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ぼくのかんがえた回路図を書いてください!
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ご多忙の中、失礼します!
私は今、専門学校にて勉強しております。
しかし回路図の制作に困ったまま作品を作ってしまいましたので回路図の作成をお願いしたいと思います。
AC制御コントローラを制作しました。AC100VのLEDを順次点灯させていくコントローラを8つのコンセントを用いりました。
逆流を防ぐために発行ダイオードをつけました。
誠に申し訳ありませんが回路図の制作おねがいします。
ABC篠 様
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お返事 |
凄い!
その説明で回路図を書けたら、それはエスパーか神様です!
何がどう繋がっているのかさえ書いていない文章からは回路図が書けるわけも無く、またそれを十分説明できる文章を書けるのであればそれを図にするだけなのでご自分で回路図が書けるでしょう。
専門学校で回路の勉強をされているのでしたら、教科書やらなにやらにいくらでも回路図の例は載っているでしょうから、それらを見て今回ご自分が作られた装置の配線を図にするだけでは?
学生さんならそれは自分で解決すべき問題でしょう。
お返事 2011/12/21
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ストップウォッチの遠隔操作?
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ご質問させていただきます
あまり大した知識もないのですが
今回自分で手持ちのストップウォッチを遠隔起動といいますか
スイッチを1mほど離れた場所から押したことにしたいのです
ボタン1を一回目で開始、二回押すと止まるという風になっているので
その仕様の生かしてワンボタンで操作できるようにしたいのですが
これは知識のない私には難しいでしょうか?
れい 様
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お返事 |
1mほどであれば、大丈夫ではないでしょうか。
もっと長いと問題も起きるかもしれませんが、近くに特にノイズ源でも無ければ多分ほとんどトラブルも無いと思います。
お返事 2011/12/17
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リミッターつき、モーター制御回路
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カヤバ製の電動油圧シリンダミニモーションパッケージ(MMP)
を使用して、シリンダストロークの最伸手前・最縮手前に各々リミットスイッチ(近接スイッチまたはマイクロスイッチ)を設けストローク規制する回路を教えて下さい。
シリンダ伸縮切り替えスイッチは、中央で切り位置となるスイッチです。自己保持回路など組まないとダメな様な気がしますが教えて下さい。
英子 様
※ 入力されたメールアドレスではエラーとなりメールをお届けできませんでしたので、無メールの名前色とさせていただきました。
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お返事 |
「自己保持回路など組まないとダメ」という事は、そのスイッチはモメンタリータイプのトグルスイッチなんですよね?、オルタネートタイプではなくて。
それと「カヤバ製のMMP」なんて言われても・・・・何種類あるんでしようね?
多分、MMPは端子にモーター直結の12Vタイプで、回路の電源も12Vが取れるものだとして話を進めます。
もし違ったら、ご自分で回路を変えてお作りください。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
● 入力カプラー回路/入力スイッチ
これも・・・・具体的に何にどういう風に使うのかのご説明が無いので、ノイズ対策として全てのスイッチはフォトカプラーを介してロジック回路に入力するようにします。
多少はノイズが多い工場・工業用の機械に設置しても、たぶんノイズで誤作動することは無いはずです。
入力信号は起動用の「正転」「逆転」スイッチ、但しこれはトグルスイッチらしいとのお話なのでそう書いていますが、プッシュONスイッチでも構いません。
リミット検知用の「正転リミット」「逆転リミット」の各リミットスイッチ、これは保安用途なのでブレーク接点を使用します。断線故障しても止まります。
リミットスイッチが動作するとLED1(またはLED3)が点灯して確認できます。
あと1つ「停止」スイッチ。特にご希望にはありませんでしたが、こういう油圧機器などでは必ず人が挟まれたような事故に対して緊急停止できる機能が必要なのでつけています。
● 制御FF回路
モーターを「回す」「回さない(止める)」の制御はNANDロジックで組んだRS-FFで行います。
^SET入力がLOWになればQ出力 = HI・^Q出力 = LOWにセットされます。
^RESET入力がLOWになればQ出力 = LOW・^Q出力 = HIにリセットされます。
起動スイッチを押せばセットされモーターが回り、リミット点に達してリミットスイッチが切れれば(ブレーク)リセットされモーターは止まります。
または、モーター回転中に停止スイッチを押されるか、反対方向の起動スイッチを押されても回っている側は停止します。
モーターを回すための出力は^Q出力を使用していますが、これは^Q出力はリセット入力が優先されるしくみなので、今回のような工業用装置では複数の要因が同時に発生した場合、安全に働くほうを優先する回路でなければならないという安全優先の設計としています。
もし「起動(回せ!)」という信号と「リミット(これ以上回すな!)」という信号が同時に入った場合、停止するリミット信号が優先としないと端の位置までいって止めなければならないのに、人間が起動スイッチを押しっぱなしの場合はいくらでもモーターを回し続ける装置として「起動(回す)」を優先にしてしまうと、リミット位置より先に動いてしまってシリンダーや機械自体を破壊してしまう装置を作ることになります。
まぁ・・・とても単純かつあたりまえの理屈ですよね。
● ON遅延タイマー回路
普通はあまりこういうタイマーを入れていないかもしれませんが・・・。
モーターが止まっている時からどちらかの方向に回転させる時には意味はありません。(遅延するだけ気持ち悪いかも)
もし、「ある方向に回っている最中に反対向きのスイッチを押した場合」モーターやそれで動かしている機械には「慣性の法則」が働いていますから、時間差0で逆の方向に動かしたりしたら普通は大変なことになります。
ですから、もしある方向から逆の方向へ回転方向を変更する場合でも、停止してからONになるまで少しの時間静止時間をおいて装置が破壊されないようタイマーで動作開始を遅らせます。時間は約2秒弱です。
モーターの回転方向・回転指示中はLED2(またはLED4)が点灯して確認できます。
・・・・本当は「ある方向から逆転する場合のみ静止タイマーを働かせる」「静止からの起動の場合はタイマーは不要」という回路がスマートな動きになるので良いのですが、ICがもう一個増えるのでやめにして、正転側でIC一個、逆転側でIC一個で済む回路で簡略化します。
そして、多分仕事で作るなら、「ある方向から逆転する方向のスイッチを押された時には、即時に逆転するのではなく停止する動作をする」ように作るでしょうが、今回のご依頼はそういうお仕事レベルでは無いと思いますので、そういう処理も入れずに個人の工作レベルの機能・回路としています。
個人工作で作られる場合には、遅延タイマーすら無くていきなり逆転するような回路を作られる方が多いと思いますので、少しだけ豪華版です。
● モータードライバ回路
モーターはリレーで制御しています。
正転・逆転で反対向きに回さないといけないので「Hブリッジ」接続です。
多分、モーターには数A〜十数Aは流れると思いますから、リレーにはじゅうぶんな接点容量のあるものを使い、モーター電源とこの回路の電源は分離して接続してください。
モーター電源といっしょに回路電源を取ると、モーターノイズなどでの誤作動の原因となります。
● パワーオンリセット回路
電源を入れた瞬間にはFFの状態は不定なので、いきなりモーターが回ると事故の元なので必ず電源投入時にリセットをするのに必要です。
手動での「停止」スイッチ操作も同じリセット回路で受けます。
● 電源回路
なにかしらのDC 12Vで動作するものとして設計しています。
電源電圧にしてもそうですが、何にどう使うのか、MMPもどの型番のものを使うのかの情報がありませんので、この回路で動かない場合はご自分の目的にあわせて回路を変更してお使いください。
お返事 2011/12/15
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この記事・お返事は役に立たなかった |
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ぼくのかんがえた回転計
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回転計の設計についてです。除雪機の回転数をなんとなく知りたくなりマブチモーターで電圧を発生させて電圧計で検出しだいたいを知る。というのはどうでしょうか。最高で3600回転くらいです。
とっしー 様
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お返事 |
別に、それでいいのではないでしょうか。
よくあるしくみですが・・・。
お返事 2011/12/15
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ぼくのかんがえたソーラー電源
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2011前半『一般的なスイッチング電源を定電流化してLEDを光らせる 』では大変お世話になりました。
2010前半『ソーラー電池と単三電池の両方で使える電卓の構造』2007前半『ソーラーパネル式バッテリー用 ノートPC自動電源切り替え回路』を読んだ上でご相談したいと思います。
ソーラーパネルとACアダプタを用いて省電力のパソコンなど12V機器を利用したいと思っています。2007よりは複雑になろうかと、また2010では私には複雑すぎるので(ソーラー&アダプタ並列)-(DCコンバータ並列)-(負荷並列)というシステムを考えてみました。 http://comneco.net/solar.jpg が構想にあたります。抵抗やダイオードの位置、あるいは大容量コンデンサをかましたほうが良いなど、アドバイスをいただけたら嬉しく思います。 お忙しいと存じますが、よろしくお願いいたします。
richiba 様
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お返事 |
別に、それでいいのではないでしょうか。
電解コンデンサはACアダプタやDC/DCコンバータにじゅうぶんな容量の物が入っているでしょうし、DC12Vで動く機器側も電子機器ならそれなりのものが入っていますよね。
お返事 2011/12/13
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投稿 12/15 |
早くにお返事くださいましてありがとうございます。
部品を買って製作してみます。
richiba 様
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タイマーIC 555が異常動作します
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NE555というタイマーを複数個使ってクリスマスツリーのランプを作成したのですが、原理的には同じ定数の抵抗、コンデンサを使っても点滅ずれすはず・・・なのですが、なぜか途中から同期してしまいます。定数以外にノイズで同期を取ってしまうこともありえるのでしょうか。あまりにも莫とした質問になってしまっているかも知れませんが、回路としては、2つの抵抗値の割合と電解コンデンサの要領で点滅速度(長さ)が決められる秋月の参考回路にあるような簡単なものでLEDを点滅させています。(電源は電池3V)お時間があればお教えください。
mah 様
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お返事 |
555(LM555とかNE555とか…)の場合、電源にパスコンを入れていないと比較的簡単に異常動作します。
「秋月の参考回路」というのが具体的に何かわかりませんが、もしそれが秋月電子の555販売ページにリンクが置かれているようなデータシートだった場合、たとえば「タイマー用途で使う場合」「発振回路で使う場合」などの目的別に回路図を掲載していますが、そこには機能別に使用する際の必要部品・配線は書かれていますが、安定動作に必要な電源まわりのパスコンなどは一切書かれていません。
それは・・・電子工作ではあまりに基本的なことで、ICの機能説明などの際にはいちいち書く必要が無いからです。
で、電源にはパスコンを入れるなどの基本的な異常対策を怠ると、設計通りに動作しない、全く思っていないような異常動作をするなどの不具合が起こります。
まぁ、偶然に何も起こらずに無事に動いてしまうような事も多いので、そういう異常対策をしなければならないと気づかない人も居るでしょうけど。
たとえば555のようなタイマーICの場合、発振動作は「内部の放電トランジスタを切ってコンデンサを充電する」「内部の放電トランジスタをONにしてコンデンサを放電する」の2つの動作を交互に行うわけですが、トランジスタをONにして放電を開始する際にはコンデンサに溜められている電圧も高くトランジスタにはドカンと電流が流れてこれがノイズ源になります。
また、出力をHI/LOWに切り替えてそこに接続されている負荷に電流を流す/流さないが切り替えられる時には電源からICの内部を経由して流れる電流量がやはりドカンと変化します。(負荷の大きさにもよりますが)
そういう電流の変化が電源電圧に与える影響により、電源電圧が変化することでIC内部の敏感な部分が誤作動しますから、ICの電源電圧が変動しないように電源にはバイパスコンデンサ(パスコン)を必ず入れて使います。
また、555のように出力端子から電流か沢山取れるIC(LM555/NE555等では200mA)ではそれを利用して大きな電流を流す回路を作りたくなりますが、出力をバッチンバッチンと大きな電流で入り切りする事はノイズ発生につながりますから、IC内部の出力回路で負荷をON/OFFせずに外部にトランジスタを置いてICでは大きな電流を扱わないなどの、IC内部でのノイズ発生と自己への影響を少なくする回路設計なども有効な対策です。
基板上での部品配置、配線の注意では。
● 電源ラインの配線は、IC回路の電源ラインと、大きな電流の流れる負荷ラインは絶対に分ける。
IC電源と大きな電流の負荷ラインが一緒だと、負荷に電流が流れた時に電源ラインの抵抗値で電圧が低下します。
● 電源ラインは途中で細くならないよう、太く短く配線する。
電源ラインが細いと抵抗値が高くなり、少ない電流変化でも大きな電圧変化につながり、ICの誤作動の原因になります。
● パスコンは必ずICの電源端子の真横に置く。
パスコンが電源端子から離れていると、その離れた距離ぶんだけ電源ラインの抵抗値が電圧に影響を及ぼす量が大きくなります。
タイマーIC 555だと電源が8番(Vcc)1番(GND)ですから、8番と1番のすぐ横にパスコンを置いて最短で配線(ハンダづけ)しておくよう心がけなければなりません。
● 電源が乾電池でも、平滑コンデンサ(電解コンデンサ)は必ずつける。
AC電源から直流電圧を得るための電源回路では必ず平滑用に大きな容量の電解コンデンサをつけますが、電源が電池のように安定した直流電源の場合でも負荷への電流量が変われば電源電圧が変わるのには違いはありませんから、電源部には必ずそれなりの大容量の電解コンデンサをつけて、負荷の変動による電源電圧のパルス的な変化(=ノイズ)を防止してやる必要があります。
これらのために最低限回路図では右図のようにICの電源ピンにパスコンを付けるように明示的にコンデンサを書くとか、電源には必ず大容量電解コンデンサが書かれているとかは必要だとは思いますが、先に書いたようにこれらは電子工作のお約束事項なので、別に回路図にそこまで親切に書く必要は無いとされているのも事実です。
また、基板配線上のライン取りなどは回路図では明示できないようなノウハウになるので、回路図に全ての指示・注意が書かれているわけでは無いのも理解した上で基板上に部品配置をして配線しなければなりません。
部品配置や配線の仕方によっては、必ずしも全てのICに一個ずつパスコンを入れなくても良いような仕上がりもありますから、回路図でいちいち全部パスコンなどの部品は書いていなくて、基板を作る人本人が自分で考えた配置上で必要なところにパスコンを入れるような作業を期待して回路図では省略されているような場合も多いです。
回路図に明示されている/いないに関わらず、このような誤作動防止の対策を施していないとタイマーIC 555では出力のON/OFFのタイミングでノイズが発生してそれが自分自身に影響したり、近くで接続されているほかの555にも影響する事はじゅうぶんに考えられますので、一個の555の切り替えタイミングで他の555の動作が切り替わり、同期したような動きになってしまうことは原理的には起こりうることです。
もしパスコンなどを追加してみて異常な動作が収まったら、逆にそんな同期してしまうようなタイプの異常動作が見れた事のほうが貴重な体験だったと思いますよ。
起こそうとしてカンタンに起こせるようなものではありません(^^;
お返事 2011/12/13
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投稿 12/13 |
ご回答ありがとうございました。初心者なので、5番の端子に入れていたものがパスコンなんだと思い込んでました。ピンアサインも知らずに参考回路をそのまま使っていたので恥ずかしい限りです。
ありがとうございました。
mah 様
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似た記事に
が、あります。
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Androidタブレット100台を一度に電源を入れる回路?
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Andoroidタブレット端末を自動でONするような回路ってないですかね。
Andoroidタブレット2〜4秒ぐらい電源ボタンを押さないと電源ONしないので、回路で実現できればいいなと思ったんですよ。
1台2台なら手動でやればいいんですが、100台とかあると大変なので。
ARuFa 様
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お返事 |
普通のAndroidタブレットなら、電源スイッチを外部からフォトカプラーか何かで間接的に操作してやるだけでは?
電源スイッチはパワースイッチではなく、中の電子回路用のスイッチになっているものがほとんどだと思うので、小電流のフォトカプラでON/OFFできますよね。もし大きな電流を流すような回路になっているタブレットで無ければ・・・ですけど。
タイマーIC 555か何かで作ったワンショット回路で、パワーオンに必要な時間(数秒)だけ100台に付けたフォトカプラーをONにしてやれば、一斉に電源を入れられるはずですが。
もちろん、100台のタブレットを分解して各スイッチ部にそれぞれフォトカプラーの配線をするという、途方も無い作業は待っています。
もし作られるなら、ご家庭でタブレットが100台も並んでいるところの写真を見せてください!
そんな台数のタブレットを並べて、一体何に使われているのかたいへん興味があります(^^;
お返事 2011/12/10
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投稿 |
お返事遅れまして申し訳ないです。
実質、100台のタブレットは、この実験がうまくいけば購入する予定なので、現状はまだ100台ないです。^^;
555タイマICとフォトカプラを使うのは、以下のようなことなのでしょうか?
555のOutにフォトカプラを接続?
TriggerとTH側にフォトカプラ接続?
自分のイメージとしては、タブレットのSWに回路を接続して、9V入ったら1回だけ約2秒ぐらいSWが押されたようになってONする。みたいな感じです。
追加情報としては、タブレットは入力9Vです。
ONができればよい考えです。
ARuFa 様
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お返事 |
TriggerとTH側にフォトカプラ接続では、何を入力にするのでしょう。そして、どうやって一個の555で100台のタブレットの電源を入れるのでしょうか?
普通は一個の555で数秒のタイマーを作って、出力側で一斉に100台のスイッチを入れる回路を考えると思います。
先にも書きましたように、スイッチ回路の中身がしっかり分かっていれば原理的には右図のようにハイサイドコントロールかローサイドコントロールかで、スイッチ部にトランジスタ(とベース抵抗)をつけてやることが外部からの制御は可能です。
中身がよくわからない(情報提供が無い)タブレットに接続するという事ですから、トランジスタによるスイッチではなくフォトカプラで極性にだけ注意して接続したらスイッチをON/OFFできるようなものが必要です。
電源が9Vで使われるという事ですから、直列に繋ぐフォトカプラの数は5個程度まで使用可能なので、5個の回路を20組使用すれば合計で100台のタブレットの電源を同時に入れることができます。
(一応・・・50UNITで250台くらいまでなら可)
ね、カンタンでしょ?
タブレット一台一台の中にフォトカプラを一個入れるのでもいいし、回路基板にフォトカプラを全部積んでスイッチ配線をタブレット−基板間に這わすのでも構いませんが、後者の場合は配線にノイズが乗ってタブレットが誤作動することも考えられるので、できればタブレットの中(または外に貼り付ける)にフォトカプラを一個ずつ取り付けるほうが安全ですね。
タイマー回路は「車・時間制限つきリレー(消し忘れ防止)」のタイマー回路部などを参考にしてください。
でも、本当にお使いのタブレットがこのようなフォトカプラによる小信号のスイッチ回路で電源がONできるのか、まさか押しボタンスイッチのところにもっと電流が流れていてフォトカプラを壊してしまわないかは、事前にテスト回路を作って試すなどして、じゅうぶんに検証してからお使いください。
普通はスリープやAndroidの電源OFFの際にも使うスイッチのはずなので、電源はソフトウェアによる処理で制御されていて、スイッチはCPUか何かのI/Oに接続された小電流スイッチのはずだとは思いますが、大切なタブレットを壊さないようじゅうぶんに注意してください。
お返事 2011/12/13
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ネオンサインの点滅装置を作って販売して下さい
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AC100V点滅リーレーの作成販売をお願い致します。
当方のお店にネオンサイン(ウェルカム)があり点滅をさせたいと思い、ジェフコム製の電気式を2度試みましたが作動しなくなってしまう状況です。
パワーサプライには110V・50/60Hz・0.8Aと6kv・30mAと記載があります。
機械式であれば突入電流に対応出来るかと思い、製作販売の相談で御座います。
宜しくお願い致します。
HISTORY 様
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お返事 |
ご覧の通り、ここは製作販売サイトではありませんので、申し訳ございませんが作って差し上げることはできません。
ご自分で電子工作をされる方向けに情報を提供するまでです。
ウェルカム表示のネオンを点滅させるという事は、1秒に一度程度の点滅パターンで、営業中はずっと点滅させているのですよね。
仮に1秒点滅で、1時間に1800回は突入電流が流れて、一日に12時間くらい点滅させるとして一日にはなんと21600回も。
ご使用のネオントランスは小さな容量の物なので電流も少ないはずですが、多分ご想像の通りネオントランスへの突入電流での負担が溜まって点滅装置のスイッチング素子がやられてしまうのでしょうね。
だとしたら、市販の点滅装置の出力でAC100Vリレーを働かせて、そのリレーでネオンの点滅をさせれば細かな電子工作をしなくても済むかもしれません。
(ジェフコム製のがどんな商品で、どんな能力の物なのかサッパリわかりませんが、電子工作が出来ればその装置の中のトライアック等をもっと大電流用の物に交換するなどすれば、耐えられるような気もしますが・・・)
AC100Vリレーはソケット式のパワーリレーを選んで、ソケットに刺して配線しておけば接点が傷んでもリレーだけポンと差し替えればまた新しくなりますし。
でも、リレーって結構接点に寿命があって、万能のスイッチでは無いんです。
たとえば、OMRONのLYシリーズ・バイパワーリレー(2極)だと毎時1800回の開閉で50万回以上の耐久性ですから、もし突入電流で耐久力が定格通りに減ったら23日ごとにリレーがダメになって、交換が必要になる計算です。
多分今回ご使用のネオントランスでは、リレー接点の許容量いっぱいいっぱいの大電流を流す用途では無いので、実際はもっと長い期間は使えるとは思いますが、点滅サイクルが早い場合は単純にリレーにしたからといってとても長寿命になるとは限らないので念のため覚悟はしておいてください。
そういう理屈をよく理解した上で、ご自分でリレー式の点滅装置を作られて、実際にはどの程度の寿命になるのかを実験してみるのは面白いと思いますよ。
お返事 2011/12/10
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車・ストレートマフラーに切り替える回路
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はじめまして。
車のマフラーの分岐にバルブを付けてストレートとノーマルと指定エンジン回転数で切替できるような回路を製作したのですが?
エンジンは6気筒です。
1回転で3パルス回転信号が出ます。
使用回転領域は2万回転くらいの余裕が欲しいです。
信号はマグネットピックアップの交流波形とパルス波形の両方に使用できるようにしたいんです。
例えば
ボリュームを2個使用してボリューム1で3000rpm回転になったらONになりソレノイドバルブをONにしバルブをノーマルからストレートに切り替える。
ボリューム2で5000rpmになったらOFFになりソレノイドバルブをOFFにしバルブをストレートからノーマルに切り替える。
ソレノイドは市販のリレーを使用しようと思ってます。
ですので、リレーまでの出力回路を教えていただきたいのですが、よろしくお願いいたします。
taku 様
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お返事 |
ストレートのマフラーって、いわゆる爆音系のやつですよね?
あれってうるさいだけで嫌いなので、そういう物に使う回路は個人的には設計する気が起きません。(ここは個人の趣味でやっている所なので、趣味・嗜好は優先させてください)
説明も明快で、多分回路図を提示したらちゃんと製作されるだけの技量をお持ちの方だとは思いますが、私の趣味にあわない物なのでお断りさせて頂きます。
たいへん申し訳ございませんが、他を当たってください。
お返事 2011/12/8
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投稿 |
ご回答ありがとうございました。
少々説明不足でした。
街中を走る車ではないんです。
ナンバーの無い車なんです。
爆音で走りたいのではなく、逆に高回転は静かにしたいんです。
千葉県のサーキットでは音量規制があるんので、ある程度高回転になりましたら消音器を通して音を静かにしたいのです。
もし公開でのご回答に問題がありますようでしたら、メールにてご回答をいただくことは可能でしょうか?
どうかお願いできませんでしょうか?
taku 様
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お返事 |
そうなんですか。
今はとても忙しいので、回路を作って試すことができません。
時間ができた時に対応するという程度にしか、今の時点では回答できませんので、気長にお待ちいただけるならお待ちください。
お返事 2011/12/13
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投稿 12/15 |
お忙しいところご回答ありがとうございました。
お時間が出来た時までお待ちしていたいと思います。
大変恐縮なお願いで申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。
taku 様
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お返事 |
年内は時間が無いので、来年・・・年明け以降の対応になりますので、しばらくお待ちください。
お返事 2011/12/23
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投稿 12/27 |
お世話になります。
わかりました。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
taku 様
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お返事 |
回転数を検知して「ある回転数以上かどうか」を判別するには、回転数による入力パルスの間隔を測り、それが基準値以上の時間か、そうでないかを調べます。
右図のように、回転数パルスが「1回転」を示すところで一回目で基準時間タイマーをスタートさせ、次の二回目にあたるタイミングで基準時間タイマーの時間を過ぎているかどうかを判別(「比較信号」を読み込む)して、結果を得ます。
この図では「回転数バルスは比較時間より長い時間かかっているので、回転数は指定の回転数より低い」と判断され、判定出力はOFFになります。
「回転数バルスが比較時間より短い時間で入る場合は・・・
右図のように二回目のパルスが入った時点でまだ基準時間タイマーが働いているので、その比較信号を読み込むことで「回転数は指定の回転数より高い」と判断され、判定出力はONになります。
また、とても回転数が高くなった場合でも、基準時間タイマーは「再延長可」タイプを使用することで比較信号が途切れることが無いように設計すると、どれだけ回転数が高くなっても回転数が判断基準より高い場合は必ず判定出力はONになります。
(このへんの設計を怠ると、異常動作する回路になる可能性があります)
こういうタイミング処理を「回転数A以上でバルブを切り替える」「回転数B以上でバルブを元に戻す」という2つの回転数判定回路で判断し、その結果でバルブを操作するリレーを動かす回路を設計すれば目的は達成できます。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
● 入力パルス変換回路
>信号はマグネットピックアップの交流波形とパルス波形の両方に使用できるようにしたいんです。
・・・とは書かれていますが、具体的に電圧などの指定がありませんので、3〜15V程度の回転数パルス電圧を入力すれば反応する回路とします。
(過去の回路図で載せているもので、特に「動かなかった」などの報告も無いので大丈夫でしょう。)
回転数パルスが入力されるとLED1「入力確認」が点滅(回転数が高いとほぼ点灯)します。
● 入力パルス分周回路
>1回転で3パルス回転信号が出ます。
という事で、「3パルスで1回転」として1回転につき1パルスを出力するように分周します。
1回転につき3パルスそのままで、rpm値の3倍の速さでパルスが入るとして後のタイマー時間を1/3で設計してもいいのですが、「他のパルス数で発生させる別の車に流用しにくい」また「CDIタイミング信号やマグネット等の取り付け位置が完全に1/3回転ぴったりになっていない場合、3発来るパルスの間隔が完全に平等で無いと回転数を見誤る」などの不具合が考えられるため、「1回転につき3発のパルスを発生しているのであれば、3回数えればそれは等間隔で1回転を知ることができる」として安定した回転数検知ができるはずです。
尚、1回転につき何発のパルスが出るのかもエンジンによって違うので、分周器74HC4017のほうで配線を変えることで2〜9発までの間であれば自由に分周比を変更できます。
1回転1発のパルスであれば、分周回路は必要無いので回路図中の分周回路部分は組み立てる必要はありません。
● 1/2rpm信号(システムクロック信号)作成回路
分周回路で1回転ごとのタイミング信号を作った後、D-FF IC 74HC74をT-FFとして動作させ、回転数信号を更に1/2にして1/2パルス「システムクロック信号」を作り、その立ち上がりを基準タイマーの開始タイミング、立下りを判定タイミングとして使用します。
2回路入りの74HC74の余った残りのD-FFもT-FFとして利用して、1/2rpmパルスを更に1/2にして1/4rpm信号を作成し、LED2「クロック確認」が点滅(回転数が高いとほぼ点灯)します。
回転数入力が3発/回転と速いため、LED1のほうはアイドリング時には点滅して見えますが少しアクセルを踏むとほぼ点灯状態になり確認し辛いですが、こちら(LED2)のほうは1/4rpmで点滅するのでかなり確認がしやすいですし、分周回路までの動作確認のために必要です。
● A/B回転数超過検知回路
ここが本装置の心臓部です。
検知回路A側が「リレーを動作させる為のON回転数設定」、B側が「リレーを停止させるための上限回転数設定」となります。
基準時間タイマーとして、ワンショットタイマーIC 74HC123で出力パルス幅約3〜56mSecのタイマーを作ります。
システムクロックの立下りタイミングで、A/B基準時間タイマーの出力状態を74HC74の各D-FFに読み込みます。
74HC74の各出力がA/Bの判定回路の出力信号となります。
「A/B検知回転数」はVR1・VR2で調節でき、約1000rpm〜18000rpmの間で設定できます。
半固定抵抗を左いっぱいに回した状態で約1000rpm、右に回して端までゆくと最大約18000rpmです。
基準時間タイマーが動作している様子はLED3・LED5「A/B確認」が点滅しますので確認できます。
設定する回転数が小さいと一回の点灯時間が長く、設定回転数が高いと短く点滅します。
高い回転数を設定するとほぼ連続点灯状態に見えますが、回転数が低いほど明るく点灯します。
尚、このタイマーは回転数入力信号に伴って動作するので、回転数入力が入っていないと動作しません。確認用LEDは点灯しません。
電源投入時にはパワーオンリセット回路でD-FFはリセットされます。初期の入力パルスが無い状態ではA/B反応出力はOFFです。
● 条件判定回路
ここでは、A/Bの各回転数判定回路の判定結果をもとに、リレーを動かすかどうかを判定します。
出力条件は「A判定はON・かつ・B判定はOFF」です。
判定回路はNANDロジックで組みますが、アナログ的な変化をデジタル信号変換する「回転数信号入力回路」そして次の「出力安定化回路」でも流用するのでシュミット入力タイプのNAND IC 74HC132を使用しています。
● 出力安定化回路
条件判定回路の出力でそのままリレーを動かしても問題は無いかと思いますが、エンジン回転数がA/Bのそれぞれの判定点付近で止まっている場合、わずかな回転数の上下で判定点を行き来すると短時間に出力がON/OFFしてリレーがガチャガチャとチャタリング状態になり、その先の弁もガチャガチャと動いて不具合が起きる可能性が考えられます。
ですので、短時間の繰り返し変化では出力状態が変わらないよう、安定化回路(ディレイタイマー)を入れておきます。
安定化時間はVR3で調節でき、0〜0.数秒程度の安定度が可変できます。
● リレードライバ回路
出力安定化回路でチャタリングを取り除かれた出力信号でリレーを動作しせます。
ON/OFFの状態はLED7「出力」の点灯状態で確認できます。
● 5V電源回路
本回路の電源電圧はDC 5Vです。
タイマーなどの安定動作のためも含め、三端子レギュレータで安定な5Vを供給する必要があります。
● 組み立てと調節
ICまわりの配線を間違わなければ、それほど難しいことはありません。
本回路は回転数信号を入力しないと何も動きません。
ですのて、組み立てて電源を入れただけではどのLEDも点灯しませんし、リレーも動きません。
調整前には、VR1・VR2は右側いっぱい(18000rpm)に、VR3は中央にしておきます。
組み立てに間違いが無ければ、回転数パルスを入力すると、アイドリング状態では入力確認や各タイマー確認用LEDはパラパラと点滅します。
アイドリングが約1000rpm未満の場合、VR1・VR2のいずれを左側いっぱいまで回しても判定は行われずLED4・LED6「A/B出力」は点灯しません。
ギヤはニュートラル状態で少しアクセルを踏んで、弁を切り替えたい回転数(3000rpm?)までエンジンを回した状態で、VR1を右から徐々に左に回すとある点でLED4「A出力」が点灯します。そこがその回転数の判定位置です。
LED4「A出力」が点灯し、まだLED6「B出力」が消灯のままであれば、出力条件が成立しますのでLED7「出力」が点灯しリレーもONになるはずです。
ON条件(A側)の調節が済めば、次は更にアクセルを踏んでOFF条件の回転数(5000rpm?)でエンジンを回して、VR2を回して反応する点に調節します。
OFF条件(B側)も反応すると、LED4「A出力」とLED6「B出力」の両方が点灯しますから高回転での出力禁止条件が成立しますので、LED7「出力」が消灯しリレーもOFFになるはずです。
実際の走行でサクッとA/Bの各判定回転数を超える/下回るように回転数が上下すれば何も問題は無いですが、先にも書きましたようにちょうど判定回転数の値あたりでエンジン回転数が固定された場合、判定回転数を細かく上下に通過してリレーがバタつく可能性があります。
その際の安定化の度合いはVR3で調節できますので、A/Bの各判定回転数あたりで回転数が一定になるようにアクセルを踏んで、それでも実際にはエンジン回転数は細かく変化してカチカチとリレーがON/OFFを繰り返すような症状が気になる場合は、VR3を右に回して安定度を高めてください。
(普通は中央くらいでよいはずです)
ただ、今回の回路定数以上に安定度を上げると、実際の走行で回転数が判定点を越えてもリレーの反応が遅延して目的通りに動作しなくなる可能性がありますので、VR3を右いっぱいに回した状態よりも遅延時間が長くなるような部品の変更などはあまりしないようお願いします。(個人の好みにもよるでしょうけど)
お返事 2012/1/4
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投稿 |
こんなに早くご回答をいただき誠にありがとうございました。
早速製作してみたいと思います。
一つ質問なのですが
VR1で指定回転数3000rpmでON、VR2で指定回転数5000rpmでOFFですが
VR2で指定回転数3000rpmでOFF、VR1で指定回転数5000rpmでONという逆の設定も出来るのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
taku 様
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投稿 |
おはようございます。
もう一つ確認したいのですがよろしくお願いします。
回路図の入力パルス変換のTLP521-1から入力確認の4,5,6のピンは74HC132のICでしょうか?
