いませんが…)

 お使いのテスターKAISE KU-11の場合、レンジは200μA〜10Aまで5つ。
測定レンジ 内部抵抗値
の推定値
200μA 1.25K Ω
2mA 125 Ω
20mA 12.5 Ω
200mA 1.25 Ω
10A 0.025 Ω
 諸元表によると「電圧降下250mV」となっていますので、各レンジで最大数値を表示する時にテスター内の抵抗の両端には250mVの電圧が現われる値の抵抗が使用されていることになります。

※ 厳密にはデジタル2000カウント値の時に200mVで50mVは安全回路等の上部マージンかもしれませんが、ここでは最大値の時に250mVとして考えます。
※ 数値はあくまで推定値です。
 各レンジによってこれくらいの抵抗値の違いがあることがわかります。

 ここまでで電流計(テスター)の基本構造がご理解頂けたと思いますので、実際に電流を計る際の注意点や問題点について話を進めましょう。

 普通はテスター一個で電圧や電流を交互に測っていると思います。

電圧を測るとき

電流を測るとき


 上図のようにして計り「電圧が何Vのとき」「電流は何Aです」というふうになりますよね。

 しかしちょっと待ってください。
 電圧を測っているときと電流を測っている時の、電源から見た負荷抵抗は本当に同じ値ですか?

 電圧を測定している時は回路に繋がっている負荷は「負荷抵抗」だけですが、電流を測定している時の回路では「テスターの内部抵抗RA」+「負荷抵抗」の2つの抵抗が繋がってしまっていますよね。

 ということは、電圧を測っているときと電流を測っているときは厳密には回路に流れている電流は違うということになります。もちろん負荷にかかっている電圧も厳密には違うのです。
 もっと言ってしまえば、負荷抵抗値が変わっているということは、電源が電池等の場合は電池の内部抵抗の関係で流す電流値に応じて電池電圧も変わってしまっています。

 テスター一個で電流と電圧を回路を繋ぎ変えて測定すると実は正確な値を測定していないということになります。
 オームの法則で電圧と抵抗値と電流を計算してみても、「なぜか計算と微妙に違う」結果になるのです。

 それに加えて、電流計レンジを切り替えると回路に繋がった抵抗値まで変わっているので、レンジスイッチを切り替えて計ると「レンジごとになぜか微妙に違う」ということになってしまうのです。

 そういうことを踏まえて、各レンジで測定した電流値を元に計算してみると、上で表にしたテスターの「内部抵抗値の推定値」も実はあの表の通りの抵抗値では無いようだ、ということがわかります。
 正確に内部の回路や抵抗値が公表されていないので、色々測定してテスターの内部を解析でもしない限りは緒元表もあくまでメーカーの公開できる範囲での「だいたいの値」でしか無いことがわかります。
 という事は、本当に厳密に電流を測定したい時には推定した内部抵抗値は(近い値ですが)計算に使う数値としては全然アテにならないのです。

 回路に電流計を繋いだり外したり、そして電流計の内部抵抗の正しい値がわからない限り、測定値は本当に正確には測れていません。
 しかしこれはあくまで「厳密に」計りたい場合で、数%程度の誤差は関係無いという程度の家庭使用ではテスターでの測定値の誤差範囲でも何ら問題はありません。
 元々「テスター」なんて、精密測定器ではなくて「おおまかな動作をテストする」為の簡易機器ですので、まず表示自体に何%かの誤差範囲がありますし、レンジ差などがあってもあたりまえです。

 テスターとはそういうしくみで、そういう機器だと思って使用しなければなりません。

 正確に電圧・電流を測るには?

 電気の基本として、電圧・電流を測定する際の計器の接続は次の図のようにします。

 電圧は負荷にかかっている電圧を測定します。

 同時に、負荷に流れる電流を測定します。
※ 電圧計に流れる電流は非常に微小ですので数値に表れる範囲では無いとします

 電池の電圧と、負荷にかかる電圧は電流計の両端電圧ぶんドロップしていますが、計測や計算したいのは負荷にどのような電圧がかかってどの程度電流が流れているのかなのでこの回路で良いです。

 普通は、実験では電源は可変電圧の安定化電源を使用しますので電源装置の電圧は関係なく、負荷にかかっている電圧が目的の電圧になるよう変化させますので電源装置側は計る必要はありませんし…

 ライトのテストで電源に電池を使用する場合、数百mA程度の大きな電流でなければ電流計の内部抵抗でのドロップはほとんど無視して良い範囲の電圧です。
 電圧計を図の負荷側から、電池側につなぎ変えて実際の電池電圧も測定してみるのもよいでしょう。

 しかし電流計の内部抵抗が正確で無い場合、やはりドロップぶんの値が気になります。
 その場合は「値の分っている内部抵抗」が有れば良いわけで、自分で電流計を作って対処します。

 値の分っている「任意の抵抗」を回路と直列につなぎ、その両端電圧を「電圧計」で計ってオームの法則で計算すればよいのです。

 この方法は「電流計レンジ」の無いデジタルテスターで電流を測る際にも用いられます。
 またこの計測の為にデジタルテスターのオプションで「電流測定用プローブ」という物も売られています。(抵抗とリード線、テスト棒が繋がってるだけですけど…)

 抵抗値を大きくするとドロップ電圧が大きくなりあまり好ましくありません。
 小さくしすぎると測定器(テスター)側の精度やテスト棒やクリップの接触抵抗が問題になってきますので、測定する電流にあわせて抵抗値は選びます。

 私が自分用に作っているプローブは0.1Ω(2W)の抵抗を使用しています。
 両端に1mVの電圧が現われる時に流れている電流は10mAです。テスターで電圧数値を表示して、そのまま10倍すれば良いので読み取りが楽です。
 テスターを一台しか持っていない場合でも、図の2つの電圧計の場所を交互に計れば電圧と電流を正しく計れます。
(刻々と変化するようなものは繋ぎ変えでは無理ですが)

