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● お願い・・・というか、電子回路の初歩的な質問をされる方へ
時々「トランジスタってどう使うんですか?」「回路図の記号の種類は?」「回路図の読み方を教えて下さい」「ボリューム・半固定抵抗の繋ぎ方がわかりません」「電池の繋ぎ方を教えて下さい」などの初歩的な質問を頂きます。また「入門に適した本を紹介して下さい」というご質問も複数回頂きました。
電子工作の基礎は専門の書籍でまとめられている物を読んで勉強するのがいちばんです。
書店の電気・電子コーナーに行けば「電子工作入門」みたいなタイトルで初歩的なところから解説した本が何種類か売られていますので、できれば書店で実際に中身を見て、ご自分が見て「わかりやすいな」と思った本を購入して勉強してください。
ただ、「○○工作入門」系の本だと何かの工作物や電子回路が先にありきで、それの組み立て方等を紹介する事に主眼を置いていて、「抵抗ってなんだろう?」「トランジスタの3本足の意味は?」等については解説していない本が多いようです。
工作物の作り方では無くまずは回路図の読みかたや電子部品の種類と働きを知りたい!という電子回路に興味を持ち始めた方には適した本が書店には置いていなかもしれません。(技術者向けの専門書籍は入門者には難しすぎます…)
そこで次の教則本をみつけましたのでご紹介しておきます。(実は平成8年に刊行されていたそうです)
電子部品の種類や原理・動作についての入門書としてこの世界では「エレキット」で有名な株式会社イーケイジャパンより『よくわかる電子回路の基礎の基礎 (SOFT-22)』と『よくわかるディジタル回路の基礎の基礎 (SOFT-26)』という二種類の冊子が発売されています。
内容は具体的な何かの回路やキットの回路図についての説明ではなく、本当に初歩的な「抵抗とは何か」などの部分からの説明になっていますので、電子回路の基礎を学びたい方はこういった教則本を購入されるのも良いかもしれません。
逆に「○○回路を作ろう!」的な内容では無いので基本的すぎてつまらない!と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
エレキットのHP通販、全国のエレキット取り扱い店舗(置いて無い店も多い)などで購入可能です。大阪日本橋ではシリコンハウス共立1Fのキット販売棚の足元にダンボール箱に入れて無造作に売られています。いや、一応ビニール包装しているので無造作では無いのか?(^^;
尚、ここでご紹介した本が売れても『気の迷い』には一銭も入ってきません(笑)