よろしくお願いいたします。
taku 様
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お返事 |
74HC132は一個しか使っていないので、そこのゲートもIC5 74HC132のものです。
VR2は説明の通り「その回転数以上で動作を禁止する設定」ですから、もしVR2で3000rpm以上は何があっても禁止と設定したら、VR1で5000rpm以上でONなんて設定をしてもVR1のON情報はVR2によって3000rpm以上は全て禁止されるので弁はいっさい開きません。
あなたのご希望の通り、A点以上でパワーを引き出したい為に弁が開き、(A点より上の)B点以上ではサーキットの騒音規制を超える音量になるから静かにしたい為に弁が閉じる回路です。
減速する時にはB点を超えていた回転数がまたB点より下回れば禁止は解除されるので弁は開きストレートになり、A点を下回ればON条件が解除されるので弁は閉じてノーマルに切り替わります。
加速でも減速でも、下限3000rpm〜上限5000rpm(数値設定は自由)の間だけ弁が切り替わる回路です。
「ある点で弁を開いて、閉じる時にはそこより低い回転数で」という使い方はできません。(そういうご要望では無いため)
お返事 2012/1/7
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投稿 1/9 |
こんばんは。
本来の使い方はご説明した通りですので、ありがとうございました。
今月中に部品を入手して作ってみようと思ってます。
また、よろしくお願いいたします。
tsku 様
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スイッチを押し続けて一定時間だけモーターを回し、離したら反対に回す回路?
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スイッチを押したとき(押し続けて)モーターを1秒間だけ回しモーターを停止、スイッチを離したらモーターを逆回転(1秒間)しモーターを停止。要はサーボモーターのような使い方をしたいのです。電源は3Vで供給。回路をお教え願いたく投書をさせていただきます。よろしくお願いします。
矢野 様
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お返事 |
説明にありませんが、スイッチを(1秒以上)押し続けない場合はどうすればいいのでしょうか?
お返事 2011/12/8
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投稿 |
1秒以上じゃない場合はスイッチを離せば逆回転する。普通に電流をスイッチで流し続けるとモーターが焼けるといけないので1秒間(時間を調整できると良いのですが)で電流を遮断し、スイッチを離すと1秒間充電された電流を(時間を調整できると良いのですが)+−を逆にしてを流し回路を切る。ラジコンのサーボはスイッチを押している間回転し(一定箇所で停止)スイッチを離すと元に戻るこの動作を普通の直流モーターで(パルスじゃなく)行いたいのです。よろしくお願いします。
矢野 様
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お返事 |
えーと、またまた疑問が湧いてきました。
そのモーターはストッパーつきなのですか?
たとえば、正転や逆転方向に回して「どこか(限界点)にぶつかって、それ以上回らないから電流を流し続けたら焼ける」という問題なのでしょうか?
それとも、ラジコンのサーボのように「特に機械的に固定する機構が無い点で止めたい(モーターはそれ以上の場所にまで回る)」のでしょうか?
前者の場合、途中でスイッチを離した場合でも逆転時には限界点で機械的に止まるので、必ず正転時に回したぶんと同じだけの時間逆転させるという必要は無いですよね。
そして、そういう時間的な均等性を求めることが必要だとしたら、後者の条件で「モーターをどこか途中で止めたい」という事になると思うのですが、それだと「機械的な負荷・抵抗の違いで正転・逆転の時間を均等にしても、動かすごとに停止位置が徐々にずれていって、ラジコンのサーボのようには一定の場所には止まらない」と思うのですが、そういう普通のモーターに起こりうる不都合が起きないような使い方をされるのでしょうか?
相変わらず、目的が書かれていませんが、どんな装置のどんな部分で使用するものかの説明もお願いできませんか?
お返事 2012/1/4
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投稿 |
お返事ありがとうございます。お書きいただいたように正転時も逆転時も機構的に限界があります。それで限界点で電池を消耗しないようにしたいのです。使用目的は不燃性のガスを数秒(スイッチを押している間)放出し手を離したら放出がとまる機構を作成したのですが電池の消耗が早く限界点で電流をカットしたいのです。正転と逆転のスイッチを付けるかリミットスイッチで電流をカットすれば良いのですが(スペースが無い)、又1チャンネルの無線リモコンを使ってC接点のリレーを作動させ正転、逆転を切り替えています。
矢野 様
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お返事 |
そういう用途ですか。
それなら厳密に正方向と逆方向の時間を全く同じにする必要もなく、途中で反転しても同じだけで止めるような回路が必要では無いわけで・・・・。
どちらかというと、何らかの異常で途中反転などが繰り返された場合に、あなたの当初のご希望通りでは先に書いたようなモーター負荷の正転・逆転時の違いなどにより(不均等が重なると)端まで行く前にタイマーで止まってしまいガスが漏れ続けるような不具合が起きるとは思いませんか?
「正転時にはいっぱいまで回る時間+αの焼き切れ防止タイマー」「逆転時には何が起きても必ず弁が閉じきるところまで回る時間ぶんの保護タイマー」として設計する必要があるとは思いませんか?
「正転時に(回した時間)溜めた電気のぶんだけ、逆転時には同じ時間戻る」という方式では安全性に問題があるでしょ?
こういう回路・方式でも良いのでしたら、今お待ちいただいている方の順に回答を進めます。
もし、どうしても「必ず正転時に溜めた電気のぶんだけ逆転時も同じだけ回したい」と仰られるのでしたらそれに従いますが、部品もたくさんになって回路も複雑になりますし、安全性は保証できません。
ご回答をお待ちしています。
お返事 2012/1/5
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投稿 |
早速のお返事ありがとうございます。ご指摘の通り「正転時にはいっぱいまで回る時間+αの焼き切れ防止タイマー」「逆転時には何が起きても必ず弁が閉じきるところまで回る時間ぶんの保護タイマー」でお忙しいところ申し訳ありませんが待たせてもらいますので回路図の作成をお願いします。
矢野 様
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お返事 |
ではそれで、他の方の順番が少し後になりましたので、先に回答させていただきます。
▼クリックすると拡大表示
回路はCRを使った遅延(積分)回路と、NANDゲートでの条件判断でリレーを動かすものです。
それを「正転」用と「反転」用に2回路用意します。
それぞれ、入力がHになると遅延回路のコンデンサの端子がLに落とされるまでの間の時間、条件判定用のNANDゲートの入力条件がH・Hとなるので出力がLになり、トランジスタをONにします。
モーター駆動用のリレーはHブリッジを形成していて、モーターを正転・逆転で回すことができます。
正転。逆転のそれだれのモーター回転時間はVR1・VR2で調節でき、約0〜3.5秒の間で設定できます。
タイマー動作中はLED1またはLED2が点灯します。
電源は乾電池二本の3V予定で、電池が減って2Vまでは動作します。それ以下ではICが誤作動しますのでご注意ください。
本回路はモーターを回している間以外にはほとんど電流を消費しませんので、乾電池でもかなりの長期間使用できます。
モーター方向の指定スイッチ(実際はリモコンリレー)がOFFの場合は待機中は消費電流0mA(数十μA以下)、接点ONで待機の場合は0.1mA程度です。
お返事 2012/1/6
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投稿 1/6 |
早速の回路考えていただきありがとうございました。部品を調達して作成したいと思います。これからもご指導よろしくお願いいたします。
矢野 様
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投稿 |
追伸 回路図を見て電源ぶのコンデンサの後に8番16番の端子がある74HC132とあるのは?。よくわからないのでお教え下さい。
矢野 様
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お返事 |
7番と14番の間違いです。
たいへん申し訳ございません。
お返事 2012/1/7
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投稿 1/9 |
ありがとうございました。
矢野 様
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鉄道の「回転数変換器」を家庭で使用する
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気の迷い様
はじめまして、さとると申します。
現在鉄道車両のモニタ装置(車両の情報を一括管理する装置)一式を購入し、実車と同様の動きを自宅で趣味的に再現しようと思っております。
その中で、列車車内の自動放送の鳴動タイミングと、ドアの上などにあるLED式の案内装置(「次は●●駅です」などと出る表示器)の表示条件で、列車の速度と走行距離を疑似的に出さなくてはいけないようなのです。
実際の列車は車輪の回転を周波数に変換し速度信号をモニタ装置に送っているようなのですが、このような事が出来るのでしょうか?
手元の部品で関係しそうな部品があります。
RPM TRANSDUCERと書かれており、規格が
INPUT 0〜1035Hz AC3〜30V
OUTPUT DC 0〜1mA
LOAD 0〜10kΩ
SOURCE DC100V
と書かれた機器があります。
(鉄道車両の機器図面にはこの部品の名称が「回転数変換器」と書かれていました。
この部品を使用し、ロータリースイッチなどで手動で可変させ、疑似的に速度を作る事は可能でしょうか?
ちなみに端子盤には、SOURCE+とSOURCE−、IN(P)、IN(±)、OUT(+)、OUT(−)とアースの計7個の端子がついています。
ご検討、ご教示をお願いいたします。
さとる 様
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お返事 |
モニタ装置なんて一般で手に入るものだったんですか!?
鉄道マニアの人でもそう簡単には買えないような代物だと思っていました。
・・・というか、一式となると物凄いお値段でしょ?
で、最近の鉄道車両では、コンピュータ制御によって色々とやっているわけですが、その中に今回さとる様のご希望の「案内装置」もシステムの一部として組み込まれています。
具体的には、ICカード(運行情報が入っている)やモニタ装置の中のメモリーに路線ごとの駅間距離などが記憶されていて、始発駅で運行情報を登録するとその駅からの走行距離に従って、登録されている距離ごとに自動的に「まもなく××駅に到着します」等の放送が流れたり、ドア上表示器の次駅案内や、どちら側のドアが開きます等の情報表示を行っています。
装置の中では他にも車掌スイッチを操作されて、(停車して)ドアが開いたのかや閉まったのかの情報などもあわせて、正確に次々と旅客に情報を提供するようなシステムです。
最近の車両の回路図(配線図)は見た事が無いのですが、走行距離を知るためには車輪に取り付けられているスピードメーター用のセンサーからの信号を流用しているものと思われます。(どうせ同じ先頭車両の足元にあるのですし)
その「回転数変換器」は車輪のあたりに付いている「回転数センサー(アナログ式?)」の出力を、モニタ装置やらなにやらのデジタル機器の入力信号用に適した電気信号に変換する装置だと、そのスペックからは想像できます。
そのスペックからは入力は自動車の車速センサーのようなデジタル・パルス式ではなくアナログ式らしく、3〜30Vとかなり幅がありますのでダイナモ式のような交流発電を行う装置が車輪付近についていて、車輪の回転数にあわせて発電電圧と周波数が変化するもののようです。
肝心の回転数は交流の電圧ではなく、周波数のほうで検知しているものでしょう。
それが停止中=0Hz、その車両での最高速度かそれ以上モニタ装置で扱う最大速の上限が1035Hz、もし手動で操作する装置を作るとなると、この周波数範囲を出せる交流発振回路を作ってこの回転数変換器に入力してやるだけで済みそうです。
出力電圧が3〜30Vの範囲内で固定の回路なら、オペアンプを使った発振回路などで比較的カンタンに作れます。
でも、一応回転数変換器の出力側にも注目しましよう。
出力は0〜1mAの「電流出力」です。
この「電流出力」はFA機器(工場などで使う工業用機械などの制御装置)でよく使われる情報伝達方法の一種で、工場などでの機器間の配線抵抗や配線延長(長さ)の大小に関係なく、アナログ情報を送信側機器から受信側機器に正確に伝える方法です。
標準的なもので1mAタイプと20mAタイプが多く使用されています。
列車の制御機器も一種のFA機器なので、規格化された電気配線手法で各機器を接続するように作られているようですね。
回転数変換器からは停止中=0mA、最大速度(上限)=1mAの電流を出力するような使い方です。
(果たして上限速度で1mAのMAX値を出力するのか、最大値以下で使用しているのかは謎です。その装置を詳しく調べないと・・・)
という事は、回転数センサーの交流信号を生成する回路を作らなくても、回転数変換器から出力する電流出力を生成する回路を作るだけでよいという結論に達します。
ボリュームのツマミを回して、0〜1mAの定電流出力をする回路は交流発振回路を作るよりずっとカンタンで、部品数も少なくてとても安価に作れます。
まぁ、交流発振回路もオペアンプと10〜20個程度の部品で作れるカンタンな回路ですが、こちらは部品数が10個も要らないずっとカンタンなのでこちらの方法をお勧めします。
「図面通り、回転数変換器を絶対に使いたいんだ!」というご要望でしたらごめんなさい。
▼クリックすると拡大表示
トランジスタが3つと、抵抗とボリューム(可変抵抗)が少しと、至ってシンプルな回路です。
今回は難しい動作原理の説明(計算式とか・・・)は省きますが、Tr2とTr3のペアがカレントミラー回路といって、Tr2側に流れる電流値と全く同じ電流をTr3側に流す回路です。
Tr2側に流れる電流を任意に変更できるようにしておけば、Tr3側の出力電流を自由に可変できるわけです。
そしてその入力側となるTr2側に流れる電流は、R3(10K)に流れる電流で設定します。
具体的には、R3(とTr2)にかかる電圧を可変してやれば、後はオームの法則でR3に流れる電流は決まります。
そのための可変電圧を生成するのにTr1とR1・VR1・R2で作るエミッタフォロワ回路でボリュームの位置によって出力電圧(Tr1のエミッタ電圧)を自在に変更できる回路を用意します。
これらの組み合わせで、VR1を回せば出力は0〜約1mAの範囲で可変できる、回転数センサーと回転数変換器をあわせた部分に相当する回路ができあがります。
負荷0〜10KΩを実現するためには、この回路の電源電圧は12V以上が必要です。
12VのACアダプターなど、安定したDC12Vを供給してください。
「あくまで電源は安定した12V」と仮定して、回路中にはほかに基準電圧発生回路などは入れていません(それで各抵抗値を計算している)。電源は必ず12Vでお願いします。
また電流出力部分の仕様上、ほかの機器の電源装置で何かDC12Vがあっても、それと共用することは絶対にしないでください。
必ず本回路用に一個ACアダプターを使用してください。
消費電流はわずか3mAと少ないので、ACアダプターの電流容量は少ないタイプでも大丈夫です。
本回路の出力をモニター装置のしかるべき入力端子に接続してやれば、ボリュームを回せば列車の走行スピードを自在にモニタ装置/案内装置に送り込めるようになります。
回路を作ったらいきなりモニタ装置に接続するのではなく、動作テストを必ず行ってください。(モニタ装置を壊すと大変)
図に示すように、本回路の出力に10KΩ/1KΩ/100Ωのそれぞれの抵抗を繋いでみて、ボリュームを回すと各抵抗値ごとに抵抗の両端で0〜10V/1V/0.1Vの電圧が測定できることを確認してください。
これがおかしいと、接続した相手を故障させるか、与える情報が正しくなくなります。
まぁ一般家庭ではまず使う事は無いでしょうが、この回路は1mAタイプの電流入力を持ったFA機器の入力テストに使えます。
お返事 2011/11/3
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投稿 11/19 |
気の迷い様
こんなに早くお返事をいただけるとは・・・本当にありがとうございます。
ご提案頂いた電流出力を生成する回路を製作して、早速試してみたいと思います。
また、今後もご相談させて頂く事があるかと思いますので、メールアドレスを記入致します。
以下当方のメールアドレスです。
*******************.jp
宜しくお願いいたします。
さとる 様
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投稿 |
大変お世話になっております。
本日、ご教示頂いた0〜1mA定電流出力装置を製作し、お教え頂いた完成試験と、同じ車両搭載のアナログ式速度計(速度発電機→回転数変換器→アナログ式速度計で同じ作用がある為)でもテストした結果、アナログ式速度計は問題なく動作致しました。
しかし肝心のモニタ装置に入力した所、無反応でした。
今一度図面を見て研究(図面にかなり不備があり、推測で進めている部分もあります)した結果、速度発電機から直接モニタ装置に速度信号が入っているのではないかとの結論に達しました。
そこで、当初ご説明頂いた停止中=0Hz、上限1035Hzの交流発振回路を作ってみようと考えております。
もうこれ以外になると、鉄道車両の床下の巨大なブレーキ制御器が必要など、家庭で再現不能な次元になってしまう為、最後の望みを懸けて製作してみたいと思っております。
大変恐縮ではありますが、上記交流発振回路をご教示頂けませんでしょうか?
宜しくお願い致します。
さとる 様
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お返事 |
モニタ装置は無反応でしたか・・・。
今は時間が無いので、来年・・・年明け以降の対応になりますので、しばらくお待ちください。
また、モニタ装置が反応しないのは本当にスピード信号が電流入力では無いから、という事だけなのでしょうか?
ノッチ信号とか、制御器からのユニット動作状態の信号とか・・・そういう動力の制御関係の信号も入らないと「走行」と判定しないとか、そういう処理はされていませんか?
モニタ装置なので、いろいろな信号が入っていると思いますが、それらの車両の状態を示す信号のうちスピード以外の何かも関係していないか、よく調べてみてください。
すぐに回路図を提示して、電気信号を入れるだけで正常に反応すればそういう心配も無いのですが、回路を作ってもまた反応しないという事も考えられます。
お返事 2011/12/23
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投稿 |
ご回答ありがとうございます。
モニタ装置の機器図面から見てもスピード信号が入ると考えられるのがブレーキ系統しか無い様なのです・・
まず、家庭にある(または容易に手に入る)乾電池、ACアダプターなどで、簡易的に走行判定だけ出来れば・・・と思いますが、そのような物はあるのでしょうか?
お時間かけて頂いてまた動かないでは申し訳なく思います。
さとる 様
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お返事 |
家庭に普通にあって、交流周波数を変えられるような物はほとんど無いと思います。
パソコンとアンプ等を組み合わせればそれなりの実験装置はできますが・・・。
とても単純に、「ただ列車が動いているだけ」という状態を入力して検査するなら、AC100V→AC6V/12Vくらいの電源トランスで交流6Vまたは交流12Vを作ってその装置に入力してやれば、関西で60Hz、関東で50Hzの交流信号を入れることになるので、関西で最高速度の5.8%、関東で4.8%の速度で列車が走っていることにはなります。
在来線列車だと速度装置関係は最大で150Km/hくらいまでは対応しているでしょうから、関西で8〜9Km/h、関東では7〜8Km/hととてもノロノロ走行している状態なら・・・・。
ある程度の技術をお持ちの方なら、パソコンで200〜600Hz程度のサイン波音声ファイルを作って、それをパワーアンプを通して交流電流に変換して(じゅうぶんな交流電圧が出ることを確認して)、速度信号として装置に入力するなどして数十Km/hで走行している状態を再現できるでしょうが、やってみますか?
お返事 2012/1/6
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投稿 |
おはようございます。
たまたま自宅のPCの外部スピーカーのアダプターでAC12Vのものがありましたので早速試した結果、速度がきちんと出ました。
(当方関東在住、時速5km/h)
きちんとキロ程(起点からの距離)も増減し、それに応じて表示内容も変化していました!
有難うございました。
さとる 様
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お返事 |
ああ、AC出力のアダプターがあってよかったですね。
それで反応したのでしたら、交流電圧入力で動くはずですので可変周波数の交流出力回路を繋げば実際の速度と同じような感じで動かせます。
追って回路を設計して掲載いたしますので、しばらくお待ちください。
お返事 2012/1/12
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お返事 |
1つ確認していただいてよろしいでしょうか?
そのACアダプターの出力に整流用ダイオードを一本つけて「脈流」にしても装置は反応するでしょうか?
入力端子は交流電圧入力となっていますが、中の回路では交流ではなく片方向だけ整流して電圧の有無を調べるようなよくある回路であれば、厳密な交流を作らなくても直流パルスでもカウントしてくれるはずなのですが、それがわかれば作成する回路は比較的簡単なものになります。
お返事 2012/1/12
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投稿 |
当方知識が無く、お手数ですが、どのようなダイオードを使用すれば良いかお教え下さい。
早速購入してテストしてみます。
さとる 様
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お返事 |
たとえばこれとかこれとか。
それで、トランスからの出力を整流して、右図のようにダイオードを順方向に入れた場合と、逆方向に入れた場合でそれぞれスピードは感知するか、正しく5Km/hと出るかを確認してください。
お返事 2012/1/13
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投稿 1/17 |
分かり易い図をご提示頂きありがとうございます。
早速テストしてご報告いたします。
さとる 様
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投稿 |
本日テストしてみましたが、順方向、逆方向共にスピードは感知しませんでした。
宜しくお願い致します。
さとる 様
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お返事 |
それで反応しませんか。
ということは、入力部にカップリング用コンデンサが入っていますね。
それだとハイサイドスイッチだけでパルスを作ってもうまく反応しないでしょう。
プッシュプル出力にするか、Hブリッジで完全に交流にするか・・・。
▼クリックすると拡大表示
こちらの回路を作って試してみてください。
タイマーIC 555を使った発振回路で約50〜1000Hzを作り、@のパターンだとそのまま555のプッシュプル出力で矩形波パルスを出力します。
たぶん、コンデンサカップリングされているだけで発振入力に反応する回路であれば、これだけで反応はするはずです。
もし@で反応しない場合、Hブリッジ出力とするための逆相出力回路も作ってAの接続方法で試してください。
@A共に車軸の発電機からのサイン波形では無く矩形波ですが、周波数をカウントしている回路であれば普通は問題なく反応するはずです。
走行スピード(発振周波数)はVR1で調節できますが、555の発振周波数設定用抵抗なので一般的名スピードコントロールのダイヤルツマミのように回転角に対してリニアに周波数が変わるものではなく、対数的に変化します。
普通のBカーブのボリュームでは、ボリュームを左いっぱい(約50Hz)から右に回していっても、かなりの角度回すまでは少ししかスピードが上がりません。ほぼ右いっぱい近くなると急にグッとスピードが上がります。
Cカーブのボリュームが入手できれば、操作感はかなり改善します。
尚、555を使った発振回路ではボリュームを左いっぱいに回しても発振は止まらないのでスピードは0にはなりません。
停車させるにはSW1を切ってください。
「スイッチつきボリューム」を使うと、左に回しきったところでスイッチが切れるので、ボリュームを左に回しきると停車とすることができます。
発振周波数が50Hz以上なので、出力にLEDをつけても発振(点滅)しているとは人間の目で見えません。
ですからいつも付けているような「動作確認LED」はつけていません。
工作をミスして発振していないなどの場合、回転数変換機につないでも「動作・原理的に動かない」のか、「工作ミスをして発振していない」のかの判別がつきませんからご注意ください。
発振しているかのテスト回路が必要なら別途回路を示しますが、555を使った簡単な発振回路なのでそうそうミスは無いと思っています。
当初考えていたオペアンプなどでVCOを作って周波数可変の発振回路とする場合、ボリューム0で「停車」、右に回すとリニアにスピードが上がるという回路の予定でしたが、ダイオード一個のテストでもこれだけお返事に時間がかかるということは、部品数の多いあまり複雑な回路にするといつ完成してテストできるかわからないため、操作性は悪いですが工作の簡単なタイマーIC 555を使った回路とさせていただきました。
ご了承ください。
お返事 2012/2/17
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この記事・お返事は役に立たなかった |
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単1型のアルカリ乾電池を改造して100vは出せますか?
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単1型のアルカリ乾電池を改造して100vは出せますか?
用途は電気分解です。
SSM 様
※ 入力されたメールアドレスではエラーとなりメールをお届けできませんでしたので、無メールの名前色とさせていただきました。
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お返事 |
技術的・科学的には可能です。
単一乾電池を分解して、中の正電極・負電極・電解質を取り出して、それぞれを67個に分割して「小さな電池」を67個作ります。それを直列に繋ぐと100.5Vの電池になります。
ただ、アルカリ乾電池は分解しないほうがいいと思います。
アルカリ物質は人の手や肌に触れると炎症などを起こす可能性があり危険ですし、電極棒や缶体を小さく切ったりするのはかなり苦労する作業になると思います。
アルカリ乾電池は・・・と書くと「じゃマンガン電池ならいいですか?」とか言い出す人も居そうですが、中身の危険度で言えばマンガン電池のほうが危険は少ないですが、わざわざ電池ょを分解して「改造」するようなメリットは考えられません。
お返事 2011/12/8
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Panasonicのタイマーの使い方?
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初めまして,田中と申します。
お忙しいところ申し訳有りません。
鳥、獣などの脅しをタイマーリレーを使って作っておりますが素人の為配線が良く分かりません回路図を作っていただけないでしょうか。電源はソーラーを利用して12Vバッテリー、タイマーはパナソニック、SIDX-A2C30M SIDX-A2C30S ×2用意しております。30分毎に 10秒間この10秒間は交合に2種類の器具を例えばベルと回転灯を考えております。
よろしかったら返信でお願い致します。12月2日で70歳
田中 當市 様
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お返事 |
すみませんが、文章からはわからない事があります。
>10秒間この10秒間は交合に2種類の器具を例えばベルと回転灯を考えております。
とありますが、10秒の中で2つの器具が交互に(たとえば1秒ごとに5回とか?)動くという意味なのですよね?
それとも、10秒の中でA機器が5秒(調節可能)、続いてB機器が5秒(調節可能)動く、合計10秒(調節の結果次第)という意味でしょうか?
用意されているタイマー数が「(SIDX-A2C30M SIDX-A2C30S)×2 で合計4個」なのか、「SIDX-A2C30M×1、SIDX-A2C30S×2 で合計3個」なのかもよくわからない書き方です。
個数が明確になっていれば、まだ目的・用法も絞り込めるのですが・・・。
それと・・・あまり重要ではありませんが、Panasonicのタイマーは「SIDX」ではなく「S1DX」を使われるのですよね。
お返事 2011/12/2
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投稿 |
再度投書致します。
はっきりしない文書ですみませんでした。
お答え致します。
1、10秒の中でA機器が5秒 続いてB機器が5秒 合計10秒です。
2、タイマーは、SIDX-A2C30M×1、SIDX-A2C30S×2 合計3個です。
よろしくお願い致します。
田中 當市 様
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お返事 |
えーと、そのタイマーリレーはSIDXでは無くてS1DX(通商「エスワン」)のはずですが、もしSIDXという型番が私の知らないPanasonic製品で存在するのならごめんなさい。
SIDXだとこの回路では動かない可能性がありますことを先にお断りしておきます。
ご用意されているタイマー数だと、正式なシーケンス回路図ではありませんが、てきとーにコンデンサで誤魔化して動く回路図で提示します。
各タイマーリレーを図のように接続すると、T1で30分までの休止時間を設定し、T1のタイムアップでT2、続いてT3と順次動作が受け継がれます。
T3のタイムアップでT1をOFFにして時間関係を全てリセットするのですが、ここで問題がありT3で単にT1の電源を切るだけだと一瞬でT1ごと全てのタイマーが切れるのでT3のタイムアップも切れてT1の電源が復旧、これがT1の復旧時間未満になるためにT1が正しくリセットされない可能性があります。
S1DX-A2C30Mなんて手元に持っているはずも無いので、実験はできません。
メーカーページで公開されている資料には「復帰時間 = 0.1秒」と書かれているので、それ以上電源断してやれば復帰はしそうです。
ちなみに、今回買われているPanasonicのS1DXシリーズではこの復帰時間の関係で「瞬間的にOFFにしてリセットされる回路」では使えない事が実験された方の結果で確認されていて、OMRONのH3Yシリーズでは大丈夫なのだそうです。(H3Yも復帰時間は0.1秒とされていますが、もっと短時間でもちゃんと切れるそうで…)
PanasonicのS1DXシリーズを既に買われているという事は、この問題を避けては通れないという事です。
そこで本来ならもう一個くらいタイマーリレーを増やして確実に動作する回路にするか、もっとリレーとかを増やしてバシバシ働くシーケンス回路にしてやればいいのでしょうが、そういう高い部品を沢山増やさなくても多分電解コンデンサ1つでT3の電源断を遅らせてやれば問題なく動作すると思うので、安く済む方法にしてみます。
本当はT3だけ遅らせたいのですが、T2-1でT2と接続されているのてT2も一緒に遅れる・・・いやコンデンサの電気を使ってしまうという、ちょっと目的からすれば嫌な接続になりますが、わざわざPanasonicのタイマーリレーを指定されているというシーケンス用途の考え方での設計となると、これ以上ダイオードを入れたりと電子回路の作り方で良い物にするのはどうも邪道に思えて、それなりにシーケンス回路の流儀から逸れないで心が痛まない程度の電子部品使用に留めておきましょう。
お返事 2011/12/8
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投稿 12/10 |
ご丁寧な回答誠に有難うございます。
それからリレータイマーはS1DX-A2C30でした済みませんでした。
うーむなかなか難しいようですね、でも何回でも読んで参考にしたいと思います。
大変お手数をお掛け致しました、有難うございました。
田中 當市 様
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車・エレキットKPS−3226(タイマーIC 555)を12Vで使用したい!
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はじめまして
よろしくお願いします。
車のセキュリティー動作(セット、解除)時にホーンが連動してなります。しかし、夜など音が気になります
何とかセット時だけでも解除出来ない物か検討しています
全く鳴らさない様には出来ますが、それではいざという時に意味が無くなってしまいます
そこで、ホーンの配線にディレー回路を組み込んで対策をしようと考えました
KPS−3226を購入しましたが、動作電圧が4.5V〜6Vとなっており車では使えない?と悩んでいます。
IC555は16V位まで使えるようなので、付属のリレーと、抵抗を少し変更すれば
12Vで使用出来るのではないかと考えていますが、どこを変更すれば良いのか分かりません
アドバイスを頂けますようお願いいたします。
snow 様
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お返事 |
私はエレキットの社員でも無ければ、KPS−3226を持っているわけでも無いのに、どうして私に質問するのでしょうか?
KPS−3226の回路図でも示して、それをどうにかするようにして欲しいというご質問ならまだしも、回路図も無いものの変更を尋ねるなんて、なかなかに度胸のある方ですね。
では、とてもカンタンに変更する方法をお教えします。
(1) 電解コンデンサを取り替える
使用されている電解コンデンサを耐圧25V品に交換します。12Vで使用するなら25V品が必要です。
(2) リレーを取り替える
リレーを12V品に交換します。多分、5V品が使われているのでしょう。
(3) トランジスタのベース抵抗を取り替える
ネットに出ている商品写真を見ると、リレーの横にトランジスタが見えますからリレーはトランジスタでドライブしているのでしよう。
もしそうなら、そのトランジスタのベース抵抗は5Vの時に正常動作するように設計されているでしょうから、12V用に交換します。
抵抗値は R = (12-0.6) / Ib で計算してください。Ibはあなたがトランジスタのベースに流したい駆動電流です。(私は知りません)
まぁ、KPS−3226を持っていないので間違っているところがあるかもしれませんが、ご自分の目の前のKPS−3226を見ながら不明な点は実物でお調べください。
他にも車で使えるようにする方法はありますが、せっかくの「リレーや抵抗を交換しても使いたい!」という研究心のあるご希望に沿えばこんな感じです。
お返事 2011/11/30
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投稿 |
ご回答ありがとうございます。
早速、部品を購入しました!
コンデンサーは耐圧16Vが付属していました。
リレーは在庫がなく、入荷まで一週間ほどかかる見込みです
>他にも車で使えるようにする方法はありますが、せっかくの「リレーや抵抗を交換しても使いたい!」という研究心のあるご希望に沿えばこんな感じです。
他には、どのような方法があるのでしょう?
自分で思いつくのはレギュレータで12vを5vに下げる位しか思いつきません... ただ熱が出る事が気になり、12vで駆動することを質問させて頂きました。
こんな簡単な方法もあるよ
って事があればお教えいただければ幸いです。
回路図もない質問に答えて頂き感謝いたします。
ありがとうございました。
snow 様
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お返事 |
リレーキットの基板のほうは何も手を加えず、単に三端子レギュレータで電源を5Vにするほうがどれだけカンタンかと思うのですか、熱が出ますか?