 電流測定用の抵抗の両端電圧を計っていますので、負荷側の電圧がわかれば電源の電圧も単に両方を足すだけでわかりますよね。(逆も可)

 『気の迷い』での各種電圧・電流の(単体での)測定はほとんどこの0.1Ω測定で電圧・電流を同時に測定しています。(オシロスコープも併用)
 場合によっては0.05Ωや0.033Ωといったよりドロップの少ない抵抗値で測定している場合もあります。

 このような測定回路では、テスターの内部抵抗やレンジ切替による負荷の変動も無く、安定して正確な電流・電圧を測定できます。

 正しく電圧や電流を測れない場合

 抵抗に電流を流すように、電圧や電流の値が測定中に変わらない物はデジタルテスターでも正確に測定できます。

 DC-DCコンバータの電源入力電流(発振周期にあわせて変動している)や、何らかのパルス電圧の場合はデジタルテスターの電流・電圧表示は正確ではありません。

 テスター内部の回路、また内蔵マイコンのA/D変換方式や測定プログラムによってどの程度の誤差になるのかは機種により違いますので一概に何%くらい変わるなどとは明言できません。

 またそれが測定レンジによって変わる可能性もあります。
 内蔵の電圧変換回路やA/Dコンバータの入力上限のほうの電圧で測定する場合と、下限のほうで測定する場合に変動する電圧では誤差への影響が変わることも充分に考えられます。
 上限のほうで比較的正確に測定できていたものが、レンジを上げて下限のほうで測定すると変動の影響が大きくなって誤差が拡大するなどです。
 同じデジタル電圧計測回路の中でも大きな電圧を計る場合と小さな電圧を測る場合で実は内部でレンジ切替のような回路が働いている場合もあります。

 また、DC-DCコンバータのように電源電圧と電流が比例しない回路の場合、お使いのテスターの1Aレンジのように内部抵抗が非常に低い場合と、200mAレンジの抵抗値が少し大きい場合では内部抵抗によるドロップで後者では電源電圧が下がりコンバータの動作が大きく下がるような原因も考えられます。
 いきなり測定値が倍変わるという所まではゆかないとは思いますが、レンジを変えると測定値が少し変わる原因の1つとして関係している可能性もあります。

お返事 2007/2/8
投稿  詳細で分かりやすく図まで書いていただき説明ありがとうございます、
 大昔に学校で少し習ったような記憶も少しあります(^_^;)電流と電圧は本来単独で計る物じゃないんですね、大変ためになりました、あとテスターの計測レンジの話も大変ためになりました。

 ここでセリア情報を一つ、ヘッドを回転させるタイプでレンズ付きのLEDライトが入荷していました、電池はLR41*4ですが、電池室には非常に余裕がありうまく端子を絶縁するとLR44*3でも使えました、レンズは綺麗に集光してくれてスポットムーンといった感じでしょうか。

 それと以前12LEDライトのLED交換に使ったLEDで「電圧が低くても明るく光るLED」と言われた意味が今日分かりました、試しにニッケル水素充電池二本をつないでみると結構明るく光るんです、他のLEDに電池二本ではぼやーっとしか光らないのに。
カマダ 様
お返事  テスターも使い方によっては誤差の大きな簡易測定からかなり正確な測定まで、使い方次第で色々ですので用途に合わせて使用方法を工夫してみてください。

 LEDのVf(順方向電圧)は物によってかなり違い、3Vを切った低い電圧から光るもの、3.数V程度無いと光らないもの等様々です。
 また同じLEDでも劣化が進むと小電流(低電圧)時の明るさが弱くなります。オーバードライブで酷使すると早くこのような現象が現われ、同じ電圧で駆動していてもライトが暗くなるなどの症状が現われるようになります。
お返事 2007/2/10
 
携帯充電器のDCコン、設計が変わったのかそれとも回路が当たり?
 ヤフオクで入手した12LED/1AAライトのDCコンバーターを壊してしまったので携帯充電器のDCコンバーターを入れてみました、
 今回私の買った携帯充電器は外装を見るとこちらのサイトと同じ物(サティのレジ横で売っていました)でしたがFOMA用なのに基板が普通の緑色で内蔵電池もアルカリです。
 こちらのグラフを参考にLEDを9個に減らして180mAなら1AAでも大丈夫だろうと制限抵抗なしで組み込んでみるとやたら明るいライトになりました(^_^;
 負荷がかかった状態で0.6Vまで電圧の下がったアルカリ電池でもLEDにかかる電圧(DCコンの出力電圧)は2.65Vで明るさを比較すると新品アルカリを入れたOSMA XB-11S(1LED/1AAA)やLEDLENSER のマイクロよりも明るいというとんでもないライトに仕上がりました。

 これは設計が変わったのかそれとも回路が当たりと考えるべきなのかうれしい誤算です。
カマダ 様
お返事  2.65Vの出力電圧で果たして何mA流れているかわかりませんが、その電圧でも光っているのなら9灯もあれば各数mA程度の電流でも比較されている1灯のライトの新品電池状態よりは明るいかもしれませんね。
 実際にどれくらいの電流が流れているのかを電流計で計って値を教えて頂けると嬉しいです
お返事 2007/2/5
投稿  私もどのくらい電流が流れているか分からないと気味が悪いので再度分解して電流を計ってみました、テスター(デジタル)はDCコンの出力とLEDの入力の間に入れました、またこのライトのLEDは全て並列で繋がっています。

電池電池の
開放電圧
点灯中の
電池電圧
DCコン
出力電圧
LED
電流
使用中のエネループ1.38V1.35V3.07V100mA
新しめのアルカリ1.52V1.37V3.15V108mA
古いアルカリ1.24V1.07V2.90V57mA
※ 頂いた一覧を見やすいよう表に組み直しています

 LED9個に100mAですからそんなに流れてはいない計算ですがかなり明るいんですよね・・・[JPEG写真はこちら]

 交換したLEDが21000mcdと明るいのも良かったのでしょうか?
カマダ 様
お返事  その測定結果を見ると、特にDC-DCコンバータの回路が新しくなっているとか、性能UPしているという事は無さそうです。ほぼ出力測定グラフの示す通りの性能のようですね。