一般的な三端子レギュレータを使用した場合、発熱量(損失)は W = (12-5V)×消費電流 ですよね?
今回の使用目的では、一分間に何中回もそのタイマーリレーがカチャカチャと動作するとは思えないのですが、その場合の555 ICまわりの消費電流はほぼ0です。
消費電流が0の場合、発熱も0ですが、これに何か問題があるのでしょうか?
タイマー動作中に電力を消費さるのはリレーだけですが、そのリレーって20〜40mA程度のコイル電流の物じゃないのかな?と思うのですが。
そのくらいのリレー動作中の三端子レギュレータの損失は0.4W程度。
その2倍くらいの消費電流のリレーでも、1W程度の損失で収まるでしょ。しかもリレーが動作している時間中だけ・・・。
どういう配線にされるかは全くわかりませんが、目的からは車のセキュリティー動作(セット、解除)時に少しの時間だけリレーが働くような配線をされるなら、そのほんの少しの時間だけ0.4W〜1Wの発熱をするだけなんて、全く気にする事も無いようなものなのですが、私の考えるような使用目的やリレー動作時間ではなく、もっと凄い発熱をするような用途・配線で使われるという事なのでしょうかね。
発熱が気になるなら、5Vでわずか数十mA〜100mA程度の消費電流であれば、100円ショップで売っているシガーDC12V→USB DC5Vコンバータみたいにほとんど発熱しない電圧変換回路も売られていますし、しかも三端子レギュレータと周辺のコンデンサをバラで買うよりも安く手に入ってしまうかもしれないのに・・・。
お返事 2011/12/8
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投稿 |
お世話になっております
リレーが到着し、取り付け動作テストまで完了しました
しかし、動作に不満があり改善をしたいと考えております
基板上にタイマースタートスイッチ(ボタン式)があります
これを、フォトカプラに交換(TLP521)して動作するように変更してみたのですがフォトカプラが動作状態(スイッチON)では、正常にタイマーが動作しないのです
すぐにOFFすれば問題はありません。
仕様として、ボタンを押した時からリレーON(カウント)を開始して、時間経過後にリレーOFFとなるのですが、スイッチがONのまま設定時間が経過した場合には、スイッチをOFFした時にリレーがoffとなってしまいます
これを防止するために、フォトカプラが動作している時に出力がON-OFFを繰り返すようにすれば良いと考えましたが、どのように変更したら良いのでしょうか?
フォトカプラの動作には、ルームライト12Vで動作しています
取り付けに際して「車・イモビライザーの出力を判断して3つの出力に分ける」回路を参考にしました
よろしくお願いいたします
snow 様
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お返事 |
ああ、うまく動きませんでしたか。
最初の投稿があった時から「この人は大丈夫だろうか?」とは思っていました。
どういう風に車に繋ぐのかも書かず(質問もせず)、キットの回路図も示さない人ですから、車と繋いだり、555の回路については(質問するまでもなく)熟知していて完璧な人なんだろうなぁ・・・と思って対応することにしましたが、心配していた通り、接続や機能動作についても不完全な回路を設計されていたようですね。
タイマーIC 555の機能を知っている人であれば「トリガー端子はタイマー時間より短い時間で復帰してやらなければならない」「トリガーONのままなら、出力はOFFにはならない」という555の性質を理解しているはずなのです。
※ よく使う74HC221のようなトリガエッジ動作タイプのワンショットICならそんな心配も無いのですが…
だから、常時ONになるような信号を、トリガーにそのまま加える事はしません。
snow様は今回身をもってそれを知ったわけで、いい勉強になったのではないでしょうか。
そのうえで
>フォトカプラが動作している時に出力がON-OFFを繰り返すようにすれば良いと考えました
という解決策を見出しされたわけですが、それは不正解ですよね。
『ルームランプ点灯中は、ずっと555のトリガーにパルスを入れ続ける』
つまり、ルームランプ点灯中は・・・
『タイマー時間が切れても、ずっと555のトリガーにパルスを入れ続ける』
↓ ↓ ↓
『タイマー時間が切れても、その瞬間にまたトリガーパルスが入り、延々とタイマーONが繰り返される』
ということで、現在のトリガー入力中はタイマーが切れないという状況よりもさらに悪化することになります。
ここまでは理解できますか?
では、どうすればルームランプが点灯したときから一定時間だけ動作するタイマーを作れるようになるでしょうか?
トリガー入力を細工するのには違いはありませんが、点灯中ずっとパルスにするのではなく、『点灯したら一回だけ555にトリガーをかける』ようにするという処置は思いつきませんでしたか?
どれだけ長時間ルームランプが点灯し続けても、(基板の)スイッチをチョンと一回押したのと同じトリガー信号しか555には与えないようにすれば、基板のスイッチ操作と同じように555は目的の時間だけ働くタイマーとして動作します。
で、まぁ、ほとんど余談レベルというかなんというか・・・
>取り付けに際して「車・イモビライザーの出力を判断して3つの出力に分ける」回路を参考にしました
という事ですが、あなたの今回の最初のご質問が「555は16V位まで使えるので、12Vで使いたい!」という趣旨ではありませんでしたか?
IC回路の入力でフォトカプラを使っているのは、車の電源系(入力電圧)が12Vで、IC回路の電源電圧が5Vだから、電圧変換のために使うという目的が90%くらいですら、今回のあなたの使い方のように555を12Vで使っているのなら入力系もそのまま12Vなのでわざわざフォトカプラを使う必要があるのですか?
タイマーIC 555のトリガー入力は負論理動作です。そして普通の車のルームランプはマイナスコントロールでこれも負論理ですよね?
という事は12V-5Vレベルコンバータも論理反転もなにも必要ないという事になると思うのですが、フォトカプラを入れないといけないようなルームランプ回路の車なのでしょうか。
まぁ、最近の車はコンピュータ制御とか、リレーを介在させるとか、もう車の常識の「ルームランプはマイナスコントロール」では無い車も多くなっているようですし、そのあたりには深いワケがおありなのでしょうね。
長いトリガ入力から一瞬のトリガ入力に変換するには、今まで何度も紹介している微分回路を使い、もしフォトカプラの入力回路と繋ぐのであれば右図のようになります。
お返事 2011/12/13
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投稿 |
早速のお返事ありがとうございます。
教えて頂いた、ワンショット?回路を追加して、動作するようになりました。
電気的知識がなく、イメージで出来るだろうと進んだ結果です。
トリガー入力をパルスで入力すればご指摘の動作になる事は、理解しておりました。ワンショット回路が全く思いつきませんでした
フォトカプラは、信号が取り易いかなと思い使って見ることにしました、深い意味はありません。使って見たかった・・・て感じでしょうか。
今回、大変勉強になりました。ありがとうございました。
snow 様
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お返事 |
今回は特に部品が焼けるとか火が出るとかのトラブルでなくて良かったです。
場合によってはかなり大切な物を焼いてしまうような事も起きてしまいますから、自力で回路を作って動作させる時にはよく調べて研究してみましょうね。
予定通り動かないようなトラブルが起きたほうが、人間は勉強してより理解が深まるのですが・・・・ショックは大きいのでできれば失敗はしたくないものです。
お返事 2011/12/13
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車・時間制限つきリレー(消し忘れ防止)
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初めて質問をさせていただきます。車関係の電気について質問するのは申し訳ない気がするのですが、もしお答えいただけるようならお返事いただければ幸いです。
自分の車(カプチーノ)に汎用品のトランクオープナーを取り付けて便利にしようしていたのですが、ソレノイドに12Vを導通させる押しボタンスイッチを長押ししたらしく、ソレノイドが焼け付いて固着してしまいました。
オープナーというのはソレノイドの先に金属のケーブルがついていて、それをトランクのラッチに結びつけるという原始的なもので、そのソレノイドに+と−の端子が’あり、そこに押しボタンがつながっていて、それを押して導通すると「引く」動作をするものです。
私のできたらいいなと思っているのは、ボタンを押すとずっと電流が流れるのではなく、ソレノイドを引っ張るぐらいの時間(正確にはわかりませんが1秒ぐらい?)電流がながれて、後は次にボタンを離して押すまでは流れない、みたいな回路ができないかというものです。もしかしたら、笑われるほど単純なもなのかも知れませんが、もし教えていただいたらその回路を押しボタンに組み込んで焼け付き防止をしたいと思います。
もちろん、「長押しせずに、ボタンは一秒ぐらい押してすぐ離せよ」ということであれば、そうなんですが、足下にスイッチを取り付けているので(めちゃくちゃ狭い室内)ときどき、ひっかかって長押ししているときがあるみたいなんです。どうぞよろしくお願いします。
関谷直人 様
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お返事 |
● 車・バイクで使う
● スイッチがONしっぱなしが嫌だから、消し忘れ防止回路が欲しい
・・・というのは「車・LEDを一定時間で消す(消し忘れ防止)」と内容が同じご要望ではないのでしょうか?
あちらはLEDを点灯させる回路なのでLEDを繋いでいて、今回は大きな電流のソレノイドなので、他の回路でも沢山出ている通りリレーを繋ぐように変えるだけでは?
時間も1秒程度と短くていいので、時定数コンデンサを変える程度でいいのでは?
▼クリックすると拡大表示
「ボタンを一回押すと、xx秒だけ必ずONになる」だと常に電源を供給しておいてやらないといけませんが、長時間ONしっぱなしを防止するだけなら「車・LEDを一定時間で消す(消し忘れ防止)」と同じく、スイッチをOFFにすればタイマー期間中でも電源が切れてしまっていいのでトランクオープナーでも同じ働きで省電力向けの回路で良いはずです。
お返事 2011/11/30
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投稿 11/30 |
さっそくのお返事、感謝です。電気のことはほとんど素人ですが555はその昔「初ラ」で何度か触ったことがありますので、なんとか配線図は追えそうです。これでできたらかなりカッコいいことになりそうです(自分的には)。本当にありがとうございます。今から部品集めです。以前は日本橋まで行かなくて、自宅のある奈良駅あたりにもパーツショップがあったのですが、今だとネットで購入できますかなぁ。久しぶりなので、とりあえずパーツを集めるところか始めます!!
関谷直人 様
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DCファンの固着(短絡)対策
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初めまして、宜しくお願いいたします。
機械空冷の為、DCファン24V0.09A3個を出力24V1AのACアダプター(型番NT24-1S2410)につないで使用しますが、漏電や短絡へのケアと万が一ファンが固着した際の過電流防止策としての対策があればお教えください。
宜しくお願いします。
yamanishi 様
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お返事 |
固着(短絡)対策としては、あまりに基本的ですが「ヒューズ」を入れるのが安くて簡単で確実です。
ファンの消費電流が0.09Aとのことですから、0.3〜0.5A程度のガラス管ヒューズをファン1つにつき一個、各ファンと直列に入れるだけで固着・ショートの対策にはなります。
ACアダプターから各ファンへ配線する元の部分にヒューズを挟むと管理もしやすいでしょう。
ガラス管ヒューズは切れたら使い捨てですが、電子機器組み込み用の小型のサーキットブレーカー(0.5A程度)も売られていますし、自己復帰ヒューズとも呼ばれる「ポリスイッチ(PTC)」(PTCの例 100mA/200mA)を使うのも手です。PTCは表示数値の2倍の電流で即断します。
今回のお話では、「ファンが止まったら(機械が危険なので)警報を鳴らす、または機械を緊急停止させる」ような目的では無いようですから、ヒューズ等でファンのコイルやACアダプターをショートから守る程度で良いと思います。
漏電って・・・、ファン電源(DC24V)はACアダプターでAC100V系や大地(アース)から絶縁しているのに、どこかに漏電する経路がありますか?
それとも、ACアダプター自体のAC100V系での漏電に対して心配されているのでしょうか。
もしそうだとしたら、ACアダプターに来ている100V電源に市販の「漏電ブレーカー」を入れてください。
お返事 2011/11/30
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投稿 11/30 |
親切で丁寧なお返事に感謝します。
ほんとうにありがとうございました。
yamanishi 様
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写真撮影用の露出計は小型でシンプルな構造で作れますか?
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はじめまして、初めて投稿します。
写真撮影用の露出計は、フォトダイオードやCdsセルを利用して自作できるものでしょうか?
既製品を買ってしまえば早いのですが、自分で作れたら楽しいだろうなと思っています。
高精度は求めませんが、より小型でシンプルな構造で作るのは可能でしょうか?
よろしくお願いいたします。
ささみ 様
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お返事 |
露出計って、測定した明るさから絞り値やシャッタースピードの早見盤みたいな便利な機能があるからこその露出計ですよね?
単に光センサーで明るさを調べるだけでは「明るさ=Lux値」がわかるだけで、そういう「カメラで使う」部分は全てご自分で手計算で行うことになりますが、それでもいいわけでしょうか?
それと、「より小型でシンプルな構造」をご希望ですが、電子回路の組み立てはできますか?
それか・・・電流計などを買って、パネルの書き換えはできますか?
たとえばメーターの表示が非リニアでいいのなら、Cds一個とメーター一個とレンジ切り替え用にスイッチと抵抗(と電池)程度の部品でできます。
ただし、Cds等では「計った電流値では何Luxなのかわからない」ので正しい光度計と並べて、値を知る必要があるので、市販の光度計を一個は買わないといけないという全くもって目的を覆す事になります。
光度計を買わないなら「明るさを正確に電流値に反映させるセンサー」を使うことになりますが、この場合はセンサーを正常に駆動するのに多少の電子回路は必要になります。
そういう電子回路の工作はできますか?
また電子回路を作ることは「より小型でシンプルな構造」に反することにはなりませんか?
どの程度の物が欲しくて、どの程度の工作・製作までなら許容されるのでしょうか。お教えください。
お返事 2011/11/30
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投稿 |
さっそくのお返事ありがとうございます。また説明足らずでご迷惑をおかけしました。
使用目的は古い二眼レフ用の露出値決定の目安に使おうと思っています。あくまで目安で構わないので多少の誤差はあっても構いません。
またメーターの指針と絞り値などの関係は、他のカメラの示す値と比較するなどして決定すれば大丈夫かなと考えています。
電子工作に関してはこちらのサイトを参考にタイマーICを使用したLEDの消し忘れ防止回路を作ってうまく動作していますので、回路図を参考に回路を組む事ぐらいならばできると思います。
ささみ 様
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お返事 |
● あくまで目安 (Lux値などは知れなくてもいい)
● 絞り値などは他のカメラから値を知る (それを書き込む)
という事で、正確なLux値を電流値に変換するセンサーなどは使わず、単純にCdsで明るさを抵抗値に変えて、その抵抗に流れる電流値をトランジスタで増幅してメーターを振らせるだけのとてもカンタンな回路でいきましょう。
Cdsと直列に入れている半固定抵抗(VR)で感度調節ができます。
ご使用になる最大の明るさ(太陽の下とか)でメーターが最大(100mA)に降るように調節してください。
VRは左に回せば感度が低くメーターの振れも小さくなります、まずはじめは左いっぱいに回しておいてメーターが振り切れないようにしておいてください。(振り切れた状態で使うとメーターやトランジスタが壊れます)
最大の明るさの場所でVRを右に回し、最大になるように調節すれば、最も明るい場所から暗い場所まで使用できます。
但し、Cdsの特性でこの回路では明るさとメーターの振れる幅は直線的ではありません。
Lux値を知りたい明るさメーターでは無いという事ですのて、非リニアな表示でもよしとします。
ある明るさの場所で、基準にするカメラの絞り値などをメーターに紙でも貼って書き込んでしまいましょう。
このような簡易回路では電源電圧が変わるとメーターの振りも変わってしまいますので、電源は006P電池(9V)から三端子レギュレータで安定な5Vを供給し、電池が減ってもメーターの振り幅は変わらないようにします。
それでも・・・電池なのでかなり減ったらメーターの振りは小さくなってしまいます。
電池が減ったら早い目に交換するか、三端子レギュレータを低ドロップ品にして電池がかなり減っても安定した5Vを供給できるように変えるなど、目的やお好みに応じて三端子レギュレータを選ばれるなどの工夫はご自由に!
電流計に2回路2接点スイッチと抵抗をつけて、「明るさ」と「電池残量」を切り替えて表示できるような回路でもいいですね。
お返事 2011/12/8
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投稿 12/10 |
こんばんは。
お忙しい中、回路図どうもありがとうございます。
こんなにシンプルにできるんですね!
早速部品を集めて、試行錯誤してみます。
寒くなってきましたので、お体壊さぬようご自愛ください。
ありがとうございました。
ささみ 様
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水車の発電を、DCからACに変換?
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今、自転車のハブダイナモを使って水車を作っています。
発電させた電気を充電池に充電しようとしていますが、その際にDCからACに変換しようと思いますがブリッジ整流でやってもいいのでしょうか?
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/cycle_light/CL.html#TOP
の記事を参考にしようと思っております
ヒノキ 様
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お返事 |
TV等で「ハブダイナモを水車の中心に付けて発電する」というものかよく紹介されていますね。
で、ハブダイナモの発電電流は交流(AC)ですから、「DCからACに変換」はできないと思います。
交流(AC)から直流(DC)にならブリッジ整流などでできますね。
ただ、自転車ライトのページはLED点灯用に「定電流ドライブ用途にする」回路を紹介していますから、何かの電源に定電圧で使うなどでは無いので注意してください。用途が違います。
お返事 2011/11/30
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ACモーターの雲台を回す
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はじめまして。いつも楽しく読んでます。
雲台のコントローラを作りたいので教えてください。
電源はAC100Vで雲台の定格は入力AC24V1.8Aです。
入力の端子は上・下・左・右・GND用に5個あります。「上下」と「左右」で2個のON-OFF-ONモーメンタリSWを付けて電源用にSW1つとヒューズを付けたいです。
現在はAC100V→AC24Vのトランスの出力から単純にSWかませて直接繋いでいるのですが、燃えたり壊れないかと危険を感じながら使ってます。安心して動かしたいので正しい回路を教えてください。宜しくお願い致します。
キクチ 様
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お返事 |
お考えになられている接続でいいと思います。
その情報だと雲台の中に入っているのは3端子型のACモーターで、正転と逆転のどちらかとGNDの間に交流電圧をかけると回るもので、正転と逆転の両方の端子に同時に電圧をかけなければ大丈夫です。
それをON-OFF-ONの「中立OFF」スイッチで切り替えれば、両方に同時に電圧がかかることが無いので壊れたりしません。(多分そのモーターだと両方同時に電圧をかけても壊れずに、単に回らないだけだと思いますけど…)
お考えのとおりに接続して大丈夫です。
ヒューズは5〜10Aのものを使用してください。
モーターなのでスイッチON時の突入電流が定格より多く流れます。
お返事 2011/11/24
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投稿 |
とてもお早いお返事にとても感謝いたします。ご親切にしていただきありがとうございます。
自宅のブレーカーが上がったりコードが燃えないかと心配でした。正しいつなぎ方を教えていただきまして安心しました。
恐縮ですが、もう一つ教えてください。
家の取り回しでコントローラーから雲台までケーブル一本で30Mほど伸ばしたいので、単芯のLANケーブルと考えたのですが、大丈夫でしょうか?教えてください。
キクチ 様
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お返事 |
「単芯のLANケーブル」って・・・・それは何スケですか?
単芯のLANケーブルと言われても、使っているケーブルはメーカーや製品によって様々で、それが何スケのケーブルなのか私にはわかりかねます。
LANケーブルではなく、少し太いですが屋内配線用の電気ケーブルには次のような規格があり、それぞれ太さにより安全に流せる電流に制限があります。
コンセント延長タップなどで「15A/1500Wまで」や「12A/1200Wまで」とか種類があるのは、たいていはこのような使用する配線材の違いです。
直径(φ) |
面積(sq値) |
許容電流 |
1.0 mm |
0.75 sq |
7 A |
1.2 mm |
1.25 sq |
12 A |
1.6 mm |
2 sq |
17 A |
2 mm |
3.5 sq |
25 A |
※ 面積はより線での場合 |
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お使いの雲台で「定格入力AC24V1.8A」と書かれているのはモーターを2個同時に回したときに1.8Aなのか、まさか・・・モーター一個の定格で2個同時に回すと3.6A流れるのか・・・。
各モーターの正転・逆転の各ケーブルは1モーター1本なので、最大でも1.8Aなのでしょう。
GNDがモーター2個ぶんをまとめているので、モーター2個で1.8A流れるのか、各モーター1.8Aなので2個同時に回すとGND線には3.6A流れるのか、どういう表記になっているのかこちらではわかりません。
モーター2個でGND線に3.6A流れるのだとしたら、0.5スケ(≒0.4φ)くらいのケーブルは欲しいところです。
合計で1.8Aなら0.2スケ(≒0.25φ)くらいでも大丈夫でしょう。
お使いのLANケーブルの芯線の直径をノギスなどで測り、じゅうぶんな太さかどうかご確認ください。
雲台の必要本数は5本ですから、モーター2個ぶんが流れるGNDの配線だけLANケーブルの余りを束ねて2本以上にすれば、全てのケーブルには1.8A以上の許容量があれば良いという事にはなります。
基本的には、LANケーブルや電話のモジュラーケーブルなどは電力用途には設計されていませんから、大きな電流・電力が送れない細い線を使用しています。
自作のIC回路などの小型電子機器の電源線に流用するなどの用途ならあまり電流は流れないので流用する人も居ますが、モーターを回すなどで電流が多いような用途ではお勧めできる用途ではありません。
お返事 2011/11/30
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投稿 |
あけましておめでとうございます。
いつも親切に教えていただきましてありがとうございます。
お返事遅れました。
身近にあるPCのLANケーブル(より線でなく単線)を繋いで使おうと思ったのですがデータ用なので細すぎますよね。何スケという言葉は始めてお聞きしまして教えていただいたとおりの電源ケーブルを購入して動くようになりました。
この度は誠にありがとうございました。
キクチ 様
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お返事 |
あけましておめでとうございます。
安全に使える電源ケーブルを使われてなによりです。
本年も、自作工作をお楽しみください。
お返事 2012/1/2
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放電器の作り方を教えてください
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充電池を充電した後に放電させようと思ったのですけど、以下のような回路ってどうやって作ればいいのでしょうか?
充電池をセットしスイッチを入れて放電させ、放電中はLEDなどのランプを点灯させ放電終了後にLEDが消える
といった動作の回路です。
ヒノキ 様
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お返事 |
1.2Vなどのニッケル水素・ニカド電池であれば、製作記事を公開していますが、それではだめなんでしょうか?
「自己電源方式、オートカット電圧可変 ニッケル水素充電池・単セル放電器の製作」
お返事 2011/11/19
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投稿 11/21 |
既出でしたか・・・
よく確認してませんでした。
ありがとうございます!
ヒノキ 様
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テスターの250Vレンジを50V-MAXに変えたい
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突然の質問失礼します。
アナログテスターについての質問なんですが現在使用しているアナログテスターのDCVレンジは10,250,500Vの測定レンジがあります。(50Vの針の目盛りはあります)
メーカーのグレードによって導通ブザーが付いてるのは50Vのレンジがなく(50Vの針の目盛りはあります)
導通ブザーが付いて無いのは10,50,250,500Vのレンジが使える仕様です。
ほとんどが車での使用なのでなんとか50Vレンジで使いたいのですが250Vレンジを50Vレンジに改造できないものでしょうか?
抵抗の交換で可能でしょうか?
回路図もないのでどの抵抗かも解りません。
なにか良い方法がありましたらアドバイス等いただければ幸いです
よろしくお願いします。
ヨッシー 様
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お返事 |
>抵抗の交換で可能でしょうか?
可能です。一本変えるだけです。
>回路図もないのでどの抵抗かも解りません。
さすがに、その物言いは質問する側としてどうかと思います。
私はそのテスターを持っていないので、写真を載せてどの抵抗を交換するとかお見せすることはできません。
テスターを分解してご自分で調べて回路図を書いて、どの抵抗か見つけてください。
抵抗値の計算方法は「抵抗計を電圧計・電流計にする?」で詳しく解説しています。
この計算さえできれば、たぶん、どんなご希望の数値にでも対応させることができます。
中のどの抵抗を何に変えるのかわからないのであれば、そのテスターの電圧計レンジでの内部抵抗相当値を(別のテスターを当てるなどして)調べて、その4倍の抵抗を外付けすれば目盛りの5倍の電圧まで測れますね。
つまり10Vレンジの際の内部抵抗がわかれば、その4倍の抵抗を外に付ければ10Vレンジで50Vまで計れることになります。
お返事 2011/11/19
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投稿 11/21 |
ご返答、アドバイスありがとうございました。
無事回路変更できました。
貴重なご意見有難うございました。
ヨッシ 様
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車・ナビの音声信号を検知して、カーオーディオのミュート用2.5V信号を作る回路
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始めまして、教えてほしいことが有ります。
過去ログを拝見しましたが 似ている内容が無かったため、投稿させて頂きます。
ケンウッド製のカーオーディオにて
型番はI-K77の ミュートオーディオの事なのですが・・・。
音楽を聴いている最中にナビの音声をAUX端子から割り込みをさせる機能がありまして、
ついている端子であります。
そして やりたい事は、 AUX端子に繋ぐミニジャックの音声信号を検地して2.5V程度の電圧を 出力する装置です。
音声信号→装置→音声信号
↓
+2.5V電圧→ナビミュート端子へ接続
このような装置を作りたいと思います。
2.5Vという電圧は メーカーに電話をして調べました。
ご教授お願いいたします。
tflc 様
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お返事 |
えーと、音声信号に反応して出力・・・というふうな回路は過去にいくつか掲載していますが、それらを応用して出力を2.5Vにするとか・・・ではだめだったのでしょうか。
・・・だめだったんでしょうね。
では、今回はいつものようにどこでも手に入るトランジスタやオペアンプ等を使った回路ではなく、音声検出の専用ICを使っててっとり早く音声検知部分を作る方法で回路を作成します。
▼クリックすると拡大表示
部品数も少なくて、カンタンですねー。
車でお使いという事で、DC15V(限界)まで使える音声検出用IC、ローム(ROHM)のBA335を使用します。
BA335は音声信号検出をするのに必要な部品が全部入っていて、外付けにはタイマー時定数を設定するための抵抗とコンデンサをつけるだけで音声検知回路ができてしまう、たいへん便利なICです。(入力カップリングコンデンサは別途必要)
但し注意が必要なのは、出力ピンが「無音(静音)時にトランジスタでGNDに落とす」仕様になっているので、「音が入ったらリレー等を駆動する」という概念の普通の音声リレー等で使うには出力の位相を反転してやらなければなりません。
そうでなければ、出力電流が700mAまで取れるので直接リレーを駆動できるたいへん便利なICなんですけど。
仕方が無いので、出力を2SC1815で反転させて、ハイサイドスイッチ用の2SA1015をドライブします。
音声を検知すると、LED1が点灯して確認できます。
同時にツェナーダイオードの定電圧回路で約2.4V(2.5Vというツェナーは無い)の電圧を作成し、出力とします。
出力電圧は2.2〜2.5Vの範囲で多少のバラつきがあると思いますが、相手が2.5V信号用の回路であれば問題なく動作します。
音声検知スピードは0.1秒程度。音が鳴りはじめてほんの少し遅れます。(ノイズでの誤作動防止など)
音が鳴り止んでからOFFになるまでの時間は0.5〜1秒程度。これくらいのマージンが無いと単語の間でプチプチ切れたら聞き辛いです。
出力を2.5Vの電圧出力にする必要もなく、ほかの用途用の工作で「単にリレーを動かしたい」などの目的であれば一段目の2SC1815でリレーをドライブしても構いません。(スパイク防止ダイオードの追加と、コイル電流100mA程度まで)
お返事 2011/11/15
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投稿 11/19 |
御回答ありがとうございます!
返信が遅くなりまして申し訳ないです。
今月末ぐらいには作ってみようと思います!
まだまだ 記号などを勉強している最中ですが
回路まで丁寧に書いてあり
分かりやすいです!
一般的な書籍などは作ってみようと思える題材がなかなか見当たらなくって手が出しずらかったのですがようやく一歩踏み出せそうです
ありがとうございました!
応援してます!頑張ってください!
tflc 様
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投稿 |
当方も同じI-K77をメインユニットとしてナビの音声割り込みを使用したく調べ周りこちらにたどり着きました。
ご提示いただいていた回路図を元に部品をそろえて製作をしましたが、12Vを入力した段階でなぜかLEDが常時点灯状態になってしまいました。
どこがどう間違っているのかすらわからない状態ですが、ここをチェックしてみろ的なアドバイスで結構ですのでお教えいただけないでしょうか。
wasabi 様
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お返事 |
「12Vを入れた段階で」という事は、まだ音声入力はつないでいないのですよね?
回路図中にチェックポイント(ICの動作)はピンク色で書いていますが、トランジスタまわりの静音時と音声有りの時の電圧は下記の通りです。
※ (4)(5)のポイントは、12VからOFFになった場合にC5に残る電圧でしばらくは数Vある場合があります
これと違うところがあれば、その周辺に間違いがあります。
もし静音なのにICの出力(6番ピン)がOPENになっているなら、トランジスタまわりではなくICまわりのミスになります。
また、トランジスタまわりのテストにはICとの接続を外し、ICのかわりにスイッチをつけてテストする方法もあります。
スイッチで静音と音声入力ありの状態を切り替えて、トランジスタまわりの各ポイントの電圧が正常かどうか測定して原因を追究します。
基本的には、あまりにカンタンな回路すぎて、動作しないのは不思議なくらいです。
でも、トランジスタ1〜2個の回路でも組み立て間違いをする方もいらっしゃいますので、まずは1日くらい基板を見たり触ったりせず、時間を置いて頭をリセットしてからもう一度回路図から部品配置と配線図を書きなおしてみて、それから組み立ててある基板と見比べてみましょう。
どこかに回路図とは違うところに配線してしまっている箇所があるか、イモハンダで接触していない箇所があるはずです。
「もう10回は見直しましたが、正しく作っています。でも動作しません。見てください!」という基板を見たら、配線が一本全く違っていたとか回路図には無い部品が1つ付いていたとか、特に後者みたいに信じられないミスをしていても、作った本人の頭の中ではそれが正常だと認識しているので、何回見ても間違いに気づかないというパターンがありましたから、作って動かない時には少し時間をおいて見直したり、逆に基板の状態から回路図を書き起こす(この時に元の回路図は絶対に見ない)と間違いが発見できたりします。
お返事 2011/12/13
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投稿 12/13 |
早速のご回答ありがとうございます。
先にテスターでお教えいただいた電圧になっているかテストしてから配線を見直してみます。
また報告させていただきます。
wasabi 様
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投稿 |
お世話になります。現在の状況を整理するために書き込ませていただきます。
先日ご提示いただいた静穏/反応時の各部電圧についてですが、スピーカーコードを繋げていない状態で多少の誤差はありますが反応時の電圧を示しております。
試しにBA335の1番ピンにテスターの+を当ててみたところ1.85Vとでました。
ICが壊れてしまっているのでしょうか・・・
コテ先を当てすぎないように注意を払って取り付けたつもりでしたが・・・
アップローダーに作り直した基板の配線図をあげておきましたので時間があるときにでもご高覧お願いいたします。
http://www.rupan.net/uploader/download/1324314440.bmp
青色が裏面、赤色が表面の配線です。
wasabi 様
※ この投稿は「非公開」を選択されていましたが、内容的に非公開にする必要は無いとみなして公開で掲載しました。
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お返事 |
基板の配線図を拝見しましたが、特に間違ってはいないようです。
(なんか、電源のコンデンサ(C6)のマイナス側がIC等の電源マイナスと繋がっていないようですが・・・)
BA335が反応している、または壊れているかどうか、下記の各ポイントの電圧を測って確かめてください。
電源電圧の違いとか、テスターの誤差とかで多少の違いはあるとは思います。
それと、ずっと「スピーカーコードを繋げていない状態」というご説明ですが、スピーカーコードと繋いで音声を入れてみたり、本番通りの静音状態にしてみたときの各ポイントの電圧は常に異常なまま変わりはありませんでしたか?
この回路図は、必ずナビの音声出力端子とオーディオの音声入力端子を繋ぐケーブルの中間に接続して使うことを前提に、入力にインピーダンスを落としてノイズ対策などをする回路は入れていない回路図になっていますから、入力に何も接続しないと、BA335の入力はかなりのハイインピーダンスなので空間からノイズを拾って、常に音声信号が入っているような状態になることが考えられます。
原則として実機の音声ケーブルと繋いでテストをすること。
それをしない場合は入力をちゃんとGNDに落とす為の抵抗をつける(図中では100KΩを追加)などのテスト環境を作る対策をして、各部の電圧を測定してください。
※ 100KΩでなくても、10〜100KΩの間でなら適宜お手元にある抵抗で
車の中で配線してテストできない場合、MP3ポータブルオーディオやパソコンのヘッドフォン端子から音声信号を取れるように、ステレオミニプラグにケーブルをつけた物でも用意して接続して、それで音声を流す/流さないで各部の電圧が正常値かどうかをテストします。
お返事 2011/12/21
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投稿 |
昨日実際に取り付けてみました。
回路図通りナビ側スピーカー出力のマイナスをGNDに落とすため、電源ラインのGNDと一緒にしてしまったため、ナビ側の保護回路が働いてしまい結果アンプが止まるという事態になりました。
ですので行ったテストはそこまでとなりました。
少し頭をひねって配線図に訂正を入れますので、もうしばらくお付き合い頂けるとありがたく思います。
また、ナビが大陸製の為ボリュームレベルを13以上記憶できないという代物の為にRCA出力の先に小型のアンプを付けることも計画しています。
思い描いた仕様にするにはまだまだ時間がかかりそうです。
wasabi 様
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お返事 |
え!?
まさかスピーカーって、BTL出力のスピーカー端子ですか!?
えーと・・・この回路は最初のご依頼の方の用途通り、ナビとカーオーディオを接続するLINE入力接続専用のLINEレベルの音声信号用ですよ。
mp3プレーヤーのイヤフォン端子くらいの、シングルアンプでLINEレベルと同じくらいの電圧であればスピーカー/イヤフォン端子からの音声信号をつなぐ事はできますが、BTL出力の場合はアースは接続しませんし、電圧も大きいのでカップリングの変更が必要です。
アースはナビのアース端子と接続し、スピーカー端子の片側だけ持ってきて電解コンデンサでカップリングしてアッテネータをかまして電圧を下げるとか、トランスで絶縁するとか・・・。
過去の記事にもそういうものは出ていますし(そのものズバリの製作記事も…)、BTL出力アンプからの信号の取り方は、車関係のサイトなどでもよく書かれていますよね。
最も安い方法だと100円もかからないので、研究してお好きな方法で対策してみてください。
お返事 2011/12/24
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ラジオで放射能を測定する装置?
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ラジオで放射能を測定する装置を以前テレビで見ましたが、作れませんか?
ゆうき 様
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お返事 |
ラジオでどう放射能を測定する装置が作れるのか、サッパリわかりません。
ラジオには放射能を測定する機能がありません。
AM/FMラジオなどが扱う電波の周波数と放射線の周波数はあまりに違いすぎて、高調波とかビートとかの周波数関係の原理を応用しても、放射線に関わるような数字が出てきません。
よくある「ガイガーカウンター」が放射線を検出した時の「カリッ・・・カリカリッ・・・」という音を出す回路にラジオのAFアンプは利用できますが、それだと放射線を検出する部分に「GM管」や「PINフォトダイオード」等の部品とそれを駆動する回路が必要ですよね。それだとあくまでラジは放射線検出装置の中で音を出す部分の代用品程度にしかなりません。
その番組でラジオがどのように利用されていたのか、もっと詳しく教えていただけると助かります。
お返事 2011/11/10
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投稿 |
横レス失礼します。
多分あの有名なでんじろう先生のテレビ出演番組の事では無いでしょうか?
昔から有るフィルムケースにガスを封入してガイガー管の変わりにする代用品を使って放射線が当たるとノイズが発生して近くに置いたラジオにもノイズが乗るという実験を子供向けに見せていた番組だと思います。
探せば動画サイトに有りますよw
横から失礼します 様
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お返事 |
あの・・・でんじろう先生ならやりかねない(笑)
他の方からも非公開で「でんじろう情報」が寄せられています。
>昔から有るフィルムケースにガスを封入してガイガー管の変わりにする代用品
ええ、これは作り方を知っているのですが、電子的に検知するには高圧発生回路を繋いで高電圧を印加しなければならないですし、そこから出てくる微弱な信号を検出するのもなかなか面倒です。
確かに原理的にはラジオにノイズが乗りそうですが、「ラジオで放射能を測定する装置」というほどの効果があるのか・・・。「測定」というからには、ある程度の量的な情報が得られなければなりませんよね。
シーベルト単位での数値は出なくても、「毎秒xx発パルスが入った」とか?
手作りの代用ガイガー管だと感度数値もわからないので校正のしようも無く、単に「昨日は一時間に数回ポツポツ鳴るくらいだったけど、今日は毎分数十回も鳴ってうるさいねぇ。」程度にしか使えませんが、そういう物が欲しいという事でしょうか。
正確な数値を求められる測定器ではなく、単に何かが「多いか」「少ないか」程度の事しか得られない測定器は、そういうふうに「その測定器で、前後関係についてのみ比較できる」測定しかできないので
、使い方もそれなりにその理由を考慮して使わなければなりません。
テレビでやるようなでんじろう先生の実験って、そういう実用面を探るものではなく、あくまで科学の原理を使って目に見える形にして科学に興味を持ってもらうって事に主眼を置かれているので、あの方の実験を見て楽しい・面白い!、「ええっそんなことができるの!?」とは思っても、そこからそれを実用的な物に反映させるにはかなりの仕様変更やあくまで原理だけ応用して別の装置を作るという事になりますよね。
動画サイトで確認しましたが、確かに手作り感タップリ(笑)で放射線を検出しているようです。
小学校の夏休みの自由研究レベルで作れますね。
でも確かに「検出できる」というレベルであって、静電気を紙コップコンデンサに溜めるところから、その静電気量によって反応感度が変わってしまったりして、装置を作ってもその装置内でも常に一定の感度で反応するものとは思えず、あくまで「でんじろう式、科学を見せる実験」・・・というものでしか無いようですね。
でも、もしあれを作って部屋の中でバリバリと常にラジオにノイズが入るようでしたら、とても危険な状態ですからすぐに逃げてください!
それだけは実用的です。
お返事 2011/11/12
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投稿 12/13 |
内田幹樹さんの『拒絶空港』という「航空サスペンス」小説に手作りガイガーカウンタが登場します。
私のブログで本を紹介しました↓。
http://blog.zaq.ne.jp/igarage/article/2410/
具体的にどうやってこうやってというところまでは書き残していません。
居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) 様
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投稿 12/17 |
事情で書き込みが遅くなりましたが・・・
これ、ですね。
「NGKサイエンスサイト 家庭でできる科学実験シリーズ 1999年2月号/手作りセンサーで、放射線をキャッチしよう」
http://www.ngk.co.jp/site/no18/content.htm
jr7cwk 様
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Panasonic電源コードパック(EZ9090)を改造できなイカ?
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パナソニック製12V充電式バッテリーの、残量を気にせずにとのおもいで電源コードパック(EZ9090)を購入したのですが、バッテリー(EZT901)と互換性がない。改造できないか
中山 良一 様
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お返事 |
>改造できないか
できる人にはできるでゲソ
できない人にはできないでゲソ
どこをどう、何を何に改造するのかはあなた次第でゲソ
お返事 2011/11/7
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車・イモビライザーの出力を判断して3つの出力に分ける
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お初にお目にかかります。
裕美子と申します。
一応、工業高校の電子化を卒業してはいるのですが、お恥ずかしながら、回路設計が得意ではなく、質問させていただきました。
早速本題ですが、柏手スイッチ(?)と、通電で音が鳴る。ものを作りたいのです。
とある信号が入力されたら1回電流を出力
また別の信号では2回電流を出力
それ以外の信号の場合は連続で電流を出力
上記のような回路(車両の盗難防止装置)が手元にあります。
これの出力を判断し出力先を3つに分ける。
という回路を作りたいです。
具体的には
1回電流が流れてきた場合、2回電流が流れてきた場合、それ以外の場合、で電気を通す回路を変えたいのです。
いろいろと検索してみましたが、どうも、これ!というのが見つかりませんでした。
この電流を出力する回路についてなんですが、車両の盗難防止装置なのです。
付属のリモコンでセキュリティON状態にするとアンサーバックで、1瞬音が鳴り、OFFにすると2度鳴る、振動を感知すると連続音で警告する。という仕組みになっています、これのON,OFF時の音を変えたい次第です。
音はON,OFF時、それぞれ別の5秒程度の音に変えたいと考えています。
柏手スイッチには、判断時間があるので、入力から出力までに多少の時間差が発生してしまう。と思うのですが、音が遅延して鳴っている場合でも、他の音が鳴る、というもので構いません。
私の持っているイモビライザーには、ロック機能はなく、振動を感知して警告音を発するだけなので、それ以外の出力は一切ないのです・・・
(ON,OFF時に鳴る音は、確認用のアンサーバック機能によるものです)
出力先の装置についても回路設計して頂きたく思っております。
こちらは、上の回路からの出力電流でスイッチONとなり、任意の5秒程度の音を発するもの。という形で考えております。
(スピーカーは別にありますので、音データー(?)の出力です。)
セキュリティON,OFF時それぞれ別の音にしたいと考えております。
ほとんど素人のような説明で分かりにくく申し訳ありません。
お時間のある時で構いませんので、ご教授いただけると幸いです。
長文失礼いたしました。
よろしくお願いいたします。
裕美子 様
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お返事 |
考える部分を2つに分けて考えます。
1つ目はそのイモビライザーの出力を判断して、3つの出力に分ける回路。
2つ目は「希望の音」を車で鳴らす部分です。
まず1つ目。
車の盗難防止装置や、無線式のドアロックでは右図のようなアンサーバック信号が取り出せるものが多いです。(無線キーだけだとアラームは無い)
右図のようなものから状態を判断して「1回出力の場合」「2回出力の場合」「連続出力の場合」で別々の電気信号を出力する回路をお望みという事ですね。
まず先に「アラーム」の場合。
アラーム出力では他の出力とは違い、信号が連続して出ますからそれを検出するだけで済みます。
「他の信号出力の短い幅より長い信号が出ているか」を調べるため、信号の立ち上がりからタイマー(タイマー1)を動作させ、短いパルスより長い時間の時点でまた出力が有るかどうかを判定します。
この場合、2回出力される場合の二回目の信号と間違わないよう、タイミングは一回目と二回目の間の信号が無い期間にあわせます。
アラームを検出した場合は、検出した時点からアラーム用の「連続出力」を出すと同時に、ほかの「1回出力」「2回出力」は禁止します。
次に「1回出力」と「2回出力」の場合。
アラームと同様に信号の開始時点からのタイマー(タイマー2)で時間を計り、「二回目の信号があるか/ないか」を調べます。
二回目の信号が出力される期間に入力信号を判定し、信号がなければ「1回出力」を検出したとして「1回出力」用のタイマー(タイマー3)を起動します。
信号があれば「2回出力」を検出したとして「2回出力」用のタイマー(タイマー4)を起動します。
尚、アラーム状態の入力の場合は判定時間には信号が入力されたままですから、この回路では「2回出力」を検出したと判定してしまいますが、アラーム検出回路の出力より「他は禁止」とされていますので、間違って出力することはありません。
ほか、「1回出力」「2回出力」の各出力タイマーの動作中にもしまた次の入力信号が入力された場合(連続して人間に操作された場合)、信号入力でタイマーをリセットして音を止める機能も含めます。
それらの機能を実現するための回路は以下のようになります。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
いやまぁ・・・こういう回路って普通はネットに転がっているようなものでは無いですよね。
● 入力カプラー回路
お使いのイモビライザーの信号出力がプラスコントロールなのか、マイナスコントロールなのかわからないので、フォトカプラでどちらでもいいように受けます。
その信号をシュミットNANDゲートIC 74HC132のゲートで整形します。
入力信号が入ると、LED1が点灯して確認できます。
また、回路のテスト時にはイモビライザーに接続しなくても、TEST-SWを押せば人間の手でアンサーバック信号を擬似的に入力することができます。
短いパルスを入力しなければならないので、人間の手では完全に再現することは無理ですから、組み立てた時の一応の動作試験程度にしかなりませんが…。
ちゃんとしたタイミング調整は本物のイモビライザーと接続しないとできません。
● 連続(アラーム)出力判定回路
連続出力されているかどうかの検知タイミングをC-MOSロジックのワンショットタイマーIC 74HC221で「連続入力判定用タイマー」を作成します。
タイマー時間はVR1で約0〜1秒の時間で設定できます。
タイマー動作時間中にはLED2が点灯します。
このタイマー時間を「1回出力・2回出力のパルスにかからないところで、連続出力のときのみ出力されている期間」に調節します。
イモビライザーから2回出力を出して、LED1が2回光る間の消灯期間にLED2が消えるタイミングがくるようにVR1を調節します。
「1回出力・2回出力」の場合にはアラーム状態では無いので、タイマー終了時点のクロック信号でアラーム状態を記憶するD-FF 74HC74には「信号なし」が記憶され、出力に変化はありません。
タイマー終了時にもし入力信号があれば、それをD-FFに記憶して「連続出力」を出します。
出力中はLED4が点灯して確認できます。
D-FFのクリア(リセット)端子は入力信号と接続してありますから、入力信号が無くなったら出力もクリアされて出なくなります。つまり一度セットされた出力は入力信号が続く限り出たまんまとなり、アラーム信号が出続けている限りはこの「連続出力」出力も出たままになります。
またこの信号でほかの「1回出力」「2回出力」用のタイマーを禁止します。
● 1回出力・2回出力判定回路
こちらもワンショットタイマー「短音回数判定用タイマー」で入力信号の状態を判定します。
タイマーの切れた瞬間に出力端子(^Q)からC4・R8の微分回路を通して作った「判定用パルス」を出力します。
タイマー時間はVR2で約0〜1秒の時間で設定できます。
タイマー動作時間中にはLED3が点灯します。
このタイマー時間を「2回目の出力のパルス中」に調節します。
イモビライザーから2回出力を出して、LED1が2回光る時の「2回目の点灯中にLED3が消える」ようにVR2を調節します。
判定用パルスはその後のNANDゲートで作った「短音判定ロジック」で「入力信号がない場合は1回出力タイマーへ」「入力信号がある場合は2回出力タイマーへ」と振り分けられ、各タイマーの起動信号となります。
「1回出力・2回出力」の各タイマーは74HC221を使用したワンショットタイマーで、出力時間はVR3・VR4で約0〜10秒の間で調節でき、動作中はLED5・LED6が点灯します。
「1回出力」「2回出力」の各タイマーは「連続出力」によっても「禁止(リセット)」されます。
また新規に入力信号が入った時点でも音を止めるよう、入力信号からC6・R12で微分したリセットパルスも用意しています。
● 電源回路
74HCxx系のICを使用しますので、車の電源DC12VからDC5Vに三端子レギュレータで降圧して使用します。
消費電流はごくわずかですので、停車中の盗難防止装置の動作用に常に通電しておいても構いません。
● ほか、リセット回路など
たぶん常に通電して使用する回路なので無用かとは思いましたが、一応パワーオンリセット回路をつけて、電源を接続した時にいきなり誤作動して音が出るような事はないようにしています。
● 各出力
「1回出力」「2回出力」「連続出力」の各出力はC-MOS ロジックレベル出力ですから、そのまま大電流のブザーなどを動作させることはできません。
C-MOS ロジックレベル信号で動作を制御できる発振回路などを繋ぐか、何か車で使えるDC12Vで動作する音源があるならそれの電源をON/OFFするためのリレードライバ回路やパワートランジスタ/パワーMOS FETなどの回路をつないでください。
(もしご自分で音源を接続される場合)
そして、2つ目の「希望の音」を車で鳴らす部分について質問です。
>(スピーカーは別にありますので、音データー(?)の出力です。)
という事ですから、何かの発振回路などで音を作って、それを「音データー」と呼ばれるようなLINE レベル信号でお渡しすればいいのですよね?
※ LINEレベル信号では、スピーカーから音は出ません
「スピーカーは別にあります」という言葉には、そのスピーカーを鳴らすためのアンプもセットになっていて用意されていて、そのアンプにLINEレベルくらいの音信号を入れたら増幅されて大音量でスピーカーから音が出ると解釈していいのですよね?
まさかとは思いますが、スピーカーだけ単独であり、イモビとの間には(よくある盗難防止装置音の)「キュンキュン音を発生させる装置」が接続されていてスピーカーはその装置から2本の線で繋がっているとかでは無いですよね?
・・・そこのスピーカーに行っている2本の線に、ここで依頼されている何か別の音を出す回路を繋いだらその自作装置からの音も、元のキュンキュン鳴る音もそのスピーカーから鳴らせるとか・・・そういう非科学的なことを考えていらっしゃらないならいいのですが・・・。
そのスピーカーを鳴らすのに使われている「音」を入力するアンプの仕様とか、入力レベル(電圧値)とか、そういう所を詳しくお教えください。
でないと、音に関する部分は何も作れません。
もし音を作ったとして、「ON時はプー」「OFF時はピー」みたいな単純な音でいいのですよね?
アラーム時についての記述はありませんが、アラーム時には音は作らないのですか?
それと、大変気になる質問なのですが、今回提示したような回路は実際にお作りになられる自信はありますか?
車関係の質問をされる方は、回路図を提示してもそれ以降返信も何も無くなって、作っているのやらご自分の製作技量を超えた回路と思われてもう何も言って来ない人なのかもわからない、音信不通の人が多いのでこれくらいのIC数の回路でも心配です。
これに更に音関係でICや部品が増えるとなると・・・?
お返事 2011/11/7
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投稿 |
回答ありがとうございます。
丁寧に解説もつけてくださり分かりやすかったです。
回路に関してですが、出力を分ける回路は作れる自信はあります。
音を出す回路についてですが、迷い人様が書いて下さったように、
C-MOS ロジックレベル信号で動作を制御できる発振回路などを繋ぐか、何か車で使えるDC12Vで動作する音源があるならそれの電源をON/OFFするためのリレードライバ回路やパワートランジスタ/パワーMOS FETなどの回路をつないでください。
このやり方でやりたいと思います。
貴重なお時間を割いて回答して頂き本当にありがとうございました。
裕美子 様
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お返事 |
それでは、目的を達成できることをお祈りしています。
お返事 2011/11/9
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投稿 |
これって、マズイんじゃない。
自動車のイモビライザーって、メーカーが独自に作っているものだし、今どき自動車の修理屋でもいじらない部分。
一頃はやった自動車の窃盗団に利用されないことを願う。
管理人さんさ、原爆を作った科学者には罪はないという考えなわけ?常識を疑う。
通りがかり 様
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お返事 |
車関係らしい、電気の知識の無い方ですね。
では、窃盗団の方にお願いします。
どうやったらホーン出力を切る・別のタイミングに切り替えるとかすると、車を盗めるのか教えてください。
ホーンを切るところまで手が届くなら、別回路を繋がなくてもいいですよね。それにカッターを使えばいいだけですし。
お返事 2011/11/30
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40〜45℃で動作する回路
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DC電源を利用し、40〜45℃以上になった時にDCファンを回すものを作りたいのですが、回路はどのように制作すればいいのでしょうか?
電源は12V1.3A、ファンは12Vで検討しています。
また温度の計測箇所が3点で作成することも可能でしょうか?
(匿名希望) 様
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お返事 |
すみませんが、こちらからも1つ質問です。
回路は「20〜30℃で動作する回路」ではダメだったのでしょうか?
あちらの記事中で作り手が自由に動作温度を決められるように情報は書いてありますし、「この範囲以外の温度範囲で使用されたい方は、VR1+R1の値がつぎの範囲になるような部品を選定して、ご自分の希望の範囲で使用できるようにしてください。」とお願いもしています。
過去に回路図を出しているものに関しては「ここに掲載しているものと似たものを作られる場合は皆様ご自身でご自由に回路図を改変して、ご希望のものをお作りください。」と過去ログページの冒頭でもお願いしているのですが、だめだったんですかね。
「20〜30℃で動作する回路を40〜45℃に変更して使いたいと思います。但し、測定箇所を3箇所に増やすことはできますか?」という風なご質問ならまだわかりますが・・・。
そういう、ここでは一番嫌われる質問だとわかっているから、わざと匿名で投書しているんですよね?
わかりました。
これ以降は温度スイッチ関係の質問には一切答えなくてもいいように、20〜30℃で動作する回路の回路図を書き直したものを提示して、温度関係の質問の最後の答えとさせていただきます。
▼クリックすると拡大表示
VR1とR1の抵抗値はご自分で決めてください。
ほか、必要な情報は20〜30℃で動作する回路に出ています。
お返事 2011/11/6
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投稿 11/7 |
わざわざ回路を作成していただきありがとうございます。
「20〜30℃で動作する回路」に関してなのですが、純粋な見落としです。一応ページ検索をかけ、それらしい回路のキーワードを見つけることができたのですがリンクがなされておらず、たどり着けませんでした。
不快な思いをさせてしまったようで申し訳ありませんでした。
ruki 様
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似た記事に
が、あります。
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人の出入り方向を検知する回路
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わたしが利用している市営プールには更衣室とプールの間に(多分遮光式のセンサーで)人が通ったのを感知してシャワーの水栓を自動で開閉する装置があります。これがお馬鹿で、プールに入る人プールから出る人を区別せず、プールから出てきた人がシャワーの下を通り過ぎた後にも反応してだれもいないところに散水しています。節水が求められている当世、何とかならないものかと思います。混雑時はともかく、人の出入り(動きの方向)を電子的に分別検知するのはそんなに難しいことではないと思いますが、センサー部分の設計の考え方、回路例などをご教示いただければ幸いです。
vana 様
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お返事 |
ええ確かに、人の出入りを検知するような回路は電気回路では大昔からあり、電子回路でなくてもリレーによる制御回路でも実現できるようなものです。
よくあるものは光電管やCdsなど、光センサーを使って通路に光を通しておき、受信側の光素子にふだんは光が当たり、人が通ると光が遮る「遮光センサー」を利用します。
電子化されてからは光素子には赤外線フォトダイオードや赤外線フォトトランジスタ等を使って、光を赤外線にする事で昔のように電球の光が光ってるのが見えなくしています。
現在のそちらのプールのように、光センサーを一個だけ付けて「人が通ったか」だけを検知するような物も多いですね。
それに対して出入り口に付けて「人が入ったか」「人が出たか」を検出できるものもあります。
その場合、光センサーは2個を1セットにして取り付け、人の通った方向を検知できるようにします
2つの光センサーは水平に5cm程度離して設置し、人が通ると少しだけ時間差をおいて反応するようにします。
但し遠すぎて別々に反応するのではなく、人がま正面に位置になるときには両方のセンサーが反応する距離にします。(だから5cm程度)
センサーの反応図は右の通りで、図では外から人が中に入る方向ですが、逆に中から外に出る場合は各センサーの反応順が逆方向になります。
この「どちらのセンサーが先に反応し、どちらが後だったか」を電子回路で判定すれば、人の通過方向がわかるしくみです。
それを電子的に行うには、各入力信号を
『入力が入った(陰になった)瞬間に、「通った」と判定する為のパルスを発生させる』
『相手のセンサーの信号を認可する条件信号とする』
の2種類の信号として利用し、
『先に陰になったほうから認可が出されているほう(後に陰になるほう)の「通った」信号を実際に人が通った方向だとして出力する』うな回路をつくります。
▼クリックすると拡大表示
この回路ではまずCdsとシュミットゲートで遮光センサーを作り、その出力はLED1・LED3で確認できます。
各LEDは光が当たっている時に光ります。(通常時は光が当たっているので、それを各VRで調節できるように)
さてそこで光センサーの前を人が通り光が遮られると、シュミットゲートの出力がHになって、相手側の判定用ゲートに「許可 = H」信号を与えるとともに、自分の判定ゲートにはCRの微分回路を通して一瞬だけ「今陰になった」信号パルスを送ります。
この時点では相手の光センサーはまだ陰になっていないので、自分の判定ゲートには「許可しない = L」信号が与えられているので自分の「今陰になった」信号パルスは判定ゲートを通れず、出力には何も起こりません。
次に後側の光センサーが影になって自分の判定ゲートに「今陰になった」信号パルスを送りますと、そちらには既に先に陰になったほうから「許可 = H」信号が与えられているので、「今陰になった」信号パルスは判定ゲートを通り「出力パルス」として出力されます。
出力パルスが出る場合にはLED2またはLED4がそのパルスの間の一瞬だけ光ります。
こうして、人が通った方向が判定され、方向ごとに出力パルスが出ますから、後はそのパルスを利用してタイマーなどを働かせたり、カウンターで人数を数えたり(アップダウンカウンターで中に居る人数を表示したり)と応用部分は何にでも利用できます。
昔からの使い方としては、駐車場の車の駐車台数の管理などにもよく使われているような回路ですね。
但し、こういった方向の検出回路はあくまで「人が一人でちゃんと通過する」という事を前提にしていますので、もし「人がセンサーの前でUターンをした!」なんて場合には、2つのセンサーを陰にした時点で出力パルスを出してそこからUターンされると本当に人が入ったのかどうかの結果には正しく結びつかない場合があります。
また、プールのシャワーの出入り口や駐車場の車の出入り口などの場合、同時に両方から人(車)が通って陰が重なる時にはどちらか先にセンサーに掛かった人(車)のほうが優先されてそちらの出力パルスしか出ませんから、二人が出た・入ったを別々には検知できません。(遮光センサーに人の重なりを見分ける能力は無い)
こういう理由で、場合によっては出入りする人が重なった時に入る人を見逃してシャワーが出ないとトラブルなので、水がムダになる事は差し置いてとにかく「人が通ったら水を出す」という設計にしているのかもしれませんよ。
遮光センサーなどで人の出入り方向を検知するのであれば、「出る人と入る人が同時に重ならない」「(カウントするなら)同じ方向でも人が複数重ならない」ように「通路を一人しか通れない幅に狭くする」などの設置上の制約が課せられます。
電子回路で「作れるのか?」という問題ではなく、運用・使用上の条件が厳しいのです。
お返事 2011/11/5
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投稿 |
ご多忙のところ早速お返事をいただきありがとうございます。「『電子回路で作れるのか?』という問題ではなく、運用・使用上の条件が厳しい」ということ、よく分かりました。お示しくださった回路例からはAND(NAND)ゲートの使い方を学習させていただきました。鉄道模型などでの応用を考えてみます。重ねてお礼申し上げます。
vana 様
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お返事 |
色々とご自分で作って、回路の動作や変更しての改造・改良などをお楽しみください。
鉄道模型だと・・・たとえば踏切でこんな使い方とか。
もう少しFFまわりを工夫すると、もっと本物みたいにどちらから列車が来るのかの「方向表示機」とかも追加できますね(^^;
お返事 2011/11/6
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車・ドアスイッチの統合
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はじめまして。
クルマのイルミを作成しているのですが、
回路でわからないことがあるので教えて下さい。
私の車は、ドアが閉まっているときには12V、
ドアが開いているときは0Vの電圧がかかっています。
各ドア開閉信号線はは独立しています。
左右のドア開閉信号線を統合して、
どちらか片方のドアが開いているときは0V、
両方のドアが開いているときは0V、
両方のドアが閉まっているときは12Vの信号を
取り出したいのですが、
どのような回路を作成すればよろしいでしょうか?
お忙しいところを申し訳ございません。
ご教授のほど、よろしくお願い申し上げます。
すみっこ 様
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お返事 |
特に車関係で質問してくる人に多いのですが・・・「0Vの電圧がかかっている」みたいなトンチンカンなことを言い出されると、こちらとしては本当に対処のしようがありません。
だって、普通は0Vって電圧がかかっていないのでしょ?
+−両電源で「マイナス電圧でも無い」って事を指すならいざしらず、まさか「テスターで計ったら0Vを表示したので『0Vがかかっている』」なんて言われると、それが本当はどんな状態なのかそれだけでは知る由もありません。
だって、電気回路にテスターを当てて「0V」を示すのは『回路が開放(オープン)で、どことも電流が流れないから電圧が計測できない』場合と、『回路がスイッチ等でアース(GND)に接続されていて、電位(電圧)が0Vに引き落とされている』場合の2種類が考えられ、それぞれの場合によって作る回路が違うからですね。
場合によっては全く逆の働きをする回路をとりつけないと動かないようなパターンと、最悪の場合は逆のパターンものをとりつけると車が壊れてしまうような場合も考えられます。
今回のすみっこ様の情報の場合はどちらの場合かわかりませんので、一般的なマイナスコントロールのドアスイッチ車の場合を想定して回答します。
もし違う原理の回路になっていて、この回を繋いだら車載コンピュータなど重要な装置が破損して車が動かなくなっても責任は取れませんのでご容赦ください。
(そうならないためにも、車関係の質問をされる方は必ず車の回路図をどこかにアップロードするなどして、正確な情報を添えてご質問ください)
一般的なマイナスコントロールのドアスイッチ車で、車載コンピュータなどでドアの開閉状態を個別に検知しているものは右図のような回路になっているはずです。
プルアップされた検出用入力が各ドアぶん用意されていて、それぞれが各ドアスイッチと接続さけます。
ドアスイッチはマイナスコントロールですから、ドア閉では接点はオープンになり検出入力は内部プルアップされているので+12Vの電圧がかかっています。
但しプルアップなので、ここから12Vの電源を取って電球などを光らせることはできません。
ドア開ではスイッチによりアース(GND)に落とされますので、プルアップは解除されて電圧は0Vになります。
車載コンピュータ等に接続されていなく、旧式の直接室内灯ランプを点灯させるドアスイッチであれば、このアースに落とす動作で電流を流すことができます。(電流量はスイッチの許す限り)
そういう一般的なマイナスコントロールのドアスイッチが付いているとして、個別に車載コンピュータに接続されている物を複数統合するには、マイナス方向への電流をダイオードOR回路で論理ORをとってやれば、どれか1つでもマイナス方向に電流が流れれば、統合出力にもマイナス方向に電流が流せるようになります。
図のようにダイオードを接続し、アノード側を双方接続したものを「統合出力」とします。
「まるで全部のドアが1つのドアスイッチ回路のように見えるだけでいい」というふうなマイナスコントロール出力が欲しいのであれば、ダイオードの出力側をそのまま使うだけなので、部品はダイオードだけで済みます。
但し流せる電流はダイオードの定格電流以内です。
もしも「全部のドアが閉じてる時に、何かの電源として12Vが欲しい」とか「ドア閉12V供給、ドア開0V(GND落とし)の両方の条件を満たさないと動かない、特別な回路と接続したい」など、変わった使い道の場合はリレーを介して12Vとアース(GND)を選択する回路をつながなくてはなりません。
すみっこ様の書き方では後者のような12Vと0V(アース接続)を切り替えないといけないようですので、もしよろしければどんなイルミ回路でなぜそういう入力が必要なのかもお教え願えると納得がゆきます。
そういう入力が必要な、そのイルミの回路図をお教え願えると、この記事を読まれて疑問が発生した人にも納得してもらえるでしょう。
お返事 2011/11/5
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オンディレイ・オフディレイ回路
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はじめまして。オンディレイ・オフディレイ回路について調べていてこちらのサイトにたどり着きました。
バッテリー(DC12V鉛蓄電池)でインバータ(350W正弦波出力)を1日2〜3時間だけ毎日駆動させるのに、タイマーでインバータを入り切りしようと考えています。
普通にインバータの入力(バッテリDC12V)を切ってもいいのですが、インバータにリモートON/OFFの端子が付いているので、タイマーのON/OFFの前後で2〜5秒の遅延動作を入れたいと思っています。
タイマースイッチON
→同時にインバータ入力リレー(R1)ON
→2〜5秒後 インバータリモートリレー(R2)ON
(2〜3時間インバータ駆動)
→タイマースイッチOFF
→同時にインバータリモートリレー(R2)OFF
→2〜5秒後 インバータ入力リレー(R1)OFF
という動作です(要はインバータの起動・終了処理の完了の前後で入力側を入り切りしたいのです)。
※タイマーは独立電源(電池)で動いています。
※OFF時は遅延回路を含めてインバータも完全OFFにしたいです。インバータの待機時消費電力が結構あるので入力を切りたいわけです。
過去ログの『車のドアロック・アンロックの信号を約1秒ほど遅らせたい』が参考になるかと思いましたが、DC12V系でもう少し簡素な回路が考えられないかな?思い質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
DARYL 様
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お返事 |
『車のドアロック・アンロックの信号を約1秒ほど遅らせたい』の場合、右図のように入力された信号の形はそのままに(本当はそのままでは無いですが…)、一定時間後に全体をずらすという目的ですから、今回のご希望の動作とは異なります。
まずは全体像を整理しないといけません。
今回のご希望は右図のようなタイミングではありませんか?
車のドアロック…とは形が違いますよね?