 5mm白色LEDの定格電流は20mAですが、これを10mAで点灯させても明るさは10/20で半分になる・・・ということはありません。(見た目では80〜90%くらい)
 LEDのメーカー・品種によって差はありますが、点灯し始めの電流は0ではなく数mAで、そこから電流値に比例して明るくなりますので、逆に言えば数mA程度でも明るさはある程度確保されます。

 21000mcd品のような超高輝度LEDではたとえ10mA程度でも、よく中国製ライト等で使用されている6000mcd程度のLEDの20mA時より明るく光りますので、各数mAでの点灯でも9灯もあればかなり明るい状態になっているのだと思います。
 比較的少ない電流でも明るい良いLEDを使われたようですね。

 出力グラフからもわかるように、完全に消える直前まで最初の明るさを維持する(電圧・電流がほぼ下がらない)ライトを作るならLEDは1〜2個まで、電池が減ってきたら電圧・電流も下がり徐々に暗くなるライトならLED数個〜十数個(電池は2本)まで接続できます。
 但し電池一本の場合は、大きな電流を取り出そうとするとすぐに電池の電圧が下がりますのであまり多灯にはできません。電流制限抵抗を入れずにダイレクトに接続して数灯までなら定格の20mAで点灯させられるはずですが、さすがに十灯近くになるとカマダ様の作られたライトのようにニッケル水素電池を使っても1灯10数mA程度のドライブ能力でしょう。

 LEDの個数を減らしてなるべく定格の20mA近くの電流でLEDの能力を最大限に引き出すか、LED一個は暗くても数で勝負するか(^^;
 使用するLEDの特性にも左右されますのでいくつかのパターンをテストしてみて最良の状態を探してみるのも面白いと思いますよ。
お返事 2007/2/5
投稿  なるほど今回交換のために入手したLEDが一番の立役者だったのですね(^_^)電流が半分でも明るさが半分になるわけでは無いのも私には朗報です、ありがとうございます。

 最近立て続けに色々LEDライトを買ってしまったので数値はなかなか出せませんけど写真で比較してみたのでよろしければご覧ください。

ヤフオク8LED/1AAノーマル
ヤフオク8LED/1AALED換装(21000mcd)
ヤフオク12LED/1AAノーマル
ヤフオク12LED/1AA改9LED&DCコン載せ替え
ヤフオク1W/3AAA
スタンドライト改8LED/1AAと2AA
STREAMLIGHT JR.LUXERON(SF-133やGT-10AAの姉妹機)
ヤフオク1LED/2AAを単5電池3本で使う

写真1写真2写真3
カマダ 様
お返事  厳密には、測定器で測って数値を出せば電流に比例して明るさ(エネルギー)も変化するのですが、人間の目の不思議で照らされた物を判断する見た目の明るさはそれほど落ちないのです。
 そしてライトを実用する時に便利なのは、2つのライトを並べて比べない限り、人間の目でははっきりとライトAとライトBの明るさを別々に見た時には「何倍」とか「何%」とは比較できないのです(^^;
 なんとなく「アレよりは暗いかな〜」とかは感じますが。そのライトだけ使っていると全然気にならなくなる人間の順応性はスゴイと思います。

 それでも他と比較して「暗い」とか「明るい」の判断はつきますので、より明るいライトを欲してしまうのは順応性以上に人間の欲求の成せる事なのでしょうけど。
お返事 2007/2/7
 
やっとできました。明るいLEDダイナモライトが!!
 やっとできました。明るいLEDダイナモライトが!!
 もとから付いていたダイナモライトにLEDを5個つけてみましたがレンズカットが悪く(縦じまが何本も入っていて光が横に広がってしまう)、もう1つ別にLEDライトを付けることにしました。
 100均でレンズ径が6センチほどで、単二2本仕様の「防水ライト」を買ってきて改造しました。回路は以前管理人さまに教えていただきましたブリッジダイオード+三端子レギュレーター+コンデンサー+抵抗で6個のLED(秋月の25カンデラ)を点けると言うものです。  
 こちらの方は十分な明るさで前方を照らしてくれます。よほど明るいのか、すれ違う人が振り返ります(チョット優越感!!)。
 このホームページのおかげで何の知識もない私に明るいダイナモLEDライトが出来て感激です。電気工作のおもしろさがちょっと分ったような気がします。
かっちゃん 様
お返事  完成おめでとうございます!

 電子回路にはこれで無ければダメ!という「正解」が1つとは限りません。
 一つの目的を達成するのにいくつもの方法(回路)があり、どれが最適なのかはそれぞれの目的・用途・状況により様々です。
 たくさんの方法の中から自分の必要とするものを探し出したり、その為に実験をしたりするのが電子工作の楽しみの1つですので、失敗を恐れずにまた何か興味が沸いた事にチャレンジしてみてくださいね。
お返事 2006/11/29
 
キャン★ドゥのLEDライト、抵抗が入っているのと入って無いのと?
 「気の迷い」はスゴイです!
 なんと言ってもとことん突っ込む姿勢が素敵です。
 情報ですが、某100円ショップ購入した、ファイバー先端がピカピカ点滅するクリスマスツリーでは、赤色LED一個ですが、トランジスタ無しでIC一個のみです。(メーカ名等袋捨ててしまったので分かりません。)

 それから、「デコレーションプチライト」(ザ・ダイソー)と殆ど同じ製品(たぶん出所は一緒?)株式会社キャンドゥから、Christmas Selection LEDライト点滅 として売られてます。
 赤、黄、緑混合とそれぞれの単色のみと点滅版と点灯版があります。
 この製品の謎なのですが3色混合のタイプにはLEDに30Ωの抵抗が接続されています。特定の色についている訳ではなく、まちまちです。理解不能としか言いようがありません。
 中国4000年の歴史は奥が深すぎます><;

(この製品、小さなツリーに使うにはLED間のケーブルが長すぎ、線が太すぎです。そこでケーブルを短く、線を細くする為に、手を加えていたらこの抵抗に気がつきました。)