このタイミング図では電源とリモートでは動作が違います。
電源のほうだけに着目すると右図のようになり、タイマーONと同時に電源もONになり、タイマーOFFからは遅れてOFFになります。
「オフディレイ」ですね。
リモートのほうだけに着目すると右図のようになり、タイマーONから遅れてONになり、タイマーOFFと同時にOFFになります。
「オンディレイ」ですね。
という事で、目的を達成するには「単純なオフディレイ」を一個、「単純なオンディレイ」を一個作ればいいことになり、車のドアロック…のようなワンショットタイマー回路は必要ないことがご理解いただけますでしょうか?
>OFF時は遅延回路を含めてインバータも完全OFFにしたいです。
という事ですが、遅延回路の静止時電流は数マイクロA程度なので、遅延回路の電源をON/OFFする機能は無くてもいいと思うのですが・・・。
部品数も増えるので今回は無しで設計したいと思います。
▼クリックすると拡大表示
>DC12V系でもう少し簡素な回路が考えられないかな?
はい、オフディレイが一個と、オンディレイが一個の簡素な回路です。
DC12Vで動かすので、C-MOSロジックICでシュミットNOT回路6回路入りの40106Bを一個使用します。
ロジックICを使用したディレイ回路は、過去にも本ページに何度も登場しています。
各ディレイ回路では、伝達を遅延させる積分回路のコンデンサの充放電時間を充電時と放電時でダイオード経由で経路を変え、可変が必要な方向には半固定抵抗(VR1・VR2)を経由して、任意の時間を設定できるようにしています。
時間はVR1・VR2でそれぞれ約0〜10秒の間で可変できます。
タイマー信号(DC12V)が入るとLED1「タイマー入力」が点灯します。
同時にLED2「電源出力」が点灯します。
また同時にRY-1がONになり、電源用のリレー接点が閉じます。
リモート信号用の出力はON遅延させますので、設定した時間後にLED3「リモート」が点灯します。
また同時にRY-2がONになり、リモート用のリレー接点が閉じます。
タイマー信号(DC12V)が切れればLED1「タイマー入力」が消灯します。
切れる場合には先にLED3「リモート」が消灯します。
同時にRY-2がOFFになり、リモート用のリレー接点が開きます。
電源用の出力はOFF遅延させますので、設定した時間後にLED2「電源出力」が消灯します。
また同時にRY-1がOFFになり、電源用のリレー接点が開きます。
組み立ては遅延用のダイオードや抵抗やコンデンサまわりの配線さえ気をつければ、それ以外には難しいところは何も無いはずです。
ICも一個ですし、ゆっくり作れば組み立て間違いも起こらないでしょう。
お返事 2011/11/4
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投稿 |
早速のお返事ありがとうございます。
回路図までこんなに早く作っていただいて感謝感激しております。
なるほど、コンデンサの充放電時間で遅延時間を作ってロジックICのHiとLoで条件ごとのタイミングを取ってるんですね。当方あまり論理回路とかって馴染みがないもので、自分で考え出すなんてとても不可能だったでしょう。助かりました。
早速作ってみようと思い部品を探してみました。RSコンポーネンツさんで40106Bを発見したので購入しようと思ってますが、安い(単価\45-)のですが25個単位購入らしいです。これを機会に余ったロジックICで遊んでみようとか思ってます(笑)
今日1日、部品探しとか基板レイアウトとかやってたので、お礼を申し上げるのが遅くなりました。本当にありがとうございました。実機が出来たらまた顛末をご報告させていただきます。
DARYL 様
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お返事 |
40106B(TI製CD40106BE)は、シリコンハウス共立の店頭で一個105円(だったはず)で売られているものです。
ネット販売の共立エレショップでは販売物一覧には出てきませんが、「未登録商品の注文」から注文できます。(実際に在庫がある商品のみしか買えませんが…)
IC一個などの小さな荷物なら定形外郵便での発送も可能ですから、送料も安く合計でも安価で買い物ができます。
まぁ、RSコンポーネンツさんで25個(1レール)買えば、一生遊べそうです(^^;
お返事 2011/11/6
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自転車のLEDバルブライトを走行中は必ずつくようにしたい
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100均で売っている自転車のLEDバルブライトですが、振動で点灯します。本当は遠心力で着いてほしい所です。
というのも、スムースに走っていると振動が小さいようで点灯しない事がしばしばあります。
小さな振動でも反応するように改造できない物でしょうか?
004 様
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お返事 |
自転車のLEDバルブライトは4個ほど買った記憶があるのですが、今探すとダンボール箱の中にも一個も残っていないので、1つ買ってきました。
昔の点滅バルブキャップは中に金属の輪と、その中にフラフラしているバネ端子があって、そのバネ端子が金属の輪に接触することで「振動あり!」と判定するようなとても原始的・・・失礼、機械的な振動スイッチが入っていたものでしたが、今売られているのは写真のように超小型の振動スイッチが一個とりつけられています。
振動スイッチまたは傾斜スイッチなどと呼ばれるこのスイッチは、中が空洞になっていてそこに金属のボールが入っていて振るとカラカラと中でボールが転がります。
そのボールがある一定の位置または方向に転がると、2つの電極に触れて電気が流れるしくみです。
自転車用のこのランプでは横方向に衝撃が加わった時にボールがうまく転がって接触するようで、上または下方向に向いたまま(止まっていたり、衝撃の無い路面で遠心力で押し付けられている状態)ではボールが接点に接触しない位置で固定されるので全く動作しません。
それで、ほんのわずかな振動でも感知する振動スイッチとなると、圧電素子やマイクなどを利用した振動を電気に変えるセンサーと、その微弱な電気信号を増幅するアンプ、増幅された信号から振動を検出して出力を出す検知回路やタイマー回路・・・・というふうにとても点滅バルブキャップの大きさと比較して実用的ではない大きな回路になります。
それではダメでしょう。
たぶん004様は中のセンサーをちょっと改造するか良い部品と交換する程度で感度が良くなるような改造を望まれているのではないですか?
この小さなバルブキャップの横に、大きなケースに入ったセンサーと電子回路を縛りつけて不恰好なものにしてまで走りたくは無いですよね。
それで、より小さな部品でカンタンに目的を達成するのにまず最初に考えられる「衝撃が無いような状態でも、遠心力を感知してスイッチが入るような物をつけたらどうか?」という方法。
何か圧力スイッチか、マイクロスイッチのレバーに重りをつければ、ある程度以上のスピードで車輪を回せば遠心力でスイッチをONにすることができます。
ただ、この方法だと「ある程度以上のスピードで走行中には常にONになる」というスイッチができあがり、それで果たして点滅バルブキャップが点滅するかという問題を確かめなければなりません。
結果を先に書くと遠心力スイッチではダメです。
点滅バルブキャップの構造上、止まっている時の向きによっては振動スイッチの中のボールが常に電極と接触している状態で停車する場合もあるでしょう。
そういう時に接点が接触している間はずっと点滅という回路になっていると、運悪くそういう位置で止めると点滅しっぱなしで、じきに電池がなくなってしまうでしょう。
そうならないように、点滅バルブキャップのICの内部では「スイッチがONした瞬間にタイマーを始動!」「一定のタイマー期間だけ点滅する (途中延長は無し)」という働きで回路が設計されています。
つまり、点滅を続けさせたいのであれば、その期間中はずっとスイッチ接点をON/OFFして、適宜ONパルスを送り続けなければならないという点滅ランプです。
ガタガタと振動する道を走っている時には、振動も続くのでまさにそういう動作をしますね。
>小さな振動でも反応するように改造できない物でしょうか?
という改造方法については、最初のほうで書きましたとおりに結構大きな回路をつけないと無理です。
そして、そういう回路を付けると、わざわざこの100円ショップの点滅バルブキャップを使わなくても、製作する振動センサー回路のほうにLED点滅機能まで含めてしまえばいいので、「点滅バルブキャップを改造して」という目的からは外れてしまいます。
では、そういう大きな回路を付けて不恰好な物を作らずに、やはり少ない部品、小さな部品を追加するだけで夢が叶うような改造方法は無いのでしょうか?
点灯させるために「走行中はずっとパルスを送り続ける装置」をつければいいのですよね?
だったら、部品が一個だけでできます。(いやニ個か…)
元から付いている振動スイッチと並列に(まぁできたら振動スイッチは外してしまう)、走行中パルスが入るスイッチを一個とりつければいいだけなんです。
そんな便利なスイッチがあるのかって?
それは過去の記事でも何度かでてきた「リードスイッチ」です。
リードスイッチは写真のようにガラス管の中に1対の電極が入っていて、磁力を受けると電極同士が接触するという磁力スイッチです。
ですから、リードスイッチ一個だけでは何も動かないので、強力磁石を一個用意します。
そして、リードスイッチを点滅バルブキャップ側に接続して横に出しておく(スポークにとりつけなければならないかも)、強力磁石はフォークの内側など、車輪が回転した時にリードスイッチがすぐ横を通過する位置にとりつけます。
これで、車輪が一回回転するたび(磁石の横を通る時)にリードスイッチがONになり、走行中は常に点滅バルブキャップにはスイッチONパルスが送られ、点滅が続きます。
実は、リードスイッチと磁石って大昔から自転車用品では使われているのですが、ご存知でしたか?
自転車につけてスピードや走行距離を測れる「サイクルコンピュータ(サイコン)」という物があります。
サイクルコンピュータではスピードなどを知るために車輪(スポーク)に強力磁石、フロントフォークにリードスイッチをとりつけ、フォークからハンドルまで配線をしてハンドルにつけたサイクルコンピュータ本体で車輪の回転を検知します。
(最近は技術が進んで配線が無くなってワイヤレスですが…)
点滅バルブキャップで使用する場合は、とりつけ位置はその逆ですね。
ただこの方法の欠点は、リードスイッチの中の電極はごく小さくて弱いので、スポークに付けて遠心力がかかった時には電極がその力でどちらかに押し付けられて動作しなくなるとか、何らかの不具合が起きるかもしれないという事。
リードスイッチのとりつけ位置はなるべく車軸に近い中心部にして、遠心力の影響をあまり受けないようにしないとトラブルに見舞われるかもしれません。
さすがに、回転する車輪にリードスイッチをとりつけて何かに使ったという事は今まで一度も無いので(^^;
お返事 2011/11/3
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車・バイクの電飾
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はじめまして、よろしくお願いいたします。
当方、バイクカスタムをやっているのですが、
スタートアップシークエンスでエンジンをかけたら、計12個の電飾(主にLED)を左右連動させて順次点灯させ、最終的には全て常時点灯。
という装備を作りたいと考えています。
回路に関しては、結構難しいものでも作れると思います。
もし、可能であれば教えて下さい。
奏 様
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お返事 |
わからないことがありますので、質問します。
>スタートアップシークエンスでエンジンをかけたら
とありますが、それはキーを刺して電源をONにした時とは違うという事ですよね?
あくまで「電源をONにした後、エンジンをかける時」という意図でいよね?
>スタートアップシークエンスでエンジンをかけたら
(キーONで+12Vになる電源以外に)スタートアップシークエンスを検出する電気信号は出るのですか?
それはプラスコントロールですか?/マイナスコントロールですか?
それはエンジン回転中は常にONですか?/エンジンをかける時だけONですか?
>計12個の電飾(主にLED)を左右連動させて
計12個という事は、片側に6個付いていて、同じものが反対側にも(並列で)付いているから計12個、「制御は6個を順に点灯でいい」という事ですよね?
12系統×左右並列で、「制御は12個を順に点灯」では無いですよね?
>電飾(主にLED)
とありますが、LEDの時の消費電流は何mAですか?
主にという事はLED以外もあると思いますが、電球などの場合は何Aですか?
電飾はマイナスコントロールでよろしいですよね?
>最終的には全て常時点灯
とありますが、消灯のタイミングは?
キーOFFでバイクの電源がOFFになるまではエンストしてエンジンが止まってももその電飾は点灯しっぱなしですか?
それとも、先の質問で出しましたスタートアップシークエンスを検出する電気信号の電気信号がエンジン回転中だけ出力されていて、不意にエンストしたら電飾も消えて、またスタートアップシークエンスを検出する電気信号が出たら電飾が光り出すような物がお望みなのでしょうか?
お返事 2011/10/30
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投稿 |
お忙しい中対応していただきありがとうございます。
説明不足で申し訳ありません。
>スタートアップシークエンスでエンジンをかけたら
ですが、エンジンをかける時。です。
>スタートアップシークエンスでエンジンをかけたら
エンジンをかけるときにだけ電気が流れる線はあります。
プラスのはずです。
エンジンをかけるときのみONです。
>計12個の電飾(主にLED)を左右連動させて
仰る通りです。
片側6個、を左右並列で計12個です。
>電飾(主にLED)
主に、と書いてしまいましたが、LEDのみです。申し訳ありません。
LEDは左右1セットで0.03Aです。
全て同じものを使っていますので、全て同じ値です。
仰る通り、マイナスコントロールです。
>最終的には全て常時点灯
キーOFFまで点灯しっぱなしのものを考えてます。
すみませんが、よろしくお願いいたします。
奏 様
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お返事 |
では、ご要望は
・キーONでは無く、エンジンスタートで点灯開始
・片側6回路順次回路(6灯×2=12灯を順次点灯)
・6個点灯したら、全点灯しっぱなし
・負荷は0.03A程度
・スタート信号はプラス(のはず)
・信号はエンジンをかけるときのみON
・一旦点灯したら、キーOFFまでは点灯したまま
という事で回路を作ります。
▼クリックすると拡大表示
※ IEなどではクリックしても縮小表示されます。拡大操作をしてください
● 動作制御FF(フリップフロップ)
本回路で「電源が入ったのでリセットする」か「LEDを順次点灯させる」か「まだエンジンスタート信号が来て無いから待ったまま」なのかなど、動作状態を制御する回路です。
シュミットNANDゲートIC 74HC132で作ったRS-FFで記憶や判定処理を行います。
電源ON時点では「パワーオンリセット回路」の働きで、FFはリセットされます。
エンジンスタート信号が入ると、FFはセットされクロック発振回路や順次点灯回路の各ICを停止状態(リセット状態)から実行状態(RUN)にします。
実行状態(RUN)になるとLED1「RUN」が点灯します。
エンジンをスタートしてもLED1が点灯しない場合や、電源を入れただけでLED1が点灯してしまう場合は、この制御回路付近を調べてください。
エンジンスタートの信号は「プラスのはずです」という事ですが、プラスコントロールでないと動かない回路を作ると万が一マイナスコントロールだったら動かないので、どちらでもいいようにフォトカプラで受けます。
尚、本回路をバイクにつけて動作テストやクロック周波数の調節をする際に、いちいちバイクのキーをON/OFFしたり、なによりエンジンを始動して騒音を出したりしなくてもいいように、動作チェック用のTEST SW1「リセット」とTEST SW2「スタート」を用意しています。
動作テスト時(調節時)しか使いませんから、小さなタクトスイッチでも用意して、基板に載せてしまえばいいでしょう。
「スタート」スイッチを押せばエンジンをスタートさせた事と同等になり、LEDが光り始めます。
「リセット」スイッチを押せば、電源が入って最初の全消灯状態に戻ります。
各スイッチを操作して、LEDを点灯させたり消灯させたりできますから、点灯スピードの調節なども(エンジンはかけずに)何度でも容易に行えます。
● クロック発振回路
いつものタイマーIC 555でLEDを順次点灯させる為のクロック信号を発振させます。
クロック周波数はVR1で調節でき、6個のLEDがほぼ一瞬でビュワッと点灯するような高速から、1秒程度の間隔で一個ずつ点灯してゆくノロノロスピードまで、任意で調節できます。
このクロック信号はLED2「クロック」で確認できます。
但し、クロック発振回路は「エンジンスタートして、LEDを順次点灯させる場合」を除いては動作を停止しています。
エンジンスタートするまではLED2は消灯していますのでご注意ください。
また、6系統のLEDが全部点灯してしまっても、クロック発振はそのまま続きます。(以降は何も起こりませんが)
● 順次点灯回路
シリアルIN→パラレルOUTの8ステージ・シフトレジスタIC 74HC164を使用して、端から順番にLEDを点灯させます。
シフトレジスタの入力(1・2番ピン)は常にH固定ですから、クロックが入るたびに出力Q-Aから順にQ-B…Q-C…へと次々と隣に情報がバケツリレーされて、端から順に点灯してゆくようになります。
本回路では74HC164は一個なので出力はA〜Hの8系統ですが、更に74HC164を足して前段の74HC164のQ-Hを後段の74HC164のIN-A・IN-B(1・2番ピン)に入れてやれば、8ビットずつ出力を増やせます。(CK・CLEARは共通)
● LEDドライバ回路
74HC164の出力能力ではLEDを一度にたくさんは点灯できないので、ランプドライバにはトランジスタアレイの TD62083を使用します。
各CH最大約400mA程度まで流せます。(最大定格は500mAなので)
今回のご要望ではは30mA程度と少ないので全然問題は無いですが、将来並列につなぐランプ数を増やしたり、ランプ一個のLED数を増やすなどした時に対応できるようにしておきます。
12V電球だと12V/5Wの電球を一個つけられる程度の容量しかありませんので、もしそれ以上のW数の電球をつけたり、電球を複数個並列でつなぐならその出力はTD62083ではなくパワートランジスタやパワーMOS FET等でドライブ回路を組む必要があります。
● 電源回路
回路中では74HCxx系のICを使用しているので、電源は5Vです。
バイクの電源12Vから三端子レギュレータ7805で5Vを作ります。
電源の平滑コンデンサに電気が溜まりますので、キーをOFFにしても一瞬でまたONに戻すなどした場合は、パワーオンリセットがちゃんと働かずにLEDが全点灯したまま残る場合があります。
キーOFFから再度キーONする間隔は数秒以上は開けてください。
● 組み立てと調整
組み立てで特に難しいところは無いと思います。
ICのハンダづけとか、基板の配線に気をつけて、配線間違いを何度も確認すれば確実に動きます。
LEDドライバの出力にはテスト表示用のLEDは用意していませんので、本番用のイルミを接続するか、何かテスト用のLEDと抵抗を用意して接続してください。
回路の動作テストはテスト用スイッチで行えますので、わざわざ本物のエンジンをかける必要はありません。
テストだけなら、実際のバイクに接続しなくても、何か12の電源と繋いで机上でもできます。
テストスイッチで動作確認と、VR1で順次点灯スピードの調節ができれば、最後に実際にエンジンをかけて(スタータースイッチを押して)連動するかどうかを確かめます。
全てOKでしたらバイクのお好きなところに収納して完成です。
それで、もし宜しければ、完成したら電飾の光っている状態のバイクの写真を見せていただけませんか?
どんなカスタムバイクで、どんな綺麗な電飾になるのか興味があります。
ご自分のブログか、写真共有サイトにアップしていただけるとカンタンに拝見できるので、楽しみにしています。
動きのある電飾なので、YouTube等で動画で見れたら最高です(^^;
お返事 2011/11/2
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投稿 11/3 |
迅速かつ丁寧に回答していただきありがとうございます。
すごくわかりやすく解説もしてくださり、本当に勉強になります。
完成したら必ずお見せします。
電飾系は最後のほうでの作業になってしまうと思いますが、なんとしても完成させ、報告することを約束します。
今回は本当にありがとうございました。
奏 様
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14個のLEDを順に点灯させる回路、IC1個か2個で!
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昨年はテニスカウンター回路をご教授いただきありがとうございました。製作し動作をしておりますが思いの外大きいため、PICに挑んでおりましたが現在も座礁中であります。今回は14個のLEDの順次点滅回路を作りたいのですが、製作記事が見つかりません。10個までならあるのですが。1個のICで、無ければ2個のICで14個のLEDをPICを使わずに手動で一個ずつ順次点滅する回路をご教授願えれば幸いです。
river2924 様
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お返事 |
1個のICでそんな事が出来る汎用ロジックICは存在しません。PICマイコンならできます。
それと「10個までならあるのですが」と仰られているのは10進ジョンソンカウンターIC 4017B(または74HC4017)を使った回路のことを言われているのでしょうか。
4017Bなら10進カウンターで出力は各数値ごとに1ビットで合計10の出力を持っているので、10まで数える機能ならIC一個で済みますが、いかんせんジョンソンカウンターなのでカスケード接続(直列につなげてゆく)には対応していません。ですからよくネットなどで見つかる回路では11個から先はダメです。
それで「無ければ」と言われましても、2個のICで作るとなると4017Bを応用するなら「最大100LED・流星フラッシャー回路」から発振回路を取り除いて、チャタリング防止回路つきの「カウント」スイッチを追加、パワーオンリセット回路にも「リセット」スイッチを追加・・・・という回路でよろしいのでしたら、「2個のICで」というご希望を叶えることができます。
ただし、「最大100LED・流星フラッシャー回路」の回路図をご覧の通り、ダイオードが10個とか、列制御用にトランジスタが2つとか、LEDを点灯させるために付属する部品が沢山になって、確かにICは2個ですが周辺部品がごっそりでは基板も大きくなってしまいますよね。
「大きな箱に入れるからそれでもいい!」のでしたら「最大100LED・流星フラッシャー回路」を改造してお使いになられる事をお勧めします。
あの回路はLEDが20〜30個以上、数十個も使うならマトリックス表示の威力を発揮します。
それで、ICが3個になってもいいのなら、もう少しシンプルに、かつLEDの追加も無限大に自由な回路を提示できます。
▼クリックすると拡大表示
回路と部品は・・・以前提示した「テニス用スコアカウンター」に74HC164が一個増えただけです。
だって、やっている事は「スイッチを押したら順にLEDを点灯させる」と、ほとんど同じなのですから。
ただ1つ違うのは「一個ずつ順次点滅する回路」という事で、LEDはどれか一個しか点灯しない点です。
そのために、シフトレジスタの入力は「最初の一回だけH」、「二回目以降はL」になるよう、NANDゲートでRS-FFを作って初回限定の入力H状態を作ります。
このRS-FFはリセット信号でセット、1番目のLEDが点灯するとリセットされます。
後は、チャタリング防止回路つきの「カウント」スイッチを押すたびにシフトレジスタの値が順次後方のビットにシフトされ、一個目の74HC164を超えると二個目の74HC164の最初のビットに点灯情報が引き継がれるしくみです。
ですので、一個の74HC164でLEDを8個扱えますから、74HC164を増やせば8個まで単位でLEDは増設できます。
シフトレジスタを使用して最後のLEDからの戻り信号やなにやらは作っていませんから、最後のLEDが点灯しているときに「カウント」ボタンを押すとLEDは消えてしまい、最初に戻ることはありません。
「リセット」ボタンを押せば、好きなときにリセット(全消灯)できます。
ちなみに、「1個のICで」作るならこういう回路ですね。
PICマイコンを使えば、こんなにシンプルでカンタンな回路で済みます。
もちろんそのぶん、複雑な動作は全部プログラムで処理するわけですが。
「1個のICで、無ければ2個のICで」とか、そういう方向をご希望になられるのでしたら、ぜひそのままプログラムの勉強を続けて、マイコンで希望を叶えられるようになってください!
お返事 2011/10/28
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投稿 |
いつもながら素早い回答をいただき、ありがとうございます。おっしゃるとおり4017の回路を2個作り、いろいろ繋いで何とか10個以上カウントできないか考えましたが、万策尽き、お助けを願いました。ICの数が少ない=シンプルと思い込み1個か2個と言ったのですが3個のほうがシンプルとは思いませんでした。できますればそちらの方もご掲示願えれば大変ありがたいのですが。そのついでと言っては何なのですが、14を越えたら、1にもどればなおありがたいです。よろしくお願いします。とりあえず、第1案を作って見ます。
river2924 様
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お返事 |
>ICの数が少ない=シンプルと思い込み1個か2個と言ったのですが3個のほうがシンプルとは思いませんでした。できますればそちらの方もご掲示願えれば大変ありがたいのですが。
いやだから、10/28に提示した回路図がIC3個のシンプルな回路図ですから、それでいいのではないですか?
「こちらのほう(シンプルなほう)も」と言われましても、目の前に提示している回路図をそれ以上見せてくれと言われてもどうしようもありません。
もし・・・「4017を使用したほうの回路図を」と仰るなら、こたらのスタンスは変わらず「過去に似た回路が出ているものは、ご自分でご自由に改造してお使いください」ですから、再度回路図を提示することはありません。
改造方法は文章で説明していますし。
10/28の回路で14の次は1に戻る機能は、右図の通り追加部品を加えれば可能になります。
お返事 2011/10/28
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夢のようなデジタル時計を作りたいです!
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デジタル時計を作りたいと考えています。
電子工作の知識は皆無に等しいので力を貸してほしく投稿させていただきました。なお、
デジタル時計作成にあたり制約条件として:
1.時計機能及びアラーム機能を内蔵
デジタル時計キットとして販売されているものには上記の機能のほかにタイマーやストップウォッチといった多機能を売りにしていますが、正直これら使いません。独自の機能を足したいだけに、できるだけシンプルな回路図にしたく、必要最低限のものだけを搭載したいと考えています。
2.24時間制
アラーム機能を搭載するために12時間制でam/pmで時間を判別するよりもシンプルな回路図になると考えたからです。なので24時間制に特にこだわりがあるわけではありません。12時間制と24時間制両方いけるよ!という機能がいらないということです。
3.予備バッテリー内蔵
内蔵バッテリーはできれば豆電池、大きくて単4電池ぐらい。そして電池を取り換えている間も機能が継続するような予備バッテリーを内蔵したい。
4.アラーム機能はonとoffのスイッチの代わりにを傾ける。
アラームが鳴った際に、デジタル時計本体を傾けることでスイッチがoffになる傾斜センサスイッチを搭載したいと考えています。つまりアラームをオンにしたいときは縦にして、必要のない時、アラーム音が鳴った際にスイッチを押す代わりに横にするということです。ご存知だと思われますが念のためこんなかんじの↓
http://www.catch-sensor.co.jp/modules/tinyd5/index.php?id=5
5.バッテリー残量がわかる
バッテリー残量:100−10%の際、本体をふる(振動させる)とアラーム音が鳴り、<10%でならなくなるという機能を付けたいと考えています。振動センサーでなんとかならないかと。。。
そしてなによりも、このデジタル時計を縦40mm横40mm奥行き20mm程度の大きさで作りたいと考えています。まずこれが作成可能なのか、そして可能だとして初心者に作成かのうかどうか、回路図を教えていただけるとありがたいです。
てつ 様
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お返事 |
てつ様には何も悪気は無いのでしょうが、現実離れしすぎた、実現不可能な希望を言われましても、こちらでは対応できません。
4cm×4cmって・・・マイコン系の回路でチップ部品を使えば実現できます。
でも、電子工作の知識は皆無に等しい人にはそんな回路を作ったり、マイコンで時計プログラムを作成するのは絶対に無理ですよね?
「タイマーやストップウォッチの機能は要らない」という事ですが、そういう機能が入った時計キットの場合、電子回路で何かしているのではなく、使っているマイコンのプログラムでそういう機能を実現しているので、その機能を削ったところで回路や部品が減るという事は無い」という事はちょっと勉強して理解してください。
マイコンではなく、全てを電子回路で作っているような途方も無い電子回路の山の時計なら、確かに部品数は減りますね。
で、もしマイコンも使わず、DIP IC等の初心者の人でもハンダづけできる部品でそのご希望の機能を全部入れると、基板のサイズは20cm×20cmでも足りるかどうか・・・。多分もっと大きくなるでしょうね。
時計表示に特化した液晶パネルを使えば省電力で済みますが、そういうパネルに文字を表示させようとするとこれまたそれ用の回路を設計して組み込まねばならす、かなりICの数が増えます。そういう液晶パネルが入手できないと表示は7セグLED等を使用しすることになり、消費電流も多くて乾電池駆動では数日程度しか持ちません。ボタン電池や単四なんてとてもとても。
バッテリー残量表示などは全部あきらめて、100円ショップの液晶クロック(アラーム機能つき)に傾斜スイッチをつけてブザーが鳴らなくする程度の工作であきらめてください。
お返事 2011/10/26
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DC/DCコンバータを(放射能測定器で)直列に使っていい?
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はじめまして。
充電式電池では、かなり前からHPを見させて頂き参考にしていました。
有益な情報有り難うございます。
DC/DCコンバータでお聞きしたいことがあります。
http://www.radiation-watch.org/p/blog-page.html
この放射能測定器を動かすのに、006P電池を使うのですがなるべく一定な電圧の方が計測結果にもいいかなと思いました。
『携帯電話充電器をDC-DCコンバータにしよう!』の記事を読み、この部品を使えばできるかも、と思ったのですが、普通の電池のように直列に繋げばOKでしょうか?
お手数をおかけしてすみません。
アドバイスよろしくお願い致します。
鈴木 様
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お返事 |
DC/DCコンバータは、普通は単体で使うもので、直列や並列で使いません。
制御回路は出力電圧を監視して正しい電圧にするためのきめ細かな制御をしています。そこに複数の制御回路からの制御が交わるような接続をしてしまうと、正しく制御しようと働く回路が出力を変化させることが同時に起こった場合、各制御回路が望んでいた結果を上回る変化が起き、それを大慌てで反対向きに修正しようと働くが、それもまた複数の制御回路の働きで予定を上回る大きな変動になり・・・・これが極端な電圧制御の変化になって発振状態になるようなトラブルが起きる可能性があります。
ことわざにある「船頭多くして船山に登る」とはよく言ったもので、DC/DCコンバータの制御回路も1つの制御回路は1つの昇圧回路をうまく制御するために設計されているので、複数の制御回路が1つの出力を面倒をみようとすると、船が山に登ってしまうこともあるでしょう。
ですから、DC/DCコンバータを並列に繋いだり、直列に繋いだりする事はお勧めできくせん。
ただ、その装置は消費電流が1mA程度ととても少ないので、短時間に大きな出力変動があったり、DC/DCコンバータの出力能力ぎりぎりで制御が難しい状態で使うのではな無いので、直列つなぎでも「まぁなんとか何事も無く使えるかなぁ〜」という程度で、使えるには使えるかもしれません。
ただ1つここで注意していただきたいのは、このDC/DCコンバータはチョッパ式ですから、コイルの電流をバッツンバッツン入り切りしてスパイクを発生させて昇圧する回路です。
つまり、原理的には「ノイズ発生装置」です。
通常は昇圧ノイズを垂れ流してますし、消費電流がほぼ無い時には一定期間で動いたり止まったりしてパルスノイズを出したり止めたりするノイズ源として働きます。
PINフォトダイオードに放射線が当たった時のごくわずかな電圧変動を高感度のオペアンプで増幅しているその放射能測定器の回路に対して、そういうノイズまみれの電源を与えて本当に大丈夫ですか?
乾電池って、そういうノイズが無いピュアな電源なんですよね。
その増幅回路が電源電圧に対して感度が変化してしまうもの(中で定電圧化されていない)なのか、8V以上なら別にどうでもいいものなのか・・・。
そういう点もよく考えてお使いください。
お返事 2011/10/26
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投稿 10/27 |
返信ありがとうございます。
乾電池で使ったほうが、ノイズがなくよさそうですね。
006P型の充電池を購入して運用しようと思います。
ありがとうございました。
鈴木 様
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車・イグニッションコイルをシグナルソースにする方法
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初めまして。
私は今バイクにledバータコメータをつけようと計画しているのですが、イグニッションコイルをシグナルソースとする方法が多いようなのですが、よくわかりません。今手元には0〜5Vの電圧範囲でその電圧でLEDの光る数を変動させるという回路はあるのですが、イグニッションコイルをどのようにして信号原として活用することができるのでしょうか。
よろしくお願いします。
ブルル 様
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お返事 |
「イグニッションコイルをシグナルソース」となるとイグニッションコイルの駆動側の12VのON/OFFをもらって信号源にする方法と、イグナイダーの出力の「点火ケーブル」にセンサー線を巻きつけて点火タイミング信号を得る方法の二種類が考えられ、どちらの方法がご希望なのか判別がつきません。
前者だとCDI等のタイミング制御系からコイルに向かう12V信号の配線を探して、そこから12Vの信号を取ってきて、コイルが繋がっている場所なので高圧パルス(スパイク)などに対して何らかの保護処理をした後に電気信号として点火タイミングを得ます。
こちらは車種などにより信号を取り出す点が違い、メーカーが最初からタコメーター用信号回路を組み込む以外ではあまり使われません。
後者のほうは後付けのタコメーターや自作回路を追加する場合によく用いられる方法で、配線も点火ケーブル(プラグケーブル)にリード線を数回〜数十回巻きつけるだけと、車の電気回路には改造を施さないので安易かつ手早くできます。
動作原理も単純で、点火ケーブルとそこに巻きつけたセンサーケーブルがトランスになり、点火ケーブルに流れる数千〜数万Vのパルス電流によって発生する磁場を受けてセンサーケーブルにとても微弱な電圧が発生します。
その微弱な電圧をトランジスタ回路やICを使った増幅回路で増幅・波形整形して後のカウント回路やF/V回路で使える形にするのです。
この時には、点火パルス以外にもエンジンまわりで発生するノイズも電気信号として混入するので、そのあたりを排除して本当の点火タイミングだけを拾うようなセンサー回路にするところが腕の見せ所ですね。
私のほうではそちらのバイクに積まれているエンジンを持ち合わせていませんので、設計とノイズ対策などの回路のテストができません。
ご自分のバイクにあわせて、カットアンドトライで最良な回路をお作りください。
自作されている方も多く、参考になる回路図はネットで検索するといくつも出てきます。
ご質問には無いので大丈夫だとは思いますが、メーター部は0〜5VのLEDバーメーターをお使いのようで、過去に設計しているタコメーター回路の一部変更で使えそうですから、これもご自分のメーターにあわせてご利用頂ければ、メーター部は苦労無く完成するでしょう。
お返事 2011/10/21
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キーボードアンプの故障について
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はじめての質問です。
yamaha ks10 というキーボードアンプの故障について。
10年くらい前のものですが、最近調子が悪いのです。
症状を書きます。
・音量が落ちた、半分位(二台持っていて、比較できます)
・スイッチを入れて通電すると、ブーンというノイズを発する
・スイッチオンオフで スピーカーが前後に動く
・スイッチを切ると ブチッと雑音がする
中を見ると
・特に部品の浮きなど、触ってみても分からない
・各部品を音を出しながら、触っても 音量の変化、雑音などしない
こんな感じです。よろしくお願いします。
カズ 様
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お返事 |
もう10年も使っていれば、電解コンデンサかトランジスタが劣化していませんか?