 電子工作は好きなのですが、回路を読み取る能力ゼロなので
 教えていただけたら嬉しいのですがこの「デコレーションプチライト」(ザ・ダイソー)の改造前の点滅回路は単三2本で何時間ぐらい持つのでしょうか?
びわ 様
お返事 びわ様、面白い情報ありがとうございます。

 デコレーションプチライト、赤色15灯・点滅タイプの場合新品アルカリ電池(オーム電機製の安物)で約30時間程度点滅していました。
 これはデコレーションプチライトが発売された当初に購入して計ったものですので、現在の製品、またLEDの数が違うタイプや緑色タイプでは変わってくる可能性があります。(それほど大きな差は無いと思いますが)

 キャン★ドゥの点滅ライトはまだ店頭で見たことがありませんので、入荷したらいくつか買ってみます。(バラしたらまたご報告します)
 抵抗が意味不明に入っているのは謎ですね。

 こういう機器に入っている点滅ICの場合、LED数個くらいまでならたいていはICの中のトランジスタで駆動できるように作られています。
 1つ下の投稿で出ている自転車点滅ランプなどもICだけで外部にトランジスタはついていません。

 デコレーションプチライトのようにLEDを多数繋いで、大きな電流が流れる場合はICの中に大電流対応のチップを作るより、外部にトランジスタを付けたほうが安くなるのでしょう。(中国の驚異の製造原価で)
 それか単純に、中のチップ自体はLED一個用くらいのものの標準品があってそれを流用し、単に大電流には耐えられないので外付けで増幅しているだけの簡単設計なのかもしれませんね。
お返事 2006/11/21
お返事  キャン★ドゥの「クリスマスLEDライト」を購入しました。
 ダイソーと同じ電池ボックスが「黒」以外に「白スケルトン」もありますね。ちょっとカッコイイかも。

 「単色(148)」赤or緑、「点滅(150)」赤or緑には抵抗は無し。
 「マルチカラー(149)」3色混合タイプのみ、確かにLEDに抵抗が入っています。
 私の購入したものは30Ωではなく10Ωでした。

 抵抗が入っている/入っていないは次の通りです。
・赤−抵抗入り×3個(中間)
・黄−抵抗入り×3個(中間)
・緑−抵抗無し×3個(中間)
・赤−抵抗無し×1個(先端)

 これは、赤&黄(=2.0V)と緑(=2.4V)ではVf(順方向電圧)が違う為、全部並列に接続するとVfの低い赤&黄の電圧に引き込まれ回路全体の電圧が2.0Vに近くなります。するとVfの高い緑のLEDを点灯させるには電圧が低く緑LEDは暗くなってしまいます。
 ですので、赤&黄のLEDには電流制限抵抗を付けて回路全体の電圧が下がらないようにしています。
 抵抗のおかげで、実際に赤&黄と緑ではLED自体にかかる電圧が0.3〜0.4V程度違います。これで全部のLEDがほぼ同じ明るさで光っているのです。
 先端の赤色LEDだけ抵抗が入っていないのは、使われている配線の質が悪く、先端部に行くに従って電圧が落ちていて、最先端では0.3〜0.4Vも下がっています。これでは赤色LEDに抵抗を入れる必要は無いので最先端の一個だけは抵抗を入れていません。

 これは中国4000年の不思議では無く、LEDの順方向電圧特性をちゃんと考えて作られたしっかりした回路です。(かなりアバウトですが)

 しっかりした回路と褒めた直後に・・・ですが。
 今回購入したうち、1つは配線が無茶苦茶でLED2個が点灯しませんでした。この2個には電気が通らない素晴らしい配線でした。これでも出荷されているという事は・・・
「検品すらされていない!」
という事ですね。
 もちろん点滅タイプの中身は「S8550の逆付け基板」でした。

 販売店は違いますが同じ部品で作られていますから、トランジスタの逆付け等の回路チェックをしていないという事ではなく「この製造会社は検品を全くしていない」というさすが中華製品!と再度納得させてくれる素晴らしい製品でした。
お返事 2006/11/23
投稿  こんばんは びわ です。

 抵抗の意味は明るさを均等にする為だったのですね。
 頭の中のもやもやがすっきりしました!
 ありがとうございます

 この製品、物の作り込みや出来栄えは別にして、100円で電池SW付電池ボックスは手に入るし、LEDも、トランジスタも抵抗も手に入り兎に角、「いろんな意味で」スゴイ製品だなぁと感心してます。
 (ICの中身も気になります^^;
  どんな回路が入っているのでしょうね。)

 これからも、実験頑張ってくださいね!
 新たな実験結果がアップされるのを楽しみにしています。
びわ 様
お返事  3色混合タイプは綺麗で気に入ってしまいました。
 「マルチカラー(149)」の点滅タイプ(型番は不明)は最初から存在しないのか品切れなのか入手できませんでしたので、「点滅(150)」とLED部を交換して3色の点滅ランプにしてみました。小さなツリーに飾ると本当に綺麗です。
お返事 2006/11/25
 
MAX879に充電中・充電終了のLEDを取り付けたい
 はじめまして、musaと申します。
 DC−DCコンバータIC(MAX879)を秋月で購入し、データシート通りの回路を組み充電器(2.4V→5.0V)として使用しています。
 この記事をもっと早く見つけていれば・・・。
 できればMAX879に充電中・充電終了のLEDを取り付けたいのですが、どこにどの様に取り付ければよいのか、教えていただきたいのですが。
 話がずれて申し訳ございませんが、宜しくお願いいたします。
musa 様
お返事 musa様、はじめまして。

 MAX879は昇/降圧の両方に対応したたいへん便利なICですね。
[PDF] ※ 廃品種の為メーカーに無し、PDFは秋月のサイトより

 しかしMAX879にはスイッチング用トランジスタが内蔵されていて制御回路もICの中だけ、外部にスイッチング動作が行われているかどうかを出力する端子はありません。
 従って、本記事の携帯充電器のようにパルス出力端子から充電中LEDを点灯さぜる回路は付けられません。

 そこで、他にこのICの動作を示すことを知ることができる端子というと、5番ピンのコイルのチョッパ端子(LX)だけです。
 少し強引ですが、コイルのチャージコントロールをしているこの端子の動作を利用して、発振動作の表示LEDをつけてみましょう。
 左の回路図(ピンク色の部分)のように、コイルに並列に「抵抗」「LED」「ショットキーバリアダイオード」の3つを直列になるよう接続します。

 LX端子はコイルに電荷をチャージする時にGNDに引き込まれますので、同時にLEDも点けてしまおうという回路です。

 コイルから電荷が放出される時には一瞬ですがLEDに対して「逆電圧の高電圧」がかかることになりますので、反応速度の速いショットキーバリアダイオードで保護しておきます。

 手持ちのMAX641を使用した昇圧回路でテストしましたが、良好に点灯しています。
 負荷が全く無い時でも発振はしていますのでほんの少し点灯しています。
 負荷をかけて電流をたくさん流すようになれば、コイルのチャージ動作も多くなりますので、LEDも明るくなります。
 テストはMAX641で行いましたので、MAX879では多少発振周波数やパルス幅が違うことも考えられますが、ほぼ同じ条件でLEDを点灯できると思います。
 抵抗値は50〜100Ωくらいの間で適宜調整してください。
 このLED回路も、電源は電池から直接取っていますので、電池が減ってきたら暗くなり、バッテリーメーターにもなります。

 DC-DCコンバータの動作量に応じて、LEDがアナログ的に明るくなりますので面白いですよ。
お返事 2006/11/14
投稿  すばやい返信有難うございます。
 早速試してみます。
 有難うございました。
musa 様
 
100円のセンサーナイトライトをLED化してみました
 お久しぶりです。自転車用LEDライトですがどうもうまくいきません。LED自体が暗いのと光が広がりすぎて全然明るくないのです。今度は1WクラスのLEDハンディーライトを改造して作ってみようと思います。(以前0.5Wのものを改造したのですが明るくて調子がよかったのですがスピードを出したら壊れてしまいました。)
 そこで部品がいろいろ余りましたので、100円のセンサーナイトライトをLED化してみました。ブリッジダイオードに抵抗(1KΩ×3個)を付けてLEDを10個直列につないだだけの簡単なものです。なおLEDの数が少ないと点滅してしまいます。このナイトライトは廊下や室内では結構明るくてとてもきれいです。調子に乗って3個も作ってしまいました。(どこにつけようかな〜)
 そして100円ショップでナイトライトを買うときにいいものを見つけました。スイッチを数回押すと7色に次々に光るミニLEDライトです。10個ぐらい買って電源を改造して窓に飾ろうかと思っています。クリスマス用の電飾を買った方が早いかな。
かっちゃん 様
お返事  100円センサーナイトライトのLED化はおもしろいですね。
 LEDが点滅するのは、元のナイトライトの回路がサイリスタ(SCR)で制御されているからではありませんか?
 右の回路図は「ネタ帳」に記していた100円ナイトライトの回路図です。
 100V電球のスイッチ用にトライアックを使用していれば交流を全波通しますが、100円ナイトライトだと安くする為にサイリスタで制御しているものがほとんどです。サイリスタは中身は「スイッチング機能のあるダイオード」ですので交流のうち片側の電流しか通しません。
 5Wの電球も実際は2.5Wの明るさになります。
 ですのでサイリスタ使用のACスイッチ回路だと交流電源の半波しか通していませんので、LEDのようなランプだと関東では50Hz関西60Hzで半波ぶん50%もの時間消灯で点滅しますので目に見えてチラチラと光ります。全波整流すれば100/120Hzで点滅するので人間の目で見た場合は連続点灯しているように見えます。交通信号機のLEDタイプではこちらの全波整流で点灯しています。
 もしナイトライトがサイリスタでスイッチ・整流している回路であれば、電球部にブリッジダイオードは意味が無いことになりますね。チラつきは電解コンデンサ(耐圧はLED両端電圧よりじゅうぶん高く)で平滑すれば消えます。
 LEDの直列数を増やすと点滅しなくなるというのは謎ですが、いちどナイトライトに付いている部品(サイリスタか?)を調べてみてください。
 もしサイリスタ式では無く、全波通しているような回路ならごめんなさい。

 クリスマスに向けて、最近の100円ショップ系の光り物は面白いものが増えていますね。新商品を探して店を覗くのが楽しみです。
お返事 2006/11/8
投書  素早いご返答と詳しい解説に感謝します。なにか管理人様にご迷惑をかけているようで申し訳ありません。
 ところで秋月のLEDは「これ (OSPW5111B-QR)」です。とても暗いです。100円のLEDライトの方がず〜と明るいです。こんど買うときは2個100円の25カンデラのものにしようかと思います。(現在品薄らしいです)
 センサーナイトライトですが管理人様の回路図よりも部品が少ないです。15Kの抵抗とDのダイオードはないようです。またAの部品にはMCR 100−6 P86と書いてあります。私にはなんのことかさっぱり分かりません。
かっちゃん 様
お返事  品番MCR100-6で検索しましたら、ON Semiconductor社(モトローラ)のサイリスタでした。[データシート](600V/0.8A)
 やはりそちらのセンサーナイトライトもサイリスタで半波整流していますので、電球(交換したLED回路)にはAC電源の半分しか流れていません。チラチラ点滅して見えるのも多分そのせいですね。多灯にするとチラつかなくなるのは、明るくなって人間の目の残像現象でチラつきが低減されているからではないでしょうか。
 ゲート電圧を常に正にする為のダイオードと電流制限抵抗(15K)が無いそうですが・・・まぁサイリスタの耐圧以内で無事動作しているので良いのでしょう…

 すぐにレスが出来るのは暇な期間だからで、多忙な時はレスに数日〜一週間ほどかかることがあります。今は比較的時間が取れますのでお気になさらないでください。
 皆さんからの活用報告や、色々な情報をお聞きして楽しんでいます。
お返事 2006/11/9
 