ディスクリート部品で組み立てられているアンプ等アナログ回路の故障原因は、ほぼ95%くらいはコンデンサの劣化&半導体(トランジスタ)の劣化です。
まず疑うのは電源部の平滑用コンデンサの容量抜け。
電源電圧が下がるので、正常品と測定して比べれば一目瞭然です。
音量も下がりますし、音も悪くなり、AC電源ノイズ(ブーン音)が入ります。
稀に、電源用のトランジスタかレギュレータICの故障というのもあります。
次に疑うのはアンプ回路のコンデンサの劣化。
これはトーンジェネレータ等(キーボードでもいい)でトーン信号を発生させ、アンプの入力に入れてアンプ回路の各増幅段での電圧や波形を観測して、どこが悪いのか調べます。
オシロスコープ等の専門的な測定器と、基板上でのアンプ回路を読み取る知識、計測技術などが必要です。
コンデンサと半々くらいの確率で、パワー段のトランジスタが劣化している場合。
アンプ回路中のコンデンサ不良の測定と同じですが、基準信号を入れて正しく増幅しているかどうかを計測して故障箇所を判断します。
最終段がBTL回路とかだと、無信号時の出力電圧が中点電圧で無いとか、テスターで計るだけで上下どちらかのトランジスタが死んでいるとかもわかるのですが、そういう風に基板上の回路から原因追求する知識が無いと・・・・ご自分で修理するのはかなり無理ですね。
(BTL回路のバランス崩れとかだと、電源を入れるとスピーカーが前後に動きます。電源ON/OFF時に「ボッ」や「ブチッ」という音も出ます。)
触ってみて音が変わったりノイズが出たりはしていないようですが、目視で異常が無くても全部のハンダをやり直すのは修理の基本です。(素人さんはそれで余計に壊してしまう事もありますが…)
目に見える状態でのハンダクラックなどが無くても、ハンダの山の中で部品の足が浮いているという風な故障もよくあります。
オーディオ修理では、オシロスコープ等の計測器は必須なので、もし必要なら買ってみてください。
なにより良いのは、正常な品がもう一台ある事で、基板から回路図を起こして各部の電圧などを計算しなくても、正常品の各部を当たれば正常な状態の電圧や波形が測定できるので、故障品の基板上でどこが悪いのかを見つけるのはとても容易だと思います。
もし計測などができないのでしたら、10年使っていればメーカー保証ももう無いでしょうからイチかバチかで全ハンダやり直しや、全電解コンデンサの交換などを行ってみるのはいかがですか?
電源のコンデンサが最も怪しいので、まずは電源電圧がちゃんと出てるか程度はテスターで測って確かめてみてください。
年式的にみて、最終段はトランジスタではなくて専用のアンプICが入っていそうな気がします。ICまわりだと本当にコンデンサの劣化が原因の最有力候補です。アンプICは市販されてる有名どころなら購入して交換も容易ですが、もう手に入らない廃品種の可能性も高いです。
まぁ、コンデンサを悪人よばわりしていますが、他にも抵抗も年月が経つとそれなりに劣化はするので、一応は全ての部品を疑ってかからなければなりません。
お返事 2011/10/20
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簡易型・ファンタム→ABファンタム電源変換器
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こんにちは、気の迷い様
私は、ヒデオカメラマンで、(JA8無銭家)
撮影に関する機材で、自分が製作できそうな物は、(何せ。業務用機器は高価でして)
なんとか、自作してきました。(製作マニアです)
今回お願いの件は、ロケ時、外部ガンマイクを使用しますが、マイク電源電圧が12Vで、カメラ側供給電圧が48Vなのです。
通常は、電源アダプターをマイクラインの途中に、入れるのですが(006P電池を使った物で、これは自作しました。)
ロケ中にぶら下げて使う訳にもいかずちょっと困っています。三端子レギュレーターも考えてみましたが、確か入力電圧maxが40Vだったと、思いますし
市販製品はネットで調べた所、販売されていました。価格は2万円前後でした。(高価!!自作のアダプターは、ほとんどケース代のみ)
でも形状が直径20ミリ長さが100-120ミリと、内部には、トランスなど、実装されているみたいで、ちょっとでかい・重いのです。
マイクの型式は、ゼンハイザーMKH416T 消費電流2mA 12V ABファンタム電源用です。
カメラはSONYの業務用DSR-300です。といってもご存知ないですよね。
外部マイク入力端子は、ITTキャノン(XLR-11C)メスです。
マイク入力端子からは48Vの電源が2番ピンから出力されています。
(今では、48V ファンタム電源が主流みたいです。)
この48Vの電源を12Vに(実際には9-10V)落として、使いたいのですが、部品点数が少なくコンパクト(できればキャノンコネクターの内部に実装?)に製作できる、回路を教えて頂けないでしょうか。宜しくお願いします。
JA8無銭家 様
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お返事 |
DSR-300は担いだ事は無いですが、昔はTV局や制作プロダクションの仕事などでSONYのベーカムをよく担いでいました。
今のデジタル機では無いので、とても重かったです(笑)
で、ほとんどのキヤノン(XLR)3ピンマイク端子では48Vのファンタム電源が使われているわけですが、確かに・・・たまーに12VのABファンタムがありますね。
実は、自分ではABファンタムのマイク等には当たった事が無いので、特に難しいことも無くそのまま突っ込んで使えていました。
今家にあるミキシングコンソールも48Vファンタム型ですが、これで困ったことは無いのです。
でも確かに、ABファンタム型のマイクなどを使う機会はおありでしょうから、電源アダプターと一緒に買って使っている場合がほとんどでしょう。
(ほぼ、会社でしか買わないような機器ですし・・・)
48Vファンタムの機器に、12V ABファンタムの機器を直接繋ぐとこんな感じで、あまりよろしくありません。
普通は途中に電源電圧の変換アダプターか、無電源マイク端子をファンタム電源化するような電源アダプターを使いますね。
JA8無銭家様は006P乾電池を使った電源供給アダプターを作られてご使用のようです。
で、電源電圧の変換アダプターをご希望のようですが、重くて大きなのはダメのようですから、性能は劣りますが簡易型の回路を提案することにします。
ラインをコンデンサでDC絶縁して、入力側と出力側の電源電圧を替えるものです。
定電圧回路は大きな部品を使用しないよう、ツェナーダイオードによる定電圧回路とします。
ファンタム電源は音声信号の交流成分が乗るラインにDCを重畳する方式ですから、入力側・出力側共に定電圧部との間のインピーダンスをある程度大きくしておかないと音声信号を損失してしまうので、抵抗値には気をつけてください。あまり小さいと音声が小さくなりますし、この回路のように平衡回路の片側(HOT側)だけにこんな余計な回路をつけると、平衡バランスも崩れるので音声の歪みの原因にもなる可能性があります。
電圧の変換回路を入れないCOLD側にもコンデンサを入れているのは、交流信号がコンデンサを通ると位相がズレますから、それが平衡信号間でズレてしまうとこれまた音声の歪みの原因になるので、ここは同じ容量のコンデンサを入れておかないと悲しい事になるかもしれません。
電源回路の各抵抗値はお使いのマイクの消費電流と、カメラのファンタム電源側の内部抵抗(但しこれはそのカメラを開けて見たのでは無いので、一般的な値)から計算していますが、多分カメラ側の内部抵抗が多少違っても大丈夫でしょう。
ツェナー電圧は12Vですが、マイクの消費電流ぶん2mAが1KΩに流れると2Vのドロップですから、マイクにはご希望の10Vが供給されるはずです。
で、先にも書きましたようにこんな感じで平衡回路の片側だけ追加回路を繋いでインピーダンスを変えてしまったりすると、音への影響は気になるところです。
48Vファンタム電源はHOT/COLD両方に同一のDCバイアスをかけて電源供給し、消費する機器側でもHOT/COLDから等しく電流を取ることで平衡回路の対象性は維持されるよう設計されています。
で、12VのABファンタムはというと、受け側(電源供給側)の機器ではCOLD側をアースしていて、HOT側しか電源供給していないという・・・・不平衡回路になっているという事ではありませんか!?
手元にABファンタムの機器が無いので、今まで知りませんでした。
でも、今回お使いのカメラは48Vファンタム回路なんですよね?
でもでも・・・2番ピンのHOT側だけ48Vが供給されていて、3番ピンには電源供給されていない、ちょっと変わった48Vファンタム仕様なんですよね?
(こんな方々ファンタム仕様があるというのも初めて知りました…)
厳密に、ABファンタムの仕様通りに不平衡で伝送するなら、このアダプターでもカメラ側の3番COLDはマイク回路と切り離して、抵抗(100KΩ程度)を介してGNDに落とすべきかと思います。おっしゃる通りに3番COLDに48Vが供給されていない片側だけのファンタム電源なら抵抗無しでもいいですが、抵抗を介するのはもし通常のファンタム電源で3番COLDにも48Vが供給されているなら、そのままGNDに落とすとカメラ内蔵の抵抗に電流が流れすぎて発熱・損傷の危険があるからです。
切り離したマイク側の3番COLDはそのままGNDに落とします。
これでABファンタム仕様の不平衡伝送での音声回路と同じになりますね。
もし本当に3番COLD側には48Vが供給されていないのだとしたら、RCA(不平衡)-XLR(平衡)変換プラグとかの「プラグの中で3番COLDが1番GNDと接続(ショート)されている」ものを刺したときに、内部の抵抗に負担がかからないように最初から入れていない設計なのかもしれません。
最近の業務機器ではそういう設計が多いのかどうかも、最近はそういうファンタム電源入りの業務用のカメラやオーディオ機器をバラしていないのでわかりませんが。
最後にもう1つ。
一応電解コンデンサで平滑しているのでほとんど気にはならないでしょうが、電源の定電圧化にツェナーダイオードを使用していますので、ツェナーダイオードから発生するノイズがどの程度音声にノイズとして混入するかも気になるところです。
なにしろ、ツェナーダイオードはオーディオ機器の「ノイズ発生器」でホワイトノイズを発生させる発生源としても使用するような部品です。
電圧を安定化させる際の働きで、ある一定の電圧に保つためにその電圧より高いと下げる方向に働き、電圧が低いと高い電圧になるように働き、その働きが常に一定の範囲で細かくフラフラする事からそれが電気信号から音声になるとノイズとして聞こえます。
これが、高感度のマイク入力回路に入ると、ノイズとして聞こえてはしまわないか?
なにしろ、HOT側だけにツェナー電圧がかかっているので、もしノイズが発生していたら必ずそれはノイズとして音になりますよね(^^;
ABファンタムではなく、通常のファンタムならHOT/COLD両方に同じ電源電圧(ノイズ信号)を加えることになるので、HOT/COLDで打ち消し合って音声にはなりませんよね。これが平衡伝送のいいところなのに、ABファンタムは不平衡を基本にしているのはどうも業務用の高品質な音声伝送回路としては品質が悪いように思えます。
いっその事通常のファンタム電源仕様でHOT/COLD両方に12Vの電圧をかけてみるとか、伝送路の平衡性を極限まで保つためにコンデンサで分離するのではなく、ちゃんとライントランスで分離とDC電圧の取り出し/供給をするような回路にしてみるとか・・・。
放送規格くらいの厳密でノイズの無い音声伝送回路を実現したいなら、打つ手は色々とあると思います。(今回のご依頼は小さく少ない部品で・・・なので相反しますが)
そうやっていくと、JA8無銭家様が使いたくは無いと思われている市販の電源変換器などと同じ大きさや重さになるわけで、放送規格用などのプロ機材はそれなりに大きさや重さにはワケがあるんです。
あ、この回路だとDC成分の絶縁にはコンデンサを使っているので、(カメラの)電源が入った瞬間にはコンデンサは筒抜けですから、一瞬12V出力側に48Vが出ます。(まぁ、あたりまえですね)
もしマイクを繋いだままカメラの電源を入り/切りしたら、マイクに一瞬だけですが48Vがかかるので注意してください。ヤワなマイクだと壊れます。
これも、コンデンサを使ってDC分離しているからで、トランスを使えばこういう事も無いです。
まぁ、「お金をかけずに!」という個人の趣味でお使いになる程度であれば、今回提示した回路でもほとんど気にすること無く使用できると思います。
こちらでは手元にそういう高感度のガンマイクも無いので、どの程度「音」に変化が現れるのかは未知数ですが。
お返事 2011/10/19
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投稿 |
気の迷い様
早速の御回答有難うございます。
私も、投稿のあとから再度ネット等でいろいろ調べました。
誠に、すみませんが、御回答の中にありました、「でも、今回お使いのカメラは48Vファンタム回路なんですよね?」に、はっとしてグー・・・すぐさま実機で測ってみましたら、3番コールド側にも、48Vが、かかってました。
(やってしまいました、すみません。)
それから、さらにググルと、「12V-AB電源では、最終的には、機器側で1番GNDと3番COLD側がつながります。」とか「回路図は掲載されていませんでしたが、ブロック図で2番HOT側と3番COLD側に12Vがつながっていたり」など、だんだん迷路に!!
てことは、12V-AB電源では、不平衡ってことなのでしょうか?
回路図を有難うございました。
製作に取り掛かります。
JA8無銭家 様
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お返事 |
>てことは、12V-AB電源では、不平衡ってことなのでしょうか?
返信文にも書きましたように、ABファンタム電源がそうなっているという事は、不平衡になりますね。
せっかくの平衡ケーブルを使っているのに・・・・。
で、回路的には元(カメラ)が平衡入力になっているのでしたら、平衡で返しても問題は無いはずなので、回路図では平衡のまま返すようにしています。
ただ返信文でも書いているように、ABファンタム電源がHOT側のみに12Vを供給するという回路が正しければ、その時点で厳密な平衡性は失われているので音声信号を完全な平衡信号として入力することはできません。
ある程度HOT/COLDのインピーダンスバランスが崩れていても「音にはなる」ので、マイクの拾った音声は一応は音声としては通るはずです。
それで、もしとても気になるようでしたら、返信文の最後に書いてありますように、この変換機の中でCOLD側を弄って「不平衡のABファンタム仕様」にあわせてしまうのも手だという事です。
まぁ、実物で試してみて、ご自分の納得する「音」が通るように、色々と研究してみてください。
お返事 2011/10/21
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排気ファンのONで連動する給気ファン、ふだんは弱運転
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給排気ファンのコントロール回路の件です。
条件:給気ファンを弱で常時運転中に排気ファンを手動運転したときだけに給気ファンを強運転にしたいのですがこのようなコントロールできますか。アナログな回路ですみませんがお願いします。
SAKAI 様
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お返事 |
ファンの電圧や定格に特に指定が無いので、ごく普通のAC100Vの換気扇タイプの吸排気ファンだと受け止めます。
そして、こちらのコーナーでは明記していますように「AC100Vの電力制御回路については設計しない」方針ですので、ファンを弱で回す回路は設計いたしません。
かわりに市販のファンスピードコントローラーをご利用いただく形で説明します。
給気ファンをふだんは弱で運転する間は、ファンスピードコントローラー経由で電源(AC100V)に接続しておけば、自由なスピードに調節して回しておけます。
排気ファンをONにした時には、ファンスピードコントローラーの設定を変えるのではなく、スピードコントロールは不要なので直接電源に繋がるように回路を切り替えてやるだけで良いので、リレーを一個入れて切り替えスイッチとします。
リレーは排気ファンの電源と連動で良いでしょう。
この方法だと、市販のファンスピードコントローラーの内部は何も改造などの面倒なことはしなくて済みます。
もし、市販のファンコントローラーを分解して、中のトライアックがどう接続されているのかがわかる方なら、リレーを使用しなくても2回路2接点のスイッチ一個で排気ファンの電源と、給気ファンのトライアックのバイパスを行えるので部品が減るのですが、AC100V回路が入った装置の中を改造することになるので、それなりにAC100V回路の製作や改造経験のある方にしかお勧めできませんし、なにしろご使用になるファンスピードコントローラーによって中のどの部分を改造するかが違ってくるので、ここでは具体的な図や指示を出せませんから、あくまでスピードコントローラーは改造せずに外部でリレーで電源を切り替える方法で安全に製作してください。
お返事 2011/10/18
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この記事・お返事は役に立たなかった |
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電線が切れたら別の回路(電線)に電流を流す
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12V電源で、A回路とB回路があり、A回路の電線が破断して電流が流れなくなったときだけB回路に電流が流れるようにするにはどうすればよいのでしょうか。
洋子 様
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お返事 |
車の「電球切れ」検知などではなく、あくまで「電源を供給する電線」が切れた時の話ですね。
話は簡単で、リレーを一個だけ使い、A配線が生きている時には、そのA配線に流れる電流をお借りして、リレーをONにしてB配線を切っておくようにします。
もしA配線が切れたら、リレーが働かなくなって、B配線に電気が供給されるのでB配線に繋がった機器が動作します。
特に「負荷に何を繋ぐ」等の情報がありませんので、何か機器を動かしている配線が切れたことを検知したいのか、最近の土砂崩れのニュースでも時々出てくるような「がけ崩れ検知線」みたいに、そのA配線自体が断線センサーになる用途かもしれませんし、特に後者であればこのリレー一個だけで済みますよね。
今回のご依頼内容とは違うと思いますが、車の電球切れ検知のように、今回示した12Vを供給する側の片側の配線だけではなくて機器や途中の配線全部に対して断線を検知するような回路なら、お知らせ頂いたような少ない情報では作れませんので、多分今回はそういうご希望では無いと思いますので、こちらの考え方の設計などはいたしません。
「いたしません」と言うより、その情報だけでは後者は設計できません。
多分そこまでの目的はお書きになられていないので、前者のほうで大丈夫だとは思います。
まぁ、具体的な負荷や目的を書かずに「A回路」「B回路」なんて、まるでどこかの電気回路の試験問題みたいですね(笑)
お返事 2011/10/14
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投稿 10/16 |
ありがとうございます。
お礼の返信はこちらでよかったでしょうか。
回路作成を業者さんに依頼するときの説明をするためにググッってみましたがわからずでした。
これですこし先が明るくなりました。
洋子 様
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防災無線を選択受信する回路?
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インテリジェント空線信号キャンセラーの様にコンパクトに家に市から放送される防災無線を受信できる方法があれば教えてくだい。携帯受信だと必要ないものまで聞こえてしまうので、市に問い合わせたら特定の家にのみしか配布予定はないと事でしたので、60Mhzでトーンで受信できる方法教えてください。お願いします
もり 様
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お返事 |
60MHzの受信できる広帯域受信機に、トーン識別回路をつなげば実現はできますね。
ただ、60MHz帯の防災無線もかなり旧式のトーン起動タイプと、最近多いデジタル信号起動式の2種類があり、トーン式のほうでも単音のシングルトーン方式か複音のDTMF方式かでしくみが違ってきます。
もり様の地域の防災無線はどのタイプですか?
シングルトーンなら、もしPICプログラムが作れる方なら「インテリジェント空線信号キャンセラー」の基板とプログラムのほとんどがそのままで、プログラムの一部だけ書き換えれば大丈夫なんですけど。
PICが扱えないなら、「コンパクトに」というご希望にはそえませんが、「無線機で遠隔リモコン、トーン発信機/トーン検出装置」のようなトーン検出回路とFFの組み合わせになりますね。
起動(選択)用のトーン検出回路と、終了用のトーン検出回路。そして・・・起動トーンも「地域指定信号」「一斉(緊急)」など複数のトーンがあるならそれに対応しなければなりません。
そちらの地域の信号がどうなっているのかの情報もあわせてお知らせください。
お返事 2011/10/14
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お返事 |
受信されているトーンの情報などを質問させて頂きましたが、それなりの期間待ちましたがお返事がありません。
これは嫌がらせかひやかしの投稿だったと思います。
お返事 2011/10/28
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車・常時ONのシガーソケットをキーと連動させたい
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私の車(ゴルフ)はイグニションをOFFにしても、シガーソケットの電源がONのままなので、シガーソケットから電源を取っているいる、ナビとレーダー探知機のスイッチを切り忘れるとバッテリー上がりの心配があります。電気には弱いのでどう配線を変えたら良いのか分かりません。配線方法をご存知でしたら、教えてください。また、OMURONのディレイタイマーH3YN等で数時間後にOFFにする方が良ければタイマーの配線をご教示くだい。宜しくお願いいたします。
Masayuki 様
※ この投稿は「その他・一般の話題」に投稿されましたが、こちらに掲載致しました
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お返事 |
(1) キーONで+12Vの来る配線にナビとレーダー探知機の電源を接続する
これが一番簡単ですし、追加部品も何も要りません。
(2) キーONで+12Vの来る配線にリレーを繋いで、ナビとレーダー探知機(シガーソケット)の電源をON/OFFする
カー用品店で売ってるエーモン4極リレー等を使って、今は常時バッテリーと繋がっているシガーソケットの電源をキーと連動するようにON/OFFする方法もあります。
キーON信号がじゅうぶんな電流が取れない場合に、大電流はシガー電源から取るままで、ON/OFFだけキーON信号で制御します。
ゴルフのキーON信号がどの配線でどの程度の電流容量なのかは私にはわかりませんので、ご自分のお車の配線図を見て確認してください。
それで、どちらの方法でイケるのかも確認できるはずです。
お返事 2011/10/13
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投稿 10/14 |
ありがとう御座います。配線図を手に入れてトライしてみます。
Masayuki 様
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サージ吸収部品の選定?
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DCコイルのリレーをソリッドタイマーにて制御しています。タイマー接点サージ保護用に、ダイオード、バリスター等を入れたいと思いますが、容量等選択のしかたを教えてください。
よしお 様
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お返事 |
えーと・・・リレーのコイルのサージというものは、そのコイルのリアクタンスやコイルの電圧等で変わりますが、データシートにリアクタンス等を明記してるリレーはほとんど無いと思います。
コイル抵抗や定格電圧などならデータシートを見れば書いてありますが・・・。
回路設計のお仕事をされるのであれば、色々と調べて部品を選定したほうが良いでしょうが、個人が趣味・遊びで回路を作るならそこまで厳密にしなくてもいいと思います。
小さなミニリレーから、そこそこの電力をON/OFFできるパワーリレーまで、DCの12V程度までで使用しているのであればコイル電流OFF時のサージ(スパイク)電流はわずかなので、てきとーに100V/1A程度のシリコンダイオードを入れておけばほぼ間違いなく保護はできます。
ミニリレーを使用するような場合は100〜200mA程度までの小信号用ダイオードでも大丈夫なくらいです。
いくら開放時には数十〜数百V以上の起電力があるコイルでも、最初からサージ吸収ダイオードが接続されているとそれ以上には電圧が上がらず、電流もごくわずか流れるだけで一瞬で吸収されてしまいます。
それに・・・・大手メーカーのソリッドタイマーなら出力回路はサージ保護部品などが最初から入っていると思うのですが・・・。無いですか?
お返事 2011/10/14
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投稿 |
使用する機器は、24V0.3A程度流れるようです。
仕事用ではありません。
ただ近辺にある機器を見てみると、ダイオードが入っていたり、バリスターが付いていたり、ACだとCRだったりするので、何を基準に選定するのかな?と思いましたので。オムロン製のタイマーですが、サージ保護部品って内蔵なのですか?
よしお 様 様
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お返事 |
>ソリッドタイマーにて制御しています。タイマー接点サージ保護用に
とお書きですから、オムロンのタイマーの中の接点(ソリッドステート接点)の保護のご相談ではないのですか?
わざわざ外付けでDCリレーをつけているので、そのリレーのコイルのサージからソリッドステート接点を保護したい、というご相談内容ですよねその文章では。
そこで「ACの場合」とか全く別の話が出てきてびっくりしています。
わざわざ「DCコイルのリレーを」と説明されているのに・・・。
もしかして、全く違うご相談でしたか?
お返事 2011/10/21
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投稿 |
話をややこしくしてしまったようですいません。
オムロンのタイマーで電磁接触器を制御しています。
タイマー内の接点保護が目的です。
オムロン等のリレーのサージ保護の説明を見ると、バリスタ、ダイオード、CRなどの説明があったのですが、実際どれを選択するといいのかと思ったまでです。
よしお 様
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お返事 |
オムロン製品をお使いでしたら、オムロンのサイトの「● 外付けでサージ回路を作る場合」をお読みになれば、
● 誘導負荷のサージとは何か?
● サージキラー回路の種類(CR/D/Z等)
● どういう回路(交流?直流?)に使うのか
● 部品選定のしかた
と、あなたのご質問内容について全てが書かれているのですが、もしかしてこのページを読まれた上でこちらでそれ以上の説明を求められているのでしょうか?
それに、どんな形式のタイマーをご使用か全く書かれていませんが、OMRONでは「サージ吸収回路を付けた商品を用意しています。」としていますので、お使いのタイマーの仕様書・回路図などをご確認ください。
ソリッドステートタイプで中身が半導体リレーの場合はまず間違いなく入っています(中の半導体を守る為)。
機械式リレーなら入っていない品のほうが標準品です。
入っていない品なら、上記ページに書かれている内容をよく読んで、ご自分で納得のゆく部品を選定されると良いでしょうね。
お返事 2011/10/21
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投稿 |
すいません。なにか気に触る質問(表現)をしてしまったようで。
本当にすいません。
「初めての制御機器」のページは見たこと無かったです。
参考にします。
「外付けのサージ回路」と同様のものは見たことがあります。
タイマーは接点式の接点です。
後は自分で考えます。
聞いた私が悪かったと思います。
すいませんでした。
悪気は無いです。すいませんでした。
よしお 様
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お返事 |
いや・・・・オムロン製品なら、オムロンのほうで本当に詳しく説明ているのに、なんで私になんか聞くのだろう?という感じです。
「ソリッドタイマー」なんて一言で言われても、用語で「ソリッドステート」とは半導体回路という意味ですから、SSR(ソリッド・ステート・リレー)のようにリレー接点が半導体になっていて、当然のことながらそういう製品では半導体を保護する保護回路は入っている物と思います。
オムロン等では、タイマー部分が機械式の「ぜんまいタイマー」では無く電子回路で時間を計るタイプのタイマーも「ソリッドタイマー」と呼びますから、接点がリレーの場合もありますが、あくまでポンと「ソリッドタイマー」と言われれば、接点まで完全半導体化したタイマー装置を想像しますよ。
だいたい、いつも「質問する時には使用用途などょ詳しく書いてください」とお願いしているのに、そういう「ポンポン発言」では対象を絞り込めませんので、こちらが考えたどれか1つの回答か、それこそてきとうな返答しかできかねます。
最初の回答であなたが使うタイマーとリレーの組み合わせについては当たっている回答をしているのですが、それでも別の条件を出して来られるとその新しく提示された条件「オムロンは対策部品をつけろと言っている」に対しては「なんでオムロン製品でとか言い出すなら、オムロンの説明を読んでいないんだろう?」と考えてしまうのは当然ではないですか?
皆さんが悪気は無いのはわかりますが、本当に欲しい答えを引き出したいなら、質問する場合にも「何を」「何に」「どんな使い方」で使うのか、それで「何が聞きたい」のかの条件を全て提示されないと、ご希望の答えが出ずに質問した側もイライラするだけで終わります。
お返事 2011/10/26
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車・DC12Vのオーディオを車に載せる保護回路?
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オーディオの車載についてお尋ねします。
直流12Vで動くオーディオを車載、車の電源の接続して使いたいと考えているのですが、なんらかの保護回路が必要ではないかと思います。
高電圧からの機器の保護と、低電圧時の誤作動防止が必要かと考えますが、あっているでしょうか?
もし良ければ非カーオーディオである機器を車載する際の保護回路図を教えていただけるとありがたいです。
よろしくおねがいします。
日枝 様
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お返事 |
直流12Vで動くオーディオって具体的になんですか?
直流12Vってどんな電源ですか?
高電圧って、どのくらいの電圧でそのオーディオは壊れたり悪影響が出ますか?
低電圧って、どのくらいの電圧でそのオーディオは誤作動しますか?
いろいろと、謎な部分が多いので、正確な情報をお教え願い無いとお返事ができません。
お返事 2011/10/14
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投稿 |
説明不足で申し訳ありません。
具体的には、オークションなどで売っている一般用のTA2020搭載のパワーアンプ(単電源12V動作)を車に載せてカーオーディオのパワーアンプの代わりに使えないかなと思ったのです。このアンプの動作電圧は8.5〜14.6Vなので、そのまま使えそうではあるのですが、安全のために、動作電圧の範囲内に電圧をキープするような回路が必要なのかなと思ったりもします。
3端子レギュレータを使えば電圧が上がりすぎることに対応できると思いますが、車の12Vにレギュレータを使うと9Vくらいになってしまうので、少し足りないような気もします。また、電圧が作動電圧より下がったときの手当てにはなっていません。8.5Vより下がったときに動作を停止させるような回路が必要なのかなと思ったりします。
以上、こんな感じです。よろしくおねがいします。
(匿名希望) 様
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お返事 |
なるほど、TA2020のアンプですか。
で、TA2020のデータシートを見ると
ABSOLUTE MAXIMUM RATINGS |
SYMBOL |
PARAMETER |
Value |
UNITS |
VDD |
Supply Voltage |
16 |
V |
|
OPERATING CONDITIONS |
SYMBOL |
PARAMETER |
MIN. |
TYP. |
MAX. |
UNITS |
VDD |
Supply Voltage |
8.5 |
13.5 |
14.6 |
V |
|
このようになっており、これは12Vバッテリー車で使用する目的に設計されたICだと思いませんか?
特に、電源電圧のTyp.値が13.5Vなんて・・・ね。12Vでは無くて鉛バッテリーの標準電圧の13.5Vですよ!
※ と言うより「12V」で設計するならこの範囲くらいに対応させるのは一般的。
電源電圧範囲が8.5V〜14.5Vって、車で使用する12Vバッテリーの正常時の電圧範囲ですし、実際は10Vを切るとセルが回らなくなったりとまず車にバッテリーを積んでいる状態では8.5Vまで下がることはありませんよね?
高いほうもレギュレータで14.5Vに制限されているはずなので、通常はこれより高い電圧になることも無く、車という物に積んで使うならICの電源電圧範囲は超えないはずです。
たまにエンジンをふかすと14.8Vとか、もう少し高い電圧(それでも15Vくらい)になる車も有るようですが、それに対応して電源の絶対最大定格が16Vになっていますから、車の電装系が故障して、車自体も壊れるような事が無い限り、このICは電源電圧の問題で壊れることはありませんよね?
対静電気特性も最大200V(全ピン/回路)となっているので、静電気や少しのパルスノイズ等で壊れる事も無いでしょう。
どこのどのような製品かは存じませんが、アンプの電源部にじゅうぶんなコンデンサを積んでいれば、電源の多少のリップルやノイズもそこで吸収してくるれはずです。それなりのW数のアンプですから、そのへんはあまり手を抜いていないと思いますが、いかがでしょう。(中国製の安物でそういう所の品質を無視している商品ならアレですが・・・)
車のほうが、このICの動作電圧範囲を外れることは無いので、特に何か特別な保護回路が必要だとは思えないのですが、いかがでしょうか?