充電器の回路について「なんでこんな回路にするねん」
<<一部編集しました>>
 私は現在カメラのモータードライブ用の充電器が故障してしまったので、8セルの組バッテリー充電器を製作しようと思案中です。充電器をトレースするとよく分からない回路があって、「なんでこんな回路にするねん」と独り言をいったりしています。(^_^;
アッキー 様
お返事  充電器のほうですが、昔ニカド電池用に6セルと5セルの切替式充電器を作ったことがありますが、満了検知の部分が面倒だったので専用の−ΔV検出ICを使って端折ってしまったことがあります。10年以上も前の話ですが。
 今ならAVRやPICのようなADコンバータ内蔵のCPUが手軽に使えるので充電制御チップの部分まで自作できて面白そうですね。
 頑張ってください!
お返事 2006/9/28
投稿  充電器は故障したと言うよりも、計測中に誤って5Vラインに12Vを接触させてしまい、充電管理ICの一部分を壊してしまいました。そして、本来パルスであるところがパルスでなくなり、過電流でトランジスタが壊れています。ZTX949と言う物のようですが、日本では売っていないようです。
 ちなみに、壊す前に解析した図面などは[こちら]に置いています。
アッキー 様
お返事  充電器の修理はその状態だとちょっと大変そうですね。
 そういえば中国製の小型トランジスタは日本製のECB配置ではなくEBC配置の物が多いですね。基板の解析をする時にたまに間違えそうになります(笑)
お返事 2006/9/29
投稿  充電器は修理と言うよりも、改造になりますね。
 私は電気に関して、初心者ですのでしてあの放熱板のないトランジスタがパルスだといって1A以上も流せる事実が理解できません。現在OrCADでシミュレートしていますが、1A流すとEC間は10Vになり、10Wあります。パルスのデューティー比が50%とすると2A流さないといけない計算です。
 現在はどのような充電方法で、どの部品と組み合わせるかを思案しています。
アッキー 様
お返事  壊れた充電器について1つの疑問点にお答えします。

 充電器の回路図でLEDが付いている基板のTr2個は2段階の電圧スイッチ回路です。
 (解析図では片方のダイオードはツェナーとして書かれていますが、もう一方のダイオードも多分ツェナーです)
 回路図を整理するとこうなります。
 シガーソケットからDC12V(普通自動車)が供給されると、リレーに繋がっているほうのBC547B(Q1とします)のベースに繋がっているツェナー(ZD1)が一定(12V未満)の低い電圧でONになりBC547Bのベース電流を流してリレーを動作させ、昇圧用DC-DCコンバータの電源を入れます。ZD1の電圧は多分DC-DCコンバータの動作開始電圧の9Vくらいに設定されていると思われます。作られたDC24Vは出力端子4番ピンに供給されます。
 この時はZD2は12Vではツェナー電圧を越えないので導通せずQ2は働きません。
(シガー端子からリレーが働くだけの電圧が来ればONにするだけなら、ZD1はわざわざツェナーでなくても抵抗だけでも良いのですが…)

 シガーソケットからDC24V(トラック等)が供給されると2つ目のBC547B(Q2とします)のベースに繋がっているほうのZD2がツェナー電圧を越えるのでこちらもONになり、Q1のベース電位をGNDに落とします。そうするとQ1はOFFになりDC-DCコンバータへ電源は送られません。
 DC-DCコンバータは止まってしまいますが、元々のDC24Vは回路の必要としている電圧(22〜24V)を満たしているので、コネクタの4番5番ピン間に接続されているダイオードを通って4番ピンに供給されます。

 このようにシガーソケットからDC24Vが供給された時には無駄にDC-DCコンバータを動作させないのと、DC-DCコンバータの入力耐圧が18Vのため壊してしまうのを防ぐ回路だと思われます。(もちろんリレーも12V品なので24Vをかけると焼けます)
お返事 2006/9/30
投稿  「壊れた充電器について1つの疑問点にお答えします。」を拝見しました。なるほど、、、感激!!そう言う理由だったのですね。一つだけメタルパッケージのダイオードがあり、変だなーと思いながら型番も確認できなかったのでわかりませんでした。

 たしかにこの充電器は「DC12」と「DC24V」対応です。ただし、「DC12V」使用時は「DC24V」や「AC」使用時の倍の充電時間が必要です。リレーの耐電圧の件も変だなーと思っていました。これで納得です。さすが!電気に詳しいですね。デジタル回路につきましては少しだけ知識がありますが、アナログはまだまだです。一年ほど前にやっとトランジスタの増幅について理解した程度でして...。
 メイン回路の「2SK2231」についてはわざわざFET経由で並列接続の抵抗2本をグランドに落とさなくても、FET無しでいいような気もするのですが、DC12V使用時だけFETのゲートにかかる電圧を逃がし、充電池のマイナスは0.39オームの抵抗だけでグランドと繋がっていることになりますね。意味あるのかなー???
 しかし、よく分からなかった謎が解けました。ありがとうございました。

P.S.現在は壊れた回路を利用した追加基板回路図が出来上がりました。部品の購入・組み立て及びAVRのプログラムをして完成予定です。液晶に充電時間、温度、電流、電圧を表示する予定です。
充電ロジックは思案中ですが、「TC-S40」や「Quick Eco」の充電ロジックについて、なにかご存じでしょうか?
アッキー 様
お返事  メイン回路の「2SK2231」について、もう一度基板パターンを確認してください。
 そちら側についてはまだほとんど見ていませんが、仰る通りならほとんど意味の無い回路ということになります。しかし基板2のTr2個のように何か意味があるものでしょうから、再度基板の状態から確認してみてください。

 「TC-S40(N)」の充電システムはテクノコアの開発したIC&C方式(Interrupted Check and Charge)を使用しています。このような内容[こちら]です。

 「Quick Eco」は同様の原理を更に発展させたキムラタン独自のQuick Eco方式を使用しています。

 いずれの充電器にも共通なのは「電池にあわせた大電流での充電を行う」「1回のパルス充電サイクルが非常に長い」(と言うか、これをパルス充電と言っていいのか甚だ疑問)「従来の−ΔV方式とは違う満充電判定方法」ということです。
 おおまかに
・最初に電池の種類や充電特性をチェックする(いくつかのパターンでテスト)
・その電池に流せる最大電流(最大4A)に調整しながら約1分/約10秒充電
・Quick Eco は約10秒の休憩
・IC&C方式は1.4V印加で何A流れるか等を測定(満充電検査)
 (この時Quick Ecoは電圧を印加しているかは不明)
・満充電でなければ大電流充電を繰り返す
のようなシーケンスとなっているようです。

 良い点の1つとして大電流で充電するのでメモリー効果に原因になる不活性物質が生成されないということです。(私はあまり信用していません)
 次に大電流なので充電時間が短くて済む。(これは間違い無いですね)
 そして充電末期に過充電による発熱が少ないという事。−ΔVやピークカット方式では充電池の満充電付近で発熱反応が起きるまで充電しますが(これが本当の満タンまで充電する正しい充電方法)、TC-S40(N)やQuick Ecoでは発熱反応が出る容量の少し前で充電をやめてしまっています。
 過充電の際に化学物質が不可逆反応を起こして劣化する事が電池の寿命を縮める要因の1つですが、その原因の過熱を起こさせる前に充電をやめるので、化学物質にとっては優しい(らしい)ということです。
 但し充電末期に発熱が起きるのは充電地の正しい化学反応で、その状態で満充電まで充電でき、JIS規定の500回使用に耐える性能を各電池は持っています。ネットではTC-S40(N)やQuick Ecoを勧める人のHPやブログなどで、この「優しい」という言い回しを逆手にとって、まるで発熱がある充電器は不良品のような誤解を与える記述が見受けられますが大間違いです。

 以前に比較測定しましたが、eneloopを使用してBQ-390とQuick Eco(旧型)で充電したものでは放電時容量がQuick Eco(旧型)のほうが約90%〜95%と少ないものでした。
 Quick Eco(旧型)は電池に対して「満充電をしていない」という事になります。
 普通に家庭用機器で使用してるなら、10時間使える機器が9時間しか使えなかっても誰も気付かないでしょう。これがデジカメのように撮影状況によって500〜600枚とか「あいまい」な使用可能容量の機器で使用するならなおさらです。そのあたりがこの充電方法の狙いでもあるでしょう。
※ Quick Ecoの最新型を入手しましたので改めてテストします。新型ではほぼ100%に近いようです。

 さて、これら2機種の充電器のキモは満充電判定のロジックです。
 QuickEco方式は大電流充電の後に(休憩を挟んで)「前回からの電池電圧の比較」を行い、ある一定の比率での変化量を見ているものと思われます。
 −ΔV方式では電圧の変化を検査し、一定の電圧下がったら満充電域での下降反応とみなして充電をストップさせますが、2機種の方式は−ΔVのような「数値的に固定された電圧の差」ではなく、「一定の電圧差に変化するまでの時間(パルス充電サイクル回数)」を計測して「充電電圧カーブの角度」などを調べているということらしいです。
 要は充電中に電圧が昇ってゆくスピードを計っていて、『充電初期はスピード小、中期から末期にかけてアクセルが踏まれて徐々にスピードが上がり、満充電付近でゆるやかにストップし、過充電領域に入ればバックギヤが入ってバックする。』というパターンを逐次追っていて、最後の『ゆるやかにストップする』領域でのストップ直前(発熱が始まる前)を判断して充電を止めていると私は推測しています。(充電電圧や温度カープについて詳しくはPanasonicの資料「ニッケル水素電池の5大特性[PDF]」「充電方法について[PDF]」をご覧下さい)
 充電パターンを追うことで、不良電池の発見も充電中随時行えます。

 TC-S40(N)やQuick Ecoと似て異なる方式として、大電流をパルス的に流したり止めたりするのではなく、電流を一定の時間幅(1分とか)で三角波にして小→大→小と変化させ、電流が最も小さな時に電圧測定をして(−ΔV方式で)満充電判断をする充電器もラジコンの世界の超急速充電器に採用されています。これも独自の特許の充電方式のようですね。
 電流小(または開放する)の時に測定するのはもちろん大電流の時には電池の状態を正しく測定できない(電源の能力に引っ張られている)からです。これは比較的大きな電流で充電する最近の急速充電器では基本的な技術です。
 液晶画面つきや、充電に関する様々なパラメータを表示する機能のついた高機能充電器はラジコン用に多数販売されていますので、充電器を自作される際には参考になると思います。

 このような各種方式が実用化されたのも、コンパクトな充電器に高機能なA/D変換機内蔵のワンチップマイコンが搭載できるようになり、従来のディスクリート部品や多少の専用ICでの単純な電圧変化検知以上の複雑な充電監視ロジックを実行できるようになったからだと思います。
 同じような方式で自作で充電器を作るとなると、充電池の充電中の挙動にかなり詳しく無いと正しく満充電を検知できなかったり、誤判断をして電池に過大な電流を流して過熱や破裂を起こしてしまう危険性もありますので、十分に研究してから実行してください。
お返事 2006/10/12
投稿  メイン回路の「2SK2231」について、基板パターンをもう一度確認しましたが、やはり同じです。図面との消し込みと、導通テスターデの確認をしています。バッテリーチャージャー基板裏表合成写真を追加しましたので、目視でもなんとか確認できると思います。0.43オームの抵抗も、1%の抵抗(黒、黄色、橙、銀、茶)と2%の抵抗(黄色、橙、銀、赤)を並列に接合しています。謎です。

 それから、充電ロジックの件、ありがとうございます。充電ロジックはいろいろありますよね。ラジコン用の充電器を買おうかな?なんて思いましたが、面白くないので改造しようと...