異常電圧より、車に積む事を前提に設計されていないアンプを車で使用すると、車の発するノイズがアンプに回り込んで、スピーカーからの音にジーとかキューンとか、車特有のノイズが乗らないかのほうが心配です。
まぁその場合は電源にノイズフィルターを入れるとか、他にもカーオーディオ系の話題の掲示板などで語られているノイズ対策を施したらいいと思います。
お返事 2011/10/14
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投稿 10/14 |
丁寧なアドバイスありがとうございます!
そうですよね。車の方にも一定の電圧をキープするような仕組みが組み込まれていますよね。
非カーオーディオを持ち込んだら壊れてしまうのでは、という不安がありましたが、確認が出来て安心しました。
TA2020ですが、せっかくなので勉強を兼ねて自作でアンプを組みたいとも考えています。車に載せられるということで、良い目標となりそうです。ノイズ対策には注意して、挑戦してみようと思います。
ありがとうございました!
(匿名希望) 様
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車・PWM調光されたルームランプでネオンを連動させると…
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FETリレーを製作して、ネオン管を点灯させようと考えています。
FETはPチャネルで、車のボディーECUでルームランプと連動させます。
しかし、疑問が一つ。ルームランプの調光におそらくPWMを使用していると思いますが、LEDならともかく、ネオン管の電源をPWMでスイッチングした場合、ネオン管は調光するのか?
ネオン管は、シガーライターで電源を取る安物です。
よろしくお願いします。
子猫 様
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お返事 |
DC12Vでネオン管を光らせるドライバー回路は、トランス式の昇圧回路が使われていると思います。
※ ネオン管以外にも、DC12Vで光らせる蛍光灯なども似たようなものです
で、それをPWM制御された電源で動かすとどうなるかというと・・・。
その昇圧回路の方式によって動くか動かないか・・・なので明確にはお答えできません。
単純にトランジスタの発振回路でトランスを駆動しているだけのような物であれば、電源をPWM調節するとある程度はその調節によって明るさが変化します。
発振回路の電源部にコンデンサが入っていて、それでPWM値が電圧値に変換されるためで、コンデンサが入っていない発振回路だと、全くデタラメな発振になるか、動作しなくなるか・・・。
でも、LEDや電球のようにPWMのパーセンテージ通りに明るさが変化するかといえばそうではなく、明るいうちはいいですが、暗いほうでは早い目に回路の動作ができなくなる状態になって消えてしまうか、ネオン管は光らないけれど発振回路だけ動作しているという電気のムダ状態になることが予想されます。
果たして子猫様のお使いのネオン管の駆動回路がどんなものなのか、私にはわかりません。
だからそれを繋いでみてどう動くのかは、私には知る由も無いのです。
それで・・・なぜ私に質問するのでしょう?
このご質問内容を見た時、「自分でFETスイッチを作って、自分の車に繋いだら目の前で動作する/しないがわかるのに…」というのが私の感想です。
「動くんだろうか?」と思ったら、まずは実験してみるのが電子回路の楽しみの1つなので、ぜひご自分で実験してみて結果をお楽しみください。
お返事 2011/10/13
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投稿 10/16 |
ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通りかと思います。
知り合いに、依頼されたもので自分では分からなかったので質問させていただいた次第です。私もネオン管の現物は見ていません。
とりあえず適当なFETでリレーを製作してみました。
もし、動作すればまたご報告したいと思います。
ご丁寧にありがとうございました。
子猫 様
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AC100V 検電リレー
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メロデイのなる検電器
一般家庭用AC電源100V HOT側検出回路
回路の動作電圧 DC6V 乾電池で動作させたい
リレーコイル電圧 DC6V
一般の検電器はLEDがチカチカ、ブザーがブウーと単純ですので リレーを動作させて、LED を4個点滅、メロデイーを鳴らすとか、色々と工夫出来ます。これまで何個か組み立てたのですが LED の点灯まではできましたが リレーを動作させるには 約50ma位の電流が必要です、どうしてのリレー動作させることができません
リレーの2次側については、何とか回路がくめます。
宜しくお願いします。
なかちゃん 様
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お返事 |
LEDを点灯させるだけの検電器は既にお作りという事で、リレーを動かすならそのLEDを点灯させる電流でトランジスタを駆動すればいいだけだとは思いますが、お作りになられた回路がどんな回路図なのかわかりませんので検電するところから一から設計することにします。
「検電器ってなに?」という方のために、まずは検電器の原理の理解から。
電気工事の際などに、コンセントや屋内配線のAC100Vに対して「電気が来ているか?」や「2本の配線の極性」を調べるために検電器という道具を使用します。
電気が来ているか?は、2本の線にテスターを当てて表示がAC100Vになればちゃんと配線されていて電気が来ているのは確認できます。
でも、2本の配線の極性って?
コンセントに来ているのは交流の100Vですから、プラスとかマイナスとかの極性はありませんよね?
でも実はコンセントには「ホット (HOT)」と「コールド (COLD)」という極性があるのです。
「熱い線」と「冷たい線」???
家庭用のAC100Vは電柱の上(最近は地面の下に置かれている事も)の柱上トランスというトランスで、変電所から配電される高圧(6600Vとか)配線から家庭用の低圧(とはいえ100V)に変換されて各家庭に送られます。
その際に、2本の配線のうち片側は電柱のところでアース線で大地にアースされています。
両方ともアースせずにおくと、なにかと不都合があるのでこうしています。
(それについてはここでは説明を割愛)
そして、アースされている側をコールド側、アースされていない側をホット側と呼びます。
人間などがホット側に触れると感電します。とても危険です。
なにしろ、高電圧なので電線の一本にだけ触れても感電してしまいます。
逆に、コールド側だけなら触っても感電しません。
感電しないとはいえ、何か他の経路でホット側との間に電流の流れ道が出来たら感電してしまいますから、AC100Vが来ている配線には絶対に触らないようにしましょう。
工事人が電気工事をするときにはこのホット側とコールド側を間違ってはいけないきまりになっています。
家の壁のコンセントをよく見てみましょう。
コンセントの差込口は2つの長方形の穴になっていますが、よく見ると片側のほうが長くて片側が短いのがわかります。
この短いほうがホット側、長いほうがコールド側と決められています。
延長タップなど、供給元のプラグをどちら向きに挿して使うかわからないような物だと、コンセントの差込口は穴の長さが同じで、どちらがどちらか明確には分けていないようなものもあります。
ふだんの家電製品を使う時には交流なのでどちらの向きにプラグを挿しても家電製品は動きますが、とってもオーディオに凝っていて、とても耳の良い人などはコンセントを挿す方向で電源ノイズの乗り方などが変わって音が違う!とたいへん気にしています。
話が少し横道に逸れましたが、このホット側とコールド側をカンタンに見分けることが出来る調査器具が検電器です。
中身はとてもカンタンなものから、最近は電子回路内蔵のかなり精密なものまで色々とありますが、いずれにせよ動作原理は「ホット側に触ると感電する」という理屈を使用しています(笑)
昔からある、最もカンタンな検電器『ネオン管式検電器』です。
検電器の中には約70V程度以上で光る「ネオン管」と「電流制限用の抵抗」が入っています。
工具としても使える、マイナスドライバーの形をしているものが多いです。透明なプラスチックの柄の中にネオン管と抵抗か入っています。
そして先に付いている検電端子(ドライバー型ならマイナスドライバー棒)をコンセントの片側に挿し、たいていは後ろ側に付いている金属部分に人間が触れます。
すると・・・ホット側ならこの図のようにトランスを出た電流が検電器→人体→アースと流れて、ネオン管には約70V以上がかかって光ります。
人間は感電しているのですが、流れる電流があまりに微弱すぎるためほとんど人体には影響はありません。
もしコールド側に挿したら、アース〜アース間なので電流は流れません。
(とはいえ完全に0では無く、ほんの少し流れます。ネオン管は光らない程度に)
さてそれでは、検電器の動作やしくみがわかれば、これを電子回路に置き換えると目的の検電リレーは完成します。
▼クリックすると拡大表示
こんな感じになりました。
検電端子からC2までの回路でコンデンサ降圧型の整流回路を作っています。
検電端子〜人体間に電流が流れたとき、C2の両端には約2V強程度の電圧が発生します。
これがFETの動作電圧(2SK2961は0.6〜2.0V)を満たすのでFETがONします。
ツェナーダイオードZD1はFETの保護用で、もし万が一人体アース側を直接AC100Vのコールド側と接触させるなど、本回路に直接AC100Vが接続された場合にFETのG-S電圧が10Vを超えないように保護します。
2SK2961には保護用ツェナー(±20V)が内蔵されていますが、もし他のFETを使用される場合に内蔵されていないタイプだと危ないので念のため。
先に書きましたように、コールド側に挿しても少し電流が流れ、この整流回路にもある程度の電圧が発生してしまいます。
あまり感度を良くしすぎると、コールド側でもリレーがONしてしまうので、この程度の感度設定がちょうど良いのです。
ホット側に検電端子を差し込めば(人体アースもちゃんと触っていれば)、瞬時にリレーがカチッと働き、動作確認用のLED1もパッと点灯します。
コールド側に挿してもリレーは働きません。
状況により、LED1は薄ぼんやりと光るかもしれません。(微弱電流に反応しているため)
動作テストではうまくいっていますが、もしコールド側に挿してもいつもリレーが動作してしまうような場合、C1の容量を小さくするなど、多少の調節は必要かもしれません。
整流回路にじゅうぶんな電流が流れない限り、FETはONにはならないのでリレーにもLEDにも電池からは電流が流れないので、特に電源スイッチは不要とは思いますが、安心のために電源スイッチはつけておいて、使わない時には電源を切っておきましょう。
お返事 2011/10/5
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投稿 10/6 |
どうも有難うございました、早速部品を揃えて組み立ててみます
FETの動作を勉強します。
なかちゃん 様
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孵卵器の自動温度調節器
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初めまして。困った時に拝読申し上げております。
実は息子が最近、烏骨鳥(うこっけい)を飼いはじめました。
問題は親鳥が卵を抱かず(受精卵であることは確認済み)、孵化器(孵卵器)を入手する必要に迫られたことです。
市販のものは安くても1万以上。自作しようと部品調査したところ、決定的な問題に当たり、ご相談の次第に至りました。
1. 20℃〜40℃の範囲を調節したい(孵化温度は37.6℃±2℃)
2. 熱源は白熱電球(ひよこ電球)
*具体的には、1.の温度範囲で作動する出力付きの温度センサがあればいいと思いました。
これを当方で所有するPLCに繋ぎ、電球の点灯消灯動作をしたいと考えております。
OMRONなどで販売されている温度制御器は安くても5000円以上するため、なかなか手がでません。
**一般的には、条件1.2.を満足する回路があれば一番いいのですが・・・ (これを使用する容器の熱容量などの問題はありますが)
いい解決策をご教授下さるようお願いいたします。
ひよちゃん 様
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お返事 |
その用途であれば、以前回路図を提示した『温度でAC100VをON/OFFする「電子サーモスタット」』でよろしいのではないでしょうか?
0〜100℃の間で温度設定ができますし、ヒステリシスを持たせているのでリレー(電球)かバチバチと発振・点滅することもありません。
オムロンの温度調節器などは高くて購入に踏み切れない、という時にはやはり格安中華機器です。
たとえばこれ「Digital Temperature Controller $17.80」は一般的な温度調節器の機能は十分に果たして、今の為替レートでなんと1400円程度(送料無料)です。
今年の夏前に購入し、天井収納庫の換気扇の自動運転に使用していますが、特に不具合も無くomron等の5000〜1万円以上する機器と同様な使い勝手です。
まぁ説明書が不親切な英語説明書だけですから、ある程度はこういう制御機器に慣れた方向けだとは思います。omronの温度制御器を買って使ってみようか?と考えている方なら大丈夫だとは思いますが。
設定により、擬似リニア動作で設定温度付近ではゆっくりしたパルス状に出力を微調整してくれる機能も内蔵しているようで(うちでは使わないのでOFFにした)、機能面では国産品とたいして違いは無いと思います。
ガワのプラスチックが安物っぽいとか、付属しているネジがとても精度が悪いとか・・・そういう中華テイストはあります。
※ 型番で検索すると日本の某メーカー品のようですが、既に生産終了しているようで、中国で生産されたコピー商品のようです。箱にも本体にも日本のメーカー名は入っていませんでした。
少し小さな4.7cmパネルタイプの「Digital Temperature Controller $20.30」も売られています。
お返事 2011/10/3
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投稿 |
m(_ _)m 有難うございました。早速発注しました。\1,420.-と値段も素晴らしい!!。
Netで拝見すると鶏を飼われている方々は、孵化時の温度調節方法に苦労し、トカゲ・金魚の水槽用や温冷蔵庫、電気アンカなどを流用し自作されているいるようです。
問題は、器具の温度検出範囲とON/OFF出力タイミングのずれにより、狙いの温度幅内をはずれてしまう場合がままあることです。
結果として良し悪しが、60%〜90%という孵卵率という数値に表われます。
入れ物の容積と熱発生量、断熱効率等ある程度の条件を探りPLCを使用し試作しようと思います。
結果はまたご連絡致します。 有難うございました。
ひよちゃん 様
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お返事 |
相手が生き物だけに、色々と難しいところがあるのですね。
色々と工夫をして、うまくゆくといいですね。
お返事 2011/10/6
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ラジコンの抵抗が焦げました、同じ物と交換していいですか?
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市販の大型カーラジコン(ハマー(中国製))を中古ショップで購入。遊んでいるうちに焦げ臭い匂いがして、しばらくしたら動作しなくなりました。カバーをはずし内部を確認した結果、基盤とモーターとの中間にある赤線(プラス側)の抵抗が焦げていました。原因は不明ですが、交換しようと思っています。黒線(マイナス側)と同じ抵抗で支障ないでしょうか。
アドバイスをお願いします。
ナオキ 様
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お返事 |
すみません・・・・まったくわかりません。
モーター配線のプラス側(赤)とかマイナス側(黒)とかに「抵抗」が入っているものなんて見たことも聞いたこともありません。
普通はそんなところ(しかも両側!)に抵抗なんか入れませんよねぇ。スピードコントロールをする制御基板の回路にそういう機能や部品は乗せてしまうでしょ?
で、もしもそういう所に抵抗が入っているのが正常な商品で、それが焦げたという事は抵抗には問題が無く、制御基板かモーターに問題が発生しているので、抵抗だけ交換してもまた焦げるだけです。
「市販の」という事は(中国製でも日本で販売している)メーカーは分かっているのでしょうから、メーカーに修理を依頼するのが早いと思うのですが・・・。
モーターを新品(正規品)に交換、抵抗も同じ値の物に交換・・・・してみてまた焦げるようなら制御基板上の問題ですね。
たいていは、モーターが劣化して異常に電流を消費しているのだと思いますが、さすがに現物が目の前に無いと何も断言はできません。
お返事 2011/9/27
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投稿 10/2 |
回答ありがとうございます。質問の内容が抽象的ですみません。とりあえずは黒線(マイナス側)と同じ抵抗に取替えて動作しましたので、様子を見たいと思います。
ナオキ 様
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微弱シリアル無線通信モジュールに38KHzの赤外線リモコン信号を通してリモコンしたい
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こんにちは、前回「明るい場所でも動作する遮光センサー」並びに「無線機で遠隔リモコン、トーン発信機/トーン検出装置」などで大変お世話に成りました、各器械は順調に作動しており諸々の被害が軽減され大変感謝しています、ありがとうございました。
さてこのたびまた教えていただきたく投稿致しました、お忙しい所素人の考えですがお答えいただければありがたく思います。
車庫の電動ドアオープナーのリモコンスイッチ(米国製微弱電波)が壊れてしまい外付けプッシュスイッチで開け閉めしております。
そこで手持ちの物で何とかリモコンが出来ないものかと部品箱探したところ、微弱無線モジュールシリアル通信タイプの送受信セットが出てきました。
今回HPの中の「無線機の回路を教えてください」の質問&回答の中で、無線通信モジュールのうち、「接点伝送」タイプを選べばいいだけです。(コンピュータ等のデータを無線で飛ばすシリアル通信タイプはダメ)と有りましたが素人の質問です、私の所有しているシリアル通信タイプの送信側に38KHzのパルスを入れて送信し、受信側でこれをトランジスタで増幅し赤外線LEDを発光させ、
赤外線リモコン受光モジュールを使ってリレー等をスイッチングする回路と言うのは根本的に間違った考えでしょうか?、笑われるかもしれませんが?。市販の無線スイッチを購入すれば済む事なのですがよろしくお願いします。
ごましお 様
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お返事 |
まぁ、基本的に間違っているので、そういう風には作ろうとされないほうが良いと思います。
それと、この文章をお読みになられる前に、お手元の通信モジュールの仕様書をよく読みなおして、どういうタイプの通信対応なのか、ビットレートの範囲はどの数字が書かれているかをよくお確かめください。
基本的には、『「微弱無線・シリアル通信モジュール」に38KHzなんて高いビットレートの信号が通りますか?』という問題です。
安くて単純な構造のシリアル通信モジュールだと、簡単な回路で直接変調で電波をいじってデータ通信しますが、そういうモジュールだとたいていは1200bps〜2400bps程度のビットレートが限界ではありませんか?
そこそこ使える物でも安物である限りは4800bps程度までしか通らないはずです。
そこに38KHzの発振波形、つまりビットレートでは76000bpsもの超高速データ!を通そうなんて、とてもできるものとは思えません。
もしかなり高価な無線モジュールで、中にUSARTが入っていてマイクロコントローラーでデータ変換・変調・復調などを行う高度な通信システムを採用したモジュールだと、通信速度は9600bps程度の高速のものもありますが、そういうタイプだと今度は通信するシリアルデータは単なる0/1の電圧変化ではなく、無手順N81とかほか諸々の「シリアル通信プロトコル」に則った「デジタルデータ通信」でなければならず、単なるデジタル発振信号なんか相手にしてくれませんよ。
もちろんこういう高速・データ通信タイプでも76000bpsもの超高速データ!なんか全く論外のスピードです。
というわけで、その考えはあきらめてください。
ごく普通の考え方で「無線通信モジュールでガレージの扉を動かす」となると、「PICマイコン等で独自のIDを持ったシリアルデータを作る」「それを無線通信で送る」「受けた側はIDが一致した信号を受信した時だけリレーか何かをONにするようマイコンプログラムで受信処理をする」という手順を踏みます。
※ 普通のガレージの場合は「開ける」「閉める」の操作の識別も必要ですし
何か電波ノイズか電源からのノイズで(38KHzが来たと)誤作動して、留守のうちに勝手にガレージが開いているのは嫌でしょ?
お返事 2011/9/26
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投稿 9/27 |
素人の戯言に丁寧にご回答いただきありがとうございました。
知らないと言うことは恐ろしい事です、もっと勉強をしたいと思います。リモコンは市販の物を取り付けます、今回もほんとにありがとうございました。
ごましお 様
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車・キーレス2回プッシュでONになる不思議なリモコン
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初めまして、車関係の投稿はご遠慮下さいとありましたが敢えてお願い申し上げます。
車を買い替えてトランクオープナーが手動であることが不満でソレノイドで電磁的に引っ張りオープンさせようとソレノイドの調達は済んでおります。キーレスで操作したいと考えております。
しかしキーレスのボタンがドアロック・ドアアンロックの2ボタンしかなく何とか実現したくアンロック信号が1〜2秒以内に2回ONになったらソレノイドに数十秒だけ給電する回路を模索しています。過去歴拝見し、ワンショットなのかJK-FFなのかタイマー555なのか考えがまとまりません。
ご多忙のところ大変恐縮ですがご教示戴ければ幸甚に存じます。
尚、ソレノイドは12V1Aで動作いたします。
また蛇足ながら必ずご返事及び回路ご教示戴けたら制作の進捗ご報告をお約束いたしますm(_ _)m
Poota 様
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お返事 |
ご丁寧にありがとうございます。
さて・・・その回路はいわゆる「拍手(かしわで)スイッチ」という物で、神社や神棚などで「パン・・パン」と2回手を打った音(拍手)に反応して電気(電子)ロウソクが点灯したり、おみくじロボットが現れるような仕掛けに使われる回路が昔からあります。
まぁ神棚で無くても室内で2回手を打つと照明が点灯するとか、そういう「不思議なスイッチ」として電子工作の世界ではポピュラーな部類のものです。
とはいえ、最近はほとんど見かけませんけど(^^;
# あ、シリコンハウス共立の1Fで昔から売ってる「音に反応するLEDロウソク」がこのタイプの拍手スイッチで、手を2回叩くと点灯/消灯します。
もっと高度なものになると「2回手を打てば点灯」「3回手を打てば消灯」など、音の回数で機能を切り替えるようなものまでありました。
今ではPICマイコンなどのプログラムで作ってしまうのが部品数も少なくて楽チン(死語)なのですが、ここで一応ロジックICを使った回路を提示します。
今回のご希望を叶えるためには
(1) 一回目の入力信号から1〜2秒(任意)の間を有効とする「許可タイマー」
(2) 二回目の信号が「許可時間内に来たか?」を判定する「判定回路」
(3) 有効期間に二回目入力があった時に任意の時間出力をONにする「出力タイマー」
の3つの機能が必要です。
そしてそれぞれのタイマー・出力などの信号の相関は右図のようになり、一回目の信号(の立下り)で許可タイマーが起動して、許可タイマー時間中に二回目の信号があれば(立ち上がれば)出力タイマーを起動する手順です。
許可時間中に二回目の入力が無ければ、そのまま許可タイマーが切れておしまいです。
また一回目の入力が来るまで待ち続けます。
この図から「タイマーは2個」「条件判定はANDゲートを1個」必要だとわかりますから、そういう部品を使って回路を組めば良いわけです。
▼クリックすると拡大表示
● 入力カプラー回路
お使いになられているキーレス受信機からの出力がプラスコントロールなのかマイナスコントロールなのかわかりませんので、どちらでも動作するようフォトカプラ(TLP521-1)でDC 12Vの信号を受けます。
本回路は5V系ですから、ここでレベル変化も行います。
また、12V系の入力に多少のノイズが乗っていても誤作動しないよう、ノイズフィルター機能も持たせてあります。
ノイズ除去などを行って綺麗なデジタル信号にするためにシュミット入力のNANDゲートIC 74HC132を通します。
シュミットゲートICは他にもありますが、後で判定回路でAND機能が必要ですから、ここでNANDゲートICの74HC132を使っておけばどちらの機能にも合致するのでこのICを選びます。
入力信号があれば、確認用のLED1「入力反応」が点灯しますので確認が容易です。
● 許可時間タイマー回路
入力信号が入ると、次に二回目の信号を許可する時間を決めるための「許可時間タイマー」を任意の時間ONにします。
ここではおなじみのワンショットタイマーIC 74HC221を使用します。
74HC221はリトリガブルでは無いので、タイマー期間中に何度も入力信号があっても、タイマー延長はされません。(でないと困る)
タイマー時間はVR1で約0〜10秒の間で調節できます。
二回目の入力信号を認識できる間は、確認用のLED2「許可」が点灯します。
この期間に二回目の信号が入れば出力をONにすればいいわけです。
で、ここでTips。
「許可時間タイマー」は一回目の入力信号の立下りエッジで起動するように設計しています。
こうしておくと一回目の入力信号がONのうちにはまだ許可とはせず、入力信号がOFFになってからが許可期間になるので一回目の入力信号を後の判定回路が誤って二回目の入力信号と勘違いすることがありません。
一回目も二回目も同じDC 12Vの入力が入るだけですが、確実に一回目と二回目を区別できるようなしくみをタイマーの時間をどこの期間にするかで判定するようにしています。
ここでちょっとだけ頭をひねっておくだけで、後の判定回路がグッと簡単な回路で済むわけです(^^;
● ON判定(二回目判定)回路
さて、許可タイマー回路で「一回目の入力信号が終わってからの一定期間」という条件をつけてあるので、二回目の判定は単純に「判定タイマー時間中に」「入力信号(つまり二回目)が来た」の両方が成立するかどうかを判別するだけですみます。
というわけで判定回路はANDゲート一個だけで済み、入力整形用に使った74HC132の中のNANDゲートを一個使用するだけです。
条件が成立すると出力がLになりますから、その信号で出力用のタイマーを起動してやればいいのです。
● 出力タイマー回路
ワンショットタイマーIC 74HC221の中の残りのタイマー1回路を使用します。
タイマー時間はVR2で約0〜20秒の間で調節できます。
タイマーON中は確認用のLED3「出力」が点灯します。
● ソレノイド・ドライバ回路
電磁ソレノイドはMOSパワーFET 2SK2232で駆動します。
今回使用されるソレノイドは12V 1Aという事で、特にFETに放熱板などをつけなくても大丈夫です。
2SK2232のソースは回路図ではすぐGNDに落としていますが、実際にはDC 12V電源のアース側に最も近いところに配線してください。IC回路のGNDとは別配線にするのが望ましいです。
変に電子回路中を引き回したGND配線の末尾などに接続するとソレノイドのON/OFF時のノイズで回路が誤作動する原因になります。
R10 1MもIC回路中のGNDではなく、FETのG-S間の間近にハンダづけしてください。
● パワーオン・リセット回路
使用目的から、この回路はバッテリーから常時DC 12Vが供給されて電源が切れることは無いとは思いますが、一応パワーオン時にタイマーが誤作動しないようリセット回路をつけています。
もしかしたら、Acc電源に接続しておいて「キーON中にのみ、リモコン2回Pushでトランクを開けたい」などの使用方法なら、キーONした時に誤ってトランクから開いてしまうことを防止します。
ただ、回路の構成上、電源を入れてリセットした時には「許可タイマー」は最初に一回だけ規定時間動作します。この期間にリモコンを押さなければ大丈夫です。
● 5V電源回路
車のDC 12Vはノイズなどが多いので、入力が無いのにタイマーが誤作動して走行中に勝手にトランクが開いたりしないよう、回路は三端子レギュレータで安定したDC 5Vを供給して動作させます。
各ICの電源につけるパスコン(0.1μF)のハンダづけなどには十分にご注意ください。
尚、ノイズなどによる誤作動はほぼ無いとはいえ、100%完全に無いとは言い切れません。
回路・基板を組み立てられるのはあなた様ですので、工作上・配線上の問題で誤作動を引き起こす可能性も捨て切れません。
もし走行中に誤作動してトランクが勝手に開いて荷物が落ち、それが重大な事故につながった場合や、駐車中に勝手に開いていて盗難被害などに遭われた場合でも、あくまで「車を改造した自己責任」である事はじゅうぶんに認識された上で改造してください。
十分におわかりだとは思いますが、念のため。
お返事 2011/9/24
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投稿 9/26 |
ご多忙の処、稚拙な個人の要求にご快諾戴き、ご教示下さり誠にありがとうございます。ご丁寧な解説を元に回路図を拝読し明日、部品調達に参ります。制作の結果など休み不定期なので時間が掛かるかもしれませんが必ずご返事申し上げます。衷心より感謝申し上げます。取り急ぎお礼までm(__)m
Poota 様
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簡単な発信機の回路を教えてください
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簡単な発信機の回路を教えてください。
発信機のある位置から、半径100mの範囲にいると、LEDが光るもの。
もしくは、ラジオを特定の周波数に合わせると、ラジオを「ピコーン×2」と鳴らせるもの。
カルパス 様
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お返事 |
もう次の質問ですか?
「無線機の回路を教えてください」はもう組み立てて完成したのですね。
作業が早いですねー(^^;
では、今回のご質問への回答です。
「無線機の回路を教えてください」の回路で、アンテナをちゃんと315MHz対応品にしていれば、多少は周囲の条件にもよりますが見通し距離なら50〜100m近くまで電波が届きます。
という事は、「無線機の回路を教えてください」の回路でその100m以内にいればLEDが光るという目的は達成できるはずです。
既に作っていると思いますので、お手元の回路でお使いください。
お返事 2011/9/21
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無線機の回路を教えてください
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無線機の回路を教えてください。百円ショップの「フリートーク」の回路か、もっと簡単な回路があったら教えてください。ちなみに、アルミホイルを丸めて作る、ラジコンのリモコンのような残念なものではないものを期待します!
カルパス 様
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お返事 |
はてさて、てどんな「無線機」がいいのやら。
百円ショップの「フリートーク」の回路でいいのであれば、もう100円では売られていないでしょうが、バラエティショップなどで似た商品が1000円前後で売られているのをたまに見かけますから、そういう物を探してみてはいかがでしょうか?
回路部品、ケース、電池ボックス、スピーカーなどが一式そろって1000円前後なら自作するより買ったほうがずっと安上がりです。
アルミホイルを丸めて何を作るのかよく知らないので残念ですが、もっと残念なのは私はFM受信用のICなどを持ち合わせていないので、そういう回路を提示することができません。
送信部・受信部の回路を提示するとして、当然ほかの回路図と同様に一旦作って安定度などをテストします。
それを作るための心臓部の部品を持ち合わせていませんから、たいへん残念ですがこちらからは回路図を提示できません。
他の無線関係のHPを探されてはいかがでしょうか。
「フリートーク」程度の物でいいのなら、トランジスタ1〜2石の「自作FMワイヤレスマイク」と「FMラジオ(完成品)」でもいいくらいですよね。
「自作FMワイヤレスマイク」の製作記事もネットで調べたらいくらでも出てきますし、キットも売られています。
お返事 2011/9/18
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投稿 |
どんな無線機がいいのかというと、簡単なラジコンのようなものを作れる程度の無線機がいいんです。「離れたところから、LEDを光らせる」とかその程度の無線機を作りたいのです。
カルパス 様
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お返事 |
それは・・・・無線機ですか?
「フリートークのような無線機」をご希望だったので「音声を飛ばす無線機」を指しているはずですが、最初から間違っていませんか?
そういうのは、無線リモコンと言わないでしょうか?
まぁ、「LEDをつけるだけ」みたいな使い方なら、無線モジュールを使えば簡単にできますね。
「もっと簡単な回路」をご希望のようですが、これ以上は簡単な回路は無いでしょう。
「LEDをつけるだけ」程度の回路、「無線で飛ばす」(開けた所で最大数十メートル程度)を実現するなら免許の要らない微弱電波を使用した無線通信モジュールのうち、「接点伝送」タイプを選べばいいだけです。
(コンピュータ等のデータを無線で飛ばすシリアル通信タイプはダメ)
送信ユニットにNVT100、受信ユニットにNVR100を使えば、基本的には電池を繋ぐだけで動作します。
接点も4接点まで接続できますから、LEDをつけるなら最大4個までつなぐことができます。
NVT100・NVR100でなくても、微弱電波使用の無線通信モジュールは各社から出ていますから、お好みのものを使われても結構です。それぞれデータシートを見て端子や使い方を調べてください。
本当に、もうこれ以上は簡単にはできないという位に簡単な回路なので、作っても動作しないという事も無いでしょう。
お返事 2011/9/19
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投稿 9/20 |
そうですね、無線リモコンですね。
簡潔な回答ありがとうございます。また質問させてもらいます。
カルパス 様
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追加 注意 |
無線モジュールNVT100・NVR100は既に生産終了品(会社自体存在しない)のため現在は入手できません。
代替として最近のロボット・マイコン・計測用無線通信技術などでよく使われる超小型ZigBee無線モジュール TWE-Lite(トワイライト)などはいかがでしょうか?
条件にもよりますが最大1Km!?も電波が飛びますし、上級者なら無線モジュール自体にプログラムを書き込むことで周辺にマイコン基板などを接続せずに単独で様々な用途に展開することも可能です。
電子工作用途であれば、DIPサイズ基板に必要なものが実装されていてカンタンに扱えるTWE-Lite DIPはごく普通の電子部品感覚で使えて便利です。
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抵抗計を電圧計・電流計にする?
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始めまして、宜しくお願い致します。おもちゃ修理のボランティアをしていますが、手元にありますsanwaの抵抗計「SRL-5C」のメーター部を利用して、1.5V〜12V(500mA〜1A)の定電圧電源を作りたいと思っています。抵抗計Boxは外寸(135×190×65)で、三端子(電圧可変)の定電圧電源部を内臓させ、出力電圧・電流を切り替えて表示させたく思っています。メーター部をどう扱ったら良いか解りません、回路図なども含めて教えて下さい、宜しくお願い致します。
たかし 様
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お返事 |
えーと、文章からは読み取れないので質問なのですが、それは
(1) 抵抗計は分解せずに、そのまま抵抗計から出ているテスト線を電源回路につなぐための方法を知りたい
(2) 抵抗計は分解して、中に入っているメーターだけを利用したい
のうち、いずれがご希望なのでしょうか?
「メーター部」というのが、その「SRL-5C」という物が「測定部」(電池や電子回路入り)と「メーター部」が別の箱に入っていて、線で繋がっているという解釈でいいのでしょうか? (遠く離れたところで数値を見れるようなもの?)