 改造充電回路用部品を本日購入してきました。FETとオペアンプ及びD/A変換IC等を使用して可変電流にすることが出来るのですが、スペースの関係で電流値はトランジスタとFET及び半固定抵抗による手動可変電流としました。火災等が怖いため、初めは0.1C充電でタイマー終了させようと思っています。表面温度、電圧及び電流はモニターできる回路にしていますので、1C〜0.5C程度で充電し、デルタV検出を試してみる予定です。

 P.S.共立電子のデジットとマルツパーツの間にたこ焼きを売っていますが、美味しかったです。マヨネーズ好きの方でしたら、マヨ + ポン酢 がお勧めです。近くへ行く用事があれば、一度お召し上がりくださいませ。m(__)m
アッキー 様
お返事  メイン回路の「2SK2231」について、回路図を確認しました。
 まず先に文章で頂いていた「0.43Ω」とか、1オーム未満の抵抗が繋がっているという情報から『定電流充電方式の電流チェック回路』あたりでは無いかと推測していましたが、ビンゴ!でした。

 結論を先に書くと、『シガー端子からの12V電源の場合、DC-DCコンバータの電流容量が少ないので充電電流を減らす(充電時間がかかる)。AC電源かシガー24Vの場合は規定の電流で充電する。』切替回路です。

 そしてこれは基板2のトランジスタ2個で作られていた「シガー入力の12Vの時だけ、リレーとDC-DCコンバータをONにする」という回路と密接に関係しています。(先に解説しておいて正解でした)
 実は先日載せた基板2の回路図のQ1のコレクタにダイオードが接続された後にリレーが繋がっていたのでここは不審に思っていました。単にリレーを動作させるだけであればこのダイオードは不要です。(リレー側のはスパイク除けですので必要です)
 Q1のコレクタが別配線で基板1にも接続されていましたので「これは何かある」とは思っていましたが、それがご質問の2SK2231のコントロールだったのです。

 今回の説明に不要な部分は省略していますが、2SK2231まわりの回路はこうなっています。
 電源がACかDC24Vの時は2SK2231のG(ゲート)端子には+5VがかかりますのでD−S間はONになり、電流検知用抵抗は0.215Ω(0.43パラ)+FETのON抵抗(約0.12Ω)と、0.39Ωの並列となり約0.18Ωとなります。
 電源がDC12Vの時は、2SK2231のG端子は基板2のトランジスタによりGNDレベルに落とされますので、FETはOFFとなり電流検知用抵抗は0.39Ωだけです。

 IC BQ2004のデータシートによると「パルスモード」で使用している場合、SNS-Vss(GND)間の電圧で充電電流をコントロールします。この説明については回路図は掲載されておらず、7ページ右上に文章のみでの説明となっています。
 このセンス方法は充電器では非常に基礎的なテクノロジーです。
 私の充電器改造ページではだいたい掲載を省略していますが、各社共に単3電池と単4電池で充電電流を変える(単4は少なくする)のに単4電池のマイナス端子側にだけ抵抗をプラスしてあって単3の場合よりRsnsが大きくなるようなしくみで、ソケットの場所により電流を変えるような巧みな設計になっています。
 IC BQ2004の計算式は Ireg = 0.225V/Rsnsですので、
   電源がACかDC24Vの時はRsns = 0.18ΩでIreg = 1.25A
   電源がDC12Vの時はRsns = 0.39ΩでIreg = 0.58A
(搭載されているDC-DCコンバータの容量は625mA)
となります。
 「シガーライターの12Vから給電の場合、充電時間が倍かかる」のはこの充電電流切替回路の働きで制御されています。

 他の回路は「充電電圧をコントロールするのに充電電源をパルスでON/OFFする」「放電機能(バッテリーリフレッシュ)を実現する」などの回路ですので、特に難しくは無いと思います。
 自作充電器では、基礎的な充電方法から順に実際にやってみて、徐々にステップアップしてゆくのは良いと思います。

 たまには半導体を焼いたり、電池が爆発するのも経験のうち(笑)

>>たこ焼
 デジットとマルツの間というといつも人が並んでるメイド喫茶のあたりでしょうか。こんど行った時にはそのタコヤキを食べてみます(^^)
 100円キャベツ焼きの日本橋5丁目店が先月末に閉店してしまって残念です。3丁目店は営業中ですが…
お返事 2006/10/16
投稿  oh〜!詳しい解析ありがとうございます。!
 なるほど、電流検知でしたか。これを電流検知に使えるなと思いながら、1A流してもたいした電圧にならないので、パスしてしまいました。よく考えると、オペアンプやトランジスタで増幅してあげれば好かったのかな?なんて思っています。

 bq2004Hのデータシートは読んでいましたが、SNSに関しては「Sense resistor input」と書かれていたので何の抵抗?と思いつつ、電流検出だとは思っていませんでした。英語が苦手な物でして...他の回路については、なんとなくわかっています。電圧入力箇所には 300Kオームの抵抗がついていますが、入力保護用かな?とかおもいつつ、電気の常識がわからずにいます。300Kの抵抗を入れるとAVRではインピーダンス合わない気がします。

>たまには半導体を焼いたり、電池が爆発するのも経験のうち(笑)

 悪魔のささやきです(^^;
 まぁ、充電器が完成しなくても他の方法でいくらでも充電できますから気楽な物です。主要部の改造図面を下記に置いています。シミュレータはSPpicc入門と言う本に付属していた物ですが、部品のライブラリーが少なくて苦労していますがけっこう使えますね。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/leitz_house/

 100円キャベツ焼きは食べようかなーと思いつつ、いつも素通りしていました。例のたこ焼き店はメイド喫茶の横にあります。焼いている間待っていると、メイド喫茶から出てくる人の人間ウォッチングをしていると面白いです。お姉ちゃん4人組で出てきたり、お宅系の人が出口でお別れのお話を聞いたりとか...
アッキー 様
お返事  これから作られる自作充電回路でうまく充電できることをお祈りしています。
 最終的には壊れたBQ2004の代わりにAVRで急速充電を制御出来るところまで出来ると良いですね。
お返事 2006/10/18
 
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