なにしろ、sanwaの製品でもかなり古いものか、ネットで調べても製品情報が出てきませんので、こちらではどのような抵抗計なのか全くわかりません。中身は普通の抵抗計なのでしょうけど・・・
お返事 2011/9/16
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投稿 |
早速の回答ありがとうございます。説明不足で申し訳有りません、抵抗計の中の現回路は取り外し其のBOX内に低電圧回路を組み込み、BOXの半分を占めるメーターを表示部としたく思っています。従って質問の「2」に近いと考えます。ご指摘のように「SRL-5C」の情報はつかめませんが携帯型でS50年代と思われます、レンジは×0.1・×1・×10の切り替え、メーターは0〜100(+∞)の対数目盛(メータ本体裏に533A又は4のシール貼り)で8本足のIC(FUA 741HMG 7624)が組み込まれた基板と9V/1.5Vの電池BOXゼロ点調整VR(0or∞)から成っています。外観は古い弁当箱様です、ご指示が頂ければ調べますので宜しくお願い致します。
たかし 様
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お返事 |
メーターだけ使って、後はケースを流用する程度という事ですね。
電圧計を作るにしても、電流計を作るにしても、そのメーターがどのような仕様のメーターなのかがわからなければ具体的な数値などは提示も何もできません。
お調べ頂かなければならないのは、そのメーターが「何μAフルスケールの電流計なのか?」「コイル抵抗は何Ωなのか?」の2点です。
※ メーター単体では「電流計」として性能を表します
メーターの裏にでも書いてあればいいのですか、あまり書いてはいないと思います。
これらをご自分でお調べいただけますか?
それとも、計測する方法をお教えしないといけないでしょうか?
お返事 2011/9/19
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投稿 |
お手数お掛けします。
「計測する方法をお教えしないといけないでしょうか?」のとおりです、教えて下さい。
オームの法則はずい分昔習った記憶がありますが、具体的な回路設計・測定などの経験はありません。
それでもと思い分流回路を作りアナログテスターで計測しましたが実測による数値と計算結果に開きがありスッキリ納得できません。
後、平衡ブリッジによる方法などがあるようですが不勉強です、
下手をして折角の抵抗計メータを壊さないうちにと考えていますのでご教授頂きますよう宜しくお願い致します。
たかし 様
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お返事 |
ブリッジ回路などを作らなくても、ごく普通に抵抗器などを繋ぐだけでいいです。
メーターのコイル抵抗は、単純にテスターでコイルの抵抗値を計るだけです。
フルスケール値が小さいほどコイル抵抗は大きく数百Ω程度、フルスケール値が大きくなると数Ω以下ということもあります。
アナログテスターをお持ちのようですので、右図のように抵抗器と可変抵抗を繋いでメーターがフルに振れる電流を測ってください。
最初はVR = 10KΩ・R = 1KΩの組み合わせで、VRのツマミを左いっぱいから徐々に右に回して、メーターの針がフルスケールになる時点でのテスターの電流値を読み取ります。
もしVR = 10KΩ・R = 1KΩでメーターがフルに振らない場合、VR = 1KΩ・R = 100Ωにして同じく測定してください。
これでメーターの抵抗値とフルスケール電流がわかります。
今回はここまで、数値が分かったら次に進みます。
お返事 2011/9/21
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投稿 |
ありがとうございます。
抵抗計を分解し出てきた回路部品に丁度10KΩのVRと1KΩを使い提示の回路にて計測しますが一瞬で振り切れ、R=25KΩにてようやくVRにて振り切れ調整が出来40〜45μAを得ました。この時のVR値が8.3KΩでしたのでメーターの内部抵抗を無視した計算結果=45μAとなりましたので45μAとします(図の数値に比べ小さ過ぎるような気がしますが?)。次にメーターのコイルの抵抗は針が振り切れているのを無視して800Ωを確認しました。
ちなみに、上記回路でのメーターでの電圧降下は30mVでしたので計算上は667Ωとなりますが?。スケール値が小さい事の証しでしょうか?、どこかに間違いがあれば教えて下さるようお願いします。
たかし 様
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お返事 |
だいたい45μA、800Ωのメーターという事で。
45μA程度の電流を測るならそれなりに誤差が含まれていると考えて、以後の抵抗値の計算でもその誤差の影響程度の差は生まれるとしてお読みください。
● 電圧計のつくりかた
電圧計はメーター(電流計)に直列に抵抗を入れて電流制限して、「計りたい電圧の時にメーターのフルスケール電流が流れる」ようにします。
測定電圧Eからフルスケール時のメーター両端電圧Emを引いたErが、フルスケール電流時に電流制限抵抗Rsの両端に発生する抵抗値を計算すれば、用意するRsを決められます。
これらを式にすると
式(1)〜式(3)のようになり、Rsを求めるために式を整理して
式(5)が各数値を代入してRsを求める式となります。
ここに今回のメーターの定数を代入すると
Rsは 265.867KΩ と求められました。
265.867KΩの抵抗というのはそのままでは売っていませんし、最初にメーターの定数を計った時の誤差がある程度含まれているとして、この抵抗値前後になるように固定抵抗と半固定抵抗を直列に組み合わせてある程度の幅をもって調節できるようにします。
後で、実際の回路で本当に流れている電流と同じ表示になるように調節してください。
● 電流計のつくりかた
電流計は、メーター(電流計)と並列に分流用抵抗をつけて、「計りたい電流の時にメーター側にはフルスケール電流が流れる」ようにします。
測定電流からフルスケール電流を引いた残りの電流が分流抵抗Rpに流れるようなRpの抵抗値を求めれば良いのです。
これらを式にすると
式(1)〜式(3)のようになり、Rpを求めるために式を整理して
式(5)が各数値を代入してRpを求める式となります。
ここに今回のメーターの定数を代入すると
Rpは 0.036Ω と求められました。
ちなみに、電流計は負荷と直列に入れるので抵抗値・電流によっては流れる電流に応じてそれなりに発熱します。
このメーターで最大1Aの電流計を作る際のRpでは最大損失は0.036Wとなるので、とても少ない(抵抗値が小さいから)ので大電力用のワット数の大きな抵抗でなくても大丈夫となります。
しかし・・・やはり0.036Ωの抵抗なんておいそれとは売っていませんし、最初のメーターの計測誤差を考えてここに半固定抵抗を入れようにもこんな小さな抵抗値の半固定抵抗は売っていません。
0.036Ωに似たところで0.1Ωの抵抗を2本並列にして0.05Ωで使用します。
0.1Ωの抵抗を3本並列にして0.033Ωではだめで、0.05Ωにする事でRpの本来の両端電圧より高い値を得ることで、そのままだと並列接続するメーターには本来より多い電流が流れるようにして、右図のようにメーターと直列に接続する電流制限抵抗(半固定抵抗)でメーターの振りを調節できるようにします。
Rpの値をただやみくもに大きくすると、先ほど書きました直列抵抗による損失が増えて発熱が増える、また抵抗部分での電圧降下も増えて大電流時に出力電圧が下がるなどの弊害が出ます。よく注意しましょう。
今回の各数値は、提示されたメーターの測定結果を元に数字をあてはめていますが、実際には誤差が大きくてこのままの数値ではうまく測定範囲に収まらない可能性も残されています。
実際に組み立てられた際には、メーターが振り切ったり、少ししか振れない場合も考えられますので、その場合は適宜抵抗値を変更するなどしてください。
● 電源回路にとりつける
普通は電圧計・電流計はそれぞれ単独のメーターをとりつけるので全く複雑にはならないのですが、今回は一個のメーターで併用するというご希望ですから、電圧計・電流計の各回路を組み込んでメーターだけスイッチで切り替えるような配線になります。
まぁ、元が抵抗計だったのでテスターみたいにスイッチの切り替えで電圧計にも電流計にもできたら・・・とお考えのようですが、電圧可変の電源装置でこういう風にスイッチ切り替えにすると、「電流を表示しているつもりで実は電圧側になっていて、まだまだイケる!と思ってダイヤルを回して上げていったら・・・」なんて事故の元なので、私としてはあまりお勧めいたしません。
じゅうぶんにご注意の上でご利用ください。
お返事 2011/9/28
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投稿 9/29 |
ありがとうございます、?マークがスイッチOFFマークに変わって回答が修了の意味ですね!。わずかのやり取りで投稿者のレベルや内容を理解して頂き分りやすい解説「0.033Ωではだめで0.05Ωにする事で・・」はなるほどと感心しきりで大変感謝しています、丁度LM317を利用した定電圧電源を組み終えたところでしたので次に進めます。注意事項やヒントを参考にし時間をかけ完成させます、お手数おかけしました次回も宜しくお願い致します。
たかし 様
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投稿 |
しばらくの間失礼致しました。ご教授頂いて後、Box内のスペースの狭さから、電源部の電流(1Aから300mAへ)などの変更を行い、又指摘の誤操作を防ぐ為SWを3連とし@スタンバイで電圧設定A電圧ONB電流チェックの順としました。
電源部の放熱やメーターパネルに電圧/電流スケール描きなどを終え「おもちゃの病院」開院の都度、実用試験を行っています。
Rp・VRa・VRs以外はほぼ手持ち部品が流用出来喜んでいます、又
製作過程での変更・検討など計算や実測などから多くの事を学ばせて頂き大変楽しい時間でした。この「迷い箱」に来た事を感謝しています、ありがとうございました。
たかし 様
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お返事 |
スイッチのところで工夫をされて、使いやすいものを作られたようですね。
おもちゃの病院がんばってください。
お返事 2011/11/19
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パソコンにぼりゅーむあっぷ!でLEDをつける(増やす)?
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こんにちは、はじめまして。貴殿website楽しく拝見させていただいております。暑い中、お体に気をつけてお過ごしください。
さて、今LED満載の光物パソコンを作っています(ピラミッド型)。
上部の所が寂しいので、マザーボードのアクセスLED端子を分岐させてLEDをたくさん付けたいのですが、2〜3個LEDをつなぐと暗くなってしまいます。(当然いえばとうぜんでしょうけど)。
そこで、100円ショップにある丸七株式会社のボリュームアンプのイヤホン入力をMBのLED端子のつなぎ、アンプはパソコンの6Vまたは12V電源で駆動させて、スピーカー端子にLEDをたくさんつないで光らせようと思うのですが(直列と並列を混合で)、回路的にいかがでしょうか。
LEDは昔買った緑色のものです。
貴websiteにあった仕様から見ると不可能でもなさそうですがどんなものでしょうか。よろしくお願いします。
小林睦 様
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お返事 |
まぁ、電流制限されているLEDを分岐して沢山に増やしても、各LEDは暗くなるだけですよね。
元々LED点灯の制御をしているLSIのポートはLED一個くらいしか点灯させる能力がありませんし、普通はその上でLED一個に適切な抵抗をつけているので、そこに複数個のLEDをつけても各LEDにはじゅうぶんな電流は流れませんし、ヘタをするとLSIのポートの許容電流値を超えてLSIを壊してしまう可能性もあります。(破壊と言ってもアクセスLEDが二度とつかなくなる程度ですが)
そこで「ぼりゅーむあっぷ!」に目をつけられたようですが・・・・・ぼりゅーむあっぷ!は音声用の「アンプ」ですよ。
確かにぼりゅーむあっぷのアンプ回路では音声入力のカップリング用コンデンサが無い為に正相側のアンプは直流アンプとして動作します。
このコンデンサが無い所に着目してLED点灯回路用にアンプを流用しようとお気づきになられたのでしたら、かなり電子回路に精通されていますね。
が、この製品で出力を大きくするためにBTL回路を構成するため、負相側のアンプは逆相を生成する為の接続でコンデンサでカップリングされている為に直流は通さない構造になっていますよね?
そこにはお気づきですか?
という事は、BTL出力のまま正・負の出力(この回路でのイヤホーン用の出力)にLEDなんかをつないでも、負側の交流動作のために入力の直流成分が微分された状態の信号が出力されるので、抵抗などで電流制限をして普通にLEDを点灯させるLED回路を接続できない事はよくおわかりになると思います。
正相側の出力のみ利用して、入力を直流増幅してやればLEDは点灯させられるかもしれません。
ただ・・・・やはり音声アンプをLEDの点灯用に使うというのは電子回路を知っている人ならまずやらない方法で、コロンブスの卵的に「普通は絶対にやらないけど、こういう方法でもやる事はできる!」という実験と実証がお好きな方なら、どうぞその独特の着眼点と発想を実現するために思い描いた回路を作ってお楽しみください。
私なら、絶対にやりません。
普通はPCのLED点灯回路はマザーボード上の回路のI/O制御用のLSIからC-MOS ICのゲート出力レベルで出力されているので、IC出力に電流制限抵抗がついたものがLED接続用の端子に出ているもので正常に動くLEDドライバ回路を繋いで大量にLEDをつないでもなんともない回路を接続しますね。
PC/AT機の規格を統一するために定められている「OADGのテクニカルリファレンス」を一から読み直しましたか、LEDポートに対しての規定はされていないようです。
という事は「LEDを接続する端子には、LEDの2本の足を+と−を間違わずに配線すればいいだけ」という決まりしか無いという事で、電子回路側はハイサイド出力でもローサイド出力でもどっちでもいいということになります。
そのままの解釈だと、LED端子には別の電子回路との接続は元から一切考えられていないという事で、マザーボードメーカーが自由に設計して良いという事で、ユーザーからすればその中身はどうなっているのかは全く予見不能だという事です。
決まった仕様が無いのですから。
まぁそれでもいきなり12V系の回路で点灯させているわけは無いので、5V系か3.3V系のいずれかのLSIの出力ポートに繋がっているものである事は想定の範囲内です。
という事は、「5Vまたは3.3V系のLSIの出力で、LED電流制限用の抵抗がハイ/ローいずれかの側に付いているであろう出力から信号を取って、本体を壊すことなく本体のLEDも正常に点灯し、追加するLEDを何個つけてもそれも正常に点灯する回路」を設計すればいいだけです。
普通は外部インタフェーとのやりとりをする部分は5V系で動作していますから、ここでは5V系をターゲットにする事で良いでしょう。
ハイサイドコントロールとローサイドコントロールではアクティブ情報を表すデジタル信号がH/Lで逆ですから、それを受けて外部のLEDを点灯させる回路もハイサイド用とローサイド用で全くの逆相のものになります。
ご自分がお使いのPCマザーボードのLED端子がハイサイドコントロールなのかローサイドコントロールなのか、よくお調べになって、適切な回路をお作りになられると良いのではないでしょうか。
出力回路がハイサイドコントロールかローサイドコントロールかわからない場合、元々のLED出力の決まりごとの「LEDを一個、+と−を間違わずに接続する」とのお約束さえ守って下記のようにフォトカプラでLED点灯信号を受けて動作するような回路でも使えます。
この場合本体LEDと並列に繋いだフォトカプラに流れる電流は1mA弱なので特に本体側に影響が出るような数値ではありません。
お返事 2011/9/11
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暗くなると点灯するLEDらいとについて質問です
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とても楽しく、興味深く拝見しています。
(懇切丁寧な解説に頭が下がります。理解できない所も多々ありますが?)
s42、その頃珍しい電子科(高校)で勉強していた者です。
年を取るにつれ、夜中の廊下/階段等の灯かりがほしく、(暗くなると点灯するLEDらいとです。)何点か出来合いの物を買ったのですが、明るい内に点灯しだしたり、明るさがいまいちなどで気に入った物が見つかりませんでした。
このさいとや、他のさいとの回路図を組み合わせ、自分なりに出来るだけ簡単に、下記の様な物を作成しました。
なんとか作動はしていますが、ここは危ない,間違った使い方をしてる、無駄だ、こうした方がもっと良くなる等の意見がほしくて投稿しました。
電源は一般的に安く手に入る、ACアダプターの5Vを使用しています。
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Vcc(+)−*−−−−−−−−−−+
[5V] | |
R1 R2(10オーム)
(1mオーム)| |真暗時両端:
| + 0.69V
| | (69mA)
| |
|2sc LED(OSPW5161P)
| 1815 | 75mA(typ
| |100mA(max
| C−−−−−−*
*−B |ダーリントン接続
| E>−+ |(2sc1815&
| | C 2sc2120)
CDS +−B
| E>+
| 2sc2120 |
= =
GND GND
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44年前の電子科 様
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お返事 |
昭和42年の電子科ですか!?
大先輩ですね。恐縮します。
トランジスタをダーリントン接続して感度を上げた「明るさスイッチ」の回路ですね。
基本的には間違っていないと思います。
よくある回路では1MΩの固定抵抗のところを50〜100KΩ固定+1MΩの半固定抵抗にして「感度調節」ができるようにするのが一般的ですね。
今のまま1MΩ固定でも、お使いになられたcdsの抵抗値とうまく合っていて、無調節でいい感じに動作しているのなら何ら問題はありません。
(cdsにも種類があるので、他の方がこの図を見てこのまま作られてもうまく動作しない可能性もあります)
LEDの電流制限抵抗も、真暗時でちょうどそのLEDの定格くらいの電流になっているようで、LEDを壊す事もなく長い間使い続けられるでしょうね。
ダーリントントランジスタでベース電流を増幅しているだけなので、どうしても「薄暗い時」にはLEDに少し電流が流れてぼ〜と薄暗く点灯したりするでしょうが、それはご本人様が特に気にしない限りは電気的には問題はありません。
そういう中間的な状態を好まない場合は、過去に色々と載せていますが(ダーリントン接続ではなく)トランジスタ2〜3石のスイッチング回路にしてフィードバック抵抗をつけて「ヒステリシスを持たせる」ことで、ある暗さでパッと点灯して、そこから少し明るくなったらパッと消灯するような歯切れのいいスイッチ回路を作ることもできます。
今の回路でも満足されているとは思いますが、もし興味がありましたらそういう回路にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
お返事 2011/9/10
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投稿 |
まったく、ご指摘の通りの点き方をしています。
私はデジタル的な点き方では無く、アナログ的な点き方を好みますので、このまま使おうと思います。
これで、安心して使えます。
本当に丁寧な回答ありがとうございました。
44年前の電子科 様
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お返事 |
それならそのままの回路で大丈夫ですね。
アナログ的な動きをする物もいいものです(^^;
お返事 2011/9/11
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直流を交流に変える回路?
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交流を直流にする方法は分かるのですが、直流を交流に変換する方法はどうすればいいですか?
もき 様
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お返事 |
交流を直流に変換するには「インバータ回路」という回路で電流の方向を交互に変えます。
方式、回路構成は用途により様々なので、もし何かお作りになるならその目的にあった回路や部品が必要です。
こちらでは過去に「DC12V→AC12V、擬似正弦波インバータ」という物を一例として提示しています。
お返事 2011/9/10
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車・周波数とデューティ両方を可変できるPWM LED調光回路
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こんにちは。先日は(グローブBOXの消し忘れ)ありがとうございました。
ふたたびのご相談です。
汎用品の「LEDのデイランプ(デイライト)」を買ってきて取り付けようとしたのですが、安売り品の為かパルス発光しないタイプでして。。。。
そこで電源とデイランプの間に発振回路があればなぁと。。。
毎秒20〜70回程度でデューティー比も可変だとステキなんですが、簡単に出来るもんでしょうか?
もろこし 様
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お返事 |
わざわざ周波数を変えて(しかもそんな低い周波数で)パルス発光させる意味がよくわかりませんが、そういう回路ならIC一個と周辺部品でできます。
実際に作ってみて、意味が無いと知るのも電子工作の目的の1つかもしれませんので、回路図は提示します。
▼クリックすると拡大表示
● VCO回路
周波数を変えたいという事ですので、発振回路はVCO回路で入力電圧によって発振周波数を変えます。
別にタイマーIC 555等でも周波数可変の発振回路は作れますが、PWM制御をするのに綺麗な三角波が欲しいのでオペアンプを使用したVCO回路を使います。
周波数はVR1で約20〜90Hzの間で調節できます。
● PWM回路
オペアンプをコンパレータとして使用し、VCO回路の発振出力をVR2で作った閾値電圧で区切ってPWM制御用のデジタル出力を得ます。
VR2でVCO回路の三角波出力の電圧範囲、約1.5〜3Vを調節してPWMのデューティは0〜100%の間で調節できます。
動作確認用のLED1がPWMで点灯しますので、調節結果(明るさ)は12V系のLED装置を繋がなくてもLED1で確認できます。
● LEDドライバ回路
MOSパワーFET 2SK2231を使用して12V系のLEDをPWM制御して点灯させます。
● 5V電源回路
車、バイクでは12V電源の電圧が変動しますから、VCO回路の発振周波数やその他内部の動作に重要な基準電圧などが変動してしまわないよう、三端子レギキュレータで回路部分の電源は安定化させます。
◇ ◇ ◇
デイライトに繋いで何を目的に使われるのかわかりませんが、「パルス点灯だと省エネで人間の目には残光現象で同じ明るさに見える」なんて事で使われるのでは無いことを祈っています。
お返事 2011/8/3
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投稿 |
点滅してるかしてないか、くらいの速度で発振させるとチラついて見える=目立つ(=デイライトの意図)。というのを狙っていると思われます。
一部のタクシーがそのようなデイライトを使っているようです。最近は自転車用のLEDライトでも見られる機能(?)ですね。
(匿名希望) 様
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お返事 |
えーと、自動車では点滅・明るさの変わる灯火の使用は法律で禁止されてますよね?
チラチラする灯火は「故障」とみなされて、車検などで不良扱いになりますよ。
それと、自転車のライトがチラチラしているのは平滑回路を省いているからで、別にチラチラさせる目的ではありません。
平滑回路を入れると押して歩いている程度の発電能力ではLEDを点灯させられる電圧にならないので、わざと平滑せずに整流(と電流制限)だけしてLEDを光らせるため、速度が遅い時にはダイナモの回転数にあわせてチラチラチラチラと嫌な点滅をします。
もし、「チラチラさせるのが注意を引いて良い!」という理屈なら、早く走っている時でも注意を引いたほうがいいのでずっとチラチラさせる回路を入れて点滅させているでしょう。
実は、「デイライトは低い周波数の点滅で点灯させたほうがエコ(省電力で高効果!)である」と書いている車関係の人のHPがあるんですよね(^^;
それを実現するには、単にデイライトにこんな発振回路を繋ぐだけではなくて、デイライト自身のLEDへの電流供給量とかも調節して、総合的に色々な実験や研究をしないと、単にデイライトをこんな風にPWM点灯しても何も意味が無いんです。
質問者様がエコになると信じてこれを作っても、これをそのまま繋いでもどう考えても単に暗くなるだけであまり意味が無いなぁ〜と思って最後の一文をつけさせて頂いていますが、製作した結果や使用感のお返事も何も無いですから、きっと目的のお役には立たなかったのでしょう。
どの記事も、掲載後約2ヶ月を過ぎてお返事の無い物はお役に立たなかったものとして、それ以上は関わらないようにしています。
2ヶ月以上経ったものには質問者様以外はレスもしないでくださると助かります。
お返事 2011/10/7
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プルアップ・プルダウンについての質問
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以前、74HC123の使い方を教えて頂いた新井です。
理屈が分からず、初歩的な質問させて下さい。
ロジックICにおいての入力処理の方法ですが、プルアップ、プルダウンと言うように、抵抗をぶら下げて処理するように、なんとなく教えられて来ましたが、どのような時、どちらを
採用すれば良いのか、また、プルアップ、プルダウン同時に行った場わいに不都合があるのでしょうか。
教えていただければ有難いです。
過去にご説明があったかも知れませんが重複するようでしたらお許し下さい。
新井 様
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お返事 |
ロジックICの入力はオープンにしてはいけません。
必ずHIかLOWかのどちらかの状態でなければ論理的な動作ができません。
この入力判断を行う電圧範囲はICの種類によって違いますが、おおよそHIは電源電圧、LOWはGND電圧だと考えておきます。
入力端子がHI電圧でもLOW電圧でもなく、その間だったり全然電圧が加えられていなかったりすると、ロジック(論理)回路がHIだかLOWだかわからなくなり、誤った出力やノイズ等による発振などとんでもない出力状態を引き起こします。
ロジックICの入力端子にオープンになる回路を繋ぐ場合、プルアップまたはプルダウンが必要になります。
ロジックICの出力のように、必ずHIかLOWかの出力の回路をつなぐならプルアップやプルダウンの必要はありません。
たとえば、ただのスイッチ。
スイッチは普通はOFFの時にはオープンです。ですからOFFの時にロジックICの入力がオープンにならないよう、必ずプルアップかプルダウンしてHIかLOWかどちらかの状態になるよう回路を設計します。
プルダウンするのか、プルアップするのかは何の回路をどういう目的で作るのかで変わります。
たとえば、ロジック入力から先の回路で「OFFの時にはLOWが欲しい、ONの時にはHIが欲しい」という回路であれば、入力はプルダウンして常時LOWでスイッチがONになった時にはHIになる回路が必要でしょう。
入力要件が逆ならプルアップして常時HIでON時がLOWなど、全く逆です。
また、入力回路側の都合ではなく、ロジックICに信号を送る側の都合という場合もあります。
たとえば、送り元がオープンコレクタ出力でNPNタイプの場合、OFFで開放(オープン)、ONでGNDに落ちる出力形態ですから、そういう回路とロジックICの入力を繋ぐにはオープンにならないようにプルアップが必要です。
出力がPNPタイプであれば、ONでVccと接続されますから開放(オープン)時にはLOWに落としておいてやらないといけないのでプルダウンします。
このように、ロジックICの前に繋ぐ物やロジックICから後ろでどんな論理状態が必要かでプルアップするかプルダウンするかは決まります。
プルアップ抵抗、プルダウン抵抗の値は、回路が閉じて抵抗を電流が流れる場合の電流値がスイッチやトランジスタなどの素子の許容定格以内で、かつ膨大な電流を流して回路全体の消費電流をむやみに増やしてしまわない値、そして電流が少なすぎてノイズ等の変動に影響されるような弱い電流でも無い値で、と繋ぐ物や回路構成によって設計します。
「プルアップとプルダウンを同時にすると?」という質問に対しては、そんな事絶対にしないので考えなくてもいいです。
同じ抵抗で電源とGNDに繋いだら、オープン時にはロジックICの入力電圧は規格で禁止されている、HIでもLOWでも無い電圧となるので、誤作動させたいのなら別にいいですが、普通はそんな規格外になるような繋ぎ方は絶対にしません。
お返事 2011/7/23
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投稿 7/25 |
お忙しい中,早々回答頂き,有難うございます。
大変よく分かりました。
今後も、御教授頂ければ有り難いです。
新井
新井 様
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良品状態を読み込むハーネスチェッカーを作りたい
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仕事で主に自動車用のハーネスを製造しているのですが、ハーネスのチェッカーを作りたいと思案しています。
仕様は、基本的にマイコンを使い、良品のものを読み込んでそのもデータと比べて合否をチェックするタイプで、NGの場合にはチェッカーのモニタにNGのpin番号と不良の内容が出れば(記号ででもOK)良いと考えています。更にそれをメモリして後でPCで出力できればなおいいです。 検査内容は、全ピンとのオープン/ショートが見れれば良いと考えています。
予算的には5万円くらい見ています。マイコンは PIC か H8 でコストパフォーマンスが高いものがあれば良いのですが。。。。
無理難題でスイマセンがよろしくお願いします。
あーりー 様
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お返事 |
良品の配線状況をメモリーしたりするなら、PICではIC本体内のメモリー容量が少ないので容量アップのために外部にシリアルEEPROMか何かを繋がないと無理があるかもしれませんね。
各ピンのチェックにはPIC等でI/Fを組んで、全体をコントロールする部分(マスターコントローラー)にはH8等のマイコンでメモリー容量も多いものを使うのが回路構成も簡単で安く済むのではないでしょうか。
PCとの接続もシリアル端子があれば通信できますし。
果たして最大で何本のチェックをするチェッカーを作りたいのか不明ですが、回路図や制御方法は「100Pin対100Pinの導通チェッカーのつくりかた」で示してるPIC使用の回路図を参考にしてみてください。
配線I/F部分だけ増やせば何百本のチェックでもできますよ。
お返事 2011/7/15
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LEDが光る金属探知機を自作したい
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沖縄在住の仲村と申します。
以前、投稿した際は丁寧な回答を頂きありがとうございました。
今回、金属探知機を作成したいのですが、以下の仕様を考えております。
主な用途:壁に打ち込まれた釘などを検知する。
1.金属を探知したらLEDを光らせる。
2.感度は可変抵抗などで調整可能。
回路を考えてみましたが、皆目検討がつかない状況で困っております。
宜しくお願い致します。
仲村 様
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お返事 |
「金属探知機」は、昔の子供向けの電子工作本には必ずと言っていいほど載っていた「遊べる」回路です。
基本的にはトランジスタで作る「LC発振回路」で、L(コイル)に金属を近づけると共振周波数が変わって発振周波数が変わるのを、「ぴー」とか「ぷー」とかの音にして「音が変わったらお宝が埋まってる!」とか「凶器を隠し持ってるぞ!」と人間に教えるものです。(LEDは光りません)
単に音を出すだけならトランジスタ数石の回路でできますが、元が発振周波数が変わるだけの回路なので「LEDをつける」とかにすると、たったLED一個のためにかなり面倒なことになります。
たとえば、LC発振 → F/V変換 → 閾値判定 → LED ・・・とか?
単純に発振周波数からF/V変換すると、わずか数%程度の周波数の変化を出力電圧では判定するのはとても難しいので、やはりLC発振部には同周波数の基準発振回路を付けて「ビート検出」回路を入れて変動値の大きな低周波出力をF/V変換しないとダメでしょうね。(あくまでアナログ部品で作る場合)
うちにも一台ありますが(確か7000円くらいした…)、工事用の「壁の中の釘や柱を検出する装置」では昔の金属探知機回路ではなく、PICマイコンなどプログラム処理できるチップを載せて、検出部の発振周波数をデータとして読み取ってそのデータの変化に応じてLEDを光らせるようにしています。しかもLEDの点灯数によってターゲットが近いか遠いかとかまでわかります。
これなら「微細な変動でもLEDを点灯する」ような動きなら「感度が高い」、「かなりは反応しないとLEDはつけないぞ!」という動きなら「感度が鈍い」という風に見せかけて感度調節も簡単にできます。
ということで、そういう物を作るならPICなどマイコンを使う必要があるので、こちらのコーナーでは取り扱いしない範囲の工作となります。
また、もし全部アナログ回路(ロジックICは使うでしょうけど)で作ると、どう考えても「壁の釘を探す」機械にしては大きくて持ち運びや壁に当てて使うにはちょっと大げさすぎる代物になると思いますので、今回は回路図の提示は行いません。
それで、壁の中の釘を探したいのであれば、ご希望通り「LEDが光る金属探知機」が超破格値で秋月電子通商で売られています。
『WP105金属/電圧探知機 [M-00808]』で、たったの500円!です。
普通に工事用の壁裏探知機を買えば3000円〜1万円はしますから、超破格です。
ただし、工事用の物は壁の裏の木の柱など非金属も検知できるスグレモノですが、これはあくまで「金属探知機」なので金属にしか反応はしないでしょう。
それと、私は購入したことが無いのであくまで「500円金属探知機が売られている」という情報のご紹介までです。
性能はいっさい知りませんよ。なにしろ500円ですから。
お返事 2011/7/9
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投稿 |
月電子通商の『WP105金属/電圧探知機 [M-00808]』を拝見しましたが、期待していた回路図が残念ながらありませんでした。
LEDを光らせるのは大変だと良く分かりましたので、音を出すだけなら、回路図の提示は可能でしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが宜しくお願い致します。
仲村 様
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お返事 |
・・・いや、自作するより安いから(釘を探したいのなら)買って使ったらどうですか?という意味ですが。
7月に入ってからは多忙でご期待にお応えすることができません。
ほかの方の回路図の提示もまだですが、文章だけで済む(既製品を紹介する)問題だと思い、ほかの方の投稿より先に公開致しましたが、もし回路図が必要であれば投稿された順番通り、ほかの方の回答の後に考えさせて頂きます。
ぶっちゃけ、本音を言えば音を鳴らすタイプのものなら「金属探知機 自作」でネット検索すればズバリ回路図や製作方法が出てくるんですが、それではダメなのでしょうか?という感じです。
ご希望の「LEDを光らせる」「感度調節ができる」という部分を捨てて、ごくごく普通の自作金属探知機の回路図なら探せばぽろぽろと出てくるんですけど・・・。
お返事 2011/7/10
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投稿 7/12 |
ネットで検索したところ、沢山でてきましたので、このなかから自分でも作れそうなものを探してみようと思います。
作りながら、迷ったときに、また質問させて頂きたいと思います。
お忙しいところ有難うございました。
仲村 様
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